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ベスピーノのすゝめ

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詳細 2020年2月11日 12:19更新

イタリア産バイクのベスパの小さいモデル(通称ベスピーノ)のコミュ。
原付免許で乗れます。

ウン百万しちゃうお高いビンテージなベスパじゃなくて
原付ベスパのための集い。

もう持ってる人も欲しいなって人も興味ない人もご自由にどうぞ。


参考
http://images.google.com/images?hl=ja&q=%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%91&gbv=2




●国産スクーターとベスパ50S(代表的なベスピーノ)の大雑把な違い●

1ミッションについて
オートマじゃないです。手でシフトするミッションスクーターです。
クラッチとかもちゃんとあります。

2給油について
ガソリンを入れるときにオイルを一緒に入れないと壊れます。

3電気関係について
バッテリーが無いです。国産の殆どが12Vに対し6Vのものが多いです。

4カギについて
エンジンとは関係がなくハンドルロックのみです。
(つまりカギ無くてもキックでエンジンがかかります)

5ボディについて
鉄でできています。丈夫だけど塗装がハゲると錆びます。





ベスピーノの・・・


いいとこうまい!

・かわいい。
・カラーバリエーションが多い。
・バッテリーがいらない。

悪いとこげっそり

・給油が面倒くさい。
・ワイヤー類のメンテが面倒くさい。
・ヘルメットが中に納まらない。
・ライトが暗い。
・そんなに燃費よくない。
・ギアチェンジに慣れるのに時間がかかる。
・ウインカーがよく割れる。
・クラクションの音がアヒルの断末魔。
・全部鉄だから全部サビる。
・電球が切れるとエンジンが止まる。

いいとこより悪いとこの方が多い気がする。
きっとベスパに乗る方なんてこれ↑以上に
ベスパのいいところを発見してるんでしょう。


以下、簡単な扱い方とかメンテ(主に50sの)です。
間違ってたらごめんなさい。でも自己責任でお願いします( ´Д`)

間違ってたら連絡ください。
削除なり修正なりします。




●エンジンのかけ方●

 シートの下についている予備タンクの切り替えツマミは立てた状態、ギアは中立(1と2の間)、クラッチは切らずにボディの右についているキックペダルをキックします。
かかりが悪いときはタンク切り替えスイッチの下にあるチョークレバーを引いてからキック。エンジンがかかって安定したらチョークを戻します。

●走り方●

エンジンがかかった状態でまたがって右手でクラッチを握り、レバーごとグリップを手前に回してギアを1速に入れ、ゆっくり手を離すと走り出すので、
その後は速度にあわせて123(4)とギアを上げてゆく。
このとき、ギアを上げるタイミングでアクセルを戻す(回転数を落とす)とクラッチ無しでもギアが入ります。
信号などで止まるときは走行中にあらかじめギアを1速まで落としておいて右足と右手の位置がフロント、リアブレーキになるのでそれとあわせてクラッチを握りながら止まる。

ガソリンが無くなるとふかしてもボロロロロ・・・ってな感じで走らなくなるのでシートの下のツマミを「R」が上に見える方に倒して予備タンクを開けてガソスタへ。ガソリン入れたらまたツマミを立てる。

●ガソリンの入れ方●
ガソリンをギリギリまで入れずに少し余裕を残してホームセンターとかで売ってる2ストローク(2サイクル)エンジンオイルをガソリンに対して大体2%になるように入れてフタをして車体を振って混ぜる。
終わったら予備タンク切り替えツマミは必ず立てる。

オイルには種類によって性能の良し悪しがありますが
もしオイルが無い場合はとりあえずスタンドのオイルでも良いので入れてください。入れずに走るとすぐエンジンが焼きつきます。

●ブレーキランプ交換●
ベスパ(少なくとも50s)はリアのブレーキランプが切れるとエンジンも止まるような設計です。
常に予備の電球を用意しておくことをオススメします。
リアの赤いテールランプカバーを外すと(カバー両端の+ネジ2個で外れます)すぐ電球が見えるので簡単に交換できます。
(緊急時にアルミホイルかなんかを丸めてソケットに突っ込んで導通させれば走りはします)


●プラグ交換●
ボディ右にフタがついているのでツマミを右に回して開けるとプラグにつながるコードが見えるので
コードの先っちょのプラグキャップを持ってプラグから引っこ抜く。プラグレンチで古いプラグを抜いたら新しいプラグを手で回しながら入れる。
ある程度手で締めたらプラグレンチで締めて(締めすぎ厳禁)キャップして終わり。

目安として2000kmで交換ですがオイル量のさじ加減や種類で変わってくると思いますがそんなに消耗するものでもありません。

●オイル交換●

エンジンをかけ、しばらくして温まってきたらエンジンを切り、汚れてもいい受け皿をエンジンの下に用意して「OLIO」と書いてあるボルト(確か11ミリ)を下と横の2箇所共に外す。
下の穴から汚れたオイルが出てくるので大体全部出たら下のボルトをパッキンが傷んでいないか確認して締め、油さしを使って横の穴からオイルを入れる(50Sで大体180〜200ccくらいだったような)
入れ終わると溢れてくるので止まるのを待ってから締める。

