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風立ちぬ wind rises ジブリ コミュの 宮崎駿 人となり (@_@) 

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 子供の視点

一貫して子供に向けて作品を作り続けている。
これについて、「厳しい現実世界からの、子供の一時の逃げ場が必要だ」という趣旨の発言をしている。
児童文学を愛読し、「アニメーションは基本的に子供の物」と公言し、その作品はほぼ一貫して子供の視点に立ち、悪役を大人にすることが多い。
ただし宮崎作品では悪役もまた、多くの場合重層的で複雑なキャラクターであり、どこかしら憎めない存在として描かれる。
さらに、『千と千尋の神隠し』以降の作品ではそうした悪役が登場することもなくなっている。
主人公が少女であることが多いが、この理由は同性であると対象化しきれず、元気な女の子の方がやる気が出るからのとのこと。
同性だと自身と重ね合わせすぎて悲観的な物語にしかならないとも語っている。

宮崎は、自分の息子が子供だった頃には、その年代に合わせて、成長するにつれて対象年齢を上げて作品を作り、息子が成長しきると今度は友人などの子供を対象にしており、『千と千尋の神隠し』の公開時にはガールフレンドである友人の娘のために作った作品だと説明している。
常に子供が観客であった。
スタジオジブリについても、子供向けのいい映画を作るスタジオにしたいと語っていた。
最も本人の趣味が反映された『紅の豚』に関しては製作後も「道楽でくだらない物を作ってしまった」と罪悪感に囚われ続け、次回作が完成して漸く「呪い」から開放されたと述べている。

宮崎駿
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E9%A7%BF (CP:http://zhp.jp/09Y1 )↑
 
エコロジカルな世界観
http://mixi.jp/view_bbs_comment.pl?comment_number=011&bbs_id=73784707 
↑2013/04/21-04:00...

コメント(45)

 
>>[001] ヨセフさん

例えば子供は、お友だちの描いた未完成な絵よりも、大人の描く完成度に強く惹かれるんじゃないかと思います。
ディズニーのアニメや・ゆるキャラに秘められたデザインの工夫・に目がいく。
そしてそうした技術は、癒やし効果や懐古趣味に乗って、大人をも魅了します。

それって、元を辿れば古代に、歴史や遺言を物語で口承したのと同じで、年長者から年少へ伝えるのと同じだなって感じます。

大人は自分の心にいる子供と相談しながら物語を作り、子供はやはり心中の大人を意識しながら鑑賞する。
そして同じように大人も物語を楽しめるわけです。(*´∀`)

それに大人・子供の視点は、子供向けの物語にかぎった話でもないと思います。
例えばアイドル歌手、あれを作っている人たちなんか、ほとんどみんなオジサンですし、よく知られている話でCMに注目させる三大要素は、子供・美女・動物だそうで、ジブリも似ていますね。
 
ke petit prince
http://youtube.com/results?q=%E6%98%9F+%E7%8E%8B%E5%AD%90+%E9%A1%95%E5%AD%90
 
 
>>[002] ヨハンさん

映画『ライフ イズ ビューティフル』や『ニュー シネマ パラダイス』を思い出しました。
それらは正に子供心を大人が守る物語です。
けれど宮崎駿は『紅』で子供心を離れた自分を悔やんだのに、どうも再び新作で子供心に終わらない物語へ挑むようですね?

宮崎ではありませんけど、高畑勲の『火垂るの墓』では第二次世界大戦での子供(心)の死が描かれていて、あのように影へ注目することで光の強さを思い知らせる、という作風もあります。
新作は、宮崎版『火垂るの墓』という一面もあるのかも。
 
しかも興味深いのは、今回の主人公が設計者で、つまり宮崎や高畑と同じ“もの作り”に携わる一員だということ。
同類の人物を物語に登場させる、という。
 
「紺碧のうねり」についてなかなか良く書かれています。
http://d.hatena.ne.jp/cangael/20110820/1313803375
紺碧のうねり
http://www.youtube.com/watch?v=zyalK0P9bJo
 
>>[004] ヨセフさん

新作でのファンタジーについて宮崎駿は以下のように語ってますね。

> 今はファンタジーを作る時期ではない。
> (ファンタジーが)あまりに多く作られ過ぎて、ゲーム化している。
> だから我々がゲームを作ることはなかろうと。
> 今こそ等身大の人間を描かなければ。
 
http://ghibli.jpn.org/report/kazetachinu_matome/ (CP:http://zhp.jp/JB9I )↑
 

>>[005] ヨセフさん

ご引用は『ほぼ日刊イトイ新聞』ですね、僕も好きです。(*´∀`)♪

> 日本人は部分から全体にいき、西洋人は全体から部分にくる、という……たしかに、宮崎駿が作った美術館の設計もそうです。

http://www.1101.com/ghibli/2004-07-16.html↑

宮崎駿が映画を構想するとき、まずイラストを描いて、あとから物語や人物を設定してゆくという話は、僕も以前に聞いて驚きました。
たしか宮崎はそれについて、
「やりたい・観せたい場面から考える」とか説明してて、いわゆるメッセージとかはあとづけなんだなあ、と。
 
 
 エコロジカルな世界観

世界観の描き方から、メディアではエコロジーの視点で評価されることが多い。
ただし宮崎はそれを好ましく思っていない。
また多くの作品で空を舞うシーンが描かれることが多いが、宮崎もそれを意識している。
観客に作品世界の空間の広がりを意識させるためだという。

 脚本なしでの制作

制作の準備段階でイメージボードを大量に描いて作品の構想を練り、脚本なしで絵コンテと同時進行で作品を制作していくという手法で知られる。
これは、周囲から「日本アニメーション界のウォルト・ディズニー」「制作要らずの宮さん」と呼ばれる程の超人的制作管理能力を持つ宮崎にして初めて可能な手法である。
また漫画作品においても、一コマ単位で下書き・ペン入れ・仕上げを行うという独特のスタイルで執筆されている。
ただし、まったくの白紙の状態から絵コンテを描くわけではなく、ノートにストーリーの構成やアイディアを書いている。
本人によれば、「一日中文字を書いていることもある」ということである。

