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イチロー (Ichiro Suzuki)コミュの最も完成されたバッター

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私自身はMLBの素晴らしいさまざまなプレイヤーを見るのが好きであり、あくまで優秀なプレイヤーの中の一人がイチローであるという位置づけです。ですから けっして全面的にイチローを神の如く賛美するという見方はしません。このトピでは あくまで対象となる”イチロー”を白紙の上に置いて、2000年頃に現役であったことを条件に、独断でMLBベストナインを選びながら、イチローを相対的に眺めるという一つの試みをしたいと思います。タイカップ ベーブルース ウイリー・メイズ ゲーリッグ 名前くらいなら自分も知ってますが 映像すら見たことない一時代前の選手は選出の対象から省きます。 

いずれも今回登場する選手は最高度に己の個性を磨き上げたMLBの極に立っている存在です。それぞれが誰にも包括されることのないオリジナルの個性を持ち、この極と極をベストナインという形で結びつけることによって おぼろげにでも バッターにおけるMLB全体の輪郭を掴み取ろうとする無謀な試みを行いました。

この試みもひとえにイチローというレンズを通して眺めればこそ可能だったのであり イチローが私をMLBの深みや高み・奥行きへ導いてくれた存在であったということはまぎれもない事実です。

はじめに 私にMLBへの深い関心と視野の広がりを与えてくれた日本人プレイヤー・イチローに敬意を表するものです。

比較する対象が対象だけに イチローに対しても客観的かつシビアに眺めることになります。ですから 純粋なイチローファンの方は下記以降をひょっとしたら見ない方がいいのかもしれません。またそうした方々がどのような感想を持つのかも ある程度は織り込み済みのつもりです。

あまりに長大すぎるので基本 飛ばしてくださっても結構ですが、できたら以前挙げたトピ「最高のリードオフマン」とは内容のかぶらないMLBベストナインの3〜5番の部分を見ていただければ・・・いや4・5番だけでも是非見てください。笑い。

私が運営する「MLB 戦いの原理を求めて」コミュより 4・5番を中心に書き込みを大幅加筆修正しUPしました。


http://mixi.jp/view_community.pl?id=2819969


===============


1 リッキー ヘンダーソン  レフト

一番に最も求められる能力とは

出塁率 盗塁 得点

この三つであるが近代野球の一番打者で 終身打率は0.279でありながら終身出塁率0.400を越える。(通算イチロー打率333 出塁率379)これはやはり驚異的であると言わざる得ない。年間100盗塁する力もさることながら 年間100四死球も選べる力。ここにヘンダーソンの特徴がよく現われている。更に 長打力においても 通算300本弱打っており 理想的なリードオフマンとも言われる。

イチローの守備はヘンダーソンよりも明らかに上であるため、トータルで考えた時 出塁率 盗塁 得点 この三部門でヘンダーソンを越えることはなくてもどこまで肉薄できるのか・・・?ここにすべてはかかっています。通算記録はともかく やはりイチローの出塁率が0.390程度まで上がってくるかが 一つのキーでしょう。

出塁率0.402 通算盗塁:1406(歴代1位) 通算得点:2295(歴代1位) 通算四球:2190(歴代2位)

ただ主観を抜きに事実だけを語れば、こちらでホームランと言えば王貞治であるように、向こうのメジャー通で「最高のリードオフマン」と言えば文句なくリッキー・ヘンダーソンのことを指し示す。


2 ウェイド ボッグス サード

二番打者として これ以上嫌な打者はいない。 終身打率0.328 出塁率0.415。油の乗り切った全盛期では打率350 出塁率450を平均してたたき出す。年間200安打100四死球できる力。これがボッグスの力を端的に現す。グウィンは出塁率0.389です。345番に繋ぐ役としては12番の出塁率400オーバーは必須であり、また ヘンダーソンが走ってから ホームへ返す能力からしても 2番はボッグスでいきたいと考えます。

またボッグスは類稀なる選球眼の持ち主でもあります。もしイチローがボッグスの如きボール球を振らなくなれば 三振の数も減り70→50四球も増え50→70 数値が逆転すれば これだけで打率も必然的に上がるでしょう。


      そう イチロー4割への道筋は”選球眼”が握っています・・・


条件を外せばマイク シュミットなども選考には考えましたが やはり一発屋の同タイプの選手を集めると攻めるバリエーションが減り 戦略的観点からも それは脆さを示します。戦いにおける原理原則に則って考えるならば 強者はなるべく多様なるものを含んでいなければなりません。

今更言うまでも無く、左と右 スピードとパワー 巧打と強打 これらがバランス良く配合されている多様性に溢れた組織が戦略的に最も強いのです。
 


3 バリーボンズ 中堅


500本塁打 500盗塁を記録したメジャー史上唯一の男。30-30(30本塁打30盗塁)を5度達成。40-40も1度達成。5ツールプレイヤーとして有名。

 一例 1993年度 46HR 29盗塁 126打点 .336。
 この年のように 28〜29盗塁であったために30-30を逃している年が他に3度もあります。

守備も上手く ゴールデングラブにも8度も輝く。本来レフトだが その脚力に置いて 中堅でも守れると判断。今からは想像つきませんが、若い頃のボンズはイチローよりも守備力やヒットを打つ能力はやや劣るもの、1993年の成績を見てもわかるように、イチローがパワーアップしHRも量産できるタイプの選手であったと言えます。

