「朱鷺」大空へ

学名「ニッポニア・ニッポン」の朱鷺（トキ）コウノトリ目、トキ科。

かつては日本の各地に生息していたが、日本のトキは明治以降激減し、１９３４年に天然記念物、１９５２年には特別天然記念物に指定され、１９６０年には国際保護鳥に選定されました。日本最後生息地の佐渡島に生存していた雌の「キン」も２００３年１０月１０日死亡し、日本産のトキは絶滅してしまいました。

１９９９年、中国政府より２羽のトキが日本に贈呈されることになり、現在、トキ保護センター、順化センターでは「友友」「洋洋」ペアから生まれた「優優」をはじめ、１００羽を越えるトキが飼育されています。

２００８年９月２５日、試験放鳥。佐渡の空に１０羽の朱鷺が舞った。