宮崎駿
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E9%A7%BF (CP:http://zhp.jp/09Y1 )
 
 
“「もうちょっと生きようかな」と苦笑 『風立ちぬ』遺言説をやんわり否定”

スタジオジブリの宮崎駿監督が、東京都小金井市の同社で行われた7月公開の最新作『風立ちぬ』の完成報告会見で、同作が宮崎監督の“遺言”だと鈴木敏夫プロデューサーが語ったことについて、
「鈴木さんはそういうこと言うのが好きだ。
(鈴木プロデューサーに『遺言か?』と聞かれて)つい言っちゃった」といい、
「遺言は、死ぬときに残すものなんで、もうちょっと生きようかなと思っているので……」と苦笑しながら、やんわりと否定した。

同作について、宮崎監督は
「模型雑誌に道楽で書いたものですから、それを鈴木さんが次回作にしたらと言ったとき『どうかしてるんじゃないか』と思った。
僕はマンガ映画が好きで(この仕事を)始めた。
マンガ映画の枠を越えるのは好きじゃない。
子供が分からないものを作りたくない」と当初は映画化に否定的だったというが、鈴木プロデューサーに説得されたと明かし、
「東日本大震災や リーマン ショックのあとで、ファンタジーを簡単に作れない時代が来た、どうしようか模索していたが、思い切って作ったら、新しい展開が生まれるかもしれない。
悪戦苦闘しました」と難産だったことを振り返った。

遺言説は否定したものの、同作については
「歩きばっかりの映画、しょうがない人間は歩くんだ。
弱点はいっぱいある映画ですが、スタッフがよくやった。
長い間の積み重ねがあってできた縁のある映画。
だから(初めて試写を見た時)不覚にも涙を流したのかな……」と、その思い入れについて語った。

鈴木プロデューサーは、会見後
「『この映画をひと言でいうと?』という質問を受けて、(宮崎監督が)年齢も年齢だし、“遺言”がカッコいいかなと思った。
次が作れるかなんて分からない。
宮さんはいつも“遺言状”を書いているんだと思います」と説明し、
「映画を公開して、お客さんが来てくれるかは保証がないけれど、いっぱい来ると『またやろうかな』となる……」と語った。

宮崎監督が『崖の上のポニョ』以来5年ぶりに描く最新作『風立ちぬ』は、雑誌『Model Graphix (モデルグラフィックス)』(大日本絵画)の09年4月号〜10年1月号に自身が連載した原作を基に、堀越二郎という実在のゼロ戦の設計者の生涯と結核の美少女が登場する堀辰雄の『風立ちぬ』をイメージした物語。
主役を庵野秀明さん、ヒロインを瀧本美織さんが担当するほか、西島秀俊さん、西村雅彦さん、元・スタジオジブリ取締役の スティーブン アルパートさん、風間杜夫さん、竹下景子さん、志田未来さん、國村隼さん、大竹しのぶさん、野村萬斎さんらが声優を務める。
『風立ちぬ』は7月20日に全国で公開予定。

2013/06/30 毎日新聞デジタル
http://mantan-web.jp/2013/06/30/20130629dog00m200019000c.html (CP:http://zhp.jp/QCbi )
 
 
>>[012] warMart

トピック冒頭の「子供の視点」を退けて作ってみた作品なんですね。
何とかヒットして、次作も観たいな。
 
 
“宮崎駿は、声優のスキルについてどう考えているのか”

ホリエモンが「声優って実際そんなにスキルいるんかえ?って身も蓋もない話もあるし。」なんてツイートをして波紋を呼んだ。
宮崎駿監督も、そんなふうに思っているのだろうか?
宮崎駿監督は、プロ声優をあまり使わない。
最新作『風立ちぬ』、主役の声を担当するのは庵野秀明だ。
庵野秀明は、声優ではない。
『新世紀エヴァンゲリオン』『彼氏彼女の事情』等のアニメ監督だ。
なぜ? なぜ庵野秀明?
劇場用アニメーションでは、ときどきプロの声優ではない有名人が起用される。
「話題作り」というヤツだ。
有名人が、どんな作品なのか語り、「声もがんばりました」とか言って、ワイドショーに取り上げられる。そのために登場する、というヤツだ。
金メダルをとったオリンピック選手が、まったく必要のないキャラでヒトコトだけ発するなんてケースもある。興ざめなのでやめてほしい。
だが、宮崎駿作品のケースはそうじゃない。
『風立ちぬ』の庵野秀明は主人公の声である。
話題作りでちょいと、ってレベルじゃないのだ。
『となりのトトロ』のおとうさんの声も、プロの声優ではない。
糸井重里。コピーライター、『ほぼ日刊イトイ新聞』の人だ。
これまた、ちょい役ではない。重要な役どころだ。
音響監督・斯波重治のインタビューによると、最初はプロの声優を使うつもりでオーディションもしていたらしい。
だが、宮崎監督はそのテープを聞いて、こう答える。
「やっぱり普通のお父さんになってしまいますね」
『トトロ』に出てくるお父さんは子供と友達でいられるお父さんで、いわゆるお父さん的なイメージとは違うんだ、という説明を受けて、音響監督は、別の人を探そうとする。
が、すぐに「糸井さんはどうですか」と宮崎監督から提案の電話がかかってくる。
もちろん音響監督は「えーっ!!」である。
不安はありましたか?という質問に対してこう答える。
「ええ、声をあてるのは、よほどの俳優さんでも難しいことで、特殊な能力を要求されるんです」
宮崎駿自身も、糸井重里との対談の中で「ほんというとドキドキしていたんですよ」と言っている。
なぜ、そんなにも大きなリスクをおかしてまで、糸井重里の起用なのか?
宮崎監督は、糸井重里との対談で、こう語っている。
「声優さんの声をいろいろ聞いてみたんですけど、みんな、あったかくてね、子どものことを全面的に理解している父親になりすぎちゃうんですよ」
それで、「これはどこか別のところから人を連れてこなくちゃいけないって話になりましてね。…



