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ビジネスとしての農業コミュの【討論】野菜工場

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狭い日本で農産物の自給率を上げるのに「野菜工場」は有力な手段なのではないかと、チョロリと考えたもので、申し訳ありませんがトピックとさせていただきます。

エネルギーコストが上昇しているので、自給率アップの声はあっても、それは「野菜工場」にはつながらないのでしょうか?

野菜工場ビジネスの現状はどんな感じなんでしょうか?
みなさんのご意見をいただければ嬉しいです。


なお、私は現在農業ビジネスに関与しているわけではありません。その意味では素人です。
ただし、実家は田舎の「肥料屋さん」で、実家には農地もありましたので稲作などは若い頃に手伝わされました。農学部に所属していたこともありますし、海外農業研修も経験しております。したがって、まったくの農業素人ではありません。「農業改良普及員」資格も実は持っております(笑)。

コメント(124)

ちょっと素朴な疑問ですが、野菜工場のようなところでは、根菜類はできるのでしょうか?
根菜類もできるとなるとどんなものでもできてくるのでしょうかね。
そうすると、近未来ではいわゆる露地栽培は必要なくなるのでしょうか。

化学肥料が高騰し、原油も高騰してきた現在、野菜工場の存続が気になります。
#84びんさん、
>原理的には福祉ではなく産業保護です。

で、その保護政策の結果、日本の農業は弱体化が進み滅びつつある。
そして、「もっと延命対策をせよ」と考える農家(多数派)と、「滅びつつあるから自分にチャンスが増える」と考える農家(少数派)とがあるように思います。

産業保護を本気でするのだったら、後者を保護しないと!実際は前者を保護し、相対的に後者はそのとばっちりを受けている状態ではないでしょうか。


>それが農家個人の納税額と補助金はリンクしないという意味です。そもそも差し引きするものじゃありません。

政策の観点からはそういうことでしょうけれども…
一農家の観点からは、農家を一企業体と見て、差し引きして考えた方がよいと思いますよ。そう思う人は少数派なようですけれども。

その少数派には、今、将来は結構明るいのではないかなと思います。多数派を構成している側が「人の死」とともに急速に消滅しつつあるし。




#85まじょるかさん、
#86さとしさん、

>ちょっと素朴な疑問ですが、野菜工場のようなところでは、根菜類はできるのでしょうか?

このトピを通じて私が教わった範囲でですけれども、「できない」が答えのようです。
たぶん、技術的にというより経済的にできないという側面が強いのではないでしょうか。葉物だったら中国から持ってきにくい、みたいな。

ベビーキャロットとかはどうやって作っているんでしょうね。「工場生産」のような雰囲気はあります。


>化学肥料が高騰し、原油も高騰してきた現在、野菜工場の存続が気になります。

エネルギーコスト的には、普通の農地での栽培に一生勝てないのではないかと思えますけどね。


>>近未来ではいわゆる露地栽培は必要なくなるのでしょうか
>これに関しては様々な意見があるでしょうが、植物工場で全てをまかなおうとするのは危険だと思います。
>農業技術も将来に残さなければ、いざという時に困るでしょうし…。

電気がなくなったら電車が走れないから汽車も残しておかないといざというとき困る、と言っているのと同じことかもしれませんよ。

土地を使った農業も残るだろうけれども、高級品として残る形になるのではないかと私には思えております。
少々高くても「太陽をいっぱい浴びた野菜を食べたい」と考える人は絶対に残ると思いますし。私も買うと思います。

今は野菜工場が珍しくて、工場野菜が普通より高い値段で取引されているようですが、将来的には、一般モノは工場で作るので安く(したがって、国際的価格競争力もあり)、高級物は手作業で作るので高い、というような姿になっていくのが自然な気がしますけども、どうでしょうか?
どうも野菜工場=人工光という認識が皆さん強いようでう〜んもうやだ〜(悲しい顔)なんですけど
そんなにエネルギーを消費しない形態もありますので取り組み方しだいで工場?の栽培面積は増えていくと思います。


