西陣織再生プロジェクトコミュの力織機の問題

西陣織工業組合の登録されている西陣織の織機の台数は平成13年で、
西陣織メーカー数 724軒
織機台数 9,272台
とされていますが。。。

これは西陣織工業組合の証紙というものがありまして、
これは登録している織機の台数に割り当てていまして、
登録さえしておけば、たとえ織機がなくても証紙がもらえる状況です。。。
その分織機の台数分の組合費を払わなければなりませんが。。。

ですから
西陣織工業組合の登録台数は、この限りではありません。
たぶん西陣にはこんなに台数はありません。

ではどこにあるのでしょう？

西陣織の大手のメーカーさんは40、50年ほど前から、
『丹後』や『桐生』、『博多』などの織物産地の力織機をつかって、
西陣織といって作って販売してました。
20年ほど前からは、今は倒産した『聚楽』などの大手が、
中国に廃業した織屋の力織機や手機をもっていって、
中国の人達に作らせて、大儲けをしていました。
でも、そういった商売をしていた大手の多くは倒産してしまい、
残った中国の工場ではじゃんじゃん西陣織が中国人の手でつくられています。

結局、前の世代がやってきたことが因果応報で現在の状況になっています。

あと、平成5年からもう新しい力織機は作られていないそうです。
廃業した織屋の織機の部品を利用して、やりくりをしています。

こんな状況ではあと何年かで、織れなくなります。

さて、どうしましょうか？f(^一^;)