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海外マイナーアニメ・無名アニメコミュのラトビアのアニメ(Latviešu animācija)

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おとぎ話が敷居の上に座っている(Sēd uz sliekšņa pasaciņa)1987

監督(Režisors):ルァゼ・スティエブラ(Roze Stiebra)
詞(dzeja):アスパズィヤス(Aspazijas)
音楽(mūzika):ズィグマーラ・リエピニャ(Zigmāra Liepiņa)
歌(dzied):ミルザ・ズィーヴェレ(Mirdza Zīvere)
制作:ラトビアテレビ(Latvijas televīzija)

タイトル訳は、余りこれで合っているか自信ありません。

あるとき、少年が謎の乙女(女神?)と出会う。
その乙女が手に持っている貝の中に不思議な世界が広がっており、
少年がその中に入って色々と不思議な体験をする。
シュルレアリスムをアニメにしたような作品。
歌も、煌く様に美しく、且つ、このアニメーションの世界観に
マッチした雰囲気なので、聴き応えあり。

DVD化はされているようです。購入はこちらから↓
http://www.xnet.lv/index.php?zoomid=74018
http://www.dvdnoma.lv/Lat-Dvd-Movie-1284.aspx
http://www.xnet.lv/index.php?zoomid=51567
http://www.dvdveikals.lv/?lang=lv&id=1&cid=5&mid=1284
残念ながら、Amazonでは取り扱っていないようです。

http://www.youtube.com/watch?v=X8laXAeT0wE


<題名を修正>

<記事初出>
2010年09月22日 00:49

コメント(40)

ファンタドゥルァムス(ファンタドロムス)Fantadroms(1985-1995)
ロシア語表記タイトル:Фантадром



【監督】(Režisors)
アンスィス・ベールズィンシュ(Ansis Bērziņš)

【その他のスタッフ】
アイヴァルス・ルシュマニス(Aivars Rušmanis)
アンドゥリス・グリーンベルクス(Andris Grīnbergs)
ルァドリグァ・ファミンス(Rodrigo Fomins)


制作所:ダウカアニメーションスタジオ(Animācijas filmu studija DAUKA)

Fantadroms(IMDb)
http://www.imdb.com/title/tt1882434/



特殊能力を持つスーパーキャット『インドリチス13世』(Indriķis XIII)
が主人公のSF短編アニメ。
場面設定は話によって多少変化したりしますが、大体全てに共通する内容は、
SOS信号をキャッチすると赤い玉と黒い箱が現われ、
それらが融合すると主人公の猫に変身し、
研究所(?)から現場に急行するというもの。
「銀河鉄道999」のように、宇宙に浮かんだ星の上が舞台であることが多いようです。

その時、側にネズミがいたりするのですが、この主人公に恋心を寄せているようで、
名残惜しそうに見守っていたりします。
そのネズミは、「一輪車」(宇宙を飛べる他、船にも変身する)で
宇宙を移動したりします。

主人公の猫は、空を飛ぶ能力の他に、鉛筆とか飛行機、
潜水艦等に変身する能力を持っています。

とてもぶっ飛んでいると思ったのは、主人公の猫とは別に、
足がヒダヒダになっている(スカートみたいになっている)空飛ぶ猫
(宇宙猫?)もいるのですが、この猫も主人公の猫に深い愛情を抱いているようで、
この二匹が仲良くしているのを見て駆けつけ、二人の仲を邪魔したりします。
つまり、三角関係がこのアニメで描かれているのです!!

主人公のネコは、「クシャミ」をするのが癖。
最初にクシャミをしてOPが始まり、最後にまたクシャミをして話が終わります。

1985年に、大クリスタプス(Lielais Kristaps)という
国立のラトヴィア映画祭に出品され、その後、1995年までに13話作られたそうです。



アイスクリーム(Saldējums)
http://www.youtube.com/watch?v=IKeS1_pdcrQ
アルマジロのルァビス
Bruņnesis Robis

交通安全のマスコット

最初、ラトヴィアのキャラクターかと思ったのですが、実は、
オランダの、マールテン・レイネン(Maarten Rijnen)
のデザインしたマスコットのようです。

「アルマジロのホーヘム」(Goochem het gordeldier)
というらしい。

しかし、まともなアニメーションはラトヴィアのしか無い様です。

https://www.youtube.com/watch?v=_jii5zqTagw
ラトヴィアの道路交通安全局
(CSDD, Ceļu satiksmes drošības direkcijas)による、
シートベルト着用キャンペーンのマスコットは、アルマジロです。

「締めよう、危険ゼロ!」(Piesprādzē! Neriskē!)
が合言葉

ところが実は、オランダの、マールテン・レイネン(Maarten Rijnen)
のデザインしたマスコットのようです。

「アルマジロのホーヘム」(Goochem het gordeldier)
というらしい。

どういった関係なのか不明ですが。

http://www.jelgavniekiem.lv/?act=10&art=5426
アルマジロのルァビス
Bruņnesis Robis

シートベルト着用と、自動車運転免許証の受領のポスター
http://www.csdd.lv/lat/noderiga_informacija/preses_relizes/2010/?doc=1383

着ぐるみによる、子供たちに対する実演指導。
(着ぐるみと言ってもちょっと微妙)
http://www.liepajniekiem.lv/zinas/sabiedriba/csdd-kampanas-neriske-piespradze-ietvaros-tapusi-izrade-robja-skola-10979
見ている歌(1988年) - 仮称
Skatāmpanti



露語題名:Считалки в картинках
英語題名:Looking-Rhymes

【原作】
ヤーニス・バルトヴィルクス(Jānis Baltvilks)

【脚本と監督】Scenārija autore un režisore
ルァゼ(ローゼ)・スティエブラ(Roze Stiebra)

【スタジオ】Studija
リーガ映画スタジオ(Rīgas Kinostudija)

ラトヴィアの詩人で鳥類学者、
ヤーニス・バルトヴィルクス(Jānis Baltvilks, 1944-2003)
の作品をアニメ化したものだそうです。

少女、ダチョウ、ウサギ、ネズミの4人が、
それぞれサイコロの一部分(パーツ)を持っていますが、
彼らの所有している4つのパーツが全て揃わなければ、
「或る」力を発動させる事ができません。

https://www.youtube.com/watch?v=iA2Qe71tU_A
見ている歌(1988年) - 仮称
Skatāmpanti

また、ウサギの所有しているアタッシュケースを開くと、
人の大きさに対応した巨大な升目のボードゲーム盤となります。

その巨大な盤上に直に乗ってバトルを繰り広げるわけです。
(人間ボードゲーム?)
見ている歌(1988年) - 仮称
Skatāmpanti



トレンチコート姿の様なメン・イン・ブラック(?)たちが、
ネズミとその彼女(?)をさらってしまいますが、
果たしてその目的は?