で、根菜類なのですが、技術的にはもちろん可能だと思いますが、まず大切なのは(培土)がどれだけいるかをちゃんと把握することだと思います(もちろんこんなことを考えたことのある人が少ないはずなのでデータなど皆無でしょう)。

その上で生育期間と比較すれば成功する作物もあるかも知れません。
条件は、播種から収穫までの期間が長めのものでしょう。
また、秋にしか収穫できない、とかそういうものは環境条件を整えてやることによって劇的に栽培日数が短くなる可能性もあります。

また、条件によっては立体的にベンチを組み、単位面積当たりの本数を増やしたほうがいい、ということにもなるかもしれません。



まだちゃんと試算しているわけでないからテキトーですがあっかんべー
興味がありまたほどほどの資金のある方手(パー)
よかったら設備設計はしますのでご連絡をウインク


こんな感じですかね。絶対ありえない話ではないと思いますよ。
#88さとしさん、

>将来的には、やはり工場でできたものと畑でできたものを消費者側が選べるのが共存するうえで一番良いのかも知れませんね。

工場農業は農地農業に負けないぞ(あるいは、廉価版作物・高級作物で住み分けるぞ)、農地農業は工場農業に負けないぞ、というような切磋琢磨がおこるシステムが必要だと思います。

仮に、将来の日本では、工場農業が当たり前になって農地農業を駆逐してしまったとしても、それが農地農業に需要が無い結果そうなったのであれば、それはそれで“是”と考えるべきなんだと私は考えています。農地農業は、高級(高品質)農産物提供産業として残らないとおかしいとも思っていますが。

今の日本の農業は切磋琢磨が起こりにくいように、政策的にセットされてしまっていると思います。それが、結局は日本の農業を旧態依然としたものとして残し、日本の農業は競争力を失い、若者に対する魅力を失って、急速に衰退していっているのだと思います。

日本は中国の3倍の人口密度を有する国です。単位面積あたりの人間の胃袋の密度が3倍。しかも、金持ち。そのようなすばらしい消費市場が自分のところにあるのに、それを有効利用しようとする人がほとんど居ないのが不思議です。
ま、そのような人が出てきにくい農政をやっているということなだけだと私は思っていますが。




#89DBさん、

さすが、プロのご意見です!


>どうも野菜工場=人工光という認識が皆さん強いようでう〜んなんですけど
>そんなにエネルギーを消費しない形態もありますので取り組み方しだいで工場?の栽培面積は増えていくと思います。

なるほど。
日本の場合には、大きな消費はあるけれども、大きな土地がない(土地が高い)のが大きな障害で、工場型の農業だとその障害を取り払えるのではないでしょうか。


>で、根菜類なのですが、技術的にはもちろん可能だと思います

話はそれるのだろうと思いますが、ベビーキャロットは、どのようにして作られているのですか?
キャロットの形のそろい具合からして、工場的に作られているのではないかと思っているのですが、インターネットで調べてもよくわかりませんでした。
sakataseed.co.jp/product/vegitable/data/popdata.html?it_id=00925674

簡単にいうと、間引け、ということらしいです。


こういうのを工場(というかハウスでのベンチ栽培とか)的に栽培して、年5回転くらいを目指すのもいいかもしれませんね。


最近農園を始めたのですが、やっぱり長期保存が利くものでも採りたての味というものがあるなぁという印象です。だから、ベビーキャロットの採りたて品を年中切らさずに出荷する(もちろん直販系または販売店との直取引で)のは、

ビジネスとして大有り電球だと思います。


書いてたら自分でやりたくなってきたな・・・あっかんべー
野菜工場なるものから生産された野菜が高く取引されている。とのことですが、それは、今現在が希少価値だからだと思います。
また、そういう生産方法をウリにしている、もしくはそれなりの宣伝をかけているからでしょう。

生産量が増えて「珍しさ」「目新しさ」が消えたら瞬く間に一般品と同等の値動きになるでしょう。
そうなると生産コストのかかる分、苦しくなるでしょう。


現在工場のような生産方式で稼動している農業にきのこがあります。
「雪国まいたけ」「ホクト」などです。
エリンギが出始めた頃は300円ぐらいで店頭に並びましたが、今は100円です。
#91DBさん、

情報をありがとうございました。
ベビーキャロット生産は水耕ではないようですね。


>書いてたら自分でやりたくなってきたな・・・

是非やってください!





#92ベジタさん、

商品には「ライフサイクル」というものがあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%95%86%E5%93%81%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88
ここの「マクロの製品ライフサイクル」の項目が参考になると思います。

実際の商品は、理論どおりのきれいなライフサイクルをえがくわけではありませんが、大きくみればこんな感じになる。農業だから適用されないということはありません。

新しい農作物は「スキミング戦略」で。成熟してくれば「薄利多売戦略で」。
…となる(ならざるをえない)のが自然の理。


しかし今の農政は、「衰退期」に入っている商品に対して税金を投入して延命処置を施し、その結果、「導入期」から「成長期」に入っていく新たな商品を出にくくさせている結果になっているのだと思います。
umanyさんが#9(2008年05月08日)で教えてくれたフェアリーエンジェルを見学してきました。付属しているレストランでランチも食べてきました。安い方を注文して、1人3000円。4人で行ったので…(汗)
http://www.tenshino-cafe.com/restaurant.html

見学用工場が、このレストランの地下にあります。

umanyさんが
>露地物に比べて、良くも悪くも「ひ弱」で「繊細」
と書いておられましたが、私も同感です。


事業展開は、結構スムーズにいっているのではないかとの印象を持ちました(部外者が持つ印象は、実際とは逆にセットされている場合ももちろんありますが)

http://www.fairyangel.co.jp/img/pdf/080605%20.pdf
>エンジェルファーム北山(京都府京都市):月産 約3000 袋
>エンジェルファーム野田(千葉県野田市):月産 約14 万袋
>エンジェルファーム福井(福井県三方郡美浜町):08 年8 月稼働予定、月産約35 万袋

従業員35名の会社が従業員5000名の会社と提携を結び、植物工場の国内・海外への事業展開において、成長スピードをより一層加速していくとのこと。

すばらしいと思います。
ぜひ、野菜工場のリーディングカンパニーとして大発展していただきたいです。





話は、少しそれますが、レストランの建物(大型の一戸建て住宅という感じ)の地下に「植物工場」を作ってあるのを見ると、普通の一戸建て住宅で、農地を持たなくても自家製野菜を作れるのかなあ、なんてことも考えてしまいました。

屋根に太陽電池、地下に野菜工場…このコンビで一般家庭にもどうでしょうね?
幕張でずばり、という商品が展示されてましたが


やっぱりいいお値段でしたあせあせ


お金持ちの趣味の域ですかね、まだ…
DBさん、

>やっぱりいいお値段でした
本来、工場生産物と手作り物とであれば後者の値段が高くて当たり前なので、野菜工場が一般化したらその当たり前の方になっていくのだと思います。
今は、出始めの電化製品みたいなもので、特殊な人が買う商品なんだと思います。

*


ぬのっちさん、

>地下に野菜工場のあるマンションが計画されてる
マンション管理人にも農業知識が必要になる?!あるいは、農民からマンション管理人に転職とかいったことが起こる?!
半導体製造工場みたいな「ハイテク」は必要ないと思うのですが、それでもしっかり管理しないと“病気で全滅”みたいなことに容易になるでしょうし、一戸建てやマンションの地下にある野菜工場を管理する管理業みたいなのがでてくるかも。
昔、万物創世記でキューピーの野菜工場が紹介されましたが確かコストは3倍掛かると云ってたかな。

無菌室で連作障害もない無農薬栽培ですが、其れを食べると人の抵抗力が落ちるのではないでしょうか?

