ナタナエル・ベリ(Natanael Berg:1879年-1957年)はスウェーデンの作曲家。
アッテルベリやペッタション・ベリエルに続く20世紀前半のスウェーデンの偉大なる作曲家。
1879年に生まれた彼は獣医の資格を持ち、1939年まで国防省で少佐として軍馬の管理をしていた。
健康診断の準備の傍ら音楽を勉強し、ステンハンマルからも指導を受けた。
彼の5曲ある交響曲はすべてタイトルを持ち、描写的で豊かな世界を構築している。
第1番の交響曲は、4楽章を作曲中にあのタイタニックの悲劇が起こり、それまで書いていた楽章を破棄、葬送行進曲を付けくわえたもの。
主要作品
・交響曲第1番『生あるものはすべて滅びる』
・交響曲第2番『四季』
・交響曲第3番《力 (Makter)》 (1917)
・交響曲第4番『小交響曲』
・交響詩Traumgewalten(夢の支配)
・ピアノ協奏曲
・組曲「ビルギッタ」
・敬意 (Reverenza) (1948-49)
・『公爵の求婚者 (Hertiginnans friare)』 組曲 (1920-21)