4つのサイコロが揃うのを妨害しようとしたのか?

果たして、4つのサイコロのパーツが揃った時、何が起こるのでしょうか?



題名の「Skatāmpanti」の意味について
「Skatām」は「skatīt」(見る)の現在分詞のようです。
https://en.wiktionary.org/wiki/skat%C4%81m

しかし「panti」の意味がよく分かりません。

映像の題名ロゴ表示の時、題名の対ロシア語訳と英訳が出ていますが、
露語は「Считалки в картинках」(絵の中の歌)
英語は「Looking-Rhymes」(見ていることの歌)

またそれらとは別に、
露語の「Стишки」(韻文)という題名でも出ていますが、
原題に「見る」を意味する言葉が入っているため、
「見ている歌」と訳しました。

素人の翻訳なので、もしかしたら間違っているかも知れません。

《追記:本家ブログのコメント欄より、Matyikaさんから、
童謡「Skaitāmpants」を捩ったものではないかとの指摘がありました。

その原作の絵本(?)と思われるものを紹介した頁です↓
https://zevvs.wordpress.com/tag/skaitampants/

つまり、「数え歌」ではないかと。
確かに、数える場面というのがありますよね。

「数え歌」という題名にした方が、しっくり行く気がします。

ラトヴィア語で「見る」と「数える」(skaitīt)は一字違いなので、
要は駄洒落みたいな感じでしょうか?》
リーガのおかしな住民(2001年)
Neparastie rīdzinieki

https://www.youtube.com/watch?v=4c9deYNGKg8


・監督(Režisors)
ローゼ・スティエブラ(Roze Stiebra)

・脚本(Scenārija autors)
イルゼ・スクラスティニャ(Ilze Skrastiņa)
ローゼ・スティエブラ

・スタジオ(Studija)
ダウカアニメーションスタジオ(Animācijas filmu studija Dauka)

・受賞
2001年度大クリスタプス(国立ラトヴィア映画祭)
Lielais Kristaps, Nacionālais filmu festivāls
に於いてアニメーション部門受賞。

・資料
http://fenixclub.com/index.php?showtopic=134194

異形の者とも言えるユニークなキャラクターに、
キャラクターデザインの型に嵌らない様な自由さが見て取れます。
『ムーミン』とか『コジコジ』の脇役に出てきそう?

民謡の宝庫と呼ばれるラトヴィアだけあって、音楽もいいですね。
特に、冒頭の清々しい歌が魅力的です。
登場キャラクターが歌ったりします。
つまり、ミュージカルアニメでもあります。

遊園地かと思えてしまいそうなリーガの街がとても愉しそう!!
童心に帰って好奇心に満たされたい人は、
このアニメを見た方が良いかも?

因みに、ラトヴィアの首都リーガの
創設800周年を記念したアニメーションだそうです。

◎内容
将来、リーガの守護者『黄金の鶏』(Zelta gailis)
になることを夢見る鶏の子、
ユスティンシュ(Justiņš)と人間の女の子による、
不思議な街リーガに於ける冒険。
モーレツ子ギツネマーチ(子狐の猛烈行進曲)1995
Nikno lapsēnu maršs



詞(Dzeja)
イネセス・ザンデレス(Ineses Zanderes)

監督(Režisore)
ローゼ・スティエブラ(Roze Stiebra)

スタジオ(Studija)
ダウカ・アニメーションスタジオ(Animācijas filmu studija Dauka)

ラトヴィアには歌のアニメーションが多いですが、コレもその一つ。
とてもノリが良く、ウキウキしていて、聴いていて心地よいですね。

NHKの『みんなのうた』に出しても全く違和感ありません。
というか、出した方が良いと思います(最近テレビは見ませんけど)。

また、制作されたのが90年代という事もあり、
伴奏には90年代のゲームミュージック的要素も勝手に感じました。
私は“元ゲーマー”なので。
>10

モーレツ子ギツネマーチ(子狐の猛烈行進曲)1995
Nikno lapsēnu maršs

を収録しているDVD
クッキー
Amigo piedāvā: multene "Cepumi"

監督(Režisors):ヴァイディムス・ジュクス(Vaidims Žuks)



言葉がよく分からないので憶測で書きます。
『アミーゴ』(Amigo)という所でラトビアの子供達に
キャラクターデザインの募集を行い、
その中の選ばれたキャラクターが、
アニメーションになって動いた、という事でしょうか?
「コンクール」を意味すると思われる「Konkursa」という単語が、
上に貼り付けたリンク先の頁のトップに出ていますし。

こういった試みは、日本でも結構あります。
例えば、1980年代半ばに『ゲゲゲの鬼太郎』のアニメがやっていた時、
そのタイアップ企画の一つとして、月刊『コミックボンボン』が、
日本全国の子供達に「自分の考えたオリジナル妖怪」を募集していましたし、
『ポケモン』でも同様に「子供達の考えたポケモン」
の募集が行われた事があった様な
(よく分からないけどそんな話を聞いた様な聞かない様な)。

「オリジナル妖怪」のグランプリ作品をよく憶えています。
『走火』(はしりび)といって、かなりカッコいいデザインでした。
確か、小学校高学年か中学生くらいの子がデザインしたのかな?
その年齢にしては凄いなと感心していました。

『ドラえもん』でも、月刊『コロコロコミック』の企画だったと思いますけど、
日本全国の子供達に「自分の考えたひみつ道具」
の募集を掛けていた記憶があります。
1980年代か1990年代頃のかなり昔ですけど。

話をラトヴィアに戻しますが、主人公のデザインが良いですね。
『オバケ』(オバQとか)みたいな、そんなノリ。
「一体どこからそんなデザインが出てきたんだよ!!」
と思って仕舞うようなデザインが良い。
名前は『シュニスブァニクス』(Šņisuboniks)で合ってるでしょうか?
11歳の女の子がデザインしたらしい。

上のリンク先に掲げている絵には、
他にも現代美術やアール・ブリュットさながらの
物凄いデザインのキャラもいます
(ルーゼリス、ナルクァゼ、ルーピス、辺り)。

話の内容は、さらわれた父親を取り戻す冒険物の内容らしいです。
「残念だったな、明智君!!」「おはよう、フェルプス君」みたいなノリの(?)、
置かれている手紙に書かれている内容に従って突き進むわけですな。
で、何故『クッキー』という題名なのかというと、
最後にその理由が分かります。
>12

クッキー
Amigo piedāvā: multene "Cepumi"
ターラヴァのラッパ手
Tālavas Taurētājs
https://www.youtube.com/watch?v=5B8nzJtB2dg

【スタッフ】(Filmu veidojuši)
アンスィス・ベールズィンシュ(Ansis Bērziņš)
サンドラ・クラスティニャ(Sandra Krastiņa)
ウヂス・プラウリンシュ(Uģis Prauliņš)


【スタジオ】(Studija)
リーガ映画スタジオ(Rīgas Kinostudija)

【制作年】
1988年

【あらすじ】
とある若い男女が歩いている。
彼らは、大きな木の前で立ち止まると、
その内の若い男がその木を登って行った。
彼は、見張り役のラッパ手であった。
その男を、彼の最愛の女性が不安げに見つめている。
所が、そんな彼らを見つめる不審な男がいた・・・。
(という感じかな?)