糸井さんがいいっていったのは、ぼくです」
声についてこういうことも言っている。
「映画は実際時間のないところで作りますから、声優さんの器用さに頼ってるんです。
でもやっぱり、どっかで欲求不満になるときがある。
存在感のなさみたいなところにね。
特に女の子の声なんかみんな、「わたし、かわいいでしょ」みたいな声を出すでしょ。
あれがたまらんのですよ。
なんとかしたいといつも思っている」
これに対して、糸井重里は「逆にぼくらはアニメっていうのはああじゃないといけないのかなっていうふうに思ってたんですよね。
芝居もそうだけど、過剰ではないと伝わらないわけでしょ」
おそらく、ここで二人が指し示しているのが「声優のスキル」に関わる部分だ。
実際に、父親役の糸井重里の声は、おとうさんっぽくない。
教科書的なおとうさんとしては失格っていう感じすらする。
ちょっと不安定で、世慣れていない。
「となりのトトロ」演出覚書の父の項には、こう書いてある。
“実生活のバランス感覚に欠けている部分があって、その負担を娘達におしつけているのだが、今はそれに気づかず、仕事に没頭している。”
声優的な巧さよりも、声優ではない不安定さが必要だったのだ。
アニメ『NARUTO』の声優竹内順子は、声優の仕事について、『日経Bizアカデミー』のインタビューでこう答えている。
竹内 例えば、振り返るときに「んっ」って言って後ろを向いたり、そんな人間いないよって初めは思ったんですよ。
── 普通だったら何も言わずに振り返りますからね。
竹内 でもアニメはそれも一つの様式美で、お客さんに対して音として指定する解りやすいサインだと思ってやるようになったんですけど、普段出してない音だったので、最初は意味がわからなかったです。
(…)
竹内 「こ、これは!?」の最初の「こ」はなんだよ! とか、悪者の最初の台詞はなんで「ハハハ」から始まるんだろうとか、いろんなところが引っかかってはいたんですよ。
宮崎駿は、そういった声優独特の「様式美」に不満を持っているのだろう。
声優にスキルはいらないとは思っていないだろうが、定型になってしまったところに安住してしまうようなスキルなら不要だと思っているのではないか。
“どこか別のところから人を連れてこなくちゃいけない”と思ったのは、型通りの父親像にはめ込んでしまわないための冒険だったのだ。
宮崎駿作品は、『となりのトトロ』以降、どんどん主要人物を担当するのがプロ声優ではなくなっていく。…

『ジブリの教科書3 となりのトトロ』は、音響監督や宮崎駿監督のインタビューの他にも、プロデューサー・鈴木敏夫、美術・男鹿和雄、原画・二木真希子、仕上・保田道世、音楽・久石譲のインタビューや、エッセイ、宣材コレクションなど、作品を新たな視点で捉え直すヒントが満載、オススメです。

(米光一成)
2013/06/30-02:11 エキサイト
http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20130627/E1372265521873.html (CP:http://zhp.jp/1Bot )
 
 
“『風立ちぬ』ベネチア国際映画祭コンペ部門に選出!”

宮崎駿監督5年ぶりの新作『風立ちぬ』が、8月からイタリアで開催される第70回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に選出されたことが明らかになった。
宮崎監督作品としては『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』に続き、3度目の同映画祭出品となる。

スタジオジブリ作品では2004年に『ハウルの動く城』がコンペティション部門に選出、宮崎監督とスタジオジブリに対して「オゼッラ賞」が授与され、翌年2005年には優れた作品を生み出し続ける監督として宮崎監督が「栄誉金獅子賞」を受賞。
2006年に、息子の宮崎吾朗監督がメガホンを取った『ゲド戦記』が特別招待作品として公式上映。
2008年には『崖の上のポニョ』がコンペティション部門に選出され、芸術性の高い作品に贈られる 「ミンモ ロテッラ財団賞」を獲得している。

カンヌ、ベルリンと並んで世界三大映画祭の一つに数えられる世界最古の映画祭への出品に、宮崎監督は
「(ベネチアの)リド島はとてもすてきな島です。
今回は映画祭に参加できません。
イタロ カプローニさん (劇中にも登場する飛行機製作者カプローニおじさんの孫)にお会いできなくて残念です」と飛行機好きな監督らしいコメントを寄せた。

(編集部・中山雄一朗)
2013/07/25-20:21 シネマトゥデイ
http://www.cinematoday.jp/page/N0055066 (CP:http://zhp.jp/hB2A )↑


http://mixi.jp/view_bbs_comment.pl?comment_number=043&bbs_id=73594949
出席できないなんて、どうしてなんでしょう?
まさか体調が..。
 
 
“『風立ちぬ』×『ZIP!』でコラボ特番!! 宮崎駿、涙の理由とは? ヒロイン声優・瀧本美織は軽井沢を巡る”

7月27日(土)15時55分から日本テレビで『大ヒット ジブリ映画「風立ちぬ」×ZIP! SPコラボ特番』を放送!
現在大ヒット中でヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門への選出が決定したスタジオジブリ最新作、宮崎駿監督『風立ちぬ』と日テレ朝の人気情報番組『ZIP!』がコラボし、様々な角度からの『風立ちぬ』の魅力に迫っていく。

『風立ちぬ』の魅力を徹底解説すべく、桝太一アナウンサーと『ZIP!』ファミリーが昭和を感じる軽井沢レトロ旅&クイズを展開。
また、本作でヒロインの声を演じた女優・瀧本美織が軽井沢の旅で風を感じながら、『風立ちぬ』の世界に思いを馳せる。
そして、ジブリの鈴木敏夫プロデューサーとオリエンタルラジオ・中田敦彦が対談、制作秘話&爆笑トークが飛び出す。
鈴木プロデューサーが語る、宮崎駿監督の涙のワケとは?

