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日本映画コミュの新作総合感想

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新作映画の感想トピックです。
鑑賞された映画についてドンドン感想を書き込んで下さい。
ネタバレについては、ある程度考えて投稿して下さい。

コメント(461)

ガチボーイ佐藤隆太がぴたりやったねわーい(嬉しい顔)
周りのメンバーの青春っぷりも好きやったぴかぴか(新しい)
あと実況おもしろすぎグッド(上向き矢印)
「memo」

佐藤二郎さんファンにはたまらない作品だと思います!

ストーリーは正直ボクは理解できなかったですあせあせ(飛び散る汗)
でも笑いが随所に組み込まれていてかなり笑ってましたわーい(嬉しい顔)
そして韓英恵さん主演なんですが、
今後大物になる予感がする方なので期待大です!
ちょっと古いですけどチーム・バチスタの栄光見てきましたひよこぴかぴか(新しい)

心臓が鶏肉みたいで気持ち悪かったけどあせあせ(飛び散る汗)私はあの話嫌いじゃないです晴れ
先月観た日本映画は

「明日への遺言」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=739700172&owner_id=568711
「ガチ☆ボーイ」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=741906124&owner_id=568711
「Sweet Rain 死神の精度」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=778164261&owner_id=568711

とかなり少なめ
見たい作品はあったんですけど時間が合わなくて
この中ではダントツで「ガチ☆ボーイ」がよかったです
逆に「Sweet Rain 死神の精度」は正直期待はずれでした
「ぼくたちと駐在さんの700日」を観てきました。

意外とって言うと失礼ですが面白かった。
中盤までのユルイ展開から、終盤の熱い展開になっていくのは良かったです。

あと、麻生久美子さんがショートカットになっててビックリ。
「人のセックスを笑うな」

を観てきました。
なんか…ほのぼのもするけど少し切なく、ぃぃ感じでした。
恋愛ってやっぱ難しいものなんですね…。

次は「もがりの森」を見に行く予定です。
まだまだ先だけど、「百万円と苦虫女」「世界で一番美しい夜」も見たいです。
『隠し砦の三悪人』観てきました。
松本潤が主役?の割には宮川大輔のが目立ってたわーい(嬉しい顔)ような。
黒澤監督オリジナル版を観ていないので比べようがないですが爆発・戦い・衣裳的の豪華さが目立つなぁと思いました。黒澤監督のもこんなだったんですかね?個人的には椿三十郎のが好きでした。しかし阿部さんがかっこよかったですぴかぴか(新しい) 内容は二時間あっという間だし楽しめますが心に残る・・という感じにはならなかったです。
私も『隠し砦の三悪人』観てきました。
素直に面白かったです。あっという間の2時間でしたよ。
存在感が際立つ阿部寛は言うことなし。宮川大輔が思いのほか良かったです。
「無駄な恋愛を排除した」黒澤作品。ですね。
確かに恋愛は必要ないかなと思ったのでオリジナルを見たくなりました。
6輪駆動さん
そうなんですね〜黒澤作品、オリジナルをぜひ観てみようと思います!
スターウォーズに影響を与えるとはさすがです。ありがとうございました☆
★『丘を越えて』(高橋伴明)@梅田ブルク7<大阪>
池脇千鶴嬢が相変わらずたまりませんっ!
今回は、彼女の持つ母性的な魅力が、存分に発揮されていた様に思います。
童顔のちーちゃんですが、西田さん演じる菊池寛も、西島さん演じる馬海松も、
もう彼女の前では「子供」みたいになっておりました。
『音符と昆布』の彼女も素晴らしかったし、今年の主演女優賞は、もう決まり!
って、気が早いですが。
でも、今までも、池脇嬢には「がっかり」させられたことってないんですよね。
どの、作品を観ても、とんでもなくすんばらしい演技を見せてくれます。
もっともっと評価されていい女優さんだと思うのですが、あまり話題にのぼりませんよね。なぜなんだろう?

あと、この作品、嶋田久作さんが出ておられるのですが、この人、明治とか大正とか昭和初期とかの人物を演じると、ものすんごく似合いますよね。
一度、目にしたら忘れられない顔だし。
ずるいなあ、嶋田久作(笑)。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
★『アフタースクール』(内田けんじ)@なんばパークスシネマ<大阪>
私は、『運命じゃない人』という作品が、あんまり好きではありませんでした。
あの作品は、形だけは上手く整っていますが、中身がからっぽの様に感じたからです。
「感心」はしても「感動」はしない映画です。
しかし、今回の『アフタースクール』には、心がざわめき泣いてしまいました。
私が「泣いた」というと、ある友人に「えっ!どこで!」と驚いた様な顔をされてしまいましたがw。
どこで、と、いうことはネタバレになってしまう可能性があるので、発言はひかえますが、その理由は、今の時代に、ここまで恥ずかしげもなく「純愛」を堂々と描いた映画は、そうそう無いのではないか?ということに反応してしまった様です。
『運命じゃない人』では見えて来なかった映画作家としての内田けんじの顔が、今回の作品ではきちんと提示されていて、素晴らしいと思いました。

あと、やはり田畑智子は凄いな、と。
出番は、あまり多くないし、そんなにたいした役でもないのですが、ものすんごく印象に残ります。
只者では無いですね。
すげえ、田畑智子。


★『接吻』(万田邦敏監督作品)@シネ・リーブル梅田<大阪>

いつも穏やかにニコニコと笑っている人ほど、怒らせると、恐い、始末におえない、なんてことをよく耳にしますが、その人が更に、生真面目で、不器用で、人づき合いが苦手で、世の中に違和感を覚えていて、孤独だったりすると、とても危険な様な感じがします。
「ふっ」と気が付くと、トンカチを片手に、ふらりと民家に侵入し、そこの家族を皆殺しにしてしまう、なああんて可能性もあるのです。この作品における豊川悦司演じる男みたいに。

この世の中は偽善であふれ返っています。
なにげなくテレビのスイッチを入れると、ミャンマーや中国に金を寄付しろ!などと言って来ます。
しかも「この日本の行く末は、いったいどうなるのでしょう?」なんて発言しているニュースキャスターとかいうインチキ野郎が登場している番組の中で。
偽善。
この作品における仲村トオル演じる国選弁護士なんて、まさに、それの象徴でしょう。

犯人の男に自分を重ね、愛情めいた感情を抱いてしまうヒロインを小池栄子が大好演。
小池栄子で映画といえば、『犬猫』『下妻物語』『真夜中の弥次さん喜多さん』などが思いだされます。
たいして大きな役どころではありませんでしたが、そのどれもが観る者に強い印象を残すものでした。
『真夜中〜』なんて、彼女以外にほめる所が無かったものなあ(笑)。
本作を機に、映画というフィールドで、もっともっと活躍していただきたいと切に思います。
そう思ってしまうほど、この『接吻』における彼女は素晴らしい。
静かな凄味が身体じゅうから発せられていて、観ている間、ずっとドキドキドキドキと心がざわめいてしまいました。

小池栄子と豊川悦司による、留置所の面会室でのとても美しいラブシーンがあります。

「私の手、石鹸の匂いがする?」

何も、抱きあったり、キスをしたり、性交したり、といったばかりが、ラブシーンでは無いと思いますです。

もっと早くに出会っていればどうにかなっていたかも、と、二人は言います。
しかし、ダメなものはダメです。
きっと、共依存の関係になってしまい、どのみち残酷な結末を迎えることでしょう。

この作品は、ある人々にとっては「癒し」になる様に思います。
「衝撃の結末」なんかではなく、心が救われる物語の着地点じゃなかろうか?と思います。
かく言う私も、そんなひとりだったりしますです。

