河出文庫、ハヤカワ文庫などから刊行されているロード・ダンセイニ。荒俣宏がべた惚れし、稲垣足穂も「明暗交錯の愛蘭土、ダブリン西北約四〇キロ、タラの山近くに残っているダンセイニ城の西向きの居室からは、夕焼ぞらを背景にして伝説の山々が見え、幼い第一八代城主に、<世界の果>への夢想を培った。加えて後年の陸軍大尉としてのボア戦争出征は、どこにもない<沙漠の神々>を導入した。彼の幼少期には一切の現代流雑誌画本が禁じられていたと云う。このいささかも旧文学の手垢が付いていない、真に男性的な、アングロサクソン的新文学を、あえて諸子に推薦する所以である。 稲垣足穂」と絶賛するダンセイニについてゆったり愛でるコミュニティです。
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