平面的で素朴な絵柄ながらも、人物の体の動きが、
恐らく実際に人物の体の動きを観察したのかも知れませんが、
とても緻密な上に、リアリティがあります。
沢山枚数使用しているのが見ていて分かります。
また、大きな木の上からの眺めも、現代美術によくあるような、
臨場感ありながらも荒いタッチで描かれた様な森を見下ろす風景で、
個人的に気に入りました。
現代美術に、よくこういう風景画があるんですよ。
作者は誰か知りませんけどね。

内容的にはかなり地味かも知れません。
でも、このアニメーションの作者はローカルにこだわっているので、
私は個人的にそういう所を気に入っているのです。

元ネタについてですけど、知ったばかりなので詳細は不明ですが、
一応ある程度調べてみて大体は分かりました。
ターラヴァ(Tālava)というのは、
ラトヴィア東部であるラトガレ地方の一地域らしい。
地元方言であるラトガリア語では、トゥオロヴァ(Tuolova)と呼ぶらしい。
その地方が舞台なのかまでは分かりません。
https://lv.wikipedia.org/wiki/T%C4%81lava
>14

ターラヴァのラッパ手
Tālavas Taurētājs

映像中のサブタイトルをご覧になれば分かりますが、
原作は、ラトヴィア近代を代表する作家
ルードルフス・ブラウマニス(Rūdolfs Blaumanis)による詩です。
YouTubeで検索してみると、合唱などの歌の映像が結構出てきます。
何と、歌になっているようです。
下のリンク先の情報によれば、
作詞者はブラウマニスと出ているものの、作曲者までは出ていません。
作者不明の伝承曲に、ブラウマニスが詞を付けたのでしょうか?
それとも、ブラウマニスの詩に、
無名の作曲家がメロディを与えたのでしょうか?
よく分かりません。
このアニメーションの結末を見れば、歌詞の意味はよく分からなくても、
何となく内容が分かると思います。
各々がYouTubeで検索してみてください。
歌詞はこちら↓
https://www.dziesmas.lv/d/Talavas_tauretajs_-_/2086

更に、画像検索してみると
『ターラヴァのラッパ手の像』の画像が幾つか出てきます。
テルネヤス公園(Ternejas parks)内にあり、彫刻家の
ヤーニス・ザリンシュ(Jānis Zariņš 1913-2000)
によって制作されたとのこと。
http://www.atputasbazes.lv/lv/apskates_objekti/1421_talavas_tauretajs_piemineklis/

DVD化についてですが、ダウカアニメーションDVDシリーズ第3弾
『愉快な犬と風』(Suns Funs un vējš)>
(※訳はこれで合っているのか自信がありません。)
に収録されています。
http://fenixclub.com/index.php?showtopic=118915
クルバッツのバラード
Balāde Par Kurbadu

脚本(scenārija autori):
アンスィス・ベールズィンシュ(Ansis Bērziņš)
アルディス・リネー(Aldis Linē)

監督(režisors):
アンスィス・ベールズィンシュ

スタジオ(Studija):
ダウカアニメーションスタジオ(Animācijas filmu studija Dauka)

制作年:
2000年

ラトヴィア神話の英雄『クルバッツ』(Kurbads)
をベースに描いたと思われるアニメーション。
神話がベースとはいえ、時代設定を現代に移すなど、
アレンジしているようです。

魚の死骸の生々しさがちょっと可哀想と思ってしまいますが、
その魚の方から、自らを「食べろ!!」と迫ったわけで。
で、その魚を食べた者は、人だろうが馬だろうが、
女であれば誰でも妊娠してしまったという設定が凄い!!
まあ、元々の神話の設定がそうなのでしょう。

そうやって、馬から誕生した子供が、英雄クルバッツです。
生まれながらの怪力の持ち主です。
他の、同じ様に謎の魚を食べた女から誕生した2人と共に行動します。>

キャラクターの動きにややぎこちなさもありますが、
世界中に絶対的な影響を与えているアメリカや日本の漫画、
アニメーションとは違う独特の描写、絵柄は、魅力的に思いました。
オリジナリティは大切です。

また、話の展開も予想外で、色々と妖怪変化が出てきたと思ったら、
SF的な要素も出て来て、無理があるんじゃないか?と思える感じに、
とてもユニークです。
しかし、クルバッツの最後は・・・?

画像引用元
https://megogo.net/ru/view/30583-ballada-o-kurbade.html
>16

クルバッツのバラード
Balāde Par Kurbadu
>16
>17

クルバッツのバラード
Balāde Par Kurbadu

因みに、BGMとして使用されている音楽は、
ラトヴィア国民楽派を代表する
ヤーゼプス・ヴィートルス(Jāzeps Vītols)
による
ヴァイオリンと管弦楽の為の“ラトヴィア民謡による幻想曲”
Fantāzija par latviešu tautasdziesmu vijolei un orķestrim op.42 (1908-1910)
です。

何という民謡が使われているのか?
一生懸命調べたんですけど、中々見つけられません。
同曲の収録されている
ヴィートルスの管弦楽作品集CD【MARCO POLO 8.223756】に、
解説が出ていないのです。
これはこれで、今後の課題です。
というか、日本ラトヴィア音楽協会関係者にでも訊いてみるか。

それから、ラトヴィアには『スカイフォーガー』(Skyforger)
というメタルバンドがあり、
そのバンドが『Kurbads』というタイトルのアルバムを出しています。
民族衣装をベースにしたと思われるコスチュームを身に着けた、
フォークメタルバンドです。
https://www.angrymetalguy.com/skyforger-kurbads-review/
>6
>7
>8

「Skatāmpanti」と一字違いの「Skaitāmpanti」は、
やはり「かぞえうた」という意味だという事が分かりました。

なので「かぞえうた」と訳します。
小悪魔たち
Velniņi

映像はコチラから↓
https://youtu.be/A7Pkx7cpxEk

物語(Pasakas):ルードルフス・ブラウマニス(Rūdolfs Blaumanis)

原作(Motiviem):小悪魔たち(Velniņi)

脚本(Scenārijs):ラサ・エグリーテ(Rasa Eglīte)
アグリス・レドヴィチュス(Agris Redovičs)
インガ・リバ(プラウリニャ)(Inga Riba)(Inga Prauliņa)

監督(Režisore):インガ・リバ(プラウリニャ)(Inga Riba)(Inga Prauliņa)

制作(Producents):ヴィルニス・カルナエッリス(Vilnis Kalnaellis)

スタジオ(Studija):リヤ映画スタジオ(Film studija Rija)

支援(Filmu finansiāli atbalstīja):国立ラトヴィア映画センター
(Latvijas nacionālais kinematografijas centrs)

初公開:1999年6月17日
https://lv.wikipedia.org/wiki/Velni%C5%86i



ラトヴィア近代の作家、
ルードルフス・カールリス・レオニーツ・ブラウマニス
(Rūdolfs Kārlis Leonīds Blaumanis)
が原作のアニメーションらしい。
https://lv.wikipedia.org/wiki/R%C5%ABdolfs_Blaumanis

とある農家に泥棒に入ろうとしたならず者が、
誤って鍵を古井戸に落としてしまう。
その古井戸の底は悪魔の棲家になっていて、
二人の小悪魔がそれを見つけるが、
実は、その鍵は、地上へと出る扉の鍵だった。
二人の小悪魔は、その鍵で扉を開け、地上へと出てしまうが・・・。

件の農家を巡っての、ならず者や小悪魔たちのやりとり、
小悪魔たちのイタズラや使う魔法、戦いの場面など、色々と見応えあり。
しかし、意外な結末は面白いけど、ちょっとあっけなかった感じです。
でも、新鮮でした!!
>20

小悪魔たち
Velniņi

3枚目の画像は、収録されているDVDらしい。
ラガイニーティスとムズィークスとブベスティーテ
(二角獣と毛玉とティドリーウィンク)
Ragainītis, Mūziks un Bubesīte
(Hornyhoof, Furball and Tiddleywink)

監督(Režisors)脚本(Scenārija autors):
マーラ・リニニャ(Māra Liniņa)
スタジオ(Studija):
ダウカアニメーションスタジオ(Animācijas filmu studija Dauka)
時間(Garums):
5分(min)
制作年(Gads):
2002年(データベースでは『2003』と出ているが、
映像中では『2002』と出ています)
http://ifdb.lv/f3104
http://www.nfc.webserver.lv/lmdb/movies/movie.php?mov_id=1221
https://www.filmas.lv/movie/1221/

詩情溢れる幻想的な描写が中々のものです。
空中であるとか地面であるとか、重力すらも自由にあしらわれ、
それが観ていて心地よい。

1:40辺りの、主人公の犬が向こう側を向いていたと思ったら
瞬時に手前向きになる(尻の辺りがそのまま顔になる)などといった、
トリッキーな描写の数々が魅力的です。

ユニコーンの角が2本というのには驚きましたが、
検索で調べてみたところ、バイコーン(Bicorn)というのがあるそうで。

ほのぼのとしたBGMもいいですね。
口琴と思われる音色が見事にこのアニメーションに似合っています。
3分前後に於ける滑りながら歌うヒキガエルの民謡風の歌が、
一瞬”君が代”っぽく感じました。
湯船の中でオッサンが歌う浪曲の様でもあります。
ラトヴィア民謡「闇夜、緑の草」(Tumša nakte, zaļa zāle)といいます。

タイトルなんですが、3匹の動物の名前なのは分かりました。
『Ragainītis』は二角獣(バイコーン)
『Mūziks』は主人公の犬
『Bubesīte』はヒキガエル

『Ragainītis』は、山羊とか鹿などの、角のある動物の事らしい?
『Mūziks』は、音楽(Mūzika)を意味すると思います。
『Bubesīte』は分かりません。

英語の題名もあるんですけど、内容が違うんですね。
『Hornyhoof』は、角と蹄のある動物という意味で、
ほぼ同じですけど、犬は『毛玉』(Furball)という名前で、
ヒキガエルは『ティドリーウィンク』(Tiddleywink)という名前です。

『ティドリーウィンク』とは、
『ティドリーウィンクス』(Tiddlywinks)から来ているのでしょうか?
手に持った円盤でプラスティックメダルを弾き、
カップの中に入れるゲームです。

このアニメーションのデータベースでは、2003と出ているのですが、
映像を見ると、2002と出ています。
制作年が2002年で、公開されたのが2003年という事でしょうか?
太陽の女神の木の物語・カエルはなぜ歌わなかったの?(2009)
ラトヴィア語:Austras koka pasakas. Kāpēc varde nedziedājam
英語:Tales of The Sunrise Tree. The Frog Who Didn't Sing

【監督】(Režisors)
ニルス・スカパーンス(Nils Skapāns)

【制作】(Producents)
インガ・プラウリニャ(Inga Prauliņa)
ゴラースト・ノルチッチ(Gorazd Norčič)
ボブ・スウェイン(Bob Swain)

【脚本】(Scenārija autors)
ボブ・スウェイン(Bob Swain)

【音楽】(Mūzika)
ウジス・プラウリンシュ(Uģis Prauliņš)

【美術】(Mākslinieki)
フランソワ・ブリュエル(François Bruel)
ゴラースト・クラニツ(Gorazd Kranjc)

【製作所】(Studija)
ジェット・メディア(JetMedia)ラトヴィア
JetMedia
http://www.jetmedia.lv/
コレクティヴ・カートゥーンズ(Qollective Cartoons)スロヴェニア
Qollective Cartoons
http://www.qollectivecartoons.com/
サイドワインダー・フィルムズ(Sidewinder Films)イギリス
Sidewinder Films Ltd
http://www.sidewinderfilms.co.uk/Site/Sidewinder%20Films%20Ltd.html

【時間】(Ilgums)
15min

【言語】(Valoda)
ラトヴィア語(Latviešu)

【資料】
Austras koka pasakas. Kāpēc varde nedziedājam | Apollo
http://www.apollo.lv/portal/fun/articles/169137
Austras koka pasakas. Kāpēc varde nedziedāja - Wikipedia, Latviešu
https://lv.wikipedia.org/wiki/Austras_koka_pasakas._K%C4%81p%C4%93c_varde_nedzied%C4%81ja#

ラトヴィアとスロヴェニアとイギリスの
共同制作によるテレビアニメーション。

前半の『太陽の女神の木の物語』と
後半の『カエルはなぜ歌わなかったの?』とで構成されていて、
お互いに話の繋がりがあるみたいです。
古典的な2D(セル画?)と、3Dとの混合技法だそうです。

