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癒しの森コミュの2004年1月2日 天皇の短歌

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 天皇陛下は、新年を迎えるに当たっての感想を発表された。陛下はその中で、前立腺がんの摘出手術を受けた際のお見舞いなどについて、「大勢の人々が病気を心配し、古希を祝ってくれたことに深く感謝しています」と述べられた。宮内庁は陛下が03年に詠んだ歌を発表した。
〈東京大学医学部附属病院を退院して〉
 ・もどり来し宮居の庭は春めきて我妹(わぎも)と出でてふきのたう摘む
〈入院の日々に〉
 ・入院の我を気遣ひ訪(と)ひくれし思ひうれしく記帳簿を見る
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 日本の言葉の文化は、中国の影響を大きく受けており「古希」などという言葉はその典型だ。古希は、杜甫(712〜770)の詩の中に「人生七十年古来稀なり」と謳ったところから来ている。十年ほど前NHKの「漢詩紀行」16巻を買った。現役のころは鑑賞の機会がなかったが、これからは時折開いてみたいと思っている。新春でもあるので、漢詩の中で最も有名な杜甫の詩(4行のみ)を引用したい。

 国破山河在    国破れて 山河あり
 城春草木深    城春にして 草木深し
 時感花潅涙    時に感じては花にも涙を潅ぎ
 恨別鳥驚心    別れを恨んでは鳥にも心を驚かす
         (3段目の潅ぎは文字がないので当て字となっている)

 国破れ 草木深し この山河  時に感じて 涙を潅ぐ

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