[legnect.inc]は、集団であり、共同体である。
また、システムであり、複雑系的なメカニズムを持つ。
なお、個人レベルの性質の単純な総和に留まらない性質が、
全体としての[legnect.inc]に創発的に現れる。
それらは、我々[legnect.inc]が認識しているレベルにおいて、
あえて言語化を試みるのであれば、
「現代の腐敗したアートを本質的なものへ回帰させる意思」
と述べるべきであろう。
しかし、[legnect.inc]個人レベルにおいて
共通の目的意識は存在しない。存在するのは、
構成員が持つ個別の目的から創発的に生じた
[legnect.inc]の意思のみである。
その意思が生み出すアートは、音楽、絵画、文学の
ネットワーク的なものであり、それらは互いが互いを生み、
リンクを結んでいく。
[legnect.inc]の殆どの構成員は、見捨てられ、
無視されてきた過去から生じた、抑圧、表現の規制、
マジョリティに因り曲げられた心を持つ。
[legnect.inc]は、芸術を媒介し
それら抑圧された感情を昇華させる。
現状、もはや構成員の殆どは、創作により自我を維持せざるを
得ない状況に置かれている。しかしながら、生まれ持った
身体及び精神障害というのは、あくまでも
カテゴライズ、いわば、ある視点から切り取った
解釈程度に過ぎないと[legnect.inc]は捉える。
[legnect.inc]が生むアートは、永劫回帰的な
宇宙観において、知性を有する人種のみに生じるであろう、
無限ループと呼ばれる根源的な恐怖からの脱出点である。
そして、[legnect.inc]は、現象であり、現象ではない。
[legnect.inc]は、情報の流れの濃密な領域である。
[legnect.inc]が創り出すアートは、いわば情報の結節点であり、
それらは現象的に発生し、影響力を持った模倣子として、
やがて社会に拡散していくであろう。
……[legnect.inc]は、破壊、再構築を繰り返す。
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