まあ、将来の宇宙開発での食糧確保の為に必要な技術かと思います。でも、地球温暖化対策にあった技術にする必要も有りますね。
#98 mr.esさん、

>ちゃんとした管理者がいないと難しいでしょうね
>また住人が入る時に病気とかも入らないようにしないと

おっしゃるとおりと思います。特に伝染病に弱そうな気がしますよね。




#99 – 104 むぎわら帽子のジミーさん、

申し訳ないですが、ほとんど「反対するためだけに書いておられる」としか私には思えませんでした。すみません。


>日本には自然が少ないのではなく、自然はたくさんあるけれども、人と自然の住み分けがはっきりしていて、都市部に住む人には身近に自然を感じられないだけなのではないかと考えます。

日本は人口密度が高すぎ。一人っ子政策の中国の3倍です。ちなみに、米国の10倍。
山間部は、おおくが単一種植林となっていて、生態系が大変に貧弱です。


>どうしても私がわからないのは「なぜ雑木林に戻したい候補が農地だけなのか」という点です。

それは、わからないと思います。私は、そんな風に思っていないですから。

工業地については、今以上に土地集約的にするのはなかなか困難と思いますけれども、工業地も含めて、商業地も住宅地も集約できるのなら集約した方がよいと思いますよ。たとえば、一戸建てに住むよりマンションに住む方がよいと思います。


>押し込める」という表現が、どうも農地を邪魔者扱いされているように思えてならないのですね。

自然環境と言う意味では、今の一般的な農地農業は邪魔者になりますね。肥料の流出だけをとっても、邪魔者になると思います。なお、農業従事者が悪人だといっているのではもちろんありませんし、農業が不要だといっているのでもありません。


>あと、もうひとつ気になったのは、「本来の自然」に執着されている点です。

「本来の自然」で私が申し上げてきているのは、その中で多様な生態系が活発に活動している状態のことです。人の手が入っているか否かとは関係ありません。

私が「杉しか植わっていない山では鳥が鳴かない」と書いたら「杉しか植わっていない山でも鳥は鳴く」とどなたかが以前書かれたと思いますが、それがむぎわら帽子のジミーさんだったかどうだったかわからないのですが、もしそうであれば、私との議論は平行線で不毛と思いますよ(笑)。

植林してもよいし、間引いてもよいし、何をどうしてもよいのだけれども、杉だけを育てる方向でやるのではなくて、生態系を豊富にする方向にやることも考えましょう、というのが私が今までに書いてきていることです。


>スイスの、感動的なまでに美しい牧歌的な風景は、本来の自然ではないのです

そのとおりです。


>そもそもトピ主さんの提案自体が農業というより、林業とか都市計画、環境問題に対する提起だと思う

私の気持ちとしては、農家の息子として、「ビジネスとしての農業」に関して書いてきているつもりです。新しい農業形態として「工場」が有効なのかどうか、を知りたいと思いました。それが、日本をより良くするのであれば、その良くする方面が食料自給率であろうが、都市計画であろうが、環境問題であろうが、そして農家の収入であろうが、何でもファクターになりえます。




#105うーすけ(スイス村)さん、
>多分葉っぱものなら必要はないし、価格の決め方のほうを直すが先だな。

価格の決め方を正す方向にも機能しているようですよ。
実際、フェアリーエンジェルさんの葉っぱはものすごく高いが、それでも売れている。野菜に付加価値をつける、という意味で成功されているのだと思います。



#106 NEWLAYZNERさん、
>万物創世記でキューピーの野菜工場が紹介されましたが確かコストは3倍掛かると云ってたかな。

野菜が2倍で売れたら、それでも利益は上がるのでは? フェアリーエンジェルさんのところはそんな感じでビジネスが成立しているのではないかなと、京都のレストランに一度行っただけですが、思いました。


>地球温暖化対策にあった技術にする必要も有りますね。

今の「工場」だと、たぶんエネルギー消費量は農地より高いと思います。これが、技術の発達によってどのくらいまで効率を上げられるのか?
また、工場に集約することで、余った土地を自然に戻すことが出来るなら、そのぶんが温暖化対策になっていると思います。
高額なのは結局 光熱費などのコストによるものなのでしょうか?
 それとも資材や培養液? それも含めてトータルで?
まだ レアな産業と言う事でスケールメリットがでないから?
 認知度が低くて需要が少ないから?
もし 光熱費がネックなら
RICKさんの薦める パラグアイなんて面白そうですね。
 小麦と大豆を国家戦略で大規模工場栽培出来たら
パラグアイ =パラダイス=大豆 おもろー!
簡単に言うと、設備の償却費用と人件費です。

