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音楽教育/音楽心理コミュの音感1

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絶対音感という言葉が数年前日本で話題になったと他の日本人奥様方から聞いていた。音楽教育のサイトを覗くと、確かに音感教育系の内容が多く観られる。絶対音感持ち主は、音楽家と成るには得であるとか、訓練すれば得られると言われがちだが、私はこれにはかなり疑問がある。私は、調律師であり絶対音感持ち主。

自分にもし、この音感が無かったら、もっと音楽を楽しめたと思う。私は、この絶対音感の為に、かなり苦労して来たし、、、実際ほかの絶対音感者も同じ意見を言っている。

日本やアジアでは4人に一人が絶対音感を持っているらしいが、ここアメリカでは数1000人に一人という割合。

この差を研究した人の中には、マンダリンやらタイ語には、英語よりも音域が有り、その言葉のピッチにより意味が変わるため、耳が良くなったと発表した人もいる。しかし、最近その『言語ピッチ』と『音ピッチ』は脳の中でも違う場所で処理されているという結果が出た。よって、言語と絶対音感は無関係である。

最近は、アジアの音楽教育が『固定ド法』のためと言われている(ピアノの鍵盤で一音一音ドレミを教える)。ヨーロッパは、初めはハーモニーを教育させる(和音=ドミソを一度に弾いて和音名を覚えさせる)。

とにかく、先ずは、音感についての説明。


音感には二つの種類が有る。絶対音感と相対音感。大まかにいうと以下のような違いである。





1。絶対音感

a.絶対音感は、比較する音無しで鳴っている音の判別が出来る。(例えばピアノでドの音を弾かれなくても、今鳴っている音がファと言える)。騒音にも音階をつけれる。(車のブレーキや、冷蔵庫の音にもドとかラ等と音階として聞こえて来る)

b.絶対音感者は一音を聴いている。固定されたドレミが基本のため、移調すると、、、混乱する。(ハッピバースデーの曲をが、ピアノではファーファそーファーどーシーと弾かれると、ファーファそーファーどーシーと歌う。移調してドードレードー、、、には成らない、、、それには訓練必要。訓練してもこれには違和感有る私。)

c.コロコロ変わる転調も平気。他の人には『雑音』と聞こえる現代音楽も、スラスラと弾けるし楽譜に書ける。

d.絶対音感にも個人差がある。たまに以下のような人もいる。音域に限りが有る人(中音は解るが、高低音域は判断出来ない)ある特定の楽器でしか解らない(ピアノは良いが、金管楽器では判別出来ない)

e.音叉人間、、、、、ピッチがわずかにずれるだけで気になってしまう(私の職業病)。基準音ラガA=440から445までは許せるけど、それ以上の変化は許せない!半音(シ−ド)の間の細かい音域にうるさい。音楽を楽しめない!!!!(これが私)




2。相対音感

a.相対音感は、他の音との関係によって、ピッチを判断する。(ピアノでドの音を弾いてもらってから、その基音から何音上かまたは下かを判断出来る。相対音感持ち主は、一つ以上の音(例えばドとソ)を聴いている。基本的な音楽の知識が無くても、一度聴いた音楽の一音を確かめただけで歌える。

b.音程を自動的に移動出来る。(ハッピバースデーの曲をが、ピアノではファーファそーファーどーシーでも、ドードレードーファーミーと歌う。)

c.和音のニュアンスをよく把握出来ていて、前後関係も理解する。(ドーミーソからシーミーソという和音の進行の時に、同じミと他の二音の関係の変化にとても敏感ーー音楽知識なくても)

d.複雑な転調に成ると、音楽的知識が無いと出来ない。古典音楽やポピュラーソングのように、初めから終わりまでハ長調からは極端に変化ない場合は良い。しかし、現代音楽のように音の相対関係が複雑になると、つまづく。

e.訓練すれば、和音で曲の旋律を覚えられる。






3。理想の音感

ここで、両者(相対&絶対音感保持者)が『音の美』を追求する音楽家と成る為に必要不可欠な音感が有る。名前忘れましたが、、、(なんていい加減なリポートだ)確か『微、、、、相対音階』と呼ばれてます。

平均律で調律されているピアノと一緒に歌う時、どうもハモらないと感じる人いますか?

ピアノのドレミ、、、、と私達の声のドレミ、、、、はわずかに差があります。ピアノは都合上(済みません)限界があり、無理にドレミを作ってます。それが私達人間の耳には不自然に聞こえます。この違いによって、美しい音の追求が行われるのです。(私は、なるべくこの差を無くす努力をしながら調律をしています。)

あと、私の自分勝手な意見ですが、、、ピアノのドミソ和音が汚いと感じた方いらっしゃいますか?あと、二つの和音(ラドミとラド#ミ)を弾いた時、同じラでも、前者と後者が違って聞こえる。肝心ですこれ!

このセンシティビティーがある事によって、やっと、曲へのイントネーションを創作して行くのが理想的な音楽家のようです。


さて、まとまりない文章で申し訳ございませんでした。次回また固定ドと移動ド等についても書いて行きます。


参考
宮崎謙一氏のホームページ(リンクが今なぜか働いてません)

鈴木寛氏の『音感と音楽能力評価』

Dr.Robert Row のレクチャーより

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