二週続けて日曜日に新作観てきましたるんるん
『アフタースクール』
大泉さんと佐々木さんの大っファンなので多少のひいき目は許してくださいあせあせ(飛び散る汗)にしても、とても面白かった右斜め上右斜め上もう一度観たいexclamationexclamation
『マジックアワー』
前回作の有頂天が面白かったイメージが強く期待しすぎて観たためか、なんだかなぁ‥ 深津絵里さんはカワイイ揺れるハート 佐藤こういちさんも新しい一面を見た感じがして良かったわーい(嬉しい顔) ただ物語の内容は、ホント期待しすぎたぁあせあせ(飛び散る汗)
★『世界で一番美しい夜』(天願大介監督作品)@シネ・リーブル梅田<大阪>

「もう、人類なんて滅んでしまえばいいのに」
なあああんてことを、私は、時々、漠然と思ってしまうことがあります。
人間は、もうダメです。
地球の上に胡坐をかいて、好き勝手なことをさんざんやって来て、その結果、自分たちが「生きづらい仕組み」を作ってしまった。
平和な場所なども、どこにもありません。
「平和ボケ」なんて言われている日本だって、余所の国と戦っていないだけで、日本人同士で戦争状態になっている様な気が致します。
しかも、その戦い方は、ストレートなものでは無く、人をじわじわと追い詰めて行き、精神的にボロボロにするという、実に陰険なものです。
なんということでしょう。
一見、平和に見える他の国だって、似たようなものに違いありません。
上手く呼吸が出来なくて、とても苦しい。
ホント、もう人類なんてクソみたいなものは、滅んでしまえばいい。
と、ここまで極端では無いにしろ(笑)、私と似た様なことを感じている人は、きっと多いと思います。
この『世界で一番美しい夜』を撮った天願大介監督も、そんなひとりかも知れません。
だからこそ、この様な作品の脚本を書き、メガホンを取ったのでしょう。
この作品は、現実的には、まずあり得ない物語が展開して行きます。
登場人物たちも、デフォルメされています。
しかし、それでも、もの凄く生臭い感じになっているのには驚きました。
天願監督は、本気で「父親の跡を継ぐ」気になっているのではないでしょうか?
リアルな語り口ではなく、おもしろ可笑しく滑稽に、人間が今かかえている危機に警笛を鳴らす。
こういう描き方をしなければならないほどの「どん詰まり」に、もう、我々は来ているのだ、というメッセージを発している様に受け取れます。
まあ、そんな屁理屈はともかく、ただ単に大人のための娯楽映画として観ても、かなり面白い作品に仕上がっています。
ガハガハ笑わせながら、作品の中にぐいぐいと観客を引き込んで行き、それで、物語の終盤では、否応なしに、深いことを考えさせられます。
重喜劇の大傑作の誕生です!
今まで、もうひとつ「ぱっ」としなかった天願監督ですが(悪くはないんだけど「何かが足りない」感じがして、いつもはがゆい思いをしていましたあ)ついに才気を開花させ、大爆発を起こしましたね。
こいつあ、初夏から縁起がいいや!
天願監督には、これからも期待大ですねっ!

ちなみに、私は、あまりにも女性にモテないため、身体がそれに順応してしまったのか、性欲というものが、ほとんど無くなってしまいました。
私にも「縄文パワー」を注入しなければならない様です。
しかし、例の「バクダン」(もしくは更に進化した粉末)で、あの様なことが起こったとしても、私の様な気持ちの悪い野郎の相手をしてくださる女性はおられないだろうから、私は、睾丸の中が枯れ果てるまで、自分で「いたす」ことになるでしょう。
わあああああ〜ん、そんなんイヤやああああ〜(涙)。
その上に、心臓マヒでも起こした日にゃあ、やり切れませんですう(再び涙)。
それなら、まだ蛇にでもなっちゃった方がマシかも知れないっすねえ(笑)。


