各句の先頭や末尾に、言葉を織り込んである詩歌です。
暗号遊びのようなものですが、千年も前からあったようです。
言葉を織り込むから『織り句』の方が相応しいように
思うのですが、なぜか『折り句』が一般的のようです。
主に、五・七・五・七・七の短歌形式に多いようです。
まずは初級(?)の名作です。
とりわけ有名なのが伊勢物語『かきつばた』にあります。
唐衣、着つつなれにし、妻しあれば
はるばるきぬる、旅をしぞ思ふ
仮名書きしたときの、各句の先頭の文字だけを拾い上げると
『かきつばた』の言葉が出てきます。
織り込まれる言葉のよって使える言葉が制約を受けるため、
たんに『詠う』だけではなくなります。
中級(?)は、各句の先頭と末尾の両方にそれぞれ別の
(2つの)言葉を織り込みます。
こうなると、さらに大きな制約を受けるので
いっそう難しくなります。
この名作は
兼好から頓阿へ
夜もすずし、寝ざめのかりほ、手枕(たまくら)も
間袖の秋に、へだてなき風
頓阿から兼好へ
夜も憂し、ねたくわが夫(せこ)、はては来ず
なおざりにだに、しばし訪いませ
この詳しい(?)解説はココにあります。
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上級になると、句の先頭や末尾に織り込むだけでは
ないらしく、たとえば、『いろは歌』。
かなり高度な暗号が組み込まれているのだそうです。
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ココまでくると、凡人の手の負えませんね。
でも、初級=先頭や末尾の一方に織り込む
転んだら、骨を折ったら、痛いまま
ひと夏過ぎぬ、にがい泡酒
この夏、原チャリで転んで骨折し入院
していた頃に詠んだ折り句です。
各句の末尾をつなげると『ら・ら・ま・ぬ・け』
このくらいなら、なんとかなりそうですよね。
参加資格(?)や条件は・・・
☆ ふつう(?)の短歌・俳句・川柳では物足りない人
☆ 他人があまりやらないこととやりたい人
◇ こんなのを見つけたよ・・・良いことにしましょ。
◇ 漢詩でも、欧米の詩でも、暗号(?)ならOK。
頭の体操に如何でしょ、一緒に楽しみましょうよ♬
最低限のルールは
類似のトピックスをむやみと立てないこと
くらいでしょうかね。
『はじめまして』のご挨拶は・・・
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===== 関連(?)コミュニティー ============
和歌で詠む
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RaLaの立てた『折り句トピックス』があります
アナグラム百人一首
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RaLaは未投稿ですが、頭の体操になりそうですよ
オススメゲーム
困ったときには