骨太さを体感したいならこのBeefy-Tを。数ある肉厚Tの中でもBeefyはボディーに、ネック部分などの縫製には2本針を施し、無敵の支持率を誇るド定番。コットンのセレクトから始まりボディーの節々に古き良きアメリカらしいタフな作り込みを施しているから、着込んで洗い込んでも着込んで洗い込んでもヘタらずク タらない。試行錯誤の末に出来あがったボディーには、そのタフネスぶりから牛の意味を持つ「Beefy」と言う名前が与えた。そう、BeefyはHanesがそのクオリティー・タフネスぶりをHanesが誇りに思う傑作なのである。そしておよそ30年に渡るロングセラーっぷりは、知ってか知らずか着る側が'77年来の「変わらぬ作り込み」を感じているからだろう。そんな傑出した存在のBeefyは元々ヒッピー文化の象徴でプリントTのボディーとして開発された。今でこそプリントTと言えば夏のトップスの代名詞とも言えるが、 当時はまだTシャツ=下着でしかなかった時代。印象をひっくり返すには中途半端な出来のボディーではなく、Tシャツ=下着と言う常識に対して有無を言わせず“トップスらしさ”を感じさせる必要もあっただろう。Beefyは時代を変えるそんな役目を負っていたからこそ、傑出した姿で世の中に現れ、歴史に名を残す傑作になった のかも知れない。