とにかく自分が中心でなければ気が済まず、性格は極めて悪い。自ら「俺がMLB史上最強の打者だ」とうそぶく。しかし HRの数はもとより 出塁率 及び 長打率はMLBの歴史を見渡しても 頂点を極めているのではないかと思われる。

三番打者ということでHRを打つ能力も求められるが、盗塁できる力を持っている選手を選出したかった。HRを打つ実力は薬をやっていなくても 歴代3位の地位は手に入れていたと思われる。ただ 薬をやってからのHR率が異様な数値を表している。(限りなく黒に近いグレーとも言われるが、はっきり言ってどうみても薬はやっていた・・・そう私は見ています。苦笑)ボンズを前にすると 投手は蛇に睨まれた蛙の如くなり 選んだ四死球の数は歴代一位。 OPSの数値が もはや常人の域を超えている。出塁率も0.500オーバーすることなども珍しくない。薬の偽証が悔やまれる。

四番に繋ぐ選手として 長打力 出塁率 盗塁 という要素から総合的に考えるに3番ボンズはうってつけではないかと私は考える。

終身打率298 平均HR40 OPS 1.051



4 アルバート・プーホルス  ファースト

「プーホルスの打撃はともかく守備がなっていない」などとボンズもライバル心を露にするほどの打者。しかし最近では守備力もメキメキと上げている。また 彼は薬には手を出さずクリーンヒーローと呼ばれ 性格もすこぶる良い。

通常HRバッターは その長打力ゆえに警戒され四死球が多く それにもまして 三振の数が多いのが日米問わず典型的な姿である。HRと三振は表裏一体を成すのが一般的ですが、たとえばALのホームラン王ARODなどは年平均120三振を喫する(四死球が90前後であるの対して)。NLのホームラン王・プリンス・フィルダーにしてもほぼ同様の数値です。

ちなみに昨年イチローの三振数77。2006年も70です。好打者イチローの面目躍如と言ったところでしょうか。さて、ではここでひとつ問題です。


    ”プーホルスが2006年時に49本塁打した時、いったい いくつの三振をしたのか・・・?”


その答えは、わずか50個に過ぎない!昨年に限っても60を切る。この数値はこれまでの常識を打ち破る驚異的なものです。

プーホルスに内野安打を大きく期待はできない。にもかかわらずイチロー終身打率333に対して、プーホルス終身打率0.332。またイチローの約2倍の四死球をプーホルスは選びつつ、HRは40本をコンスタントにたたき出しながら三振数はイチローよりも少ない。三振率に限ってもプーホルスの方が低い。ここにプーホルスの凄みの一端がよく現われています。

まあプーホルスが特殊なだけであって、あとの長距離砲はおおよそ100三振を軽々オーバーしてます。(笑い)一般にHR打者=三振が多いということは明らかに言えます。

出塁率0.400 OPS1.00もコンスタントに超える。私の知る限り、このようなあらゆる指標に置いて高バランスを保つ打者は他に見当たりません。イチローと全く同じ2001年にデビュー。この年 二人のスーパースターを MLBは輩出したともいえる。

チームの四番とは 打線の中心であり、中心を担うには 確実にヒットを打つミート力に優れ・多くの四死球を選び取りながら簡単には三振しない選球眼を持ち・HRを放つ長打力をも兼ね備えた 最もバランスの取れた打者が座るべきです。3割30本100打点100得点 6年連続はMLB史上初!


 現代MLBにおいて”最も完成されたバッター”・・・それが アルバート プーホルスである。


無論、ランナーとして あるいは 野手としてではない。ボンズも終身打率では0.300を切る。プーホルスを私なら文句なしに四番に据えます。

ARODは三振の多さも含めていろいろと脆さがある。出塁率も0.400、OPSも1.00は終身では超えてません。その脆さゆえに昨年のPOでもインディアンズのサバシアやカルモナにバシバシ攻められていました。なぜ オルティースには逃げまくっても ARODにはビビらないのか?記録を見る限り不思議ではありますが、ともかく彼には気楽に打てる7番を任せたいと考えます。


終身打率332 平均HR40 OPS 1.040


5 ウルジーミル ゲレロ  ライト


5番打者は4番打者が倒れたケースのことも考えると 4番に準ずる打者が務めるべきと考える。終身打率0.325。昨年は27本であったがこれまでのスタッツを見てください。HRも年間平均35程度はふつうに期待できる。OPSも1.00に近く まさにプーホルスの打撃成績に準ずるバランスの取れた選手と言える。

イチローが仮にHRを狙いにいっても 0.325をキープできるのか・・・?日本でさえ30本に届かなかったこととイチローが日本最大のスラッガーと認める松井でさえ 平均HR24を考慮すれば実際 0.325をキープしながら一体何本打てるのか?興味のあるところではあります。

これから事実だけ申し上げます。

2005年、キャリハイ15HR打つも打率キャリアロー0.303を記録。2003年、キャリア・準ハイ13HR打つが打率キャリア・準ロー0.312を記録。実はこれは日本の時でも同様です。1995年、キャリアハイHR25を打つが打率キャリアロー0.342を記録。1999年、キャリア・準ハイ21HRを打つが、打率キャリア・準ロー0.343を記録。こうして数字を虚心坦懐に見つめれば、明らかにHRキャリアハイと打率キャリアローという相関関係が認められるのです。イチローの場合 HRと打率はトレードオフの関係にあるということです。

