ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

【松聲】風の吹き溜まり【風伝】コミュの足裏の垂直離陸を語ろう!

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
足裏の垂直離陸について興味を持っていらっしゃる方も多いと思います。
わたしの日記に1半身動作研究会@明石町で「垂直離陸」の稽古について書きました。
そこを紹介して読みに来てもらってもいいのですが、やはりここに文章をペーストした方が議論しやすいと思ったので、すこしアレンジして紹介します。

●離陸をかける
まずは立った状態で、足裏を垂直離陸させる感触を確かめる。
片足ずつ交互に上げてみる。もちろん上がる。
次に両足一度に上げてみる。もちろん上がらない。
そこを何とか上げようとすると脚内に力が入る。もしかしたらお腹にも。
足が上がる代わりに腰が引き下ろされるような感じ。脚の中が圧縮されるような感じ、それが「離陸を掛ける」という状態である。

●足裏に離陸をかけて歩くまでの準備稽古1
この「圧縮感」をもとに歩きの稽古。
膝を軽く曲げて立ち、片足だけ一歩前に出す。
足裏に吸盤がついていて床にひっついたつもりで、ギューっと後ろにある足と胴体を引きつけていく。
はじめはスリ足ならぬズリ足(マイミク・ワイバーンさんの日記から頂戴しました!)で、前に出した足に後ろの足をかかとがを上げぬように引きつける。けっこう大変だ。

●足裏に離陸をかけて歩くまでの準備稽古2
なんとか引きつけられるようになったら、今度は引きつけ始めたら後ろの足裏をちょっと上げる。床から離す。
ズリ足で引きつけようとウンウンがんばっている状態で、足裏をあげると摩擦がなくなるので後ろにあった足がパッと前に出る。
前に出そうとしていないのにパッと出ることが大事。
最初は両足が揃えたところでいったん止まる。そこから一歩足を出す。感じがわかってきたら揃ったところで止めずに一歩出し、歩を進める。

●足裏に離陸をかけて歩く稽古
これが出来るようになってきてから、ほんとうの「足裏の垂直離陸による歩法」の稽古に入る。
前に出した足裏に吸盤までは一緒。引きつけるのではなく、前の脚の膝を引き上げ様とする。しかし足裏は吸盤がついているので持ちあがらない(つもり)。そこで前の脚内に圧縮がかかり、「足裏の垂直離陸」状態になる。
そこで後ろの足裏をパッと上げると足が前に引きつけられる。

●それぞれの歩き方の効果の違い
それぞれの歩き方で、手のひらを前に出して立っている受に向かって、腕を差し出して歩いて行き、自分の手の甲を受の手のひらに当て、受の反応を見る。
いずれも前の足に後ろの足と胴体が寄れば、受は触れたとたんに後退する。しかし引き寄せるようにするのと、膝を引き上げるようにする(垂直離陸)のとでは受の崩され方が違う。
引き寄せではそのまま(跳ね飛ばされるように)後退、引き上げでは浮かされてから後退する。


一応、もとの日記と関連日記

日記風「離陸をかける」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=644706362&owner_id=2372882

お稽古「足裏の垂直離陸」「どこでも離陸」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=637657972&owner_id=2372882

コメント(17)

きたろうさん

わたしが見つけた範囲での説明です。
単純に「離陸」とあるから、「浮き上がること」だと思う人が多いのも確かですよね。
実際には「浮き上がろうとする(が浮き上がらない)」感覚です。
歩く場合は、「足裏が浮き上がろうとするが浮き上がらない状態で、それでもなお上げる」という感じですかね。

これは「=甲野善紀」ではないでしょうが、話を聞いていると(たとえば、脚部に緊張をかけたままであることなど)、方向は間違っていないと思います。

甲野先生は「平起平落」をよくよく考えたら、抜刀のときの引き足で以前からやっていたと言っていますが、「水鳥の足」や「雀足(じゃんそく)」とかの、瞬間に移動したり、体を差し替えたりする動作では「平起平落」をしているんですよね。

ただ、歩くというときには、どうしても後ろにある足のカカトは上がると思います。出した足は「平落」かわずかにつま先着地なんですけど。
だから日本の剣術では、歩くときに「平起」も「かかと着地」もないと思うのですが、どうなのでしょう。

きたろうさんがかかと着地をしようと思ったのは、なんといっても突き蹴り系が好みなのと、へそ曲がりのせいでしょう(笑)。
Takahiroさん

ブログの「大腰筋主動理論」の連載、読んでいますよ。
研究がすすんでいるようですね。
文中の「伸長反射」ってことばが、よくわからなかったので下のサイトで調べました。

最も単純な運動のコントロール:伸張反射
http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/brain/brain/30/index-30.html