日本の野菜工場は設備投資が高すぎるんですよ…
take-chan-manさん、
紹介をありがとうございました。なかなか、興味深いですね。


そのウエブサイトによると、西暦2050年までに約30億人の人口増が見込まれているけれども、伝統的農業に適した地球上の土地が足らなくなる、ということらしい。で、野菜工場が解決策となる、ということらしい。


そのウエブサイトに書かれている野菜工場のメリットは以下のとおり。

・一年中栽培可能(たとえばイチゴだと、普通の農場の30倍の効率)
・自然環境(旱魃とか洪水とか)に影響されない
・無農薬栽培
・富栄養水の流出防止
・伝統的農場を自然に戻せる
・伝染病蔓延リスクの軽減
・水の回収
・動植物の廃棄部分を使ったメタン製造によるエネルギー生産
・石油使用量の減少(通常の農業に比較して)
・都市部の廃屋の有効利用
・都市中心における再生可能環境の創生
・雇用の創生
・宇宙旅行の基礎技術になる
・難民キャンプで利用可能
・熱帯・亜熱帯地域の未開発国での経済状況の改善
・資源(水や農地)に基づいた争いの軽減


私は、なかでも、無農薬栽培ができ、農業水の自然への流出が防止でき、伝統的農場を自然に戻せるという3点がいいです。

**


http://www.verticalfarm.com/designs.html
ここに、工場のデザインプランがいくつか出ていますが、なかなかかっこいいですね。
いろいろ読ませていただきました。

賛成か反対かでは私も野菜工場は賛成の立場ですね。

時代、科学などの流れなのではと考えます。

研修にいったのですが工場の現状としては野菜を売ってはいるがまだ研究段階だと。
たべたこともありますが味はいたって普通ですしいけるのでは。
運営面では後ろ盾がないと今はきついと言っておられました。

未来は土で作くった物が高級品となり、野菜工場の物が庶民の食べ物になるんじゃないですかね
HiQ!のホームページでQさん(中国経済に精通した、お金儲けの神様、株の神様として、多くの投資家に尊敬される スーパー爺さん)が
 最近盛んに中国での大規模農業や畜産業の重要性を説き
あの永田農法の永田さんと組んで中国で何かやらかそうとしつつ、
日本の農業従事者へ中国進出を薦めたり募集?したりしている。
 大規模野菜工場などを 中国で展開できるような器量があると
農業で一部上場も夢ではないようです。
このコミュのトピ
植物工場(野菜工場) 一問一答
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=42190726&comment_count=46&comm_id=93568
でいろいろ教えていただきましたが、更新が止まっているので、再度、こちらに戻らせてもらいました。

**


工場産野菜:食卓の主役に? 農薬不要、栽培期間半分
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090517k0000m020049000c.html
2009年5月9日
この新しい記事を読むと、野菜工場、結構いけそうな感じがしてきます。

この記事によると、
>農林水産省と経済産業省の調査では、太陽光との併用タイプを含めた植物工場は全国に50カ所。キユーピーなど食品会社のほか、自治体や農協が設置し主にレタス、サラダ菜、春菊など葉物が生産されている。
とのこと。結構、すでに数はあるんですね。

>課題は値段と人工的なイメージ。冷暖房などの光熱費や設備の維持費で、価格は露地ものより3割以上高い。
となっていますが、
>農水省は「食料の安定供給につながる」と3年後には工場数を150カ所に増やすことを目標に設定。「施設整備の資金助成や人材育成の支援を検討したい」としている。
とのことで、国がすごい気合を入れているということのようです。

植物工場。英知を結集してやればいずれモノになっていく …のか否か?はたまた、希望が先行しているだけの夢物語に過ぎないのか?
116:よしくんぱっとさん

忙しいので書き込みができなくなっておりました。

今回の植物工場推進の動き、政治的な絡みがあります。

経済産業省は農業への進出をもくろんでおり、その先兵隊として植物工場を推進していいます。
 #農地は農水省の権限が行き届いて手が出せません。しかし、植物工場なら農水省が手出ししにくい領域です。
ですので、経済産業省は単独でも植物工場を推進し、あることないこと長所ばかりを訴えて農業分野を我が領域に取り込もうとしております。
それに危機感を抱いた農水省、植物工場の非効率性は重々承知しつつも、経済産業省の好きなようにさせたままでは農業分野を蚕食されると考え、相乗りすることにした(共に植物工場を推進することにした)という背景があります。

