ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

六代目 笑福亭松鶴コミュの(続)古い音源、見つけました

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
『六世 笑福亭松鶴はなし』(戸田学編、岩波書店)の最後の年譜に、市販されたレコード・カセット・CDなどの音源が記載されていますが、そのなかの「六代目笑福亭松鶴大全集<らいぶ浪花落語>1・2」(ワーナー・パイオニア、1987年)のカセット全集2巻がネット古書店にあるのを見つけました。

以前購入したレコード・CDは既に手持ちの音源でしたが、この2巻に収録されている六代目の音源全38席の収録時期をみるとほとんど持っていない音源のようなので、早速購入しました。

10月18日の夜に到着しまして、やっと全ネタのデジタル化が終わりました。(「第2集」の『次の御用日』だけが「てんこもり!」に収録の音源と同じでしたが、それ以外はお初でした。(*^_^*)

以下、収録ネタと時期・収録場所を掲載します。(解説には収録場所は書かれていないので、マクラや時期から判明したものだけです。)

このカセット全集ゲットの結果、手持ちの六代目の音源の数は(重複を除いて)「132」(約75時間)、ネタの種類が「71」となりました。

=====================================
......演題....時間....収録/放送日時....収録場所

1....Vol.1-01....蔵丁稚....27:40....1972/7/16....第6回・島之内寄席
2....Vol.1-01....ひとり酒盛....26:33....1974/4/??....(不明)
3....Vol.1-02....まんじゅう怖い....52:35....1984/1/21....松鶴・仁鶴極めつき十三夜
4....Vol.1-03....馬の田楽....21:44....1974/1/??....(不明)
5....Vol.1-03....土橋万歳....21:31....1975/12/??....(不明)
6....Vol.1-04....平のかげ....18:57....1975/2/??....(不明)
7....Vol.1-04....故郷へ錦....17:04....1975/12/10....もとまち寄席 恋雅亭
8....Vol.1-05....先の仏....49:10....1984/1/14....松鶴・仁鶴極めつき十三夜
9....Vol.1-06....らくだ....28:43....1982/7/??....(不明)
10....Vol.1-06....三十石....27:32....1972/11/??....(不明)
11....Vol.1-07....うどん屋....17:58....1982/1/??....(不明)
12....Vol.1-07....ちしゃ医者....16:50....1976/1/??....(不明)
13....Vol.1-08....うなぎや....27:49....1975/8/??....(不明)
14....Vol.1-08....高津の富....26:11....1974/10/??....(不明)
15....Vol.1-09....遊山船....20:30....1982/7/??....(不明)
16....Vol.1-09....蛸芝居....19:37....1973/5/??....(不明)
17....Vol.1-10....三人兄弟....43:15....1984/1/8....松鶴・仁鶴極めつき十三夜
....................
1....Vol.2-01....尻餅....23:21....1986/1/27....(不明)
2....Vol.2-01....殿集め....23:03....1984/1/11....松鶴・仁鶴極めつき十三夜
3....Vol.2-02....質屋芝居....21:53....1978/5/7....(不明)
4....Vol.2-02....船弁慶....20:58....1979/7/3....(不明)
5....Vol.2-03....阿弥陀ヶ池....23:46....1974/12/??....(不明)
6....Vol.2-03....崇徳院....23:27....1986/1/16....(不明)
7....Vol.2-04....仏師屋盗人....35:24....1984/1/18....松鶴・仁鶴極めつき十三夜
8....Vol.2-04....鴻池の犬....33:17....1984/1/12....松鶴・仁鶴極めつき十三夜
9....Vol.2-05....後引き酒....13:36....1979/5/5....(不明)
10....Vol.2-05....胴切り....13:11....1978/9/3....(不明)
11....Vol.2-05....欲の熊鷹....26:28....1984/1/20....松鶴・仁鶴極めつき十三夜
12....Vol.2-06....軽業....26:09....1982/2/17....(不明)
13....Vol.2-06....市助酒....24:56....1975/12/11....(不明)
14....Vol.2-07....手切れ丁稚....28:47....1984/1/9....松鶴・仁鶴極めつき十三夜
15....Vol.2-07....近日息子....26:53....1977/12/21....(不明)
16....Vol.2-08....寄合酒....26:08....1983/3/18....(不明)
17....Vol.2-08....猫の災難....25:41....1980/8/8....(不明)
18....Vol.2-09....吉野狐....31:14....1973/3/26....(不明)
19....Vol.2-09....次の御用日....27:40....1968/9/7....(不明)
20....Vol.2-10....金つり....18:56....1978/5/7....(不明)
21....Vol.2-10....米揚げ笊....20:33....1968/6/15....(不明)
22....Vol.2-10....へっつい幽霊....39:09....1969/7/5....(不明)

============

コメント(10)

色んなネタを色んな年代にまたがって収録されていて
すごいの一言です。

それをデジ化された、う@湘さんもすごいです。

どれも聞いてみたいなぁと思いますが、どれか1本と
言われれば(誰が言うてるねん!)、「軽業」が聞いてみたいですね〜

1982年頃の口跡でどんな軽業されるのか!?