テレビドガッチでは、アニメ声優初挑戦にしてジブリ作品のヒロインという大役を務めた瀧本美織さんに単独インタビューを敢行。
本作への出演が決まった経緯や、宮崎駿監督との秘話、主人公の声を演じた庵野秀明さんとのエピソード、アフレコ収録の様子、さらに、キスシーンや新婚初夜が描かれているため「ジブリ映画で初めて大人の恋愛に踏み込んだ」と評されている『風立ちぬ』の世界観について語られています。
これまでのジブリ映画とは違う境地に達した、“大人向け”の作品とも言われている本作の魅力とは。

■『大ヒット ジブリ映画「風立ちぬ」×ZIP! SPコラボ特番』
2013年7月27日(土)15:55〜16:50(日本テレビ)
【出演】中田敦彦(オリエンタルラジオ)、瀧本美織、加藤ゆり、曽田茉莉江、鈴木敏夫(スタジオジブリ・プロデューサー)、桝太一・馬場典子(日本テレビアナウンサー)

2013/07/26-11:40 テレビドガッチ
http://dogatch.jp/news/ntv/18164↑


観に行くから観れない! Σ(゚□`;)
タイマー録画しなきゃ。
 
 
“『風立ちぬ』が100倍楽しくなる!? 宮崎駿ワールドとは?

「あたしこのパイ、嫌いなのよね」

高校の頃、金曜ロードショーで録画したビデオテープが擦り切れるくらい『魔女の宅急便』を見続けた。
なんといっても、セリフがたまらない。
自慢にならないが、セリフはすべて言える。
『ハウルの動く城』も好きだ。
あのキムタクの声がいい。
耳元でささやかれたら、失神してしまいそうだ。

ジブリ作品の魅力は、セリフや声だけではない。
『宮崎駿ワールド大研究 (別冊宝島2016)』(宝島社)では、宮崎駿アニメの世界観をさまざまな角度から分析しており、新たな魅力を提示してくれる。

彼の作品には、知られざるさまざまな裏構造が存在すると言われる。
『天空の城 ラピュタ』に描かれた悪役・ムスカと主人公パズーの関係がそのひとつだ。
同書によると、ムスカと、パズーは、実は分身関係にあるという。
2人の共通点は、ラピュタを夢見ていたこと。
しかし、パズーはラピュタという異世界から人間界に戻り、ムスカはラピュタに取りつかれるあまりに人間界に戻れなくなった。
複数のインタビューや他の作品との比較をもとに、ムスカはラピュタに呑まれてしまったもうひとりのパズーだと結論付けている。
こうした観ただけではわからない構造を頭に入れながら、改めて作品を観なおすのもおもしろいだろう。

また、同書では宮崎駿のルーツについても言及している。
彼の一族は「宮崎航空興学」を経営しており、宮崎アニメに出てくる兵器や戦記への愛着のルーツであったという。
1941年に生まれた彼は、戦時中の軍需で何不自由なく暮らす。
戦争で得をしたことが後ろめたさにつながり、日本嫌いの少年へと育っていった。
7月20日に公開された映画『風立ちぬ』は、零戦を設計した堀越二郎が主人公。
美しい飛行機を作りたいという思いで零戦を完成させたのにもかかわらず、神風特攻隊に使われてしまい、若者の命もろとも砕け散る。
そんな「この国のおかしさ」を描こうとした同作品には、彼の幼少時代の想いも詰まっているのかもしれない。

子どもから大人まで多くの人を魅了する宮崎駿アニメ。
それぞれに自分の好きな作品やシーンがあることだろう。
『風立ちぬ』を観た人もこれからの人も、彼の世界観をいろんな角度から覗いてから、さらに楽しんでみてはいかがだろうか?

〈廣野順子(Office Ti+〉
2013/08/02-11:21 ダ・ヴィンチ電子ナビ
http://ddnavi.com/news/154122/ (CP:http://zhp.jp/vCeA )
 
“宮崎駿監督がEテレで半藤一利と対談、『風立ちぬ』から昭和史まで語る1時間”

宮崎駿監督が、8月3日 22:00から放送される NHK Eテレのインタビュー番組『SWITCH インタビュー 達人達 宮崎駿×半藤一利』に出演する。

7月20日から全国公開中の新作アニメーション映画『風立ちぬ』でも話題を集めている宮崎監督。
同番組では『日本のいちばん長い日――運命の八月十五日』『ノモンハンの夏』などの著書で知られ、日本の近現代史に詳しい作家の半藤一利が、独自の視点から「宮崎版昭和史」を読み解いていく。
『風立ちぬ』の話題から、プロの声優を起用しない理由や『となりのトトロ』秘話まで、1時間にわたって宮崎の創作の秘密に迫る。

『SWITCH インタビュー 達人達(たち)』は第一線で活躍する異分野の「達人」同士がお互いの仕事の現場を訪ね合い、それぞれに共通する方法論や成功へのヒントを探っていくインタビュー番組。
テーマ曲には椎名林檎が同番組のために書き下ろした“孤独のあかつき”が使用されている。

2013/07/25-12:20 CINRA.NET
http://www.cinra.net/news/2013/07/25/122039.php (CP:http://zhp.jp/5CO0 )↑


“SWITCH インタビュー 達人達(たち)「宮崎駿×半藤一利」”

放送概要零戦の設計者という実在の人物を主人公に、初めてリアリズムに挑んだ映画監督・宮崎駿と、歴史探偵・半藤一利。
二人が読み解く「昭和」、現代に投げかけるメッセージとは?

子ども向けファンタジーに徹してきた宮崎駿(72)が、初めて戦争のただ中に生きた人々を描いた『風立ちぬ』。
この映画をどうしても見せたかったのが、近現代史の裏表を知り抜く作家・半藤一利(83)だった。
半藤が独自の視点で読み解く「宮崎版昭和史」とは?
今、昭和に向きあう意味とは?
声優のプロを起用しない理由から、トトロ誕生秘話まで、宮崎を「久々に出会う天才」という半藤が、その創作の秘密に迫る1時間。

【出演】アニメーション映画監督…宮崎駿
【出演】作家…半藤一利,【語り】吉田羊,六角精児

NHK
http://www4.nhk.or.jp/switch-int/x/2013-08-03/31/1748/ (CP:http://zhp.jp/EE2V )↑


半藤一利
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%8A%E8%97%A4%E4%B8%80%E5%88%A9 (CP:http://zhp.jp/QDvI )
 
■漫画版のペンネームは宮・ノロオ!?

“3週連続1位獲得! 勢いが止まらない『風立ちぬ』のトリビア・7選”(1/2)
2013/08/06 マイナビウーマン
http://mixi.jp/view_bbs_comment.pl?comment_number=044&bbs_id=73594947
 
 
“宮崎駿監督、韓国の『風立ちぬ』批判に反論”

アニメーション監督の宮崎駿氏が26日、東京都内で韓国メディアと会見、戦闘機設計者が主人公の新作映画『風立ちぬ』に対し韓国のネット上で「戦争を美化している」などと批判が出ていることに関し、
「戦争の時代を一生懸命に生きた人が断罪されてもいいのかと疑問を感じた」と作品に込めた思いを語った。
聯合ニュースなどが報じた。

20日に日本で公開された同作品は、零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の設計者堀越二郎をモデルにした主人公が、美しい飛行機をつくる夢を追った半生を描く。
韓国でも9月に公開される。

宮崎監督は
「堀越は軍の要求に抵抗して生きた人物だ。
あの時代を生きたというだけで罪を負うべきだろうか」と指摘した。

一方、日韓間の懸案となっている従軍慰安婦問題については
「日本がもっと前に清算するべきだった」と指摘。
「橋下徹大阪市長の発言でこの問題がまた持ち上がるのは屈辱的だ」とし、
「日本は韓国と中国に謝罪するべきだ」と強調した。

(共同)
2013/07/27-15:17 MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/130727/ent13072715180010-n1.htm (CP:http://zhp.jp/jCbc )↑


“宮崎駿、新作映画に対する韓国での批判を受け記者会見”

先日公開された日本アニメ界の巨匠宮崎駿の新作『風立ちぬ』に関して、韓国メディアが戦争を美化していると批判的な報道を行ったことに対し、監督自らが記者会見を行った。
歴史上日本が韓国を支配していたこともあり、この種の話題に対し韓国は敏感である。

同作で宮崎は、第一次世界大戦中使用された戦闘機、零戦のエンジニアで指導者でもあった堀越二郎を主人公に据えており、それに対してメディアの非難が高まっていた。

宮崎は、劇中で幾分か穏やかな人物として描かれているこの主人公について、
「自分の開発した戦闘機が太平洋戦争で使用されたからといって、堀越が非難を受けるべきなのか」と述べたと現地の聯合ワイアーが報道している。
さらに、戦争に使われる戦闘機を製作したという側面よりも、一つの美しい航空機を作ることに尽力したエンジニアとして描きたかったので、この映画を作ったとも述べている。

しかしながら、完成した映画に対する世間の反応は、監督の思惑とは異なるものとなっていたようだ。
過去にも同様のことが起こっている。
名作『となりのトトロ』について、宮崎は
「外で遊びまわる子供達というアイデアで作ったのに、結局子供たちは室内でテレビばかり見ている」と語っている。
「どんなに力を注いでも、結果がいつもついてくるわけではないのです」と宮崎は言う。

とはいえ戦時中の日本政府の対応に対して反対派の宮崎は、今回の会見でもその態度を崩すこと無く取材に応じた。
同氏は、7月に発行されたスタジオジブリの小冊子『熱風』の中で安倍首相の憲法改正に対する批判的な声明を発表し、このことにより保守派からバッシングの声が挙がっている。

その他に会見で宮崎は、
「慰安婦問題についてももっと早くに解決すべきこと」とし、戦時中に韓国の女性が性的な労働に強制的につかされていたという問題にも言及している。
慰安婦は、日韓の外交上の痛みどころとしてずっと存在しており、活動家たちが証拠をもとに慰安婦たちを支え続けているが、戦後何十年も経っているのに彼女たち被害者への充分な補償と正式な謝罪がないとして、公式の謝罪要請が後を立たない。

今年の5月には大阪の橋本知事がこの慰安婦問題に対する軽はずみな言動で避難を浴びたことも記憶に新しい。
これらの一連に政府の対応についても、東アジアの融和を望む宮崎は、不謹慎であるとして苦言を呈している。

宮崎監督作品『風立ちぬ』は今月20日に日本でプレミアが開催され、今年の9月には韓国でも上映が決定されている。

2013/07/31 BLOUIN ARTINFO Korea
http://jp.blouinartinfo.com/news/story/934266/gong-qi-jun-xin-zuo-ying-hua-nidui-suruhan-guo-denopi-pan (CP:http://zhp.jp/aCdB )↑
 
今、NHKのニュースを観ています。
宮崎駿の長編映画からの引退が映画祭で発表されたそうです。
 
 
今日は、関東大震災90年の日でもあります。
 
 
“宮崎駿監督が引退! スタジオジブリ社長がベネチア映画祭で発表”

第70回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品されている、宮崎駿監督(72)の5年ぶりの映画『風立ちぬ』(公開中)の公式会見が行われ、席上でスタジオジブリの星野康二社長(57)が、宮崎監督が今作をもって引退することを発表した。

会見の最後、星野社長は
「ベネチアには過去に何度も招待して頂いた縁のある映画祭ですし、世界に友人の多い宮崎駿に関しての発表をこの場でさせてもらいます」と発言。
続けて「『風立ちぬ』を最後に、宮崎駿監督は引退することを決めました。
後日、宮崎駿本人による会見を計画しております」と固い表情で話した。

突然の衝撃発言に、世界各国のメディアは驚きを隠せず、会見場内は騒然。
配給する東宝によると、6日に都内で会見を行い、宮崎監督本人が今回の決意に至った経緯を話すという。

【ベネチア1日=高柳哲人】
2013/09/01-20:53 スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20130901-OHT1T00188.htm (CP:http://zhp.jp/WBZI )


