加藤善之【東京大学】

詳細 2014年4月19日 20:32更新

加藤善之くんを応援するコミュです。

　加藤　善之（かとう・よしゆき）昭和６１年７月１９日、横浜市生まれ。２２歳。小２から「上郷バイキングス」で一塁手として野球を始める。栄光学園中学で投手に。栄光学園高校ではエースとして２年の夏に全国高校軟式野球選手権に同校として初めて出場。１回戦の鹿児島実戦では延長１４回、２２２球を投げ抜いたが、２−３で逆転負けを喫した。その年の秋、東京六大学を見て、神宮でプレーすることを夢見た。１浪の末、東大に入学し、硬式野球部に入部。１年春の新人戦で神宮デビュー。2007年の１０月２１日、リーグ戦初登板を果たし打者３人をノーヒットに抑える。現在は学生コーチとして東大投手陣を支える。１７８センチ、７３キロ。右投左打。

東大野球部の選手紹介
http://www.tokyo-bbc.net/cgi-bin/member/profile.php?category=player&name=kato_yoshiyuki

東大な人　インタビュー
http://www.ut-life.net/people/y.kato/

うるぐす
http://jp.youtube.com/watch?v=yOTSCKO86oU

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“東大のアボット”公式戦デビュー　加藤投手「やっと一歩」
10月21日21時1分配信 産経新聞


　生まれつき左手と左足に障害を持つ東大２年の加藤善之投手（２１）が２１日、神宮球場で行われた東京六大学野球の立大２回戦でリーグ戦デビューを果たした。「やっと一歩を踏み出せた。思ったより緊張しなかった」。チームが敗れたため笑顔はなかったが、わずか７球で打者３人をノーヒットに抑え、充実感が漂った。
　加藤投手は生まれつき左手指が親指と小指の２本で、左足も甲から下がない。義足を付け、投球動作が終わると同時に左から右へグラブを持ち替え守備態勢に入る。右手首に障害がありながら大リーグでノーヒットノーランを記録したジム・アボット投手をほうふつさせる。
　小学２年で軟式野球を始めた。平成１５年、栄光学園高（神奈川）の２年生エースとして軟式の全国大会に出場。初戦で負け投手になったが、延長１４回を１人で投げ抜いた。
　球威はさほどないが、東大生らしい“頭脳的”な投球が持ち味。「打者をどう打ち取れるか」を常に考え、打者心理を考えて配球を工夫する。
　好投のデビューとなったが、中西正樹監督は「たまたま。次も（今日のような投球を）できれば…」と厳しい。本人も「レベルアップして、先発を目指したい」とさらなる活躍を誓った。（太田明広）

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＜東京六大学野球＞立・明が雪辱　「東大のアボット」初登板
10月21日18時51分配信 毎日新聞



神宮のリーグ戦デビューを果たした東大の加藤善之



　◇手足に障害ある東大・加藤、デビュー戦でこん身の７球

　手足に障害がある東大の加藤善之（２年・栄光学園）が２１日の立大戦で神宮のリーグ戦デビューを果たした。試合は１−４で敗れたものの、九回に登板し、無失点に抑えた。

　直球にスライダー、シュートを織り交ぜ、打者３人を遊飛、左飛、中飛に打ち取った。わずか７球だったが、２１歳の右腕は「ブルペンにいた時は緊張したけど、マウンドでは普段通りの感覚で投げられた。やっと一歩を踏み出せた」とすがすがしい表情を浮かべた。

　左手は生まれつき親指と小指しかない。左足も甲から先がないため、義足を付けている。投球後に左手にはめるグラブを右手に持ち替え、打球に備えている。高２で出場した０３年の全国高校軟式野球選手権では、１回戦で延長十四回、２２２球を一人で投げ抜いた。かつて米大リーグ・ヤンキースなどで活躍し、右手に障害を持つジム・アボット投手に似ていることから、「和製アボット」として注目された。

　東京六大学にこだわり、野球エリートの少ない東大進学を決意。１年間の浪人を経て、昨春入学。今秋のリーグ戦からベンチ入りした。「『東大のアボット』と呼ばれることに抵抗はない。次は勝ち試合で投げられるようになりたい。先発もしたい」。挑戦は始まったばかりだ。【山本亮子】


最終更新:10月21日22時21分

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手足に障害、東大の加藤投手がリーグ戦デビュー
2007年10月21日23時04分

　東京六大学野球（神宮球場）で、生まれつき左手が親指と小指だけで、左足も甲から先がなく義足の東大・加藤善之投手（２年、神奈川・栄光学園）が２１日、立大２回戦でリーグ戦デビューを果たした。



