アーティストインレジデンス/AIRコミュのISCP(International Studio & Curatorial Program), New York

　PS1以外のニューヨークの主要なプログラムと言えばこれだろう。
ここもPS1同様、様々な国の政府等のスポンサーがスタジオを押さえていて、毎時期20-30のアーティストが所属、アーティスト同志の交流も頻繁。
　ここの利点は、ロケーションがタイムズスクエアからすぐという好立地にあり、普段中々会う機会もないような、有名美術館キュレーター、ギャラリスト等が毎月平均二人ここを訪れ、それぞれのアーティストは約30分位ずつプレゼンの機会を与えられる独自のプログラムをもつ。年二回行われるオープンスタジオ展と定期ゲストで次のニューヨークでの展覧会等のチャンスを得るものも少なくない。
　ここの選考は比較的ハードルが低く、ACCからの応募の他には
直接、ポートフォーリオ等を送り受け入れ許可を取り、文化庁、ポーラ等からの助成金を得られれば、スタジオを確保することができる。
　難点は、スタジオ代が異常に高いのでスポンサーを見つけなければ現実的に入るのは厳しいというこである。裏を返せばお金が工面できれば入りやすいということでもある。

過去の滞在アーティスト：
会田誠、中山ダイスケ、開発好明、中ザワヒデキ、もとみやかをる、木村友紀、渡邊聡、増山士郎、他
http://www.iscp-nyc.org/

コメント(2)

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[1] mixiユーザー 05月26日 09:33

　ついこないだまでISCPに滞在していた友人から、ISCPに関する情報が入りましたので書いておきます。

　ISCPはPS1のレジデンスプログラム終了とともに希望者が倍増し、最近は応募者のうち5人に1人位しか受け入れなくなったようです。
　ISCP関係者は希望者増大にともなってスタジオの数などを増やして事業拡大すると言っていたらしいですが、2002年からディレクターのデニスはダンボに移転すると断言しながら、現在に至っているのでそっちの話しは実現するのかどうか定かではありません。

[2] mixiユーザー 06月15日 11:46

ISCPですが最近マンハッタンからブルックリンに移転したようです。
ここは以前から日本人のスタッフの人が入っていてアーティストのサポートをしてくれていたので、英語の不得意な海外滞在初めての日本人アーティストたちにとっては大変ありがったと思います。以前からいた日本人スタッフの方はぬけてしまったようですが、ウェブを見たところ新しい方がかわりに入られたようです。

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