巻(旧巻町)の郷土玩具「鯛車」のコミュです。たくさんの方に興味を持っていただこうと作りました。どうぞお気軽にご参加ください。
●鯛車の歴史と復活への活動●
その由来は不明ですが、お盆の時期になると子どもたちが引いて歩いた郷土玩具、それが「鯛車」です。
古老の説によると、江戸時代の末期頃から巻(旧巻町)にあり、花屋(造花屋)や籠屋が作っていたそうです。
材料は素朴なもので、細く割った竹を芯にして鯛の原型を作り、そこに紙を貼り、溶かしたロウでうろこを描き、赤い色をつける。
夕暮れ時になると、ろうそくを灯し、浴衣姿の子ども達が軽快な下駄の音色と共に町中を引いて回る。
鯛の赤とウロコがろうそくのあかりで美しく揺れる。
お盆の時期に限られたことを考えると、先祖の霊を慰めるための仏事が起こりという人もいます。
昭和の全盛期には、子どもの数と同じ台数の鯛車を作っていたそうですが、その後作り手がいなくなった為、長い間姿を消していました。
数年前、幸運な偶然が重なり、鯛車を復活させようと活動が始まり、今も続いています。
年に数回行われる「鯛車教室」では、初めてでも丁寧に教えてくれる先生達がいます。
この先生達も最初は生徒でした。
みんな時間も忘れて鯛車作りに励みます。
鯛車を通して温かい輪が広がっています。
お盆の時期になると、作品を集めて「鯛車展」を開催。その場でしか買えないグッズの販売、鯛車の貸し出し(無料)も行っています。
ホームページができました。
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