道州制区割りで4案が出ましたが、近畿地方は2府4県合併しかありません。
区割り論議が東京の視点で、地方の意見が無視されていたり、全く考慮されていなかったりする点が問題です。関西州の問題点は、
・州の規模が他の州に比べ大きすぎ
・大きすぎるが人口や経済規模の半分近くが大阪で、大阪の借金返済
に周辺が税収を取り上げられ、必要な税金が回らない可能性がある。
・どこまで権限委譲があるかの議論なしに先に区割りで、霞ヶ関詣で
が大阪詣でに代わるだけになりそう。滋賀や和歌山は州都から遠く
不便に。
・ドイツやフランスの州は日本の2県分ほどで、この程度が適切。ア
メリカを習い大きい州にしているが、人口密度のきわめて低いアメ
リカを参考にするのはおかしい。
・関西の名称自体箱根の関所の西の辺境という蔑称。京都は日本の中
心なので近畿にすべき。
・隣接するからくっつけているだけで、京都と大阪は元々流動が少な
く経済圏も別個。
・京都から見れば、むしろ経済的人的交流の大きい福井をはずされ、
三重の一部をはずされているのは地域の実情に合わない。
・大阪と一緒になれば州知事はタレントになる。
(京滋ではありえない)
・上記は一例だが、京都と大阪は文化や気質が違いすぎるので一緒に
なれば京滋は埋没する。
提案として、
?京都府と滋賀県の合併、さらに福井県または福井県嶺南と合併、三
重県の伊賀地方との合併で別個の州を造る。
(区割りは滋賀県の提案に基づく)
ふさわしい名称→京都州:都を意味する名称
近畿州:王城の地の周囲を意味する名称
?京都市は特別市にし、州都は滋賀県内に設置する。
?京都都市圏自治体ネットワークhttp://
を中心にした地域づくりを行う。必要に応じて人口急増の隣接地域
は京都特別市と合併。新しい州は滋賀県を中心に豊かな財源で水源
や森林保全など環境保全に力を入れる。
これをたたき台に、京滋で新たな州を作る運動をしましょう。
★参加資格★ 申請時に答えてください。
?京滋または福井県、三重県在住者(必須)
(京滋の意味がわからない人は在住者とみなさずお断り)
他所の人が決めるのではなく、住民が決めるべきです。
?関西州に入ることに抵抗がある方。
?京都府と滋賀県の合併に賛成の方。
?京都と大阪が一緒にされることに抵抗を感じる方。
?京都市の特別市構想に賛成の方。
↓はじめましてはこちらへ統一
http://
■参考資料■滋賀県の「分権時代の県のあり方研究会」より
道州制へ 府県合併3例を併記 滋賀県、報告書案提示
滋賀県の「分権時代の県のあり方研究会」が18日、大津市の県公館で開かれ、 道州制に向けた府県合併のパターンとして、事務局側が「滋賀県と京都府」「両府 県と福井県の一部」「近畿2府4県」の3例を併記した報告書案を提示した。県は 今後、道州制の議論が本格化した際のたたき台とする方針。
案では、京都府との合併の長所として
▽古代から都が置かれた地域として縁が深い
▽双方の独自性が維持できる
▽京都市が「特別市」などになれば、滋賀が州の中心を担える−
の3点を挙げた。
合併すれば人口は391万人で、同規模の静岡県と比較 した上で、約860億円の経費削減が可能と試算した。
他の2例については
▽原発が州内にあれば、資源面で近畿圏に大きな影響力を持てる
▽2府4県の合併なら首都圏に存在感を示せる−
との長所を示す一方、
▽福井県の一部だけを分離するのは困難
▽政令市が中心となり滋賀地域が衰退する−
などの 短所も指摘した。
国松善次知事は研究会の席上、「滋賀はどの例でも東端になるが、経済では大阪圏と名古屋圏の中間に位置する。この優位性を生かした県の在り方も考えたい」と述べた。
(2005年2月京都新聞)