このような政治的背景を考えながら、植物工場の宣伝文句の裏を読む必要があります。
植物工場推進の動きは、科学的と言うよりはかなり政治的なニオイが強いものです。

政治的なニオイを吹き飛ばし、植物工場を実物大で見つめる必要があります。
植物工場でできるところは植物工場で、できないところは他の技術をさらに磨き上げることが重要です。
植物工場は魔法の杖ではなく、ニッチな技術であるという実物大で観察する冷静な目が求められます。

なお、私自身は太陽光を一切利用しない完全閉鎖型植物工場はかなり難があると考えています。
部分的に太陽光を利用した植物工場(高度化温室)の方がコスト面でも分がありますし、改善すればするほど伸びしろが大きいのもこちらの方だと思います。

あと、都市農業ですね。
屋上やベランダの栽培は、普及するとバカにならない生産量になります。
完全植物工場のような、コストが高すぎる方式より、コストがさほどいらないところをもっと推進した方が、現実に役に立つように感じています。
政策論で言うと、現東京都副知事の猪瀬さんの提言
「地方の建設業者を農業にシフトさせる」が
しっかりと生き残っているみたいですね。



えっと、去年のことでしたか
「毒ギョーザ事件」があった後、中国産の野菜がまったく入ってこなくなり
国産野菜が高値をつけた時がありました。

その後、何社かの建設業者がしいたけの菌床栽培に入ってきました。

しいたけは植物工場…ではないですけど
ボーダーの位置にある一例です。



…設備投資の負担軽減になるから補助金を拒否する人はほとんどいないでしょうけど
やる気になれば民間でも十分にやりますよ。

銀行から億単位でお金を借りて施設化・規模拡大をする人も多数見受けられますし…



食料自給率の問題と工場生産との関係性がごっちゃになってたり
プレミアム食品の市場性を無限に評価していたり
技術論が中途半端な位置で止まっていたり、

正直、もやもやすることばかりです。



個人的には推進派ではありますが
ナッパーランドやハイポニカの蹉跌を学ばない人たちには
一時の繁栄はあっても持続性はないと思います。



カゴメにしてもですね…



今の仕事になってからよく言っているんですけど、
正直、農家さん1軒を助けるのはわけないんですよ。

1軒の経営を安定させる方策は星の数ほどあるんで…


ただ、何十軒となると成功確率はかなり落ちます。



植物工場(の同一システム)にも同じことが言えて、
一棟をどうにかするのはそんなに難しいわけでなく、
それをどこまで拡大するのか、どこで安定させるのかが大変難しいところです。

拡大前提で設備投資を行ってたりすると、すごく危険だと思いますね。



そういう意味で「みらくるファーム」さんだったかな?
小型の規模から始められた人には結構シンパシーを感じます。



植物工場で本当に大事なのは、

生産じゃなくて販売なんだよねあせあせ(飛び散る汗)

やられる方は、それを注意しておいたほうがいいですよ…
#117 Shinさん、
>このような政治的背景を考えながら、植物工場の宣伝文句の裏を読む必要があります。
>植物工場推進の動きは、科学的と言うよりはかなり政治的なニオイが強いものです。

なんか、期待できそうな雰囲気がでてきているようですね。競争原理が働きにくい領域で、“やらない理由を探す”集団になりがちなところでこのような「危機感」が生まれているのはよいことだと思います。
国が“やれる方法を探す”集団になれば、これは力強いです。楽しみですね。


>植物工場でできるところは植物工場で、できないところは他の技術をさらに磨き上げることが重要です。

ということは、今の段階で植物工場でできるところがすでに存在しているということなのか。Shinさんから説明を受ければ受けるほど「不可能」が答えになるような気持ちになってくるのですが、「できるところ」はすでにあるということですかね。

