短答式試験で300点は理想です。しかし、理想のままではなく是非実現させたい。
第一回・第二回新司法試験において現実に300点オーバーをマークされた先達の方、いらっしゃいましたら是非アドバイスをお願いいたします。
今のところ、300点までの道のりは段階的に考えています。それは、新司法試験があくまでも択一、論文の総合点で評価されることによります。
第1回新司法試験 総合10位(択一279 公法系130.35 民事系221.43 刑事系145.39 倒産法73.74 論文合計570.92(修正後999.11) 総計 1278.11)の先達の方からアドバイスをいただきました。
「300点オーバーの秘訣は、条文と判例集をひたすら読むこと、公法系を得意科目と言えるほどやり抜くことだと思います。私は280点を目標としていたので偉そうなことはとても言えません。でも、当時は280点などと言えば妄想だと笑われたものです。大事なのは、自分の信じたプランを、最後まで信じ抜くことです。300点オーバー、最後まで突っ走ってください。」
貴重なアドバイスありがとうございます
第3回新司法試験でみごと「択一300点オーバー」の先達(論文も540点)の方からアドバイスをいただきました。
「択一の知識の忘却については私も悩まされました。旧司と違い科目数が7科目ですからしょうがない部分もあると思います。
おそらくどの予備校や合格者も言われることですが新司は条文・判例知識が超重要でそれのみで7割ほどは得点できます。また、基本的な条文・判例はある程度の実力があれば必ず解いてきますのでそれを間違えると痛いです。
私は辰巳の肢別本をぼろぼろになるまで(具体的には一回目は全部解き、解きながら間違ったものと理由付けが曖昧なものにマーク、二回目はマークのあるもののみ解く、三回目は二回目に間違ったものを集中的に解く)ということを繰り返していました。正直、直前期になるほど肢別本を全部回す余裕はないので、いかに自分が何度やっても解けるものを解かず、何度やっても解けないものを繰り返し解けるかが全体的な知識を増やす効率的な方法だと思います。
また辰巳の条文判例本を試験まで時間があるならば熟読すればさらに条文判例についての知識は深まります。判例については判例百選を1から読むことは、こと択一対策としては絶対避けるべきです。時間がいくらあっても足りないし、択一では結論しか聞かれていないので結論だけ押えることを徹底すべきです。私は早稲田経営出版の合格判例シリーズを読み、判例対策の時間をセーブしました。また、条文判例本に代わって判例百選を読みのも有益だと合格者の友人が言っていました。
さらに辰巳のスタンダード短答オープンを受験して、間違った肢を含む問題と曖昧な肢を含む問題をファイルにストックしてそれのみを直前期に解きまくりました。これも上述した、いかに全体を解く手間を省きつつ自分が弱い分野のみ集中的に解くかという観点によるものです。
以上のような方法で直前の辰巳模試は286点、本番は310点でした。
択一プロパーの知識については取捨選択が大事だと思います。例えば手形小切手などは民事系150点のうち4点しかないにも関わらず条文判例学説が多く、論文にはまず出ない以上、択一対策としては捨てるべきです。私も今年は全くやりませんでした。一方で、親族相続は150点のうち8点から12点くらい出る一方判例知識はほとんどなく条文知識のみが問われますので、これについては全て正解すべきです。このように論文には役に立たない(まぁ今年は論文に親族・相続の問題が出題されましたが・・・)択一プロパーについてはいかに自分で取捨選択するかが大事です。
「知識は寝かしておいたほうがよい」というのは私は特に意識しませんでした。択一対策については既修1年の頃から毎日ちょっとずつでも解くように意識していました。ただ、直前期に思ったのはもっと本格的に対策をするのを早めるべき(具体的には最終学年の夏になってからでは間に合いません)だと感じました。
ただ択一に関してはみんな中途半端な状態で受験するのを余儀なくされると思いますのでその点は過度に心配せず、とりあえず択一突破者の平均である268点くらいを確実に超えられるようにすればいいと思います。
長々とすみませんでした。一つの参考意見として捉えていただければと思います。 」
貴重なアドバイスありがとうございます
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