字面だけ見て「筋肉が反射的に伸びる??」とか思ってしまって……(笑)。

「骨と骨の間に付いている筋肉(骨格筋)が引き延ばされると収縮する」のが「伸張反射」ですね。

わたしが「抜足/踏足」と言っている、前に出した足裏に乗り込んでいくような歩き方だとTakahiroさんの言うのに当てはまりますね。
垂直離陸を利用した歩きの場合、前に出している脚内をうんと緊張させておいて、後ろの足裏を床から浮かすと自動的に前に出るっていう感じなんです。
この過程での「伸張反射」がどこで行なわれているのか、わたしの大雑把な感覚ではわかりません。
でも、意識的でなく反射的に移動が行なわれるために技につながるとは思っているので、専門家の意見を聞いてみたいです。
朧さん

足裏の垂直離陸を説明するときに、脚を胴体に収納していくみたいに、というと分かる人もいます。
だから腰から足につながる緊張というのは確かにあります。

この感覚を確かめていたら、どこかでやったような記憶があったので考えたら、「肩の溶かし込み」の、肩を腰の方へぎゅーっと引き下げていく感覚に似ているのでした。

足裏なのか、脚内なのか、腰なのか、注目する点が違っても、全体としては似た操作をしていることもあるかもしれませんね。

あと離陸をかけた歩きですが、稽古をはじめるにあたっては脚部全体(というか腰のなかも含めて)ぎゅうっと圧縮するような感じで行ないますが、離陸の感覚がわかってくると「離陸」というより「浮き」という感じで歩けます。
ただやはり脚内部が弛んではいません。「ぎゅう」ではなく「きゅっ」ぐらいの緊張感はあります。軸が通っていると言ってもいいかもしれません。
きたろうさん

そういえば、垂直離陸による歩法の感覚を掴んだのは、きたろうさんが師匠の動きをみて「要するに前に出した足裏が吸盤になっていて、床に下ろしたらくっついてしまった、という感じで歩けばいいんですね」って言ったからですよ。
(場所は池袋コミュニティカレッジ)
その日を覚えていれば「離陸記念日」にしたんですけど、忘れてしまった(笑)。
Takahiroさん

> 「脚気!」

ああ、そうか。「反射」っていうくらいですものね。
解説とか読んでいると、筋肉を伸ばすと縮むというのをもっと長い時間に感じて、「垂直離陸ではどこが伸びるのかな」とか考えてしまいました。
そう考えると、垂直離陸による歩きというのは「伸張反射」を使っているのでしょうね。
そういう反射的な動きを上手にコントロールすることが、とても大事なことだと思います。そうでないとハッとして不必要な動きをしてしまう、ってことにもなりますし。
YASUさん

コメントありがとうございます。
これは前の足を後ろに抜くように使うと(前の足の位置は動かない)、結果的に後ろの足と胴体が前方に引きつけられるということだと思いますが、大きな意味では「垂直離陸の応用」であるといえます。
わたし流に言うと「脚内に離陸をかけた」状態ですね。

ただ歩法ということでいうと、後ろに抜くのではなく上に抜き上げようとすることが「足裏の垂直離陸による歩法」です。
運動の組み合わせとしても「引こうとしたら前に進んだ」というのと、「上げようとしたら前に進んだ」というのでは、後者の方が複雑さが一段上で、そのためにその動きを止めようとした相手にとって、より分かりにくくなります。

もうひとつ言うと「足裏の垂直離陸」で続けて歩くと、自分自身も混乱します。
後ろに抜くようにしてからだを引きつけるのは、前方の壁に繋がっているロープを引っ張ってからだを前に進めるようなものですから、脳も納得しやすいです。
ところが垂直離陸の方は、床に繋がったロープを引き上げるように引っ張ったらからだが前に進んだみたいな感じなので、脳が混乱します。
ですから一、二歩でいったんリセットしないと、すぐに垂直離陸ではなくなってしまいます。

でも仕組みがわかると、足裏を垂直離陸させた「状態」さえ作れば、前足の床への接地と同時に意志とは別にからだが進みますから、後ろに抜くようにするよりもやすいくなります。
Takahiroさんには一度、ちゃんと調べてもらいたいです。
次回、甲野先生が名古屋に行くとき、ぜひ先生の足など触って調べてきてください。
きたろうさん

「自然に」腰が落ちるというところが大切な気がします。
「垂直離陸で腰が落ちる」とだけ言うと、実際に腰を落としてしまうことになりがちです。
きたろうさんが意識すると弛緩するか、または余計な力みが産まれてしまうといっている通りです。
自分で腰が落ちている感じがしたら、それは落としすぎですよね。
(このあたりも、各自の感覚の感度があるので、人によっては丁度良いこともあるのでしょうが、ほとんどの人は落としすぎです)

わたしは足裏の垂直離陸は相撲に一番向いていると思うんだけどなあ。

ログインすると、残り9件のコメントが見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

【松聲】風の吹き溜まり【風伝】 更新情報

【松聲】風の吹き溜まり【風伝】のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング