いまやドイツのケルンといえばエキスペリメンタルなエレクトロニック・ミュージックの宝庫といった感があり、すばらしいアーティストが次々に優れた作品を発表している。そんなケルンのシーンにおける現在のトップ・ランナーといえばやはりこの人トーマス・ブリンクマンではないだろうか。古くはPROFANレーベルからミニマルなクラブ・トラックで話題となり、その後は彼のレーベルMAX ERNSTからの一連の作品によって高く評価され、同時にSOUL CENTER名義でのファンキーなミニマル・トラック、ESTER BRINKMANN名義での実験的なエレクトロニカ作品を次々とリリース。いずれも前衛的な精神で満ち溢れたすばらしいものばかりだ。また先頃TRAUMレーベルからリリースされたミックスCDではC.U.T.名義でのリミックスを含む音響的でダビーなサウンドを聴かせてくれた。彼のように徹底したアプローチで作品を発表し続けるアーティストはシーンにとっても非常に刺激的だ。
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