左利き用グラブを左手にはめ力投する東大の加藤投手＝神宮球場で

　９回、５番手として登板。「ブルペンでは少し緊張したけど、普段通りに投げられた」。得意のシュートでバットを折るなど、三者凡退に抑えたが、試合は１―４で敗れた。

　加藤投手は右投げだが、左利き用のグラブを使う。球を投げ終えると、左手のグラブを外して左脇に挟み、素早く右手にはめ直して捕手からの返球を受ける。高校時代は軟式野球を経験し、０３年夏はエースとして全国大会にも出場した。

　１年春の新人戦で初めて神宮球場で投げてから、ずっと目指してきたリーグ戦のマウンド。「新人戦以上の球が投げられたが、今はまだ力がない。最終的には先発を任される投手になりたい」。一歩一歩、着実に階段を上っている。

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東大のアボットが堂々デビュー
10月22日8時2分配信 スポーツ報知


　◆東京六大学野球第７週第２日　東大１−４立大（２１日、神宮）　前日（２０日）、リーグ戦連敗を４８で止めた東大は左手、左足に障害を持つ投手・加藤善之（２年）が立大戦でリーグ戦デビューを果たした。９回からマウンドに上がり、１イニングを打者３人で抑えた。堂々の投球に「思ったより緊張しなかった」と振り返った。試合は立大が４−１で勝ち、１勝１敗とした。明大は今季初先発の白石守（４年）が５回２／３を無失点と好投、優勝戦線に踏みとどまった。

　あこがれの舞台に立った喜びを、かみしめる時間はなかった。加藤のリーグ戦デビューは７球で終わった。「ブルペンでは緊張していたけど、マウンドに登った後は普段通り投げられました」汗をぬぐいながら、こう振り返った。

　３点を追う９回、５番手として登板。先頭打者・田頭を遊飛、続く中山を左飛に打ち取って２死。さらに五十嵐に対しては初球、シュートでバットを真っ二つにへし折ってファウル。２球目、抜いたカーブで中飛に仕留めた。軽快にベンチに戻るとチームメートからハイタッチで迎えられた。

　右投げの加藤は生まれつき左手の指が３本なく、左足の甲から先は義足を付けている。グラブを左手の親指と小指にはめて投球し、投げ終わると右手にはめ替えて捕球。しかし、その動作に全く違和感はなく、米大リーグでノーヒットノーランを記録した隻腕、ジム・アボット（ヤンキースなど）をほうふつさせる。加藤自身、「ハンデだと思ったことはありません」と言い切る。

　球歴も輝かしいものだ。神奈川・栄光学園高では軟式。２年夏には全国高校軟式野球選手権に出場した。１回戦の鹿児島実戦では延長１４回、２２２球を投げ抜いたが、２−３で逆転負けを喫した。その年の秋、東京六大学を見て、神宮でプレーすることを夢見た。１浪の末、昨春、東大に入学したのだ。

　この試合、「最近になって変化するようになった」というスライダー、シュートを駆使した。「１年の時は、ただ強いボールを投げたいだけだった。でも、今はどうやって打ち取るかを考えながら投げている。捕手の意図がわかるようになった」昨春、秋、今年の春と新人戦で神宮のマウンドに立ったが、その経験を生かして着実に成長してきた。「今の実力をすべてレベルアップして、最終的には先発をやりたい」と加藤。まだまだ夢は大きい。

　◆加藤　善之（かとう・よしゆき）１９８６年７月１９日、横浜市生まれ。２１歳。小２から「上郷バイキングス」で一塁手として野球を始める。栄光学園中で投手に。栄光学園高ではエースとして２年の夏に全国高校軟式野球選手権に出場。１浪後、東大へ。１年春の新人戦で神宮デビュー。１７８センチ、７３キロ。右投左打。

　◆ジム・アボット（ＪＩＭ　ＡＢＢＯＴＴ）１９６７年９月１９日、米ミシガン州生まれ。４０歳。生まれつき右手首から先がなかったが、左腕投手として８８年ソウル五輪で金メダル。同年ドラフト１巡（全体８位）でエンゼルスに入団。９１年に１８勝、ヤンキース時代の９３年にはノーヒットノーランを記録。９９年にツインズで現役引退。メジャー通算２６３試合に登板。８７勝１０８敗。右利き用のグラブを使い、グラブを右手首に乗せ、投球後に素早く左手にはめ直す「アボットスイッチ」は有名だった。
最終更新:10月22日8時2分

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