植物工場のみなさん、がんばっていただきたいです。

**


#118 DBさん、

> 政策論で言うと、現東京都副知事の猪瀬さんの提言
>「地方の建設業者を農業にシフトさせる」が しっかりと生き残っているみたいですね。

すばらしい!
使わない道路など無駄な公共事業をやめて、そっち方向にいけば、税金の有効利用になると思います。


>…設備投資の負担軽減になるから補助金を拒否する人はほとんどいないでしょうけどやる気になれば民間でも十分にやりますよ。
>銀行から億単位でお金を借りて施設化・規模拡大をする人も多数見受けられますし…

農業経営体の近代化(現代化以前のレベル)が必要ですね。こっちの方も、期待したいです。
公務員的活動ではやはり限界があります。


>植物工場で本当に大事なのは、
>生産じゃなくて販売なんだよね

ということは、技術的にはすでに成立しているということ?
販売の方もなかなか難しいでしょうね。今のところ普通の市場価格より高くしないといけないということのようですので、一般のルートじゃダメですね。「高くても買いたい」という風に持っていく必要があるようです。
このあたりになるとりんごya!さんの得意分野ですかね…
丸紅「立体型野菜工場」を中東で展開
フジサンケイ ビジネスアイ 2009年8月21日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090820-00000028-fsi-bus_all


丸紅は20日、有機無農薬野菜を室内栽培する「野菜工場」を開発し、中東地域で展開する方針を明らかにした。従来の水耕栽培式の野菜工場とは違い、特殊な土を用いた多段式の立体栽培場を、断熱性の高い発泡スチロールを組み立てたドーム形ハウスに収納する仕組み。1日の最高気温と最低気温の差が大きく、降水量が少ない砂漠の土地にも適した栽培方法で、野菜を輸入に頼っている国・地域への輸出を目指す。
(引用終)



がんばっていただきたいです。
初めてコメントしますm(_ _)m

仕事で会社として農業に携わっており、植物工場の企画も何回か伺ったことがあります。

JFEライフ社にも伺いましたが、現時点では皆さん言うように、コストがかかる面を野菜の付加価値でカバーしなければならない状況ですね。

何人かの御意見にある通り、将来の食糧供給を担うとすると、植物工場は必須になってくると思います。
が、それは砂漠や海上など、農地として利用できない広大な面積+インフラ(水、電気)が揃って初めて食糧危機に対応できると考えています。

上述の会社も農地にできそうな土地の上に工場を建てていました。
あれでは土地生産性の向上にはあまり寄与していないと思います。

本トピの趣旨であるビジネス観点から言うと、
小規模で高付加価値が現在のビジネスモデルです。
大規模になるとコストはそれほど下がらないのに、価値が相対的に下がってしまう事が、やはり問題点で、製販のバランスをとりつつ事業拡大の隙を窺うってところでしょうか。

技術的な観点では立体型高効率システムや、マイクロバブルによる酸素付加型栽培など、生産性を高める技術はだいぶ揃ってきているようです。

もうひと押しかなあ。


若干、ズレるかもしれないですけど、アメリカのベンチャーを中心に藻類培養の研究が盛んです。
これは単位面積当たりのたんぱく質生産量は野菜より桁違いに高いです。
将来の食糧危機対応としては、藻類由来のたんぱくサプリが主役になるかも知れませんね。
親会社が植物工場の経営から撤退

http://innoplex.org/archives/5297


やはり、なかなか厳しいようですね。
植物工場で農業法人の生産全てを賄おうと考えるから無理がある。
幾ら高付加価値を付ける可能性があるとはいえ、コスト面で勝負など出来ないでしょう。
かつて二度ほど植物工場ブームがあり、コケたのはこの辺りかと。

現時点では供給の穴を補完するアイテムとして捉えれば、コスト面も我慢できるのでは?
或いは、トサポンさんの仰るようにサプリ生産と割り切れば、野菜という形で売らなくて済む分、コストは大した問題とならないのかもしれない。

新しい生産技術である以上、全く新しい発想で販路を作らない限り。。。二度あることは三度あるになると思いますよ。

大体、野菜の自給率は高いわけであり、既存のラインで販売しようと思うこと自体に無理がある^^;

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