言わずと知れたロシア音楽界の救世主。
少数民族のオセット人でありながら、ロシア魂の継承者。
他のエリート指揮者たちとは一線を画すその存在感は、まるで開演直前にウォッカ一本空けたのでは?と思わずにはいられない彼の風貌と佇まいにある。
(『シャイニング』のジャック・ニコルソンではないですよ、トップ画像は)
それはやはり彼の「血」から来るのでは、と不肖管理人は密かに思う。
オセット人の両親のもと生を受け、悲劇の地コーカサスにて多感な少年時代を過ごしたゲルギエフ氏の紡ぎ出す「重厚」かつ「泣ける」音は、厳しい北の大地を想像させずにはいられない。
それはまるで、少しぬかるんだ永久凍土の中を歩いているようだ。
こういう貴重な「チョイよごれ系」の指揮者に、世間はもっと目を向けるべきである。
シャンパンや高級ワインじゃなく、ウォッカや安葡萄酒が似合いそうなゲルギエフに・・・
ちなみに、先日相撲界を追放された露鵬・白露山の兄弟もオセット人でした。
日本において、残るオセット人の有名人はゲルギエフ氏のみである。
頑張れオセット人。
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