量子論と複雑系のパラダイムコミュのダーウィンの進化論1859年

ダーウィンが「種の起源」を発刊したのは1859年だった。しかし、この中では、動物の進化について記しただけで、人がサルから進化したとは記されていない。

　もちろんダーウィンは知っていたのだが、敬虔なキリスト教の信者であったダーウィンは、それが、社会的にどんな衝撃を与えるかを心配してその部分を削除していたのだ。

　人がサルから進化してと記したのは、その後の「人の由来」においてである。進化論がある程度受け入れられてからのことである。

＊実は、「種の起源」というタイトルはまったくおかしい。この本の中では進化を論じているだけで、「起源」は一切論じていない。

「種の由来」と改名すべきである。

　
関連→

進化論史

ダーウィンの起源観　

進化論に始まる競争社会

新生命観

ダーウィニズムの欠陥

ダーウィニズムの悪用

----------------------------------------------------
もし「種の起源」を読むなら、文章はオリジナルですが、図説がついてる東京書籍版がおすすめ

コメント(1)

最初
全て
最新の40件

[1] mixiユーザー 05月27日 22:31

プラトテレウストさん
このトピの紹介文、いいです。僕がここで書きたかった事の八分目くらいは紹介文で解決してます。

「種の起源」改め「種の由来」です、アメリカでは少なくとも「人類はサルが進化した。」とは教えていません。
キリスト教が国教の国は全部教えていないと思われます。
僕も小学生の時にそう教わりませんでしたし、皆様もよっぽどダーウィニズムに傾倒している理系の教師に当たらない限りはそんな教育はされていないと思われます。

アフリカでサルからヒト科の生物に進化した。＜＜これは大人になった後にメディアに刷り込まれた知識だと思います。
僕はお会いした事がないのであくまで推測ですが管理人さんのプラトテレウストさんも僕も「人間はサルから進化したのではない」と思っています。（自分については確定ですが管理人さんは紹介文よりの仮説ですよ。）

ダーウィニズムは提唱されてすぐに認められたわけではなくメンデル遺伝子学が発展し、20世紀になって社会学や色々な観点からチャールズ　ダーウィンではなく祖父のエラズマス　ダーウィンからとったダーウィニズムなのです。
うーん、ややこしおすなぁ。

先ず、書物としての「種の起源」です。僕たち日本人には理解し難いのですがこの頃のヨーロッパ先進国にはある新しい狂信的な知識の熱波が起こっていました。
「サザン　デス　カルト」と言います、日本風に訳すと「南洋ロマン死」かな？
クリスチャン的解釈をしますと「南洋には素直で褐色の肉感的女性が半裸の姿で往来し、木々にはうっとりするような果実が実り、花々が咲き乱れ、美しい小鳥が舞い、見たことがない美味しい食べ物がある。」このくらいでご勘弁を。

この南への憧れに火を注いだのが「種の起源」なのです、でももっと冷静に考えて下さい、ビーグル号の探検の一回目は1825年9月、ダーウィンが乗った二回目は1831年12月27日です。
スペースシャトルの名前にビーグルは採用されていませんけどこの南洋探検船からスペースシャトルの名前はつけられているのです。
1602年ディスカヴァリー
1768年エンデバー
1771年アドヴェンチャー
1872年チャレンジャー
とスペースシャトルは置いといて。

南洋は天国、これと重なるのが19世紀の美術の発展です。
写実的な絵画は一般的になり、図鑑などの挿絵もこの頃には今とほぼ変わりないほど精密です。
ダーウィンの唱える進化論・・・当時の人々からすれば今のサギと変わりないと思ったのかも知れません。
魅力的な挿絵、ゴーギャンが描く生き生きとした南洋の人々、憎い進化論・・・魅力的な毒です。
進化はチャールズではなくエラズマスが生物学に取り入れた概念です。
チャールズは進化という概念を嫌い、ゆっくりと変化したと記しているようです。

長くなって自分でも書いてて面倒になってきました。
あるMixiの仏覚者さんから「人類の起源はアフリカ　人間の機嫌は西欧」と告げられました。

バイオスフィア2をご存知ですか？人工的生物圏の事を言います、アメリカのものです。
この人工的生物圏の維持が容易であるならば進化論について何世代にも渡って研究すれば納得のいく結果が得られるはずでしたが「維持は大変困難である」との結論でした。

進化論、神学、生態系色々な側面をこのトピは孕んでいます。
僕はまだ上記の「人類と人間の起源」に対する答えがわかりません。皆様のご意見を伺いたいとここに記しました。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