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クラシック秘曲探訪コミュの交響曲の秘曲

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ジャンル別にトピ立てします。
交響曲の知られざる秘曲でマイフェヴァリッツについて語ってください。
たとえばある作曲家の交響曲全集を買って初めて聴く人のための参考として「第○番がこういう感じで凄い」という話、あるいは1曲しか書かなかったけどこの作曲家の交響曲はほんとに凄いとか(この場合CD情報などもお忘れなく)。

たとえば前者で言うと、バックス(7曲)、ボートン(3曲)、ブライアン(32曲)、グラズノフ(8曲)、アイヴズ(4曲)、カバレフスキー(4曲)、マルティヌー(6曲)、ルーセル(4曲)、ミャスコフスキー(27曲)、ラフ(11曲)、サルマノフ(4曲)、ティペット(4曲)、ヴァーレン(4曲)、ヴォーン=ウィリアムズ(9曲)あたりは作曲家トピを立てていませんのでお気に入りの名曲について語って下さい。

コメント(28)

 大量の作品があるのに、知られている曲がごく少ないので、もしかすると作曲家トピックに立てたほうがよいかもしれませんが、ハチャトゥリアンに交響曲が3曲あります。

第1番 ホ短調 3楽章
第2番 通称「鐘」 4楽章
第3番 「交響的詩曲」 1楽章

 第1番と第2番は、個々の部分にはハチャトゥリアン節満載とはいえ、全体として交響曲の体裁にはなっています。特に第2番の第三楽章でグレゴリオ聖歌の「怒りの日」の主題が重厚に変奏されていくあたりはかなり聴き応えがあります。
 第3番は、バンダの別働隊とパイプオルガンが動員され、とにかくすさまじい音響スペクタクルが繰り広げられます。これは、一般的な交響曲ではないのはもちろん、「音楽」ではなく「音響」ではないのかという気さえしてきます。しかし、内容空疎なわけではなく、たとえ「音響」であるにせよそこには作曲者の意思が感じられます。

 というわけでインパクトが強いのは第3番ですが、交響曲作家としてのハチャトゥリアンの本領としては、第2番をおすすめします。本人も結局実現しなかった来日(日本フィルを予定)の際にはこの曲を振るはずだったと記憶しています。

 録音として一般的には、作曲者自作自演が1番(メロディア/ソ連国立響)、2番(デッカ/ウィーン・フィル!)にあります。3番はムラヴィンスキーとストコフスキーの録音があり、音質的にやはり後者に聴き応えがあります。もちろん、チェクナボリアンとアルメニア・フィルの偉業ハチャトゥリアン全集(ASV)にも全部入っています。
私もハチャトウリアンの交響曲大好きです。特に3番はスペクタクルな感じで、オケも超絶技巧満載ですね。昔から愛聴してるのはコンドラシン盤(最近輸入盤でCDが入手しやすくなりました)の壮絶無比の演奏。他は、ストコフスキー・チェクナバリオン盤はおとなしめですので、むしろグルシュチェンコ/BBCフィル(1994年録音。シャンドス盤)か、ムラヴィンスキー1980年盤(1950年代の初演はアラが多い)のほうがいいと思います。

 川♪ さん、さっそくコメントありがとうございます。3番のストコフスキー盤ですら「おとなしい」とのことで、びっくりです。ご紹介いただいたディスクをぜひとも聴いてみなければなりますまい(財布の悲鳴が聞こえます)。なお、おわかりのとおり、私が聴いたムラヴィンスキー盤は1950年代のほうです。
 
