国際雪形研究会

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詳細 2013年5月2日 14:55更新: 「雪形って知ってますか？」
　春から夏にかけての雪融けの時期に、山の斜面に現れる様々な残雪模様を「雪形（ゆきがた）」と言います。これは、昔から農事暦として農作業の開始や豊凶を知る目安として利用されてきました。しかし、近年の農業の進歩や気象観測の充実などにより農事暦としての意味はなくなり、わずかの有名な雪形を除いて、ほとんどの雪形は忘れさられようとしています。雪形は外国にもわずかに存在することが国際雪形研究会の調査で明らかになってきましたが、雪形は日本特有の文化です。その意味で、「雪形」は世界に誇る日本の文化遺産と言えます。研究としての雪形は、従来民俗学的な分野でのみ行われてきましたが、国際雪形研究会の活動を通して、雪形には、地球温暖化などの気候指標として、地滑りなどの地表変動の指標として、また山岳部の積雪分布の指標として等の科学的な意味があることがわかってきました。さらに、雪国の景観や観光資源として、子供たちの教育や自然観察の素材としての意義があり、雪の無い地方の人々や外国の人々の関心を引きつける可能性を大いに秘めています。
　この様な雪形を研究しているのが、「国際雪形研究会」です。その目的は、自然環境とのふれあいの中で、現在消滅寸前の日本が世界に誇る文化遺産である「雪形」を、将来への財産として整理・分類するとともに、雪国の人のみならず雪のない地方や全世界に発信し、雪形文化を発展させていくことです。そして、この国際雪形研究会の活動の一環として、雪形の魅力を全世界に向けてアピールするための情報発信基地として、雪形ホームページ（http://www.yukihaku.net/yukigata/）とともに、このコミュニティーがあります。
さあ、この案内をご覧になった皆さん、そんなに難しく考える必要はありません。この雪形が見直されたのはまだ最近のことなのです。ですから、今興味を持ちはじめた人でもすぐに最前線の雪形学者になれます。もし少しでも興味をお持ちになりましたら、早速コミュニティーに参加するか、または雪形ホームページを覗いてみて下さい。
　…雪形があなたを待っています。…