終わり。

「OLIO」のボルトにしてもプラグにしても工具使って本気で締めると
簡単にねじ山が潰れて取り返しのつかない事態になります。気をつけてください。
(手で締めろっていう意味じゃないです。工具は使ってください)
新車は1000kmで一度交換してその後は2000km毎くらいで交換するといいと思います。
シールが劣化するとオイルは減るので
たまにオイル量は確認した方がいいです。


●クラッチワイヤ交換●

画像がないと説明が面倒なので
http://vespa.fool.jp/hun52.htm


ワイヤは中と外の2つから出来ていて
インナー(中のワイヤのこと)だけ交換する場合と
アウター(外のチューブのこと)もまとめて交換する場合があります。(どっちも消耗品として売ってます)
ワイヤー類はちゃんとグリスをさせばあんまり切れません。


基本的にはクラッチのレバー部かエンジンの下のあたりでよく切れると思いますのでそれについて説明します(インナーのみ交換)


とりあえずエンジンの下で切れた場合は

?レバーの根元のネジとエンジン下のワイヤに直接ついていてエンジンから出たクラッチにワイヤを止めているネジ(URL先の一番上のやつみたいなもの。止め具)を外してワイヤを抜けるようにする。
?切れた箇所(ほつれている部分)をアウターの中に通すとアウターが痛んでしまうのでその部分を出来るだけきれいに切りとる。
?インナーをアウターから抜く
?新しいワイヤを用意したら先の方にグリスを塗ってレバーの方から車体に残っているアウターの中に入れていく(なかなか入らないから大変)
?なんとかエンジンの下の方からインナーが顔を出したらレバーの穴にタイコと呼ばれるインナーの先端の丸い部分を入れてネジを締めてレバーを固定、
エンジン側ではさっき古いインナーから外した止め具を装着してエンジンからでたクラッチのレバーとつなぐ。

?クラッチがいい感じに切れるようにするためにエンジン側のワイヤの止め具をワイヤを引っ張ってギリギリの箇所に設置してアウターの端にある調整具(アジャスター)でピーンとワイヤが張るように調整する※
(もちろん張りすぎると走らなくなりますので注意)

?しばらくそれで走ると1mm位伸びるのでまた調整して終わり。

レバー側で切れてもタイコがついてないだけで同じです。


※アジャスターが折れるとの意見がありました。
出来る限りワイヤが張った状態で止め具でとめた方がいいようです。


●ポイントギャップ調整●
念のためプラグキャップは抜いて行ってください。エンジンがかかると危険です。

金属製のフライホイールのカバーを外し(ネジ5箇所ほど)
フライホイールについているバナナゴム(バナナみたいな形の黒いゴムです)を外します。
フライホイールは外す必要ないです(外したら調整できません)
ゴムが入っていた穴の中を覗くと小さな接点(ポイント)が見えます。
フライホイールを手で回すと微かにその接点が開くので
最大まで開いた時の隙間が0.3〜0.5になるように調節します。

接点のすぐ下に目立つマイナスのネジがあるので緩め、
接点になにか.0.3〜0.5mm程度の厚さのものをはさんで
接点を閉め、ネジを締め固定し、あとは先ほどの手順で元に戻して終わりです。
厚みゲージ(ホームセンターとかにあります)があると便利です。

それほど頻繁に行うべきメンテナンスでもないですので
調子が悪くなった際に疑う原因のひとつと捉えるのが良いかもしれません。
(ポイントあってないと失火したりします)


ここから先は完全にプロの領域です。
相当自信がある方以外はプロに任せてください。
ボルトナット類は規定トルクを守って締めることをお勧めします。


●シフトワイヤ調整(及び交換)●

シフトの数字の位置がずれちゃったりしたときに行います。
車体を左に寝かせると楽です。

ニュートラルにある状態で
エンジン下のシフトの部分の黒いプラスチックカバーを外すと
2本のワイヤ(シフトの上げ用下げ用)と
クラッチワイヤの調整にも出てきたワイヤの端を固定している金具が
それぞれあるので両方ワイヤから外します。
外すとワイヤーがフリーになり、シフトレバーがクルクル簡単に回るようになります。
このとき、ワイヤ交換する場合はライト側から新しいワイヤを入れておいてください。
(アウターが中にあって面倒なだけでクラッチワイヤと似たような手順です)

グリスアップを済ませたら2本のワイヤの端をプライヤなどで持って
ワイヤのアソビがなくなるように交互に引っ張ってレバーを動かしてみてから
レバーをニュートラルの位置に合わせて端の固定金具をはめてシフトユニットに固定してアジャスターでレバーの調子を確かめながら調整してください。

(アソビがありすぎると何のギアに入れてるか分かりにくくなりますし、アソビが無さすぎるとシフトが硬くなりますしワイヤの寿命も縮む可能性があります。)

