中立的に問題点を説明するコミュニティーです。皇室典範の改正に関しては国民一人一人の知識が絶対的に足りていません。半分以上の人が女系天皇と女性天皇の違いが良くわかっていないともいいます。
わかりやすいQ&Aの作成が目標です。
Q:そもそもなぜ皇室典範を改正する必要があるか?
A:このままでは先細りで皇室を維持するのが難しいこと。一部では男系男子に限った継承が男女平等に反するという意見もあります。
Q:男系男子って何?
A:男系とは父親の父親を延々とたどっていくと初代天皇にたどりつく皇統のこと。(万系一世)男子は男であること。現状の皇室典範では愛子様のご子息は女系男子に当たり皇位継承権がありません。(そもそも皇族女子は結婚にあたり皇族を離れるので[女系男子]の皇族というのはありえない。)
Q:どのように改正しようとしているか?
A:長子優先の世襲にしようとしています。当然女性天皇も女系天皇も容認されます。
Q:現行改正案のメリットは?
A:天皇制の存続の危機から脱します。また早期の改正は愛子殿下の教育上、皇位継承者としての教育を早くからおこなえるので望ましいともいわれています。男女平等な皇室というのは体外的なイメージが良いという意見もあるようです。
Q:現行改正案のデメリットは?
A:女系天皇、女性天皇ともにデメリットがあります。一部では天皇制の段階的廃止を狙っているという陰謀論もあります。
Q:女系天皇と女性天皇の違いは?
A:女系天皇は母方に皇族の血が流れていることです。現在は皇族女子は結婚とともに皇族を離れられるので女系の皇族は存在しません。 今まではそれで男系の万世一系の伝統を築いてきました。
女性天皇は女性の天皇です。過去にも存在しました。
Q:女系天皇のデメリットは?
A:公称2666年の伝統が崩れることです。今までに女系天皇というのは存在しません。長い伝統はそれ自体に価値がありますし、世界で唯一「皇帝」と称される陛下の権威が相対的に落ちる可能性があります。また、伝統が崩れることにより正統性に疑問を感じる人が生まれ、男系のみを認める人間と女系容認派とで国民が2分し、象徴天皇制が機能しなくなる可能性もあります。
Q:女性天皇のデメリットは?
A:婿を迎えることです。今までも女性天皇はいましたが、女性天皇が婿を迎えたということはありませんでした。伝統的に民間から皇族が婿をもらうというのは違和感を感じる人がいます。また、皇位継承権ある女子全てが婿をもらうことになりうるので、そうなった場合は皇族が増え続ける可能性もありますし、皇族のイメージも違ったものになるという反発も生まれるかもしれません。
一部では宗教的行為を女性天皇が男性天皇と同様におこなえるかという疑問もあります。(血は穢れ等の思想)
Q:デメリットの指摘に対する反論は?
A:国民が支持すれば伝統を変えることは問題ないという意見もあります。
また戦前と戦後の天皇は別物で伝統は60年しか存在しないという「断絶説」というものがあります。
皇室維持の為には何らかの改正が必要だが対案のデメリットの方が大きいという意見もあります。
Q:対案は?
A:旧皇族の男系子孫に皇室復帰してもらうという案があります。また側室制度復活という案もあります。
Q:旧皇族の皇族復帰の問題点は?
A:男系を600年もさかのぼることになるが、そこまでさかのぼった男系が本当に正統なのかという疑問。一度民間に出た方々を天皇陛下とすることに国民が納得するだろうかという疑問。
Q:再反論は?
A:600年前に別れたといっても戦前までは継承権を持っていて直系の断絶に備えた存在であり、側室制度の廃止とともに直系の維持が確実とはいかなくなった為に、明治天皇、昭和天皇は宮家に内親王を降嫁させることで親密な近親関係を再構築した。男系では600年前までさかのぼるが女系をたどれば遠戚ではない。男系という伝統と国民感情を考慮した直系との近親関係という二つの要素を兼ね備えた旧皇族は存在する。
一度民間に出ても皇室に戻ってから生まれた方が即位する分には生まれながらの皇族という意味では問題はない。教育の面を心配するなら皇族に婿に入った父親の教育の方がよほど心配である。
Q:側室制度の問題点は?
A:伝統的には問題ないが、いまさら側室制度となると国民感情として受け入れ難い。諸外国の批判も予想できる。また皇室に嫁ぐ女性自身も一般家庭に育ったら受け入れづらいだろう。
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