★『神様のパズル』(三池崇史監督作品)@なんばパークスシネマ<大阪>

よくもまあ、こんな物語を映画にしようなんて思ったなあ、と、驚きました。
なんだかんだあっても、やっぱり、角川春樹はという人は凄いですね。
出版界や映画界において、あれだけ長いキャリアを積み上げていても、決して「守り」には入らず、いつまでもチャレンジャーであり続けるなんて、ほんまもんの大物だと思います。
しかも、映画化に際して、こんな題材を、何をしでかすか判らない日本映画界の暴れん坊=三池崇史に託すなんていうのにもびっくりです。
そして、それを引き受ける三池監督も三池監督ですが(笑)。

よく「俺って理系だから」とか「私って文系なの」なんて言う人が、昔、いましたが(今でもそうなのかしらん?)それは、どちらかに傾いているだけで、完全に「理系」「文系」と分かれている訳ではありませんよね。
わたくし事を持ちだして恐縮ですが、中学高校時代、私の得意科目は「現国、化学、日本史、生物、政治経済」で、苦手科目は「古文、数学、世界史、英語」でした。
どうです。
理系と文系がマーブル状に混ざり合っていますね。
これは、何も私だけでなく、多くの人がそうでしょう。
(まあ、その前に、中学高校での勉強に意味があるのか?という話もありますがw。あ、それと、今、現国って無いんだそうですね。)
ちなみに、この映画で大きな役割をはたしている「物理」の授業はありませんでしたあ。なぜ?

で、この『神様のパズル』です。
この作品は、理系である「物理」というものを<踏み台><ジャンプ台>にして
「文学」を語ってしまおう、という意欲作となっていました。
何を言っているのかさっぱり判らない物理用語や理屈が次から次へと出て来ますが、なぜか退屈することは無く、むしろ反対に、理解できないなりに面白く、どんどんその世界に引き込まれて行きます。
そこらへんの演出は、実に「お見事!」です。
と、いうか、何も判らない方が面白く感じるかも知れません。
劇中、天才少女役の谷村美月嬢のセリフに「わからないことだから、研究することが面白いんだ」みたいなのがありますが、誠にその通りだと思いますです。
もう何もかも理解してしまっているものなんかに、興味なんて湧きませんものねえ。
もしかしたら、無知は、知的生活への最強の通行手形かも知れません。
って、そんな訳ないかあ(笑)。

市原隼人クンは『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』に続いて、お調子者だけど気のいい奴を好演。
彼は、やはり、こういう明るいキャラの役がいいですね。
『天使の卵』とか『虹の女神』とか、もうああいった辛気くさいものに出たらいかんからね。似合わないからw。
そういう訳で、三池映画との相性もバッツグンで、もしかしたら、これから同監督のレギュラー俳優になるやも知れません。と、いうか、なって欲しいです。
谷村美月嬢は、目にする度に、美少女度がアップしているのに、いつも驚かされます。
この作品では、いつもジャージ姿で無表情といった風ですが、それでも、キラキラキラキラ輝いておりました。
自分のことを「僕」と呼ぶのも萌えポイントです。
って、これは、単なる私の趣味ですが(ばく!)。

で、その無表情の彼女が、感情を露わにする時、この作品の意味が観る者に伝わって来ます。
この映画は、理系なネタで、人間という文学的な存在を描いております。
生きて行くことの意味、その苦しみや哀しみ、孤独、そして喜び。

クライマックスでは、けっこうハラハラドキドキさせられるし、かなり旨みのある一本です。
万人に受けるか?と問われれば、他の三池崇史監督作品の多くがそうである様に、「いやあ、人によって好き嫌いがはっきりと分かれると思う」ということになりますが、素直な人は、きちんと心に「来る」ものがある様な気が致します。
価値ある一本だと思いますです。