シフトは敬遠される方も多いと思いますが
やってみると面倒なだけでそれほど難しくはないです。
でも、慣れないとホントに面倒です。


●オイルシール交換(タイヤ側)●

これがダメになると本当にブレーキ効かなくなります。

二人いると楽です。
まずオイルを抜きます。
リアタイヤの真ん中のクラウン型のボルトの割りピンを抜き、
ブレーキを踏みながらタイヤのボルト4つ(17mm)とクラウン型ナット(23mm)を少し緩めておきます。
ナンバープレートの下の辺りの大丈夫そうなところにジャッキをかけてタイヤを外します
(このとき車体が倒れないように注意。車体下にブロックなりビールケースなり入れておくといいです。)
外れるとブレーキのドラムが見えるのでクラウン型のボルトとタイヤ位置決め用の小さなボルト(8mm)を外します。
コレが外れると次に鉄のバックプレートが見えるので手前に引っこ抜きます。
もしサビ付いてたりして抜けなかったらプーラー使って抜いてください。
次にブレーキシューが乗った板(名前分かりませんが・・)が見えるのでそれを外すのですが、
これを止めるボルト3本(13mm)の内の1本がきわどい位置にあり、工具が入らない場合があるので細いものを使う、もしくは工具の外周をグラインダなどで削って使ってください。
外れたらエンジンとそのプレートの間のガスケットかすを掃除します。
板にオイルシールがついているので板を傷つけないようにこじったり、後ろから叩いたりしてシールを取ります。
取れたらシールが入っていた溝を掃除して新しいシールの外周に軽くグリス、内側のリップ部分にミッションオイルを塗って
板の穴に対して均等にはめ込みます。(シールのはめ込み方には賛否両論あり)

エンジン側に紙ガスケット(液体ガスケットを塗るといいです)をはめて
板を戻し、バックプレートを戻し、シュードラムを戻し
タイヤを戻して終わり。



催促等あったら言って下さい。
僕は50S限定ですが分かる範囲で書きます。




その他どうでもよさそうなメンテ

●割れたウインカーの修理●

バーエンドウインカーはよく割れるので一応交換方法書いときます(簡単ですが)
ウインカーレンズの頂の部分のネジを緩めて割れたウインカーを外して、雌ネジと新しいレンズの間にOリングを入れ、レンズ内側下の溝をウインカーの土台部分のみぞと合わせネジを締めて完了。
レンズは純正品買うとめちゃくちゃ高いのでしょっちゅう割る方は通販で買える社外品の方が手ごろだと思います。
ちょっとカケた程度ならホームセンターにあるホットボンドで修整できます。




ベスパのユーザー側で定期的に行う一般的なメンテについては

・オイル交換
・ワイヤ類のグリスアップ(主にクラッチ)
・プラグ交換
・電球交換

程度だと思います。

そこから先は簡単なものもありますが
一応はプロの守備範囲だと思いますので
自信がなければショップに任せるのが良いかと思います。




●消耗品等入手先一覧●

宇賀神商会
http://ugaga.shop-pro.jp/

その他(ベスパ関連を扱うありがたいヤフオク出品者様)

kotashibachiさん
http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/kotashibachi

solexcomさん
http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/solexcom

toshi_gameboyさん
http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/toshi_gameboy



一応、ベスパ(50s)に乗る上で長い目で考えて消耗品となりうるものを列記しておきます。(ガソリン、エンジンオイルは除く)

・ワイヤ(クラッチ、アクセル、シフト×2、ブレーキ前後)
・電球(ヘッド、テール、ストップ、ウインカー×2)
・タイヤ(3.00-10が標準)
・オイルシール(エンジン内クラッチ側、フライ側、ドライブシャフトの3枚)
・クラッチ板(標準3枚)
・スパイダーキー

他にもあると思います。上の方が消費率が高いです。
上記のショップさん、もしくは出品者様からどれも入手可能です


ET3分解画像。役に立ちます。
http://www.geocities.jp/besupagasuki/index.html




参加者の方へ。

ベスパは一般的にプラスチックボディの国産より丈夫だと言われますが、
メンテナンスをサボらなければの話であって
サボるとちゃんと文句を言ってきます。
いちいちバイク屋さんに持っていくと面倒&とってもお金かかるので
その辺をカバーするというのがこのコミュのコンセプトです。
「とりあえず走るため」のコミュとも言えます。
カスタムされる方には物足りないと思いますがご理解ください。
(もちろんカスタム系のお話をされても結構です)

また、名前のとおり、初心者、入門者をメインとしたコミュになってます。
ベテランの方は優しくしてあげてください。お願いしますm(__)m

クセのある乗り物です。安全にはくれぐれも気をつけてください。

あと、違反や違反歴の暴露話等はお控えください。

よろしくお願いいたします。

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開設日
2007年1月12日

6328日間運営

カテゴリ
車、バイク
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