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ユーグ・ルベル『ニキーナ』

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詳細 2020年9月5日 16:12更新

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「ユーグ・ルベルは貴族主義者であり、異教徒である」(ルミ・ド・グールモン『仮面の書』)
http://fr.wikipedia.org/wiki/Hugues_Rebell
http://www.remydegourmont.org/vupar/rub2/rebell/notice.htm


"1905年3月16日 
昨日、ユーグ・ルベルが死んだ。
才気横溢、一筋縄ではいかない曲者。風変りな性格、一種のサディスト。
秘密と、悪徳と、貧窮の中での彼の死は、一種の美を帯びて私の目に映る。同じく社会の埒外に生きたいまひとりの人物、いまひとりのダンディー、オスカー・ワイルドの死と同じように。彼らはともに最高の才能と、最高に興味深い個性を備えた、最高の人間だった。誇張ではない、心底から、かかる人物の個性と生きざまに、私は魅了され、感動させられる。"

ポール・レオトー『日記』より(ジャン・デ・ヴィーヨと変名され、1899年に豪華装丁で秘密出版されたルベルの鞭打ち小説『ドリー・モートンの想い出』の、生田文夫による邦訳本の後書きに掲載)。


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終生を美女への欲望と服従に費やし
サド侯爵とニーチェ、ヴェネツィアとワグネリズムを酷愛した、
反民主主義者にして専制君主主義者
Hughes Rebell(1867-1905)の最高傑作『ニキーナ』。(フランス世紀末文学叢書11 田中義廣訳, 国書刊行会)1896年に上梓、熱狂的に迎えられた大ベストセラー。


洗練の極みをつくした世紀末耽美主義が
最後には野蛮と下品にしか、
はけぐちを見出すことができない業苦を
ルベルは『ニキーナ』によって真っ向から具現した。


全篇にわたり、著者一流のダンディーな繊細性が世界樹の枝や葉脈のようにゆきわたっていながら同時に下劣な快楽へのずぶとい盲従が根をおろす、無辺大で複雑怪奇な魅力が『ニキーナ』には凝縮されている。



遊蕩豪奢なルネサンス・ヴェネツィアを舞台に
過剰な欲望と本能を爆発させるダンディ女王、
高級娼婦ニキーナの栄光と悲惨・・・・


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