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夜の散歩コミュのMOON RIVER

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今日は七夕の夜。
ほんとはSTER RIVERなんだけど。
お月様もいるからMOON RIVER。
君と小さな小川の木でできた橋に腰かけている。
二人お空を眺めながら。
気持ちはもう夢の中。
手をつないでいるんだ。
恥ずかしい気がするけど、誰もいないから。
僕の心はずっと少年のまま。
君に逢いたいと思っていたんだ。
七夕ならきっと逢える気がして。
短冊に「逢いたい」とだけ書いた。
こうして君と一緒にいるのは、逢っているのかな。
君のことはよく知ってるけど、君は僕のものじゃないからね。
いつまでもふわふわ浮かんでいてね。
一年前が懐かしいねって君は言う。
うん、そうだね。
でも忘れちゃったよ。
いっぱいいろんなこと忘れてきちゃった。
こうして僕の手のひらには空気しか乗っていない。
それでも君はにこにこしてる。
君は微笑んでる。
風がその空気、どっか運んじゃっても。
どうしてなんだろ。
こんなにも逢いたくて。
こうして逢っていると、悲しくて。
涙がでてきたよ。
情けないね。
また君の胸に抱かれる。
ごめんね。
自分でもよくわかんないや。
「好き。」
って君は言った。
そう感じた。
それだけが真実だったらいいなって。
この景色が全部嘘で…。
君のその想いだけが真実だったら。


どんなに素敵なんだろう。
僕は、
「うん。」
って小さく言った。
もう消えてしまったようにかすかな声で。
川の流れる静かな音。
星達の小さな光の河。
紫色。
全て流れている。
時間だけがそれを知っているのは不思議な感じ。
10年後?
うん。
想像してみる。
きっと君と結婚してる。
子供が3人。
動物たちに囲まれて大きな木の下で笛を吹いてる。
やわらかい日差しを浴びてリスが見てる。
君が紅茶を運んできてくれて。
木漏れ日のなかでMOON RIVERを懐かしがって笑う。
だってさ。
夢みたいなことばっかり言ってるね。
足をブラブラさせる。
それが川に映ってる。
星の光を反射してキラキラ光ってる。
それを右にいったら左にいったり。
ぴょんってカエルがあらわれて、
「何してるの?」
って聞かれたら…。
「びっくりしてる。」
って答える。
そしてカエルはスーイスーイ向こうに泳いでいくんだ。
じゃましたねーって言いながら。
二人笑っちゃうんだ。
あたたかいよ。
君の温度。
そばにいるもんだから。
伝わってくる。


大好きさ。
君に伝える。
いつかの七夕に出逢ったから。
お星様は笑ってる。
川は僕たちをやさしく潤してくれる。
お月様はぼんやり光をくれる。
そして夜に溶けていく。
目を閉じるとオードリーがMOON RIVER弾いてる。
ガラスみたいな瞳して。
こんな想いがあったんだね。
忘れてしまうから。
人はみんな忘れてしまうから。
織姫と彦星は必ず出逢う。
約束を守ってくれるんだ。
来年も再来年も、この先もずっと。
その約束をやぶる事なんて絶対しない。
だから僕は心から全て信じることができるんだ。
約束だよ。
君たちのこと、ずっと信じてるから。
二人、夜に溶けちゃって。
蛍がぼんやり飛んで僕たちを探してる。
僕の体をすり抜けて。
でもね。
少しだけ。
少しだけ温度を残していくから。
だから寂しくならないでね。
僕たち手をつないでる。
いつかのMOON RIVER。








あっちゃんの小説より
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1273427

コメント(2)

すいません。
ありがとうございます。

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