 「先の仏」・・ざこ八?。土橋万歳、三人兄弟、手切れ丁稚、は聴いてみたい。殿集めは珍しいなぁ。金釣り(小噺?)・・アホが金取られてしまう噺。

 あともう1集あるのですよね・・・・。頑張って下さい。


 松鶴は、「200や300は憶えてま」と書いています。

 三代目松鶴は、神戸で、昼夜・2ヶ月間全部違った噺を演じて、250ほどあったらしいです。400はネタを持っていたらしい。全部で、少なくとも500数十はあったらしいです。
>鈴々さん

カセット・レコードのデジ化は、(高速ダビング技が使えないので)リアルタイムで再生しながらなので時間に余裕のあるときでないと出来ないですね。(自動スタート・ストップが無いので、全手動です。(笑))

でも、一旦デジタルにしてしまえば、メディアの劣化も無いし、いつでもどこでも聴く事が出来るので、苦労した値打ちは十分あります。(^^)

『らいぶ浪花』の「軽業」、さすがに晩年の噺なのでかなりゆっくりと喋っていて呂律もしっかり回らなくなってますが、見世物小屋のくだりになるとあまり気にならなくなるのはさすがです。

「軽業」は、このほかに「上方はなし」収録と、「ビクター落語・上方編」収録のと、3種類聴いてますが、下げは2種類あります。 「らいぶ浪花」と「ビクター落語」では軽業の太夫さんが綱渡りの綱から落ちて大怪我してあちこち痛いと云いながら最後に「かるわざ(からだ)じゅうが痛い」と言って下げてますが、「上方はなし」では同じところで「落ちんのが当たり前でっせ。なんで?表で高札(たかふだ)がいれておます。」と下げてます。 もともとは「高札」で下げてたのが、分かりにくいので「軽業じゅう痛い」に変わったんですかね。
>大八さん

3集目のカセット全集、前に古書店に出てたことがあるそうなんですが、今は見当たりません。

「天王寺詣り」・「天神山」・「初天神」・「貝野村」とかの馴染みのあるネタの他に、「明石名所」・「おごろもち盗人」・「夢八」などの聴いてみたいネタが数多く収録されてます。

じっくりと腰をすえて捜してみます。
軽業の落ちは、

 「軽業じゅうが痛い」が本当やなかったかなぁ・・・・。他の落ちは、「長口上は、大けがのもとや」は、知っています(松之助さんは、これじゃなかったかな?)が、「上方はなし」では、そうなっているとは知りませんでした。聴き込んでいないので・・・。


 「おごろもち盗人」は、松喬が継いで演じています。「明石名所」おもろない噺や。福笑さんがむかしやっていました・・・。


 ビクターも全集、全部復刻したらええのに・・・(アカン餓鬼な・・)。
>大八さん

>>「軽業じゅうが痛い」が本当やなかったかなぁ・・・・

米朝さんの「軽業」も「軽業じゅうが痛い」のようなので私もそうかと思ってたんですが、「上方はなし」をこの前聴きなおした時に「高札」になってたので??と思い始めた次第です。

もともと六代目が全集「上方はなし」を(当時流行のライブでなく)スタジオ録音で作ろうとした理由が、『父(五代目)は文字で上方落語を後世へ伝えた。自分は音で本物の落語を残さなければいけない』と考えたからなので、あえて「高札」のサゲにしたのも理由があってのことだと思うんですが、、、分かりません。(^^;;;

---

『サゲの「高札がでていた」というのは、特別な興行のとき、ふだんより高い料金をとることで、それと入札の場合、高値の札に落ちることをきかせたものです。』 (全集「上方はなし」解説より)

 故・三田純市さんが、『上方はなし』(復刊本)の付録にそのように解説されておられました。

 落ちの変遷は、わかりまへぇ〜ん。「軽業じゅうが痛い」の落ちが、本来の落ちのように思います。

 で、あまり、エエことないから、「長瓢箪は、青瓢箪で・・・」(生兵法は大怪我のもと)に変えたのだと思います。

 高札・・・は、もっと今の人間には、解り難くおしゃろなぁ(だからといって、古いものではないと思います)。
五代目笑福亭松鶴編集の「上方はなし」24集に「軽業」が掲載されて
いますが、そのサゲは「長口上は大怪我の因や」となっています。

六代目が録音された時期からすると「高札がでていた」というサゲが
一番知られていなかったので、あえてそのサゲを採用されたのでは…
と考えてみたりします。

 「口上も不弁のあやまり。太夫も木から落ちる」

五代目の「上方落語の落ち」(憶え帳)にある落ち
ほんと、いろんなサゲあるんですね。

>鈴々さん

>>あえてそのサゲを採用されたのでは…

ふむ、ふむ。 説得力ありますね。

死んだら、あの世で六代目に聞いてみましょうかね。 でも、その結果をここではご披露でけまへんが。(笑)

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

六代目 笑福亭松鶴 更新情報

六代目 笑福亭松鶴のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング