糖尿病患者・境界域にいる人、医療関係者、野菜の生産・流通・加工関係者、食品業界人、栄養士・給食関係者、農政・財政担当者、そしてなにより一般消費者のあなたに、この危険な事態を知ってもらいたい。
第1章 硝酸塩含有野菜の恐怖(チンゲンサイを食べると死ぬ!?;死者百六十人を出した硝酸塩とは ほか)
第2章 促成栽培野菜が病気を悪化させる(七百万人の糖尿病患者と硝酸塩;西日本の畑作地帯で何が起きているか ほか)
第3章 みんなで野菜をダメにした!(野菜を知らない人びと;生産者、流通業者、消費者の共犯関係 ほか)
第4章 生き残りのための野菜学(正しい野菜の食べ方;生野菜は健康に悪い ほか)
第5章 老いた大地を再生させる(高齢化社会と野菜;農協と農地をどうするか ほか)
<著者紹介>
河野武平[コウノブヘイ]
1940年、京都府舞鶴市生まれ。京都市在住。農産物を主とした生産から流通、保存、加工などの指導、第一次産業を基本とした地域活性化対策などの提案、一般産業の食品機器の開発と指導にあたる。翻訳に「有機農業の栽培技術とその基礎」がある