★『ザ・マジックアワー』(三谷幸喜監督作品)@TOHOシネマズなんば<大阪>

虚構の中に、更に虚構を持ちこむという難しいアイデアを、破綻することなく、物語を完成させていて、実にお見事。
タイトルに込められた三谷監督のメッセージを、心がキャッチできた時、大きな感動の波がやって来ます。
ただ笑っておしまい、というだけの作品ではありませんでした。

で、私は、この映画を観終わった後、「ふっ」と、先日、秋葉原で起こった無差別殺傷事件を思い出してしまいました。
私が、あの事件で、一番衝撃を受けたのは、容疑者の加藤智大が、まだ25歳だったということです。
そんな若さで、もう人生に絶望してしまっているなんて。
寿命をまっとうしたとして、まだ、1/3ぐらいしか生きていない。
それなのに、あんな凶行に走ってしまうほど追いつめられていた、ということは、いったいどういう事なんだろう?
こういった事件は、世の中を写す鏡の様にも感じます。
今の社会は、まだ将来がある若者からも、生きる希望を失わせてしまうことになっているのでしょうね。
で、私は思います。
もし、この加藤容疑者に「映画を観る習慣」でもあったなら、彼は、あの様な暴走に歯止めをかけることが出来たのではないだろうか?と。

映画に限らず、そうですね、音楽でもいい、小説でもいい、コミックでもいい、演劇でも、落語でも、歌舞伎、能、狂言、文楽、絵画、宝塚歌劇・・・なんでもいい、そういったエンタメものというのは、観る者、聴く者を救うばかりか、人生の起爆剤にだってなり得るものだと、私は思います。そう信じています。
もし、事件を起こす前に、彼がこの『ザ・マジックアワー』を観賞し、作品から発せられているメッセージを受け止めることが出来ていたなら、今回の凄惨な出来事は、起こらなかったかも知れません。
繰り返す様ですが、エンタメものというのは、時に、そんなにもの凄い力を発揮するものだと、私は思いますです。

あと、この作品で、とても感動的なのは、三谷監督の「映画」に対するオマージュ、いや、「映画作りに関わる全ての人」への尊敬と愛情が、いっぱい詰まっていることです。
しかし、それにとらわれ過ぎて、観客を置いてきぼりにすることはなく、常に楽しませようとするサービス精神には、ホント、頭が下がる思いがします。

三谷幸喜という人が、なぜ、多くの人から愛され、作品が支持されるのかが判った様な気が致します。
結局のところ、一番大切なのは、作り手の人間としての魅力なんでしょうね。
これほどの才人でありながら、偉そうにふんぞり返ることもなく、いつも謙虚な姿勢で、作品作りに挑む。
私達は、そんな三谷さんの姿に心打たれるのだと思います。

アフタースクール観ました。

いろんな謎が最後には解けて、快感にも似たスッキリ感が味わえました。
予備知識も何もないまま行ったのですが、すごい満足しました。
内田監督ってすごい人ですね。
ほかの作品も観てみたいと思いましたexclamation ×2

そのあと、「マジックアワー」も観たのですが、どっちかというと、アフターのほうがおもしろかったし、心に残った。
もちろん、マジックアワーもおもしろかったけど。

大泉洋さんはもともと好きだったけど、もっと好きになったし、堺雅人さんのファンになりました目がハート
★『休暇』(門井肇監督作品)@敷島シネポップ<大阪>

あまりにもストイックな映画だったので驚きました。
この作品は、「こけおどし」みたいな手法は一切取らす、誤魔化しの効かない演出方法がなされています。
これは、監督がスタッフやキャストに対して、大きな信頼を持っていないと不可能なことの様に思います。
あと、観客にも。
この『休暇』という映画は、観る者にも「作家の視線」を強いるものとなっております。
ですから、観るのには、少し覚悟が必要かもしれません。
「観客は、最後のスタッフだ」と、私は映画を観る時、いつも思っているのですが、それを再確認できた作品でした。
★『山桜』(篠原哲雄監督作品)@敷島シネポップ<大阪>

