ヴァルジャン:
静かで明るい世界が蘇る
「The earth is still. I feel the wind. I breathe again.
And the sky clears, the world is waiting.」
→訳は岩谷時子さんなんですか?
「風を感じる。再び外の世界の空気が吸える。」なんてところは割愛されてますが、結構コンパクトにうまくまとめておられると思います。
泉で渇きを
「Drink from the pool. How clean the taste.」
→味がclean(すっきりしていておいしい?)と言ってますね。
忘れまい地獄を
「Never forget the years, the waste.」
→忘れないのは「地獄」ではなくて、「無駄になった時間」です。
許すまい 奴らが俺にした仕打ち
「Nor forgive them, for what they've done. They are the guilty, everyone.」
→「奴らは全員有罪だ。」という表現があります。
新しい世界で俺はどうなるか
「The day begins...And now lets see what this new world will do for me!」
→「新しい世界が俺に何をしてくれるのか。」と客観的な表現です。この時点では自分の意思がない、ということなんでしょうね。
ヴァルジャン
汗水たらしてこれか!
「This handful of tin wouldn't buy my sweat!」
→「この手にあふれるスズ(小銭?)では俺の汗も買えないぜ!」
労働者の頭
同じでたまるかクズと
「Why should you get the same as honest men like me?」
→「なんでお前が俺のような誠実な人間と同じだけもらえるんだ。」ほとんど一緒ですね。
ヴァルジャン
今はどの家も 俺に扉を閉ざして
仮の釈放か黄色い紙切れ 見せろという
やつら俺見て失せろという
「Now I know how freedom feels. The jail is always at your heels. It is the law. This piece of paper in my hand which bids me cast throughout the land. It is the law. Like a cur I walk the streets. The dirt beneath their feet」
→ここが全然違います。意訳すると、”結局自由になっても前科者は世間に捨てられたようなもので、刑務所はすぐそこにある。”という感じでしょうか。僕が違う所を見てるのかな??