まだ遺言とか最終の意識はないと言ってたのに、残念です。
先輩の高畑監督もまだ作ったのに ..。
 
 
http://mixi.jp/view_bbs_comment.pl?comment_number=109&bbs_id=72665686
 
 
引退といっても、「長編」の、それも「監督」をという宣言のようですし、またいつか彼の手にふれることはできそうですよね。
長編のキャラクターデザインだとか、短編の監督だとか。
 
>>[29] あっそういうことですか。よかったー。
 
“比類ない名人芸…宮崎監督引退、仏紙一面で報道”

アニメーション映画監督の宮崎駿さん(72)が公開中の最新作『風立ちぬ』を最後に引退することについて、3日付の仏紙ル・モンドは1面で「偉大な作品、そして引退」と報じた。

同紙は、この作品の題名が仏作家 ポール バレリーの詩に由来することを紹介。
「二つの傑作『となりのトトロ』『もののけ姫』とは異なるが、またもマジックが発揮された。
彼の名人芸は比類がない」と評した。

2日付リベラシオン紙も「宮崎駿、最後の飛翔」と報道。
「宮崎監督は2004年の『ハウルの動く城』以来、引退をほのめかしてきたが、今回は公式の発表だ」と指摘した。

2013/09/03-10:42 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20130903-OYT1T00389.htm (CP:http://zhp.jp/2CnQ )
>>[32]

さっき、7時からのNHKニュースで様子が紹介されていました。今後はジブリ美術館の展示に、ボランティアという形になるかもしれないが、関わっていきたい、みたいなことをおっしゃってましたね。自分も展示品になるかもしれないが・・(笑)、とのことでした。
 
>>[033] やまぐりサン

僕もNHKニュース、観てました。
後ほど全文記事を転載します。
今は大人しいですけど、社内の先輩が長編を秋に出すくらいですからね。
必ずや悪あがきしてくれると期待してます。(笑)
 
 
>>[031]

“「ぼくは自由です」宮崎駿監督、長編作品引退に関する「公式引退の辞」を発表 ”

長編作品製作からの引退を発表したスタジオジブリの宮崎駿監督が9月6日、引退会見を東京・吉祥寺のホテルで行った。
会見に駆けつけた報道陣は約600人。
国内はもとより、13の国と地域の海外メディアも来場した。
会見を前に、宮崎監督は「公式引退の辞」と題したコメントを報道陣に向けて発表。
以下は全文コメント。

公式引退の辞

ぼくは、あと10年は仕事をしたいと考えています。
自宅と仕事場を自分で運転して往復できる間は、仕事をつづけたいのです。
その目安を一応“あと10年”としました。

もっと短くなるかもしれませんが、それは寿命が決めることなので、あくまでも目安の10年です。

ぼくは長編アニメーションを作りたいと願い、作って来た人間ですが、作品と作品の間がずんずん開いていくのをどうすることもできませんでした。
要するにノロマになっていくばかりでした。

“風立ちぬ”は前作から5年かかっています。
次6年か、7年か……それではスタジオがもちませんし、ぼくの70代は、というより持ち時間は使い果されてしまいます。

長編アニメーションではなくとも、やってみたいことや試したいことがいろいろあります。
やらなければと思っていること――例えばジブリ美術館の展示――も課題は山ほどあります。

これ等は、ほとんどがやってもやらなくてもスタジオに迷惑のかかることではないのです。
ただ家族には今までと同じような迷惑をかけることにはなりますが。

それで、スタジオジブリのプログラムから、ぼくをはずしてもらうことにしました。

ぼくは自由です。
といって、日常の生活は少しも変わらず、毎日同じ道をかようでしょう。
土曜日を休めるようになるのが夢ですが、そうなるかどうかは、まぁ、やってみないと判りません。

ありがとうございました。

2013/09/06-15:40 映画.com速報
http://eiga.com/news/20130906/11/
 
宮崎駿 引退記者会見
http://youtube.com/results?q=%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E9%A7%BF+%E5%BC%95%E9%80%80
 
 
“宮崎駿監督、数えてみたら引退発言これで7回目”

9月1日、日本全国をある報道が駆け巡った……宮崎駿監督引退。
日本アニメ界を長年に渡り牽引しつづけてきた宮崎駿監督の引退をスタジオジブリが発表したのだ。

実は宮崎監督が引退をほのめかしたのはこれが初めてではない。
調べてみたところ、最低でもこれまで7回そうした発言を繰り返していることが分かった。

・第1回 1986年:天空の城ラピュタ

・第2回 1992年:紅の豚

・第3回 1997年:もののけ姫

・第4回 2001年:千と千尋の神隠し

・第5回 2004年:ハウルの動く城

・第6回 2008年:崖の上のポニョ

・第7回 2013年:風立ちぬ

理由は、動員数が振るわないことによる落胆からの発言であったり、体力を問題にしたものだったり、若手の育成を理由にしたものだったり……「情熱を失った」「やりきった」などその理由を具体的に語っている場合もある。

今回の件についてアニメ業界の方に話を伺ったところ、宮崎駿監督の「辞めたい」「辞める」発言は、別に『天空の城ラピュタ』の頃に始まったわけではなく、実はスタジオジブリを設立するずっと以前からある“癖”として業界では知られているそうだ。
そのため「時間をおいて落ち着けば再び情熱が戻る」と楽観的に見ている向きもあるという。
特に監督は作品発表後「燃え尽き症候群」的な様子を見せることがあり、今回も例にもれずそうしたものではないかと教えてくれた。

だた、これまでは「引退」に関する発表をスタジオジブリを通じ最初に行ったという前例がないため、今回については監督の本気度の高さが伺える。
正式な記者会見は6日に行われることになっているが、果たして今回こそ7度目の正直となるのか。
それともこれは新作発表後に恒例で行われる儀式となるのか。
結果がわかるのは恐らく今から3年後か4年後。
監督の次回作に期待があつまる?

2013/09/03 おたくま経済新聞
http://otakei.otakuma.net/archives/2013090303.html (CP:http://zhp.jp/uD40 )↑


寡黙そうでその実、饒舌なんですよね。
 
引退報道直前の日曜日の朝一番。

『日本の航空技術100年展』所沢航空発祥記念館特別展 

でご本人お一人で映画室の隅に座っていらっしゃいましたよ?

遠慮してご本人のひとつ隣りへ座ろうとしたら、私も男一人だったからか、

「まあ、ここに座りなさい」と笑顔でなにかお説教めいた感じで声をかけて下さいました。

そう、作中の黒川氏そのものの口調です。

「私が誰かわかるかな?」と言いたげな微笑みを投げかけながら。

男一人で飛行機を見に行く私も変わったマニアかもしれないけど、

氏も一人で硬派な展示を見に行くのですね。

P.S.トイレで鉢合わせになったときは???となりましたケドw
 
ジブリはこんな作品も発表してるんですね。

『On Your Mark』
http://ja.wikipedia.org/wiki/On_Your_Mark (CP:http://zhp.jp/3DTT )
http://youtube.com/results?q=on+your+mark+ghibli
http://matome.naver.jp/odai/2130906916880511701
 
 
〈宮崎駿監督「この世は生きる価値がある」引退会見でキャリアの“根幹”語る〉

長編映画の製作からの引退を発表した宮崎駿監督が6日、東京・吉祥寺で「引退会見」を行った。
会見冒頭、「何度もやめると言って騒がせてきたが、今回は本気です」と宣言した宮崎監督は、これまでのキャリアを振り返り
「達成感も後悔もなにも、そういう総括はしてこなかったから…」とコメント。
それでも「常に『この世は生きるに値するんだ』という思いが作品の根幹にあった」と自身が作り上げた名作の数々に、思いをはせていた。

会見には宮崎監督をはじめ、鈴木敏夫氏(スタジオジブリ代表取締役プロデューサー)、星野康二氏(スタジオジブリ代表取締役社長)が同席。
星野氏が9月1日(現地時間)、第70回ベネチア映画祭コンペティション部門に選出されている最新作『風立ちぬ』の公式会見で、宮崎監督の引退を発表していた。

宮崎監督が、実際に引退を決意したのは『風立ちぬ』が完成した後で
「作ってる途中は、死にもの狂いで、この後どうするかなんて考えられない。
製作中は完成するのか心配だけで」。
ただ、作品づくりに臨む際「年齢的なものもあって、集中できる時間は減ってきた」と決断に至る経緯を明かした。

今後の具体的な活動については
「以前からやろうと思っていることがあり、それはアニメじゃありません。
実現しなかったらみっともないので、今は言いません」と断言。
「文化人にはなりたくない。
町工場の親父でいたい」という気持ちがあるといい、今後、製作されるスタジオジブリの長編作品には「関与することはありません」と話していた。

この日は鈴木プロデューサーが、高畑勲監督の最新作『かぐや姫の物語』(11月23日(土)公開)に加えて、
「来年夏をめどに、もう1本作っている」と新作の存在も公表し、
「ジブリの今後は、今ジブリで働いている人たちが、どう考えているかで決まるんじゃないか」と発言。
宮崎監督も「やっと“重石”がいなくなるんだから、若い人の声が鈴木さんに届けばいい。
要は彼らの能力、意欲、希望にかかっている」と若い世代に期待を寄せていた。

特に印象に残っている作品は
「とげのように心に残っているのは、『ハウルの動く城』。
ゲームの世界をドラマで描こうとしたから苦労した」と宮崎監督。
報道陣から『風の谷のナウシカ』の続編を希望する声があがると、「ありません!」ときっぱりと語っていた。
会見の最後には「長い間、お世話になりました。
こういう機会は二度とないと思いますが、ありがとうございました」とあいさつし、長年、タッグを組んできた鈴木プロデューサーと固い握手を交わした。

取材・文:内田 涼
2013/09/06 ぴあ映画生活
http://cinema.pia.co.jp/news/161566/53447/
 
“『風立ちぬ』は日本への警告か、震災と不況が重なる今と昔”

先月から公開されているスタジオジブリの最新作『風立ちぬ』は、3週連続で国内興行ランキング1位(興行通信社調べ)になるなど高い注目度を保っているが、一部の評論家からは、作品の中に現在の日本への警告が含まれていると指摘する声も上がっている。

今月イタリアで開かれるベネチア国際映画祭のコンペティション部門にも出品される同作品は、旧日本海軍の戦闘機「零戦」を設計した堀越二郎の半生を描いている。

アニメーション研究家の氷川竜介氏は、映画で描かれている1923年の関東大震災と30年代の恐慌が、2011年の東日本大震災と近年の日本経済の低迷に重なるところがあると指摘。
「関東大震災後には混乱があり、日本は戦争へと進んでいった」とし、愛国主義台頭の背景には経済の低迷があると語った。

先の参院選で圧勝を収めた自民党の安倍首相は、経済の復活や防衛力強化、憲法改正などを掲げている。有権者はアベノミクスを概ね好意的に評価しているが、中には憲法改正について不安を感じている人もいる。

インターネット上では、「風立ちぬ」は零戦をたたえていると批判するコメントがみられ、一部では同作が戦争を肯定していると見る向きもある。

こうした中、宮崎駿監督は先月、エッセイの中で安倍首相が推進する憲法改正について批判。
具体的な政治家の名前は出さなかったものの、
「政府のトップや政党のトップたちの歴史感覚のなさや定見のなさには、呆れるばかり。
考えの足りない人間が憲法なんかいじらないほうがいい」と語った。

[東京 6日 ロイター]
2013/08/07-14:11 Reuters
http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPTYE97603F20130807 (CP:http://zhp.jp/mExi )
零戦のパイロット坂井三郎氏について読んでいたら、彼の動体視力が並みではないことが分かってきた。昼間でも星が見えると言うことは以前から知っていたが、動体視力については知らなかった。何が言いたいかというと、宮崎駿も動体視力がかなり良いのではないかと言うことだ。動くものを細かく観察し表現しているうちに身につけたものだと思う。普通の絵を描く人は動かぬ絵を描くのだが、動くものを描くのが好きな人がいる。セザンヌはモデルが動いたら、リンゴが動くか!と怒ったと言う。動かぬ物を描くのだって大変なのに、何故、動くものが描けるのか、ずっと考えてきた。宮崎駿は動くものが見える目を修練によって獲得したのだろう。
 
〈宮崎駿監督“引退後”の初仕事 三鷹の森ジブリ美術館“クルミわり人形とネズミの王さま展”をリポート〉

スタジオジブリは、東京・三鷹の森ジブリ美術館にて2014年5月31日より新しい展示企画“クルミわり人形とネズミの王さま展”を開催。
ここでは、5月30日に行われた内覧会の模様をお届けする。

スタジオジブリは、東京・三鷹の森ジブリ美術館にて2014年5月31日より新しい展示企画“クルミわり人形とネズミの王さま展”を開催する。

この“クルミわり人形とネズミの王さま展”は、宮崎駿監督が、絵本『くるみわりにんぎょう』から刺激を受けたことがきっかけとなって企画されたもの。
ふた部屋にわたって物語の1シーンを再現した立体展示物などが展示されており、イマジネーションが広がる企画展示となっている。
『風立ちぬ』で、長編映画の監督から引退することを表明している宮崎監督にとって、“クルミわり人形とネズミの王さま展”は引退後、最初の仕事となる。

そんなわけで、注目度も極めて高い“クルミわり人形とネズミの王さま展”だが、開催前日となる5月30日には、関係者を招いての内覧会が行われた。
ここでは、内覧会で解説された宮崎氏の想い、さらに、『くるみわりにんぎょう』のイラストを手がけた アリソン ジェイ氏のトークショーの模様などもお伝えする。

まずは、“クルミわり人形とネズミの王さま展”の展示内容から紹介しておこう。
ひとつめの部屋の目玉は、ねずみの大群とくるみ割り人形が戦うシーンを実現した“ガチャガチャ劇場”。
手前にあるハンドルを回すと、舞台にある人形が動く仕組みになっている。

ふたつ目の部屋には、くるみ割り人形や、絵本『くるみわりにんぎょう』に登場した巨大なおいしいお菓子の造形物などが展示されている。
来場者は実際にくるみを割ることも可能だ。

両方の部屋には、宮崎駿監督自身が作品について、イラストつきで解説をしたパネルが展示されている。
物語のあらすじを始め、宮崎氏がどのようにこの作品を解釈し、いかに来場者に伝えていきたいと考えているかが、わかる内容になっている。

展示品と、宮崎監督のイラストつき解説パネルは10数点展示されている。
宮崎監督の想いに触れたい方は、実際に訪れて確かめてみてはいかがだろうか。

内覧会では、東京・三鷹の森ジブリ美術館館長の中島清文氏が今回の“クルミわり人形とネズミの王さま展”が企画された経緯について語ってくれた。
中島氏によると、宮崎駿監督は企画・監修だけでなく、イラストつきのパネル10数枚を描いており、今回の企画展示は、宮崎監督の長編映画製作における引退後の、初仕事とも言ってもよいとのことだ。

なぜ今回の企画が始まったのか、ということだが、これは宮崎監督がロンドン在住のイラストレーター、 アリソン ジェイ氏がイラストを手がけた絵本『くるみわりにんぎょう』に出会ったことがきっかけとのこと。

宮崎監督がこの作品に触れたのは、ちょうど『風立ちぬ』の製作の真っ最中で、ヘトヘトに疲れていたときのこと。
何度も何度も、毎晩この絵本を見ているうちに、作品が好きになった宮崎監督は、3人の女の子にこの絵本をプレゼントしたという。

絵本の評判は上々で、それに気をよくした宮崎監督は、さらにネットでドイツ製のくるみ割りを購入して女の子にプレゼント。
えこひいきにならないようにするために8体も購入し、「おかげでおこづかいがなくなった」とこぼしていたそうだ。

とはいえ、そこで宮崎監督はおもしろいことがわかったようだ。
男の子は、人形の口をがちゃんがちゃんと開けたりしてロボットのように遊ぶのだが、女の子は人形をぎゅっと抱きしめてくれたそうだ。

女の子はたいそうくるみ割り人形を気に入ってくれたそうだが、宮崎監督は
「なぜ、女の子はこんなにくるみ割り人形が好きなんだろう」と不思議に思い、 E.T.A.ホフマンによる原作本『クルミわり人形とネズミの王さま』を読むことにしたのだという。

一読して宮崎監督は困惑したらしい。
それは、話が理解できないからだった。
「この人形は人間なのか?
それとも人形なのか。
つじつまがあっていないぞ」と混乱したという。
しかし、周りで本を読んだ女性たちは「え? そうでした?」という感じでとくに気にしていなかったそうだ。
そこで、「なぜなんだ、なぜこのつじつまがあわない世界を理解できるのだ」と宮崎監督は疑問に思い、さらに作品にのめり込んだらしい。

(取材・文 編集部/ヒナタカ)
2014/05/31-03:20:00 ファミ通.com http://www.famitsu.com/news/201405/31054201.html CP:http://zhp.jp/lKeg
 
NHKスペシャル『終わらない人 宮崎駿』

初回放送日2016年11月13日(日)午後9時00分〜9時49分

番組内容

3年前、電撃的な引退宣言を行った世界的なアニメーション映画監督・宮崎駿(75)。長編映画の現場から身を引くと宣言した宮崎だが、その創造への意欲は実は衰えていなかった。新進気鋭の若きCGアニメーターとの出会いから、初めてCGを本格的に使い、短編アニメで新たな表現への挑戦を始めた。だが、映画作りは難航し、制作中止の危機に直面する。宮崎アニメ初となるCG短編制作の舞台裏を、カメラが2年にわたって独占取材した。クールジャパンの基幹コンテンツと期待されながら、国際的にはピクサー、ディズニーらのCGアニメに圧倒されている日本のアニメーション。宮崎が世に放つ短編は、日本アニメの未来を変える一手となるのか。番組では、巨匠の溢れ出る映画作りへの想い、苦悩、あがきを生々しく活写していく。

https://www6.nhk.or.jp/special/sp/detail/index.html?aid=20161113

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