わっ!こんなことが可能なんだな。
藤沢周平が描いて来た事というのは、小説という文章をもって表現する、という方法を取っていたからこそ出来たことだと、私は思っていました。
ですから、もし、周平作品を映像化しようとした場合、それは大胆なアレンジがなされないと失敗に終わってしまう、と、思っておりました。
山田洋次監督が作った三本も、「藤沢周平」をモチーフぐらいに止めておいて、全くの別物に作り変えてしまったからこそ成り立っていたのだ、と、思っておりました。
黒土三男監督の『蟬しぐれ』が残念な結果に終わったのも、「藤沢周平の世界」をそのまま映画にしようとしたのが原因だ、と、思っておりました。
だってえ、そんなの無茶ですう、と、思っておりました。
が、です。
さて、今回の『山桜』です。
原作は20ページとちょっとの短編。
このままでは1時間半ぐらいの長さの映画にするのは不可能です。
で、作り手たちはいったいどうしたか。
「ふくらませる」のでも無く、「アレンジをする」のでも無く、原作の中の文章にあるなにげない単語とか、行間に漂っている言葉にならない何かを引っ張り出して来て脚本を仕上げる、なんっーもの凄い感性を必要とする作業がなされていました。
脚本を担当したのは、飯田健三郎さんと長谷川康夫さん。
どちらかと言うと、首を傾げてしまいたくなる作品が多いお二人ですが(笑)、今回は、スタンディングオベーションを送りたくなるほどの素晴らしい仕事をされたと思います。
寡黙で繊細、それでいて骨太。
まさに、藤沢周平作品にぴったりな演出をされた篠原哲雄監督もカッコイイ。カッコ良過ぎますう(感涙)。
これから「周平作品」を映像化する時は、どうか、この『山桜』のスタッフチームで。
「神様のパズル」見ました!
他にも感想書かれてる方がいますが、面白かったので
私も書き込みます。一言では説明出来ないストーリーで
ハチャメチャな展開だったりもしますが、メインの二人
のキャラが印象的で引き込まれましたムード
★『その日のまえに』(大林宣彦監督作品)

大林宣彦という監督さんは、時々、観客をおいてきぼりにして、ものすごおおおく、遠く、と〜くの場所まで、もの凄い勢いで暴走する事がありますよね。
今までのもので、具体的に作品名をあげると『日本殉情伝 おかしなふたり』(←サブタイトル、略)とか『はるか、ノスタルジィ』とか『あした』とか。
「お〜い、大林さ〜ん、どこまで行くんですかあ〜?」って感じ。
本作は、まさにそういうタイプの映画に仕上がっておりました。
大林ファンの私でも、ついて行けない(涙)。

妻役の永作さんはともかく、夫役のナンチャンは、なんか違う気がします。
ミスキャストというより、それ以前の問題。芝居、出来ていないし。
他にも、素晴らしい役者さんは、たくさんたくさんいるのに、なんで、また、ナンチャンだったんだろう?
謎です。

あと、原田夏希嬢って、目にする度に、いい女優さんになって来ている様に思いますです。
★『七夜待』(河瀬直美監督作品)

