≪書籍情報≫
著者:江川達也
出版社:集英社
版型:B6版
カテゴリー:ヤングコミックス
連載雑誌:スーパージャンプ
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≪同一著者書籍≫
・まじかる☆タルるートくん [1~14全巻]:文庫版
・東京大学物語 [1~34全巻]
≪参考情報≫
参考情報はWikipediaより抜粋したものです。(詳細は下記のとおり。)
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GOLDEN BOY(ごーるでんぼーい)は江川達也の漫画、及びそれを原作としたアニメ。集英社発行の『スーパージャンプ』にて1992年15号から1997年20号まで連載された。
【ストーリー】
主人公・大江錦太郎は、東京大学に入学するも、机の上だけの勉強では本当の勉強にはならないと、大学を自主退学。その後は真の「お勉強」をする為に自転車で日本中を旅し、その先々で知り合った人達と触れ合い、時に騙され、罵倒されながらも彼らを軽蔑することなく、救済の手を差し伸べていく。そして学んだことを「お勉強ノート」に事細かに記していく。
ところが、ある街でおでんの屋台を営んでいる時に知り合った青年、晴彦の悩みを聞いた事で、ある組織の陰謀に巻き込まれていくこととなる。その組織のトップはかつての大学時代のクラスメイト、金剛寺正宗であった。
【概要】
連載当初は、自分自身の勉強の為に旅する主人公が、その旅の先々で困っている人達を助ける、裸の大将放浪記的なストーリーだった。しかし連載が進むにつれ、洗脳やスカトロについての話が中心となり、当初と展開が変わってしまった。そして最後は打ち切りという形でストーリーは未完結のまま唐突に連載終了した。
江川自身、金剛寺編(単行本3巻)で連載を終了するつもりであった。しかしビデオアニメ化されるほど人気が高かったことから、編集部により無理やり連載を継続させられ、江川自身も編集部から「なにを描いてもいいから」という条件で連載を継続させた。そのため江川は人気獲得度外視で好き勝手なストーリーを展開させる。結果読者人気は低迷し、連載継続から1年後、編集部から「あと3回で終わってくれ」と打ち切りが伝えられる。それに怒った江川は最終回で「一体 誰が邪魔をしてるんだ!」「この続きを描きたいっ!!」というセリフを主人公に語らせ、その回が掲載されたスーパージャンプの巻末においても「もう、スーパージャンプでは2度と描く事はないでしょう」とコメントしている。(出典:マンガジンマガジンVol.2 江川達也 P.87)
その後、江川が週刊ヤングジャンプに連載をしていた『ONE ZERO NINE』にて本作の主人公:大江錦太郎が登場。『GOLDEN BOY』の続きは語られなかったが、『ONE ZERO NINE』の物語の核心に関わり、本作と同一世界であることが語られた。
【登場人物】
大江錦太郎
25歳。一見すると、お人好しのドジな青年に見えるが、かつて東京大学に合格し、全ての課程を修了したため自主退学したほどの頭脳の持ち主。勉強以外にも格闘技、料理など全ての才能において秀でているが、それを表に出すことは少ない。旅の先々で困っている人を助けるのだが、ドジな青年に見える為、助けられた時は誰もその事に気づかず、錦太郎がその場を立ち去った後に、初めてその事に気づく。どんなに酷い仕打ちを受けても相手を許す心を持っており、命よりも大事な「お勉強ノート」を晴彦に燃やされた時も、か弱い晴彦を哀れみ、彼を助けられなかった自分の不甲斐無さを悔いた。
同じようなキャラクターで同作者の代表作『東京大学物語』のヒロイン・水野 遥がいる。
金剛寺正宗
金剛寺財閥の御曹司。その圧倒的なカリスマ性をもって日本の支配を企む。錦太郎を「唯一恐れるべき存在」としている。
橘京子
金剛寺の部下だったが、錦太郎と触れ合ううちに金剛寺の教えに疑問を抱くようになり、自らもGOLDEN GIRLとして自転車で旅に出る。
晴彦
婚約者が金剛寺に心酔してしまい、そのことを当時おでんの屋台を営んでいた錦太郎に愚痴る。精神的に脆く、か弱い為、京子に利用され錦太郎の「お勉強ノート」を燃やしてしまう。
【アニメ】
1995年から1996年にかけて『GOLDEN BOY さすらいのお勉強野郎』の名前でOVA化されている。各巻30分全6話。
スタッフ
原作・監修:江川達也
監督・音響監督:北久保弘之
キャラクターデザイン・総作画監督:川元利浩
オープニングアニメーション:新井浩一、戸倉紀元
音楽:片柳譲陽
製作・発売:集英社、ケイエスエス
キャスト
大江錦太郎:岩田光央
女社長:鶴ひろみ
勝田奈緒子:皆口裕子
紀子:白鳥由里
速水鮎子:井上喜久子
寺山麗子:玉川紗己子
知絵:かないみか
ナレーション:納谷悟朗
神崎ゆか:小山裕香
勝田十蔵(第2話):飯塚昭三
勝田法子(第2話):上村典子
小暮ひろし(第3話):小杉十郎太
小暮の女(第3話):榊原良子
社長(第6話):秋元羊介
女プロデューサー(第6話):土井美加
滝久保監督(第6話):藤原啓治
縁側達也(原作者)(第6話):江川達也
作品リスト
第1巻『コンピューターでお勉強』
演出・絵コンテ:北久保弘之
作画監督:川元利浩
第2巻『乙女の誘惑』
演出・絵コンテ:菊池健二
作画監督:本田雄、菊池健二
第3巻『危険!乙女の初恋』
演出・絵コンテ:森田宏幸
作画監督:鈴木美千代
第4巻『野生の海を泳ぐ』
演出:西山明樹彦
絵コンテ・レイアウト監修:大上浩明
作画監督:逢坂浩司
エフェクト作画監督:江面久
第5巻『ノーブレーキの青春』
演出・絵コンテ:竹村建治
作画監督:小黒晃
第6巻『アニメーションは面白い!』
演出・絵コンテ:北久保弘之
作画監督:川元利浩
エンディング曲「STUDY A GO!! GO!!」
作詞:北久保弘之、作曲:斉藤かんじ、編曲:タダミツヒロ
歌:Golden Girls(鶴ひろみ、皆口裕子、白鳥由里、井上喜久子、玉川紗己子、かないみか)
【関連作品】
ONE ZERO NINE
本作と作品の世界観が同一で、大江錦太郎を初めとする本作のキャラクターが登場。
(「GOLDEN BOY」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2007年1月24日12時(日本時間)での最新版を取得。改訂履歴。Text is available under GNU Free Documentation License.)
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