ハチャ3は、自分が全クラシックの中で一番好きな音楽です。川♪さんのおっしゃる通り、コンドラシンは最強ですよね。


自分はフランクの交響曲ニ短調も好きです。シブくてちょっとブルックナー的な重厚感と重さがクセになりますね。聴けば聴くほど味の出てくる名曲だと思います。
循環形式で、最終楽章で1楽章や2楽章のメロディーが流れて「おおっ!?」となるのがイイですよ♪ バーンスタイン盤がオススメ。多分簡単に買えます。
ミヤスコフスキですが、最高傑作は13番でしょうか。密度の高い音楽で、聴き手にかなりの緊張感を要求します。
聴きやすいのはモダンな11番とロマンティックな22番で、前者は作曲家の書きたかった音楽、後者は「社会主義リアリズム」かも知れませんが建前と意志がわりと矛盾なくまとまっています。
有名なのは6番と27番ですけど、6番は規模が大きいのに渋いし、27番はやや創作意欲に翳りが見られ、イマイチです。
ちなみに地雷は18番です。これは聴くとがっかりします。
CLADさん
ミヤスコフスキはまだ数曲しか知らず、音楽の個性は曲によって変貌しているようで模索状態でしたので、貴重な情報ありがたいです。
スヴェトラーノフの全集BOXが出て買うのを迷ってるんですが、入手したらコメントを参考にさせていただきます。
全集は安くなりましたね。聴かれたら是非感想をお願いします。
書き忘れましたが、初期の曲は作曲家自身が方向性を模索中という感じで、焦点が定まりきっていないので、後回しにされることをおすすめします。
CLADさん、川♪さん

ミャスコフスキーの後期交響曲は素晴らしいですよ!
私は24〜27番聴いてつくづく後悔しました。
あー何で持っているのに今まで聴かなかったんだろうって。

でもCLADさんは27番を余り評価されていませんね。
聴き手のセンスを試される作曲家なのでしょうか。

続いて、私の好きな秘曲交響曲。
カロミリスの第一番「レヴェンディアの交響曲」。

音楽の友社刊「交響曲読本」で片山杜秀さんが激賞されており、
以前から気になっていたので聴いた所、その凄味に圧倒されっ放しでした。
テンションが普通ではありません。ポポフの第一番みたいな感じ。
そう、それこそハチャトゥリアン第三番のような。
カロミリスもポポフも初耳です。面白そうですね。
できればおすすめCDを紹介してください(hmvのurlを貼っていただくと嬉しいですが)。
私の持っているのはこれですね。
(お薦め、と言ってもコレしか持っていなかったり。汗)

カロミリス:
http://www.amazon.co.jp/dp/B000001SQJ/

ポポフ:
http://www.amazon.co.jp/dp/B0000260LN/

どっちも品切れなんですか。困りましたね。
どちらも試聴出来るので是非是非どうぞ。
ロシア系だとノスイレフを忘れるわけにはいきません。
実際に当局によって収容所に入れられ、粛正される恐怖の中で書いた交響曲の、異常なまでのはり詰めた音楽は、ショスタコを上回るコワさで、ちょっと他では聞けないものです。
CLADさん

どうぞ宜しくお願いします。

ノスイレフ、面白そうですね。
デッカの「頽廃音楽」シリーズとか好きなので、興味があります。
amazonで試聴してみましたが、正に私のお気に入りのタイプです。
残念なのはどれもこれもプレミアが付いてエラく高価な事。

うわ〜、こう言うのに限って、欲っしいなぁ〜〜・・・。
最近買ったばかりですが、ワインガルトナーは良いです。
交響曲第4番、第5番を購入しましたが、なかなか私好みの曲でした。
5番と一緒に収録されてた序曲もかっこいい。変わった曲ですが。
ただ、SACDだから高いのが難点ですね・・・
ワインガルトナーと言えば、彼の編曲したシューベルトの第7番交響曲があるのです。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00005GG7T/

コレどなたか聴いた事ある方いらっしゃいませんか?
作ちゃんさん

1週間以上間が空いてしまってすみません。
宜しくお願い致します。

Ontomomook「交響曲読本」で、評論家の平林直哉氏が
ワインガルトナー版を絶賛しているのです。
ニューボールドのものは存在すら知りませんでした。
残念ながらほぼ間違いなく別物でしょうね。