昨年、『殯の森』が公開されていた頃、ネット上で、「河瀬監督の次回作はハセキョー主演のラブコメ」という記事を目にした時は、我が脳を疑いました。
長谷川京子主演はともかく、「河瀬直美にラブコメなんか撮れんのかなあ」なんて。
でも、河瀬監督って、ああみえて映画以外の仕事(CMとか音楽PVとか)も「しれっ」としてやっていたりするから、実は、けっこう、器用だったりするのかも。
映画というジャンルにおいては、自分の感性に忠実に突き進んでいるだけなのかも。
だとしたら、これは、ものすんごく楽しみ。映画というフィールドにおいての、彼女の新展開である。
でも、「ふっ」と思い返してしてみると、河瀬作品って、一見、み〜んな同じ様に見えて、それぞれ微妙に作風が違うんですね。
毎回、違う顔を見せてくれている
でも、どの作品も「なんだかよく判らない」「観ている間、ものすごくかったるい」「はっきり言ってつまらん」という共通項があって、それがひとかたまりになっていたりするから、同じアプローチをしている様に感じてしまう所があったりするんですよね。
って、今、なんだか悪口めいたことばかり発言してしまいましたが、わたくし、実はファンだったりします。
河瀬作品の凄いところは、観ている間は退屈だけど、観終わってから時間が経つにつれて、作品が観賞者の中で育って行くことです。
じわじわじわと印象が変わって来る。
そしてある日、なんでもない様なカットが、急に頭の中に鮮明によみがえって来て、そのシーンがたまらなく見たくなる。ムショウに見たくなる。
で、DVDをレンタルして来て、観てみると、やっぱりつまらない(笑)。
いったいこれはなんなんだろう?いつも不思議に思います。
こんな映画を作るのは、彼女の他に、テオ・アンゲロプロスぐらいしか思いつきません。変w。
で、今回の『七夜待』。
確かに長谷川京子主演でしたが、さすがにラブコメではありませんでした。
タイに旅行に行ったハセキョーが、ちょっとしたトラブル(←これが、また何が起こったのか、さっぱり判りませんw)から、田舎の女性マッサージ師の家にお世話になり、ゆったりとした時間を過ごす。と、いうだけの映画です。ははは、なんなのこれ。
しかし、今回、今までの河瀬作品とは違うところは、観ている間も、ワンカットワンカット、じんわ〜りと身体に沁みて来るところでしょうか。
これにはちょっと驚きました。
なんでもないカット、たとえば、放し飼いになった皮膚病ばりばりの犬が写されているだけ、なんてえのにも、妙に反応してしまったりしました。
あと、ヒロインの長谷川京子、とてもいいです!
これこれ何がどういい!というのは非常に難しいのですが、風景(河瀬ワールド?)の中に溶け込みつつも、それに負けずにきちんと「彼女の存在」が立っています。
ううむう、判りづらい説明ですいません。
あと、舞台を「楽園」めいた陳腐な描き方をしていないのも素晴らしい。
うん、面白かったです。

で、また河瀬直美監督の話に戻りますが、なぜか、この人、映画ファンにいつも評判が悪い。
いったいなんでなんだろう?と、考えてみるに、ひょっとしたら、嫌う人は、頭が固くなっちゃているんじゃないかなあ、なんて思ってみたりします。
無意識に「映画はこうこうこうじゃなきゃいけない」みたいなものにとらわれてしまっている、とか。
って、考え過ぎですよね(笑)。
まあ、相性が合う人が少ないだけなんでしょう。
でも、それって、なんだか少し残念な気も致します。
だってえ、河瀬監督のやっていることって、映像を持ってしか出来ないことの様な気がするんですもの。
もったい無い様な気が致しますです。


2008年邦画ベストテンを出してみました
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1046525820&owner_id=568711
ご意見、ご感想などいただけるとうれしいです
『のだめカンタービレ最終楽章 前編』を完成披露試写会にて鑑賞。
舞台挨拶に登壇したのは、上野樹里、玉木宏、ウエンツ瑛士、ベッキー、山口紗弥加、山田優、なたぎ武、福士誠治、チャド・マレーン、吉瀬美智子、竹中直人、武内英樹監督

“そんじょそこらの映画サイトやワイドショー、芸能誌、スポーツ新聞より無駄に詳しい舞台挨拶レポート”
http://blog.livedoor.jp/an_punch1028/archives/51588983.html

テレビドラマのテイストを壊さず、さらにパワーアップ揺れるハート
あのラストシーンは何だぁexclamation ×2 気になって4ヶ月も待てない!!!
続きが早く見たいexclamation ×2
殯の森
は近所で創られましたが
何も残りませんでした。
劔岳
は活きる道をまた一ついただけました。。
『月光ノ仮面』

このような感想を持っています、多少宣伝も
⇒ http://youtu.be/pxmqU5rtvi4

よかったら参考に…!
‎10/6公開、映画「新しい靴を買わなくちゃ」の試写を観ました。オトナ女子の恋のゆくえは?
コチラをご覧ください。 → http://ameblo.jp/kiyo-now/entry-11364840426.html
10/6公開の映画「ツナグ」。
ツナグ(使者)とは、死者との一度だけの再会を仲介する案内人。
あなたは誰と再会したいですか?
コチラをご覧ください→ http://ameblo.jp/kiyo-now/entry-11322861842.html
1/19公開、映画「東京家族」(山田洋次監督)の試写を観ました。
現代の日本によみがえった「東京物語」(小津安二郎監督)が訴えるものとは?
答えはブログで!→ http://ameblo.jp/kiyo-now/entry-11376565579.html

こんにちは。

『伏 鉄砲娘の捕物帳』試写評を書きました。

躍動感と豊かな発想力に富んだビジュアルは見事!でも子ども向けアニメか大人も対象にしているのか、ちぐはぐな面はあるにせよ、力作には違いありません。

長文なので、日記をご一読下さい(^.^)

http://mixi.jp/home.pl?from=global#!/diary/29763423/1876165995
東京国際映画祭『綱引いちゃった!』舞台挨拶の模様を日記に書きました。

プレスだから、最前列の真ん中席をゲットしたのに、私の撮影が下手でスミマセン(^^;

豪華キャスト!井上真央ちゃんは闖入者にも動じないし、監督は前に出るトークで失笑?(笑)

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1877629583&owner_id=29763423
「永遠の0」
今年最大のヒット&話題作かもしれません。さすがに、なかなか良く出来ていました。ストーリー展開で時々、うーんとなる点もありましたが、戦闘シーンは素晴らしかったです。純粋な映画ファンとして良い面、疑問に思った面も含め、日記にまとめたので、興味のある方は一読して頂ければ幸いです。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1924226784&owner_id=1797462
こんにちは。映画日記を書きましたわーい(嬉しい顔)

ゲキ×シネ、『ジパング・パンク五右衛門ロックIII』は、臨場感溢れる「劇団☆新感線」のナマ舞台を映画鑑賞するチャンス!ウインクカチンコ

三浦春馬、蒼井優が歌、アクションとも、抜群の魅力を発揮しています☆ぴかぴか(新しい)

古田新太や麿赤兒らベテラン陣の安定感は、さすがに魅せますグッド(上向き矢印)お見逃しないよう、お早めに!

長文なので、宜しければ日記をご一読下さいませ。

http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=29763423&id=1924626030
こんにちは。試写室情報です(先週末から公開されてます。遅れ気味ですみません^^;)

『大人ドロップ』は、観客を懐かしい青春時代へと手繰り寄せる佳作です☆ぴかぴか(新しい)

橋本愛と池松壮亮が、旬の魅力を発揮して見逃せませんよ目がハートハート達(複数ハート)

海のある田舎町の佇まい、キラキラ感、透明度の高さが欠点を補って、余りある好感触の映画に仕上がっています☆カチンコ

大人にも若い世代にもお薦め〜!長文なので、宜しければ日記をご一読下さい。

http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=29763423&id=1924894747
こんにちは。試写評を書きましたわーい(嬉しい顔)

『恋につきもの』は、東京藝術大・大学院映像研究科の学生が、監督から配給まで手掛けたオムニバス☆

ふみふみこのまんがを、ファンタジーに新鮮な映像美で表現!ぴかぴか(新しい)カチンコ

超美少女とイケメンモデルが眼を惹くこと請け合いですよ!(^_-)-☆若い才能を応援しましょうグッド(上向き矢印)

長文なので、宜しければ日記をご一読頂けると嬉しいです本

http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=29763423&id=1924994514

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