前者は、善を司る太陽の女神の木(Austras koks)が世界の平和を守っており、
それをサポートする動物たちがいます。
それに対して、悪を司る地底の母(Pazemes Māte)が悪を生み出しており、
それをアシストする魔物がいます。
そして、絶えず善と悪が戦っている、というお話だそうです。

後者は、雲の無い日照りの暑い日、
魚が太陽の神木に、雨が降らなかったらどうなる?と問います。
神木は、今までそのような事は無かったといいます。
こんな日には、カエルが仕事をする必要があります。
カエルが鳴く事で雨を降らせるのです。
ところが地底の母が、カエルが目覚めたり歌ったりしないように
呪いをかけてしまいました…。

主人公は、妖精でしょうか?
他にも妖精らしきキャラクターが出てきます。

映像の時間は、
Wikipediaも含めたラトヴィア語の頁では”15分”と出ているのですが、
サイドワインダー・フィルムズのサイトでは
”13分”と出ているという食い違いがあります。
Tales Of The Sunrise Tree - Sidewinder Films Ltd
とりあえず、前者を優先して15分としておきました。
>23

太陽の女神の木の物語 → 太陽の神木の物語

女神っぽく見えないので、無難な名称に変更。
https://www.filmas.lv/movie/3183/
>23
>24

太陽の女神の木の物語・カエルはなぜ歌わなかったの?
ラトヴィア語:Austras koka pasakas. Kāpēc varde nedziedāja
英語:Tales of The Sunrise Tree. The Frog Who Didn't Sing

×Kāpēc varde nedziedājam

○Kāpēc varde nedziedāja
とっくの昔に終了したイベントですが、
アーカイヴとしてここに示しておきます。

https://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11074201830.html
2011年11月11日

《転載開始》

今月7日より、『アートアニメーションの小さな学校劇場』で、
バルト三国のアニメーション上映会が行われております。

プログラムは、A〜Lまで全部で12もあり、
その内Bは、エストニアアニメーション史のドキュメント、
Lは、エストニア独立運動を記録したドキュメント映画『歌う革命』です。
プログラムによっては、幾つかの短編で構成されていたり、
長編が一つだけのとかがあります。
一つ一つのプログラム毎にチケットが必要なので、
全部観ようとすると結構値段が掛かります。

私は、自分でも作品を作っている身ですし、
年末に展覧会も控えているので、
全てを観る時間的余裕がありません。
ですので、厳選せざるを得ませんでした。
とりあえず、最低限エストニア、ラトヴィア、リトアニア
の全てをカバーしようと思ったので、
バルト記念週間の期間で
唯一ラトヴィアアニメーションが上映される11月9日に、
同アニメーション上映を鑑賞しに行きました。

※12月にも上映会があり、12月3日、16日にも
同じ内容の上映が行われます。

-----------------------------------------------------------------

ヴラディミール(ヴラジーミル)・レスチョフ
というアニメーション作家の短編作品群が中心という内容でした。
私はこの作家を知りませんでした。
名前からして明らかにロシア系ですので、分からなかったわけです。
ラトヴィアに帰化しているのか、在日ならぬ、”在ラ”なのかは不明。
最近、ラトヴィア国内の
ロシア人に対する風当たりが強いらしいとはよく聞きます。
パンフレットによると、各地の映画祭で上映されているとの事なので、
アニメーション作家としてかなり認められている存在なのかも知れません。
彼の名前のアルファベット綴りを調べてみると、
『Vladimirs Ļeščovs』(ウラディミルス・リェシュチョウス)と出ました。
地元ではそう呼ばれているのでしょう。

最初、内容をよく確認していなかったので、
スウェーデンにあるスモーランド(Småland)のスタジオ名が出てきた上に、
作者がロシア人名だったので、「えっ?」と驚きましたが、
スウェーデンのスタジオでも制作していたという事ですね。

ラトヴィアのアニメーションは、
今までYouTube等の動画サイトでしか観た事が無く、
映画館で鑑賞するのは初めてでした。
で、こういうのもなんですが、
今まで観たラトヴィアアニメーションの中では、
技術的にも内容的にも最も優れた方だと思いました。
私は、”井の中の蛙”だったのです!!
まあ、厳選していると思いますんでね。
『不眠症』『翼と櫂』という作品の、
不条理な内容ながらも不思議と違和感の無い、
というか上手い展開、『おじいさんの蜜蜂』という作品の、
油彩を思わせる絵の質感、
『ロスト・イン・スノウ』という作品についてのパンフの解説には、
バルチック艦隊について軽く触れていますけど、
映像を見ると、観測小屋の男が何を見張っているのか?
は曖昧にされているし、
防寒帽を見ると赤い星(ソヴィエト)が入っている
(作者がロシア系だから?)。
日露戦争当時はソヴィエト政権はありません。
棒状のものを下に刺した時、きちんと刺さらずに倒れる所とか、
扉を閉めた時に屋根の雪がドサッと落ちる描写とか、
思わず「クスッ」と来ました。
う〜ん、センスのとても際立っているアニメーション作家だと思いました。

『翼と櫂』(Spārni un airi, 2009)
の映像の一部が動画サイトに出ていました↓
http://tv.delfi.lv/video/qwUBHzoq/

《つづく》
>26

バルト海の奇妙な果実(バルト三国アニメーション上映会)ラトヴィア編を鑑賞する
https://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11074201830.html
2011年11月11日

《引用の続き》

ブリガーデ(旅団)アニメーション(Animācijas Brigāde)
http://213.175.125.56/lv/filmas/filma?id=408
による人形アニメーションも上映されました。
ラトヴィアの人形アニメーションと言えば、
アルヌァルツ・ブルァウス(Arnolds Burovs)
の『ブブ友』(Si-Si-Dra)という作品を当ブログで紹介済です。
ブルァウスの作品の場合、
動きが若干ぎこちなかったりするのですけど、
ブリガーデアニメーションの作品は、
最近のという事もあるのかも知れませんが、>
キャラの動きや場面展開が小気味良く、見ていて爽快感がありました。
水飛沫を見ると、CGも用いているのが分かります。

『緊急旅団』(Avārijas Brigāde)
という、オーバーオール姿の3人の男による
レスキュー隊のドタバタ救出劇は、見ていてとても面白かった。
外国からも救助依頼が来たりするのですが、上映されたのは、
スペインからのSOSでした。
スペインからラトヴィアというヨーロッパ小国の救助隊に
依頼を掛けるとはね(笑)。
それから、人間に捕まった動物を救出し
逃がしてあげるという話もあります。
YouTubeにはシリーズが沢山上げられていますので、
お暇でしたらご覧下さい。

DVD購入はこちら↓
http://www.randoms.lv/?sub=view_item&cat=131000&iid=520050004

旅団アニメーションの作品は、他に、
”お尻が光らずモテない蛍”を描いた作品
『蛍』(Jāņtārpiņš, 2002)
も上映されましたが、キャラクターデザインが独特だけど、
通常よくある漫画の昆虫デザインよりも
更にマイルドな親しみやすい感じだと思いました。
ホタルが、ちょっとパーマンに似ている?
http://www.filmas.lv/read_article/193

旅団アニメーションのプロデューサー、
マーリス・プットゥニンシュ(Māris Putniņš)へのインタビュー映像↓
https://youtu.be/kVgNfsRP5AM

-----------------------------------------------------------------

【料金】
A〜K
1回券・700円
3回券・1500円
L
当日券・1300円
前売り券・1000円

【会期】
11/7-16 12/3-16

《転載終了》
ネスとネスィヤ
Ness un Nesija

映像はコチラ↓
https://youtu.be/d2302cvnQ0U

ラトヴィア語題:Ness un Nesija
ロシア語題:Нес и Несси
英語:Ness and Nessy

監督(Režisori)
アンスィス・ベールズィンシュ(Ansis Bērziņš)
ローゼ(ルァゼ)・スティエブラ(Roze Stiebra)

制作所(Studija)
ダウカアニメーションスタジオ(Animācijas filma Studija DAUKA)

時間(Ilgums)
60分(60 minūtes)

制作年
1991年
http://www.ltv1.lv/lv/arhivs/13862/12875/

ロシア語版
http://video.mail.ru/mail/nazaroff.v/_myvideo/302.html

バルト週間が近づいてきたという事で、
バルト関係の記事を多目に書こうと思います。

「ラトヴィアに長編アニメーションがあるのだろうか?」
と思っていましたけど、やっと見つかりました。

海が舞台のお話。
海の生物たちが人間による環境汚染によって翻弄されるなか、
リーダー格のバラクーダ(オニカマス)が、
2頭の首長竜『ネス』と『ネスィヤ』の話をする。
その2頭はかつて仲睦まじかったものの、
突然海底から巨大な岩山が隆起し、
2頭の間に立ちはだかって、お互い逢えなくなってしまった!!
今でもずっと逢えないままでいるという・・・。
(ストーリーは、多分こんな感じ?)

ネス湖(Loch Ness)の未確認生物ネッシー(Nessy)
がモデルなのは言うまでもありません。

ラトヴィアのアニメーションというと、
いかにも『みんなの歌』に出てきそうな歌のアニメーションや、
短編アートアニメなどが多いという印象を持っていたので、
これにはかなり新鮮な印象を受けました。

三角帽子を被った妖精(?)は、
如何にもアンパンマンに出てきそうだし、
額に矢印模様が付いているバラクーダは、デザイン的にも中々
(アニメ版”海のトリトン”に出てくる”ルカー”を思い出した)な上、
声が波平っぽいし、Fantadromsに出てくる紫の猫みたいに、
猫の下半身が蛸の様になっているような、
キモカワな桃色のキャラクターもいい!!
龍の落とし子も、中々いいキャラしています。

やはり、ラトヴィアアニメーションによくある、
詩的幻想的な描写もあります。
日本にもアメリカにもない、
独特な雰囲気は健在です。
ロッテとうしなわれた竜たち
Lotte ja kadunud lohed

《ラトヴィア語題》
Lote un pazudušie pūķi
《英題》
Lotte and the Lost Dragons

予告編
https://youtu.be/oFQ8WL0i2zw

【監督】
ヘイッキ・エルニッツ(Heiki Ernits)
ヤンノ・プルトゥマ(Janno Põldma)

【脚本】
アンドリス・アクメンティンシュ(Andris Akmentiņš)

【制作会社】
リヤ映画(Rija Films)
エストニア・ヨーニスフィルム(Eesti Joonisfilm)

【時間】
72分

【公開日】
2019年1月4日(エストニア)
2019年2月21日(ラトヴィア)

【参考資料】
Lote un pazudušie pūķi − Vikipēdija
https://lv.wikipedia.org/wiki/Lote_un_pazudu%C5%A1ie_p%C5%AB%C4%B7i
Lotte and the Lost Dragons (2019) - IMDb
https://www.imdb.com/title/tt9552208/

2019年最後の記事となりました。
最後はエストニアでキメます!!

日本でも公開されている、エストニアの人気アニメーション
「発明村のロッテ」(Leiutajateküla Lotte)
の劇場用長編アニメの第3弾!!
エストニア建国100周年に合わせた作品。

発明村にやってきた二人の科学者、
アライグマのカルル(Karl)と魚のヴィクトル(Viktor)は、
大規模な民謡収集大会に参加していますが、
世界最古の神話的種族であるドラゴン族の謡を録音出来た者には、
最優秀賞が与えられる事になっています。

そこで、ロッテと妹のロースィ(Roosi)は、彼らを手助けする事にしました。
果たして、どんな冒険が待ち構えていることやら…。

キャラは2Dですが、背景は3D。
中々見応えあります!!
期待を裏切りませんネ!!

気になった所は、エストニアが主導で制作されたのか?
それともラトヴィアなのか?というところ。

IMDbでもWikipediaでも、
如何にもラトヴィアが主導であるかの様な感じで紹介されていて、
でも原作はエストニアですし。

それと、妹が生まれたんですね!!
可愛らしい!!

こういう、遊び心あり、サービス精神ありの、
楽しい気分になるアニメーション、好きですね!!

《画像引用元》
Lotte and the Lost Dragons (2019) - IMDb
https://www.imdb.com/title/tt9552208/mediaviewer/rm760454145
Neretas kultūras namā filma “Lote un pazudušie pūķi” – Neretas novads
http://neretasnovads.lv/?ai1ec_event=neretas-kulturas-nama-filma-lote-un-pazudusie-puki
既に終了済みのイベントですが、アーカイヴ的に紹介。

https://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11054573839.html
2011年10月22日

《転載開始》

私のブログとリンクしています水深300mさん情報によって、
昨年オープンしたばかりの日本初のラトビア専門店
『リガコレクション』(中目黒)を、
迂闊にもつい最近知ったばかりなのですが、
(追記:2017年に自由が丘へ移転)
早速その店へ行ってみたところ、
日本でアニメーションも含めたバルトの映画上映会が
行われるという情報を入手いたしました!!
しかも、来月(11月)上半期です。
実にタイミング良いですね。
場所は、アトラスタワー3階なので、
ミヅマアクションから歩いて直ぐですよ!!
というか、ミヅマアクションって、今でもあるのかな?
(追記:ミヅマアクションは2011年に休廊)

しかも、『ラピュタ阿佐ヶ谷』です。
以前、そこでエストニアアニメーション上映会が行われていましたが、
惜しくも見損ねてしまいました。
今度こそ見てやるぞ!!
厳密には、ラピュタ阿佐ヶ谷から少し離れた場所にある
『アート・アニメーションのちいさな学校地下劇場』でやるそうです。

バルト三国記念週間-Baltic Week(11/6-11/12)
という、歌と音楽あり、写真と絵画の展示あり、料理教室あり、
ワークショップありの大イベントが、複数の会場で行われるのですが、
その一環として、映画の上映会も行われるわけです!!
これは行かねば!!

今年は、日本とバルト三国の国交樹立90周年&国交回復20周年
にあたる記念すべき年だそうです!!
因みに、エストニアアニメーション生誕80周年でもあります!!
既に紹介済みの『犬のユックの冒険』(Kutsu-Juku seiklusi)が
その記念すべき第一号です!!

この映画上映会は、『歌う革命』(The Singing Revolution)という
ドキュメンタリー作品のほかに、
バルト三国各国の新作アニメーション作品が
数本同時上映されるそうですけど、現時点では何と言う作品なのか?
貰ったチラシにもネットにも詳細が出ていないのでよく分かりません。

以前にも書きましたが、バルトのアニメーションの中で、
日本でまともに注目されているのは、エストニアだけです。
世界的に認められた作家が、
リトアニアやラトヴィアにはいないからです。
でも、リトアニアやラトヴィアの作品も、
今回は上映されるのか知れません。
非常に期待しております!!
ラトヴィアのアニメーションは、詩情溢れる幻想的なものが多く、
もっと多くの人々に知られるべきだとずっと以前から訴えております!!
リトアニアのアニメーションは、
くまなく見ているわけではないので断言は出来ませんが、
少なくとも見た限りでは、汗臭さというか土臭さというか、
チュルリョーニスの交響詩ではないけど、妙な土着っぽさを感じました。
それぞれに”特色”があると思います。

チラシには、何と、エストニアの人気アニメーション
『発明村のロッテ(Leiutajateküla Lotte)』
のロッテちゃんが出ているではないか(上掲の画像をご覧下さい)!!
このアニメーションは、かなり以前に紹介済みです。
その頃は情報をよく把握していなかったので、
後で記事を色々と書き直したり追記したりしました。
2000年に子供向けTVアニメーションとして登場したのが最初らしい。
最初にブログで紹介する時、
参考にした情報源には2006年と出ていましたが、
劇場用長編版が2006年という事のようです。

因みに、『発明村のロッテ』の和訳タイトルを最初に付けたのは、
実は私なんですね。
幾つかのブログやサイトの他、バルト三国記念週間のチラシにも
『発明村のロッテ』と和訳タイトルが出ていて驚きましたが、
関連タグをネット検索すると、私のブログが目立ってヒットするので、
多分かなり影響を与えているのかも知れません。
私以前にも日本語でネットでこのアニメを紹介している方は
僅かにいましたけど、その時は原語表記のままで、
日本語訳のタイトルまでは出していなかったんですね。
自慢話っぽくなるのでこれ以上はやめます。

《転載終了》
ブログ記事の転載

https://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-12006317747.html
2011年10月16日

《転載開始》

ファンタドロムス(Fantadroms)
タイトルロシア語表記:Фантадром

監督:アンスィス・ベールズィンシュ(Ansis Bērziņš)
制作所:ダウカアニメーションスタジオ(Animācijas filmu studija DAUKA)

Fantadroms(IMDb)
Fantadroms (TV Series 1985–1995) - IMDb
https://www.imdb.com/title/tt1882434/

ずっと以前に紹介済みの、
かなり個性的なラトヴィアのSFアニメーションである
『ファンタドロムス』ですが、久々に検索してみたら、何と、
Twitterやブログ等で紹介している方がおられました。
(敢えてリンクは貼らない)

他にも色々と調べてみたら、ニコニコ動画にも出ていました。
【SF東欧アニメ】Фантадром【内容も読み方も不明】
https://www.nicovideo.jp/watch/sm12398230

でも何故か『Fantadroms』ではなく『Fantadrom』という風に、
語尾の「s」が付いて無い感じで紹介なさっている方が多い。

恐らく、ロシア語版がそうだからではないか?と。
Twitterで紹介なさっている方も、
ロシア語版の映像を紹介していました。
つまり、私のブログから知ったわけでは無い?

バルト三国のアニメーションは、私がそれに興味を持ち始めた頃、
日本では殆どエストニアのしか注目されていませんでした。
というのも、エストニアには、プリート・パルン(Priit Pärn)等といった
世界的に認められたアニメーション作家がいるのに対し、
ラトヴィアやリトアニアには、
世界的に有名なアニメーション作家がいないからです。

その上、日本は権威主義的風潮が強いためなのか、
私がブログ等で紹介しても、
殆ど拡まらない。

でも、日本で殆ど注目されない
(というか、殆ど誰も知らない)ラトヴィアアニメを、
私以外でも紹介する方が続々と出てきた事に、
とても嬉しさを感じます!!

実は、厳密には、私よりも先に
ラトヴィアのアニメーションを紹介している方はおられるんですけど、
検索で引っ掛からない様な地味な書き方をしているので、
偶然に頼らないと見つからない様な紹介記事でした。
後からそういうのを知るわけです。
しかも、盛り上げよう拡めようという気概も余り感じられなかった。

たまに、マイナーアニメーションを
ブログで紹介している方がおられますが、
何故だろうと思って調べてみると、
実はテレビで軽く紹介されていたり
(タイのアニメーション”ナーク”とか)、
NHKで放映されていたり
(アイスランドのアニメ”アナはごきげんななめ”とか)といった様に、
メジャーな所で紹介されていたからという理由があったりしましたが、
ここ最近は、日本でまともに紹介されていなくても
ブログで紹介する方が色々と出てきた様に感じます。

とても良い状況だと思います!!
出来れば、情報交換とか、色々と交流したいところです。

《つづく》
>31
からのつづき

因みに、『Fantadroms』のWikipediaページは、
未だに作られていません(2011/10/14現在)。
(追記:2020/1/17
本文中にて、Wikipedia頁が作られていない旨述べましたが、
改めて調べ直してみると、既に出来ていたには出来ていましたが、
日本語の頁も出来ていました。
ファンタドロムス - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%A0%E3%82%B9
しかし、制作スタッフの名前が英語風のカタカナ表記になっていたりして、
「う〜ん」となっています)

でも、大クリスタプス(ラトヴィア映画祭)
Lielais Kristaps(Latvijas kinofestivāls)
のページにそのタイトルは出ています。
Lielais Kristaps (kinofestivāls) - Wikipedia, Latviešu
https://lv.wikipedia.org/wiki/Lielais_Kristaps_(kinofestiv%C4%81ls)

