魔法の言葉。
・意中のあの人を振りまかせる言葉
・夢が叶う言葉
・お金持ちになれる言葉
・初対面の人と大親友になれる言葉
・自分を一言でわかってもらえる言葉
・世界が平和になる言葉
・沈んだ自分を立ち直らせてくれる言葉
・死にたい自分を改めさせてくれる言葉
・・・そんなものは存在しない。
確かに、
言葉はとても力強い。
言葉はとても繊細だ。
言葉はとても暖かい。
言葉はとても冷たい。
言葉は万能だ。
だが、口にするのも耳にするのも人。
出発点も終発点も人。
同じ言葉でも使い方は違い、
同じ言葉でも意味合いは違い、
同じ言葉でも受け取り方が違う。
願う者。待つもの。信じる者。
破棄する者。捨て去る者。諦めるもの。
マイナスはマイナスで。プラスはプラスで重なり合ったとき、
はじめて言葉は魔法となる。
言葉は出会いであり、きっかけに過ぎない。
人そのものが魔法そのものなのだから。
辛い時、負けそうなとき、挫けそうな時。
泣いた日、孤独な時、何かに押しつぶされてしまいそうな時。
そんな時、いつも傍で、果ては遠くで支え続けてくれた言葉を紡ごう。
言葉の魔法は存在する。