米インターネット検索最大手グーグルは6日、米国で電子書籍を販売するサイト「グーグル・イーブックストア」を開設し、同書籍の取り扱いを始めた。販売対象の作品数は300万点を超え、世界最大規模。パソコンや高機能携帯電話(スマートフォン)の機種を問わず、読める。欧州は来年3月までに、日本では来年中に販売を開始する見通し。
電子書籍は米アマゾン・コムなどの専用端末で人気が出て、販売金額が前年から3倍のペースで伸びている。
グーグルはこれまで本の内容を検索して、最大20%まで読めるサービスを展開していたが「イーブックストア」で販売にも参入。新刊本やベストセラーなど数十万点は有料で、著作権が切れた古典などは無料で読める。
電子書籍を読むにはウェブ閲覧ソフトを使用する。米アップルの携帯端末やグーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した携帯電話用には専用ソフトを無料で提供する。全米の約4000の出版社が電子書籍を提供。グーグルのサイトから直接買えるだけでなく、独立系の多くの書店が開設しているサイトでも購入できる。
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