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「花」の物語コミュの「ハイビスカス」の物語

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暖かい地方では庭植えもできますが、鉢植えが一般的。赤い花のほかにも、クリーム色やピンク、八重咲きのものもあります。

コメント(3)

■早見裕司『夢幻世界の熱い予感』富士見ミステリー文庫

中垣内真理香は合コン命の18歳。事故で声を失った幼なじみである晋一郎の、手話通訳兼世話係の仕事をしている。
インターネットを通して知り合った友人から、ある事件を解決してほしいと頼まれた晋一郎のお供をして一緒に沖縄へ行った真理香は、思わぬ人と再会してしまう。
その男は、真理香の好みとは正反対の好感度高し、話好きの大学生、大河内聖信。ある日の合コンで真理香に積極的に声をかけてきた彼は、真理香たちの泊まるホテルのオーナーの息子だという。
三つの事件が微妙に絡み合う「Mr.サイレント」シリーズ第三弾。

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いかにも南に咲く花、というイメージのあるハイビスカス。他の地域で咲かせることは難しくはないですが、冬を外で越すのはさすがに無理なようです。アオイ科。
■吉田修一「flowers」(『パーク・ライフ』収録)文藝春秋

親戚の経営する石材屋で働いていた石田は、妻の鞠子が東京の劇団に入って女優になると言い出したことをきっかけに、上京して飲料水の配送の仕事に就くことになった。帝国ホテルから出勤したその仕事の初日、社長に紹介された仕事仲間は望月元旦といい、従兄の幸之助にひどく印象が似ていた。
「よろしくお願いします」と挨拶した石田に対し、下品な深夜番組の話を唐突にしてくる元旦は、自分はその番組に出たことがあり、今度見せてやると嬉しそうに言う。
妻を連れてビデオ鑑賞に出かけるはめになったり、浮気に同行させられそうになったり、石田は元旦に振り回されるのだが……。

+ + +

主人公の石田の祖母と望月元旦が花を生ける人間なので、作中にいろいろな植物が登場します。万年青(おもと)、花菖蒲、アンスリューム、かきつばた、笹百合、アネモネなど、本当にバラエティに富んでいますね。
何かの象徴としても読み取れるこの植物たちですが、姿、色、花の香り、生け方などを実際に想像しながら読むとまた楽しいです。甘い百合の香り、アンスリュームの毒々しい赤色、菖蒲のまっすぐな葉っぱ……。花の生け方にも少しだけ触れられていて、興味深い短編でした。
■クリスティー『カリブ海の秘密』ハヤカワ文庫

転地療養のために西インド諸島のカリブ海にやってきたマープルは、ゴールデン・パーム・ホテルで退屈な日々を送っていた。
しかし、ホテルの滞在客の一人であるパルグレイヴ少佐の懐古談がきっかけとなり、殺人事件に遭遇する。パルグレイヴ少佐は死体となって発見される前に、彼が人から聞いた殺人について話していた。ある男が妻を連続して殺し、彼はその男が写っている写真を持っているという。
マープルはその写真のせいで、少佐が殺されたと考え、調査を始めるのだが……。

……ちょうどシャッターを切った瞬間に夫が玄関から出てきたので、花と一緒に彼も写ったというわけさ。……(p.21)

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めずらしい種類のハイビスカスを写そうと思ったら、犯人と思われる男も写ってしまった。この偶然が殺人を引き起こしていきます。

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