つまり、その映画祭に出品されていたという事ですね。
1985年だそうです。
恐らく、中々の好評だったのかも知れません。
TVアニメシリーズとして1995年まで13話制作されたそうです。

また、「Fantasy +Dream」が語源なんだろうと勝手に想像して
『幻想夢』とも和訳表記していましたが、
自信が無いので取りやめました。

ロシア語版DVD↓
Фантадром. Сборник мультфильмов - Ozon
https://www.ozon.ru/context/detail/id/3991050/

【記事更新・追記:2011/10/17】
主人公の猫の名前がやっと分かりました。
『インドリチス13世』(Indriķis XIII)です!!
名前からして、ある種の”狙ってる感”を感じるのは、私だけ?
ネット上に、インドリチス13世の着ぐるみまで見つけました↓
Latvijas Republikas Tiesībsargs
http://www.tiesibsargs.lv/lat/tiesibsargs/jaunumi/?doc=172

《転載終了》
キ=ケ=リ=グー
Ki-ke-ri-gū

【監督】
アルヌァルツ・ブルァウス(アルノルツ・ブロフス)
Arnolds Burovs

【公開】
1966年

ラトヴィア初のアニメーション。

「キケリグー」とは何なのか?ですが、
ニワトリの鳴声の擬声語らしい。
日本の「コケコッコー」ですね。
ブタ、ブタ、友だち
Si-Si-DRA

映像はこちら
https://youtu.be/LnwmtRyhufs

ベレー帽を被って如何にも芸術家っぽい風貌ですが、
実はマナーのなっていない悪ガキという。

恋人マイヤの誕生日を祝う訪問時、
花束の包み紙と手紙を
階段にほっぽるなどのマナー違反行為に、
「シーシードラ」と名乗る子豚の妖精が出現。

この意識のままで行動すると大変な事になることを、
階段の壁に図をプロジェクターで投影して示し、
改心させるというお話。

「シーシードラ」は「sivēns sivēna draugs」の略なのですが、
私は2009年にこのブログ記事を書く時、
ラトビア語基礎一五〇〇語(大学書林)
等を駆使してわざわざ意味を調べました。

ちなみに、
こんなヤツにも彼女が?というのはあるかもですが、
そのマイヤちゃんの風貌が、ガリガリ君の妹、
ガリ子ちゃんにソックリという。

画像引用元
VIDEO: Vai vēl atceries multfilmu par Si-Si-Dra jeb "sivēns sivēna draugs"!? - Runā Bildes
https://runabildes.lv/video-vai-vel-atceries-multfilmu-par-si-si-dra-jeb-sivens-sivena-draugs/17356
「雨の日」(1969年)
Lietaina diena
Lietaina diena (1969) | Filmas.lv | LMDb
https://www.filmas.lv/movie/3960/
ラトヴィア初の2D(平面)アニメーション
(切り絵アニメーション)

「ポケット」(1983年)
Kabata
10 lieliskas latviešu animācijas filmas, kas pieejamas internetā bez maksas - Brunch.lv
https://lat.brunch.lv/10-lieliskas-latviesu-animacijas-filmas-kas-pieejamas-interneta-bez-maksas/
ラトヴィア初のセルアニメーション

【監督】
ルァゼ・スティエブラ(Roze Stiebra)
「Projām」ラトヴィア語
「Ailleurs」フランス語
「Away」英語

2019年の作品で、
意味としては「離れて」「向こうに」という感じですが、
日本ではやはり「Away」という英語表記。

25歳のラトヴィア人アニメーション作家の、
ギンツ・ズィルバルァディス(Gints Zilbalodis)が、
約3年半をかけて1人で製作、監督、編集、音楽を務めた、
長編デビュー作。
なんと、12月11日から日本で公開だそう。

「飛行機事故で島に不時着した少年が、
森で見つけた地図を頼りに様々な土地を
オートバイで駆け抜ける姿を描いたロードムービー」
だそうです。

-画像引用元-
Projām − Vikipēdija
https://lv.wikipedia.org/wiki/Proj%C4%81m
Ailleurs - film 2019 - AlloCiné
https://www.allocine.fr/film/fichefilm_gen_cfilm=273496.html

-画像、文章引用元-
ラトビア出身クリエイターが1人で作り上げたアニメ映画『Away』12月公開 : CINRA.NET
https://www.cinra.net/news/20201019-away
・「塔」(2015年、8分)
Tornis
ヤーニス・ツィメルマニス
Jānis Cimermanis

・「うさちゃん、おおいそがし」(2015年、8分)
Zaķu lielā diena
ダッツェ・リードゥーゼ
Dace Rīdūze

・「森の番人」(2015年、10分)
Meža sargi
マーリス・ブリンクマニス
Māris Brinkmanis

・「クリスピー」(2014年、9分)
Kraukšķītis
ダッツェ・リードゥーゼ

・「あかい色えんぴつ」(2014年、10分)
Sārtulis
ダッツェ・リードゥーゼ

・「火星人」(2015年、7分)
Marsietis
ニルス・スカパーンス
Nils Skapāns

・「聞こえない」(2015年、7分)
Nedzirdams
ギンツ・ズィルバルァディス
Gints Zilbalodis
EUフィルムデーズ2016 – こども映画プラス
https://kodomoeiga-plus.jp/2016/05/23/event450/

画像引用元
EUフィルムデーズ2016 | 東京国立近代美術館フィルムセンター
https://www.momat.go.jp/fc/exhibition/eufilmdays2016-6/
>37

「EUフィルムデーズ2016」
のラトヴィアショートアニメのプログラムを
撮影した画像が見つかりましたので、
ここに掲載します。

・「おばけの時間」(2014年、7分)
Spoku stunda
ニルス・スカパーンス

・「優先順位」(2014年、9分)
Prioritātes
ギンツ・ズィルバルァディス

が抜けていました。
鬼の富士山
VELNA FUDŽI

以前、わとそん様より、
ラトビアのアニメに関する嬉しい情報の提供がありました。
ラトビアに関するアニメの歴史など、
詳細に述べているpdfの資料なんですが、
[PDF]NFC Forum
http://www.nfc.lv/resources/File/NKC%20Izdevumi/FN%20Animation%202009.pdf
(pdf注意)
その中に『鬼の富士山』というアニメの紹介文があったので、
取り上げてみました。
ポスターに、日本語でもタイトルが出てるんです!!

で、なんと、YouTubeに予告編と思しき映像も出ていました。
詳細は後日。
https://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10431471824.html
>22

ラガイニーティスとムズィークスとブベスィーテ
(二角獣と毛玉とティドリーウィンク)
Ragainītis, Mūziks un Bubesīte
(Hornyhoof, Furball and Tiddleywink)

×ブベスティーテ
○ブベスィーテ

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