ですが、貴重な情報、有難うございました。
こんにちは
凄い!というと語弊があるのですが、あまり知られてない「秘曲」的存在の交響曲として、フリードリッヒ・ヴィットの「イエナ交響曲」を挙げさせていただきます。


CD情報は以下の通りです。
?R.シュトラウス:家庭交響曲
?ウィット:『イェナ』交響曲
 シュターツカペレ・ドレスデン
 フランツ・コンヴィチュニー(指揮)
 モノラル録音 レーベル: Dg Sprache Der Welt


下記は以前小生がブログに書いたものをコピーしたものです。

なんとこの「イエナ交響曲」、1957年以前までは、ベートーヴェン作といわれていたらしいのである。最も若いベートーヴェンの交響曲・・・・そういえば小生が聞いた限り、ベートーヴェンかハイドンに良く似ている・・・「古典」音楽の典型に聞こえたのであった。3楽章に「メヌエット」をおいたところは、ベートーヴェンらしくないが、初期のベートーヴェンならそれもありだろう。

発見された楽譜にベートーヴェンのサインがあったという。
まだ3回しか聞いてないのだが、これをベートーヴェンの作品と思っても致し方ないと思った。
1957年になって、「ヴィット」の作品であることが学術的に判明したという。

さて小生はこの情報で、なぜコンヴィチュニーがこの「イエナ交響曲」を録音したが・・・その謎が解けたような気がした。

コンヴィチュニーはその時代一連のベートーヴェンの作品を録音して残そうと思い立った。
当時評価の低かった「合唱幻想曲」、本体が演奏されない「オペラの序曲」を含む全て、他の演奏家が演奏しないものまで積極的に録音した。

一連のそうした流れのその中に、恐らくこの「イエナ交響曲」も有ったのだろう。

この曲がベートーヴェン作でないことが判明したのが1957年、コンヴィチュニーが録音したのも1957年である。

恐らくコンヴィチュニーはベートーヴェン作「イエナ交響曲」として演奏録音したのだろうと、小生は推測するのである。

録音年月の1957年X月、そしてヴィット作であったことが判明した年月1957年X月・・・その「X」が分かれば、推測が正しいか否かが分かるのだが、今のところは不明である。
>>1&3 KDKさま、>>2 川♪さま >>5サヴァイブさま

ハチャトリアンの交響曲第3番をご紹介していただきありがとうございます。
さっそくNAXOS MUSIC LIBRARYのストリーミングで聴いています。

Symphony No. 3, "Simfoniya-poema"
BBCフィルハーモニー管弦楽団 - BBC Philharmonic Orchestra
フェドール・グルシュチェンコ - Fedor Glushchenko (指揮者)

ロシア風、コーカサス風、土俗の響きがいいですね。

邦人作品のほうがよいかもしれませんが、日本人作曲家にも交響曲を書いている人がいます。

たとえば、芥川也寸志の交響曲第1番(第1交響曲)は、プロコフィエフの交響曲第5番のコピーそのもので、ここまでトレースしておきながらオリジナルの作品としてつくりあげたことにある意味感嘆します。

このほか大木正夫、別宮貞夫、池辺晋一郎、團伊玖磨などに複数の交響曲がありますね。お好きな方がいらっしゃればご紹介ください。
邦人だったら…

團伊玖磨の6番「HIROSHIMA」
水野修孝の「交響的変容(作曲家のホームページから購入可能)」
伊福部昭の「シンフォニア・タプカーラ」
黛敏郎の「涅槃交響曲」
諸井三郎の2番と3番
吉松隆の2番「地球にて…」
芥川也寸志の1番

他。ああ多すぎて書ききれん! せめて上記のは、ぜひ聴いて頂きたいです。
ヨーゼフ・ヨアヒム・ラフの交響曲第8番「春の響き」
シューベルトの交響曲第10番ニ長調
カリンニコフの交響曲第1番
あたりです。
ヨーゼフ・ヨアヒム・ラフとカリンニコフは最近知りました。
シューベルトの第10番は未完成曲ですが、シューベルトの傑作群の中でも傑出している超名曲だと思っています。

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