HR20を打つのに どこまでアベレージが踏みこたえることができるのか?それがひとつの焦点にもなります。裏を返せば、この相関関係をイチローが打破することができれば これまでの殻を破り新たなるステージへ上がったということも意味しています。

メジャーのHR30本以上の打者の成績を並べればハワードの199個を頂点にずらっと100以上の三振の数が並びます。こうした20名近くいる名だたるHR打者の中にあって イチローの三振数をここ3年にも渡って下回るのが 実はこのゲレロとプーホルスの二人だけなのです。このコミュでも前々から言っていたように この二人は何かが違うと見ていましたが、自分の直感がこうしたデータでもって裏付けられたのは一つの小さな発見でした。

プーホルスの次を打つ打者を私はゲレロとしたい。ゲレロは天性の力で溢れている。いつもバッターボックスでせせら笑っているようにも見え実に余裕がある。しかも2002年の成績では39HR40盗塁を記録した。AROD、ボンズ同様40-40をも成しえる極めて高いポテンシャルを持っている。

率直に言って 打撃に限っては一目見ただけで MLBにはイチローよりもポテンシャルの高い選手がいるんだと私が感じさせられたのがこのゲレロです。(ランナーとして、あるいは野手としては別です)バットでボールを捉える間というか バットスィングの速さに・・・理屈を越えたものを感じた。

鉄砲肩で有名だが 守備は ゴールデンを獲得するレベルではない。城嶋や長谷川も このゲレロには一目も二目も置く。ヤフーの知恵袋で 奇しくもメジャーで最高の打者はと問われて、ゲレロとプーホルスの二人を推挙していた人がいた。私も激しく同意する。

終身打率325 平均HR35 OPS 0.961



6 トニィー グィン  DH (エドガー マルティネス 併用)

8度の首位打者を獲得。歴代二位の記録。

最近のオルティースなら文句はない・・・しかしオルティースの終身打率は0.289に過ぎない。主観ではなくデータが物語るもの、 あくまで終身成績を私は重視する。右打者が3人に続くよりも 稀代の左ヒットメーカーが6番に座る方が 相手の投手が嫌がると考えた。実働してから引退の年まで十数年連続して 打率0.300オーバーを記録。一度も0.300を切ることはなかった。引退年でさえ0.324。終身打率0.338。

ちなみにイチローの最終終身打率は、引退の仕方にもよるがおそらく0.320〜0.325前後になる可能性が高いとみる。

バットにボールを当てる能力は このチームでも随一である。それは全盛期において年間平均三振数、約20個を連続して記録していたところからも推量できる。ボッグス 年間平均約40三振。イチロー平均約三振数60〜70である。イチローよりもクリーンヒットする能力は明らかに一段上である。近代野球における”最強のヒットメーカー”と言える。とにかく極端に空振りの数が少ない打者であり 穴がおおよそ見当たらない。長打はないので恐れることはないがピッチャーが最も嫌がる打者。それがトニー グウィンである。 体がスマートだった若い頃は 年間盗塁も56を記録。

グウィンにしろ ボンズにしろ 高年齢になるに従い 体が大きくなり走れなくなった。この点 イチローやARODなどは心配ない。若い頃ならば、守備もすばらしく、1986年から1991年の6年間で5回のゴールドグラブ賞を獲得。若い頃なら ボンズをDHにし グウィンを中堅でも全く問題ない。

いずれにせよグウィンのような巧打者こそが6番にふさわしいと考える。 エドガー マルティネス という選択の方もありかもしれない。終身打率0.315 平均HR25 出塁率0.423。すなわち 全盛期であるなら 打率.330 HR30 出塁率.450はふつうに叩き出せる力を持っている。こうしてみるとエドガー マルティネスでもいい。ただ打線全体のバランスが重要で一概に数字だけでも 割り切れないものがある。


イチローもマリナーズで唯一 一目置いたと言われるミスター・マリナーズ。おそるべきバッターの一人である。



7 アレックス ロドリゲス  ショート


言うまでもなく 現代のスーパースター。ショート(現在 ジーターに譲っているが)で700も本塁打を打てる選手はこれまでも これから先 彼以外におそらく出てこないだろう。終身打率も0.306であるが いかにせん 脆さを感じる。出塁率も これだけの強打を誇りながら0.389である。OPSも1.00を超えていない。

右中間へ高い弾道を描きながら どこまで行ってもボールが落ちることなく、気がつけばスタンドインというHRの特徴を持つが、最近のライナーで一直線にスタンドまで運ぶ力も他の打者に見ることはできない。バッドがボールを捉えた瞬間 強く振り切るだけの腕力の強さに加えて バットでボールを潰す際 強烈なバックスピンをかける感覚は天性のホームランアーティストを思わせる。スタンドの際で 打球の伸びが他の打者とは一線を画する。

もう一言付け加えれば、40本塁打-40盗塁も記録した彼もまさに5ツールプレイヤーの一人。このまま 順調に行けば HR800 盗塁400はクリアできるに違いない。 また守備でも ショートなら 非常に素晴らしい動きをする。

個人的には気楽に7番で HR50発を期待したい。ダブルクリンナップとしての4番の意味合いも兼ねていることは明記しておく。



8 イヴァン ロドリゲス  キャッチャー

ゴーデングラブの常連であり 強肩でも知られる。打力について本来 キャッチャーへは求めるべきではないと考える。ところが 終身打率も0.300を超えており 通産本塁打も300を超えるものとも思われる。打者としても一流。捕手にしてはかなり足が速く、全盛期は20程度はふつうにできる能力も持つ。極めて身体能力に恵まれた選手であるといえる。

ゴールデングラブ13回 シルバースラッガー7回。

バッティングだけなら ピアザもいいが トータルで考えれば I ロドリゲスできまり


9 ロベルト アロマー  セカンド


ふつうのチームなら 格好の3番打者。3割 30盗塁 20HRを平均して 残す力がある。堅守でも知られる。
シルバースラッガー4度、ゴールドグラブ10度。

もしイチローが率を意識しながらも3番打者としてHRを狙ったら このアロマーのように20本塁打-20盗塁(盗塁は40前後いくでしょうが)をクリアする選手になる可能性が極めて高い。ただゲレロやボンズ ARODのように3割をキープしながら 30盗塁-30本塁打 あるいは40-40を一度でもクリアできるポテンシャルがイチローにあるのかと言ったら 残念ながらそこまでの力は持ち合わせてはいない・・・本人がいくらHRを打てると自己申告しても 最高15HRしか打っていない打者であり こうした見方こそ極めて冷静かつ客観的である私は思います。

イチローは未だ一度も20-20すらクリアしていないためか、現実に昨年の外野手ランキングなるものでは20-20をクリアしているサイズモアよりも低い評価をなすところもあった。(さすがにそりゃないだろうと思いましたが・・・)

もちろんそれがすべてではありません。ただ評価をするにあたっては様々な指標があるということは事実です。


総評


出塁率終身で0.400を超えるとは全盛期にあるイチローが約0.380からも その凄さがわかると思う。ちなみに日本でのイチロー出塁率421。おそらくメジャー終身の出塁率はイチロー0.370程度が予想される。1〜4番にそうした0.400超えの選手を並べた。6番にはオルティースでも全く問題ないが 巧打と強打のバランスを考え、また好みも含めてグウィンとする。同タイプの選手を並べる戦略的な危険性については 2番のボッグスのところでも述べた。

また、盗塁できる選手を1、3、5、7、9に並べた。これによって いつでもスコアリングポジションへランナーをすすめることができる。左と右 HR打者とヒットメーカーのバランスも十分。この打線を完封できる投手は おそらく ペドロ・マルティネス全盛期くらいなものだろう。

余談ですが、強者は”力”と”スピード”と”巧さ”の総合力をもって投手を攻略すべし。では 力を欠いた弱者の戦略は・・・たとえば オールJAPANはどのような戦略を用いるべきなのか?この戦略についても 私の運営する弱小コミュでは大きなテーマとして扱っています。

コメント(357)

>ターニャさん
僕にはその例は分かりやすかったですよ、ですから「理系」でまとめられたりするわけですしね。ただ、出来ればその点数の内訳は知りたいですね。
ですからOPSは比較には便利かもしれないけど、まとめない方が選手の特性が見えるんで、1.000(.400/.600)といった表示にしてもらいたいですね。
1ヶ月?位前から盛り上がってますね、このトピ。 僕はみてるだけでお腹いっぱいというか具合悪くなります。だからもうみません、僕には噛み付かないで下さいね。
みないのだったら、発言するな!とか言わないで下さいね。
ターニャさん頑張って下さい。僕なら諦めますがあせあせ(飛び散る汗)
>・四球について
>出塁率(非アウト率)の重視という観点から、打つよりこちらを重視すべき、という主張があるようですが、私はむしろ四球を「野球における、最も頻度の高い不純物」みたいに捉えています。不純物というのは、あんまり野球の本質と関係がない、ということです。

野球のボードゲームを考えてみたらいいですよ。そしたら安打だろうが四球だろうが内容は関係ありませんから。
5打席2安打の選手も、5打席1安打1四球の選手も、5打席2四球の選手も出塁率は同じですから、コマとしての能力はどれも同じということです。
ですが多くの人は選手を“能力”ではなく“上手さ”で見ていますから、そこでセイバーを用いる人とそうでない人とでズレが生じるんでしょう。
野球の本質を見れば、もちろん上の3選手の中でどの選手が上手いかは言うまでもありませんよね。

>現行ルールで選手の評価なり、戦術を判断すべきということなら、イチローの健康、という言い方より、それこそ出場率とか新しい指標で評価してもよいのではと思います。

出場率については僕も書きましたが、それも結局数字には表せないんですよね。
120試合出場の選手A、140試合出場の選手B、160試合出場の選手Cがいた場合、BはAより20試合多く出る能力があり、CはBより20試合多く出る能力があると見るだけです。
例えば女子走り高跳びの世界記録は2m09で、2位は2m08、3位は2m07です。数字だけ見れば2位と3位の差、1位と2位の差はそれぞれ1cmでしかありません。ですが、1位と2位の差の1cmと2位と3位の差の1cmは全く異なり、1位と2位の差の1cmの間にはとてつもなく高い壁があります。
それと同様に、120試合から20試合上乗せするのと、140試合から20試合上乗せするのとでは大変さは全く異なりますが、それは数字には表れませんし、数字だけではその感覚も分からないでしょう。
セイバーの提唱者が野球経験がほとんど無かったように、僕がこれまで対話してきたセイバーを重要視する人は野球経験に乏しい人が大半で、現場感覚が欠如している印象が強いですね。
毎日コメントはしないはずだったのですが、ちょっと禁を破りまして。

> 319 ターニャさん

話を続けていただき、ありがとうございました。

で、「たとえば」という言葉で始めることができるような類の話は、広義の、比喩というか、たとえではあるんじゃないでしょうか?
要するに似たようなもんだということです。
もうちょっと言うと、比喩もたとえも例も、実のところは実体験から出るものですし、ある話をわかりやすくするために別の話を持ってくるやり方、目的、という点、同じですね。だから本質的に同じようなものではないかと思います。
こういった言い間違え、がとても気になる、ということでしたら、私はかなり慎重に書かなければいけなくなります。
勝手ではあるのですが、その辺をなんとかしようとするあまりスピードが遅れることの方がよくないと思っています。
なるべく適切な言葉を使うように努力しますが、限界があるかもしれません。
いや、適切でない表現なりはその都度指摘なさってもけっこうです。
とにかく、そうならないようになるべく努力しますので。

> 320 kydeさん、それからターニャさん

例がわかりやすいかどうかは、ちょっと私はよくわからないのですが、
具体的な個人の成績表、通信簿を例に上げるのは、ちょっとやばくないかという感じがしました。
ターニャさんがmixiのアカウントを持っていることを知っていて、発言読んでいる生徒がいたらやばくないですか?
そういう意味でも抵抗がありました。
あ、数学の先生なのですね、えーと、プライベートの話は、あまりすると、それをネタにした人格攻撃に発展する可能性があり、議論が崩壊、というか、情けないやりとりになる可能性があり、それを危惧しています。
だから、私は、必要がなければプライベートのことは出さないというスタンスでやろうと思います。

> 321 Gchanさん

イチローコミュに参加されている方は書き込みしていいシステムになっています。
それに則っておやりになればよろしいのでは?

> 325 kydeさん

野球における単純なものごとを丁寧に説明していただいて、申し訳ありません。皮肉でもなんでもないです。
いや、ここまでわかりやすい野球のある事象について、わかっていますでしょうか?という感じで説明させる労をとらせてしまったということは、私が野球をわかってないということを強調しすぎたかもしれません。
私は論理的整合性より、ポイントを見つけることを重視する頭の構造になっているみたいで(それがうまくいっているかどうか、高性能かどうかはともかくですけど)。
日常会話でも話がよく飛ぶんです(苦笑)。

野球の本質、という言い方はちょっと文学的なので、まあこれも文学的ではありますが、野球の原点、ですとかね。

子供がふたりいて、バットとボールとグラブがあったら、どっちかがピッチャーでどっちかがバッターになると思いますよ、たいてい。
まずキャッチボールから始める子供は野球慣れでもしているかもしれませんね。
あと、バッティングセンターというのもありますよね。
たまたまピッチングマシーンという機械が実用化されたとか、そういうこともあるにせよ、やはり、投げられたボールを打つ、というのが野球の原点にある、と考えてそう間違いはないと思います。
ピッチングでしたら、球速計時できるゲームというか、そういうものがありますよね。これもピッチングの楽しさ、から来ていると思います。
アミューズメントとしてそういうものが成り立っている、ということは、やはり野球の楽しさは、この辺が核なのかな、と気がします。

ボードゲームの話が出ましたけど、うーん長くなるな。
テレビゲームで、育成ゲームなどいろいろな野球ゲームがあり、最近はプロの選手もやっているらしいですね。
そういうゲームで、各選手のスペックは大事な要素になってくると想像します。
ですけど、この話は安易に続けてしまうと、そういうゲーム文化みたいなものがセイバーが普及しているひとつの要因ではないか、という、何かこの議論ではたいして重要とは思われない、いや私にはですが、というようなことになってしまい、あまり実のある話にはならないと思うので、この現象についての解釈はしません。

四球は不純物、と言いましたが、現行ルールで、四球は一塁へ出塁となっているので、結果はもちろん単打と同じです。
セイバーメトリクスが結果しか問題にしないのなら、双方の価値は同じですね。等価ということになります。
ミスを誘うという意味では単打の方が価値が高いですが。
> 325 kydeさん(続きです、文字制限にまたひっかかりました)

しかしこういうこともあります。リッキーヘンダーソンに話がちょっとそれますが、彼にとっては四球出塁の方が都合が良かった、という推測はできると思います。四球で出塁する方が体力的には楽ですから。一塁まで走るのは多少は体力を消耗します。
リッキーヘンダーソンの見せ場は、出塁してからだと僕は思うので、四球出塁の方が、思う存分盗塁できるという点で都合がよかったと思うし、僕はリッキーヘンダーソンに関してはこちらの方が選球眼うんぬんより大事だと思います。
あと、他にもありますよ、今年に関しては福留の方がイチローより出塁率もOPSもいいのですが、今年は福留の方が上だったと言っちゃっていいのか?とか。

> 例えば女子走り高跳びの世界記録は2m09で、2位は2m08、3位は2m07です。数字だけ見れば2位と3
> 位の差、1位と2位の差はそれぞれ1cmでしかありません。ですが、1位と2位の差の1cmと2位と3位の
> 差の1cmは全く異なり、1位と2位の差の1cmの間にはとてつもなく高い壁があります。
> それと同様に、120試合から20試合上乗せするのと、140試合から20試合上乗せするのとでは大変さ
> は全く異なりますが、それは数字には表れませんし、数字だけではその感覚も分からないでしょう。

うーん、独特のたとえで、難しい話だと思います。それだけこの話が難しいということなんだと思います。
私は陸上を中高とやっていました。短距離です。県で何位かに入ったので、まあまあだと思います。野球は小学生まです。はい、私の野球経験の話でした。それとスポーツとどう関わったかについて。
確かに、全試合の90パーセント以上出ていないような選手は、規定打席に達していたとしても、何か信頼がおけない感は否めませんね。確かに数値化しにくいし、よって問題化もしない。
それがセイバーメトリクスで証明なり明解にできれば、セイバーメトリクスの使い方は選手の粗探しよりも、そういう使い方のほうが好ましい、ということはあるかな、と思います。
粗探しじゃなくて客観的評価、はい、そうですが、発言としては粗探しが多い印象があります。
この辺はイメージ向上の問題として、セイバー支持者は考えてほしいです。
で、kydeさんが提唱しておられたF1でしたっけ、そういうことも提唱するのもいいかもしれませんね。
セイバーメトリクスは、指標が自己増殖している印象があります。先に提唱者がいても、あまり気にする必要はないような気がします。
(もっと余談を言うと、自己増殖性は、セイバーメトリクスにとってはかなり本質的なことのような気がするのですが)

> セイバーの提唱者が野球経験がほとんど無かったように、僕がこれまで対話してきたセイバーを重要
> 視する人は野球経験に乏しい人が大半で、現場感覚が欠如している印象が強いですね。

そうですか。教えていただいて、ありがとうございます。
そうだとして、「セイバーメトリクスって結局野球経験があまりない人が熱心にやっているらしいよ。何か偏った考え方をしているところがあるみたいだよ」とか、そういう受け取り方をしても、あまり得るところはないような気がしますので、私はあくまで今後セイバーメトリクスが普及するだろう、こちらを重視しようと思います。
野球経験のない人間が、野球のデータを集めて、なにかしら体系と呼べるようなものまで作り上げてしまう、これはアメリカという国の豊かさから来るのでしょうか、どういう目的のものにせよ大きなパワーを生み出す土壌があるのだな、と感じます。
そういう土壌が、スティーブ・ジョブズのような創造的人間を生み出すソフトパワーの源となっている、とか、三流経済評論家みたいなことを言いたくなりましたが、とにかく、現場を知らないからこそ価値のあるものを生み出せる、そういうことはあるかもしれません。
私はなんとかセイバーメトリクスの可能性を見出したいので、いろいろ書き込んでいるつもりです。否定的なのではなく、肯定したいと思っているんです。
以上は、コメントでした。

長くなりました。
いろいろ書きましたが、私がセイバーメトリクスをよく知らないために、あまり実りのある内容に話を発展させることはできなかったように思います。

で、ちょっと私個人の提案なのですが、

おのおのが、「セイバーメトリクスとはそもそも何か」というような話をすると、語り口も文章の書き方も違うし、思考展開やらなにやら、着眼点やら、例え方やら、なにかと違って、その辺で合わなければ、うまく考えを伝達できない、ということになるような気がします。(この文の時点でかなり意味がわかりにくくてごめんなさい)

また、セイバーメトリクスを使って、具体的な野球の事実について検証しようとしても、おのおのがどの野球の事実をピックアップするかが違うし、それを解釈する方法も違うし、とにかくあるひとつの具体的な物事を例に取ったとしても、それぞれ受け止め方も、その受け止めを表現するやり方も違うので、どうも埒が明かない感じがします。

それで、
イチローとリッキーヘンダーソンはどちらがリードオフマンとして優れているか、とか、誰が最も完成されたバッターと判定するのが正しいか、というような議論より、
タイムリーな、具体的なことを題材にした方がいいかなと思いまして。

いま、MLBは、シーズン、公式戦は一応全日程終了して、プレーオフ、ポストシーズンになっています。
まあ、全日程終了した、ということです。今年の成績は出た、ということで。

で、今年は、イチローの不調もあって、あまり選手成績を眺める機会が私はシーズン半ばからほとんどなくなりまして、あまり把握してなかったのですが、全日程終了ということで、あらためて眺めてみました。

成績表は、やはり見てみれば感慨を覚えるもので、やはり興味深いものでした。
いろいろ思うところがありました。

で、まだMVPは発表されていません。確かポストシーズン終了後に発表だったと思いますので、だいぶ間があります。

なので、今年の成績表を見て、
今年のMVP予想をし、セイバーメトリクスによる評価をしてみるというのはどうでしょうか?

ナ・リーグまでやるのは、面倒なので、ア・リーグに限定するのがいいと思います。

ア・リーグの今年のMVP予想という名目で、

1)セイバーメトリクスを用いての選手評価。セイバー上の最優秀選手を挙げる。
どうやって算出したかを書いていただけるとありがたいです。
私もここから学ぶつもりですから。
私はセイバーメトリクスは無知ですが、無知なりにやってみます。
なるべくセイバーメトリクスの指標を用いて。

2)実際にMVPを受賞するのは誰かを予想する
根拠も書いていただけるとありがたいです。
私も根拠も含めて書きます

3)自分個人のMVPを挙げる
もちろん根拠も書いていただけるとありがたいです。
私もそうします。
(文字制限に引っかかりました、続きです)

セイバーを論じる、より、「セイバーしてみる」の方がセイバー理解に手っ取り早い感じがします。

以上のことも以下のことも今日ふと思いついたのですが、セイバーとはそもそも何かという抽象的論議を続けるより、実際セイバーをしてみるほうがセイバー理解が早いと思います。
セイバーを教わる、という手はもちろんあります。
が、これは逃げではなくて、やはり効率が悪い感じがします。お互い疲れるのではないかと思います。少なくとも、誰かがセイバーを私に教えて、私がわかりました、なるほど素晴らしい考えなのですね、という展開はちょっと難しい感じがします。
それくらいやれよ、と言われそうですが、仮にそうなったとしてもやはりセイバーメトリクスの敷居の高さは残ると思いますし。私一人が頑張ればいいというものではないと思います。

ということで、今年のア・リーグのMVP予想という名目で、上の三つを考えてみる、ということをやっていただけないでしょうか?


そっちのほうがよっぽど面倒?
うーん、そうかもしれないですが。

どちらにせよ、私は今後そういう書き込みをします。
今年のア・リーグMVP予想をセイバーをなるべく用いて、考える、という書き込みを。私個人としてはセイバー理解はそれが近道のような気がしていますので。


で、今年のア・リーグMVP有力候補について、簡単にまとめておきます。

どうなんでしょう、
首位打者のミゲール・カブレーラ
本塁打王のバティスタ
打点王ほかバランスのいい成績のケンプ
バランスのよさはケンプ以上かもしれない、ずっとシーズン途中まで首位打者だったゴンザレス
一番打者なのに、30本以上本塁打を打ち、打率もよかった、エルズベリー

あと、投手ですが、圧倒的な成績だった、バーランダー
などが候補だと思います。

勝手なお願いですみませんが、今年のMVP予想という名目で、セイバーメトリクスの実用例を挙げていただけないでしょうか。

誠に勝手なお願いで申し訳ありませんが。

私の予想の書き込みは、ちょっと先、3日後くらいになるでしょうか。
いきなり全部はできないです。
細切れになる可能性があります。
とにかく3,4日後にMVP予想をします。なるべくセイバーメトリクスを使って。
あのーちょっと言い忘れたことがあったので。

> kydeさん

まったく余談で、申し訳ないのですが、
野球経験とか現場感覚、という話が出ていましたが、
イチローコミュって野球経験がそれほどない人が多い、もしくは発言者はそういう人が多い感じがしませんか?

日本野球のシンボル的存在とも言える、イチロー。
そのコミュに積極的に参加しているというのは、野球の世界の具体的な場所に身を置いていないからこそなせる業、かもしれないと思います。

実際に野球界に入ってみると、あいつはあそこ、俺はここ、将来はああなればこうなるとか、具体的な話ばかりで、野球とはそもそも何だなんて悠長なことを言っていられない気がします。
イチローについても、必要最低限の話しかなされないような気がしますし。
ま、余談だったですが…。
もうひとつ。

今年のア・リーグMVP有力候補に、
ヤンキースのグランダーソンを挙げるのを忘れてました。
>310 ウィンドウリッカァさん

リッキーの出塁率が高かったのは、ひとえに盗塁したから?・・・それは何か、認識を誤っていませんか。
> ひろきさん

私が書いたのは推測、です。
ひろきさんのその指摘は根拠を書いていただけると。

私も裏付けになるデータなり事実の収集はあまり取っていないですが、リッキーヘンダーソンはちょっとアベレージヒッターといいにくいことは確かかな、と。
普通は一番打者はアベレージ、打率ですから。
ちなみに今年活躍したエルズベリーの出塁率なんてかなり低いですよ。

正確には、「彼は出塁なり出塁率を大変重視・意識していた、なぜなら盗塁することが売りの選手だったから」、そういう言い換えでもいいです。

リッキーヘンダーソンだってもちろん打者としてそれなりには優秀だった、ということはあると思います。
打力ゼロの人に一番打者任せることはできないですから、いくらなんでも。

リッキーヘンダーソンタイプの一番打者はフィギンズだと思います。
あんまり重要な話ではないですが。

いずれにせよ、日本で天才打者と呼ばれてMLB入りしたイチローとはだいぶ経緯が違うのでその辺も考慮に入れた比較をしないと、単に計算すれば選手の評価ができる、ということになると思います。ちょっとそれでいいのか、ということです。

なんでこんなことを言っているのかというと、結局役に立たない、影響を与えることができないからです。
出塁率が低いです、と言われたところで選手にとっては「あーそうですか」というようなものだと思うので。百も承知、だとも思いますし。

現在の状況を踏まえて選手がどうするかは、ちょっとやはり第三者が簡単に言えることではないと思いますね。

例外はあるとも思いますけど。ファンの指摘でプレーが改善される、全くないとは思わないです。

とか、いろいろ書きましたが、ある前提なり事実を無視しての話の展開、ということもありえます。
そういうお話しでしょうか。
> ウィンドウリッカァさん

いやいや、そんな小難しい話ではなく、『出塁率』の認識を誤っていませんか?ってことですよ。盗塁をいくらしたって、出塁率は上がりませんから。
> ウィンドウリッカァさん

ごめんなさい。読み違えました。『したから』ではなく、『したかったから』とありますね。完全に私の早計でした。大変失礼しました。
> ひろきさん

いや、だから、盗塁をしたいから、出塁を意識したのではないかという話です。
出塁は盗塁の前提なので、前提をまず作らないといけないですから。
ヒットでの出塁がやや心許ない選手は選球眼を磨く、とか四球を選ぶためにいろんな手を意識的に使う、こういうことは大いにあるだろうと思うので。

特にリッキーヘンダーソンは四球を選ぶことへの情熱は並々ならぬものがあったのではないかと。

四球を選ぶことも、意識や鍛錬次第で向上可能だと思います。
野球に詳しくないので、詳しいことはわからないですけど、いろんな細かいテクはあると思います。

それは、高校野球なんかでは、打に自信がないけど一番打者になってしまった人はその辺をかなり意識的にやる人もいると聞きますし。
というような断片的な話しかできなくてすみませんけど。

MLBでもそういうタイプの選手、いるかもしれないですね。そこまで調べてません。

調べてから言ってくれ、という話なんでしょうけどね、セイバーに親しみのある人たちからすると。
今シーズンのア・リーグのMVP予想を名目としたセイバーメトリクス理解はなかなか進んでおりません。

以下、私個人のメモのような書き込みになってしまい、申し訳ないのですが、
一応、内容はセイバー理解のための書き込みなのでお許しください。


・OPSが得点と相関性がある、という話について

これ、もちろん、個人の成績の中で、ということではないですよね?

たとえば、チームのシーズン総得点、と
チームのシーズンOPSとは相関性がある、ということですよね?

イチローはここ何年かの成績で、個人の得点はたいしたことはないのですが、イチロー個人は今年はともかく去年まではけっこう打っていたわけで、そのわりには、得点はたいしたことはなかったでしょう。
だから、イチロー個人の成績だけでその相関性というやつを確かめようとしてもちょっと無理があるでしょう。

だから、チームのシーズン総得点と、
チームのシーズンOPS、とは相関性がある、と。そういうことについてのはず、セイバーにおけるOPSと得点との相関性というやつは。

チームのシーズンOPSの算出の仕方ですけど、
レギュラーの8人のOPSを、8で割るとか、そういう方法ではなくて、

チーム総出塁(チーム総安打+総四死球)÷(チーム総打席-チーム総送りバント-チーム総振り逃げ(※他にありましたっけ、マイナスしないといけないプレーは))

=チーム総出塁率を算出し、

チームシーズン総長打率については、
レギュラー8人の長打率を8で割る、という計算ではなしに、

チーム総塁打数÷チーム総打数
で、算出する、と。

で、以上はwikiで確かめながら、書いてきたことです。

最後その、チームシーズン総出塁率プラスチームシーズン総長打率が、
=チームシーズンOPSということになる。

それが、チームシーズン総得点、と、

「相関性」がある。

そういう話でしょう?

チームじゃなくて、MLB全体で算出するのですか?

一般的に統計は、サンプルでしたっけ、が多いほど信頼性が高いはずだから、
チームに限定せず、MLB全体の方が、いや、そういう話じゃないか?
ちょっと頭がこんがらがっています。

ただ、チームだけの算出でも、その相関性というやつはだいぶ確認しやすくなると思いますので、
これでもいいと考えておきます。

で、相関性という言葉ですが、これ、wikiで、相関係数とか、その算出式とか、1だと正の相関だとか、いろいろややこしいことが書いてあるようですが、

チームシーズン総得点とチームシーズンOPSに、比例関係みたいなものが見られれば見られるほど、相関性は高い、くらいに理解しておけばいいんじゃないか、と思います。

微妙に違う、じゃなくて、全然違う、ということでしたら、ご指摘いただけるとありがたいです。


で、得点を考える際に、打線というものがありますけど、つながるかつながらないかは確率的な問題で、打線がつながりやすいチームとかつながりにくいチームとか、あまり考えなくてもいい、ということなら、言い方を変えると打線がつながるかどうかはどのチームにとってもほとんど偶然の問題でしかない、ということなら、

そりゃ、総出塁率プラス総長打率と総得点が、なにか相関性がありそうだ、というのは、野球を多少観ていたり知っている人なら、なんとなく感じているところで、そういうことをわざわざ計算するかしないか、ということで、
計算して実際に相関関係があるということをちゃんとデータを取って計算で証明した人は、確かに、偉い、と思いますよ。

それはそれでいいとして、チーム全体での話を、なぜ個人成績に適用してしまうのか、ここがわかりにくいです。
あと、OPSの話から逸れますけど、「便利」より、「事実」の方が大事ではないか、と思います。
実際野球をするなら、「便利」はあんまり必要なくて、事実の方が大事ですね。
OPSとかそんなことより、あの打者はあのコースに弱いとか、相手投手の配球の癖とか、そういう「事実」の方が役に立たないか?と思います。

・WHIPについて
セイバーメトリクスは、OPSにおいては、「野球は得点を取って、その大小を競い合うゲーム、だから得点が大事。そういう考えを基にしている」、と言っておきながら、
被得点を基準にした指標、防御率をなぜか軽視したがって、
他の指標、たとえばこれ、
(与えた安打+与えた四死球)÷投球回で、
WHIPという指標を作り、
「投球の内容を計る指標」として重視する、みたいなことがwikiなどに書いてあるが、

おい、そもそも得点を大事に考えるんじゃなかったのか、と突っ込みたくなりますね。

セイバーメトリクスの指標の自己増殖性と言ったのは、これも含みます。
「こういうのもあるよ」、はセイバーメトリクスにおいてはかなり本質的なことだ、と感じます。(断定ではないです)
シーズンも終わって、
イチローの成績が悪かったこともあってちょっと荒れた感じになってますね。
> 341 かなさん

長文が多いので、よく読んでいただかなくてもいいですが、
トピ自体は、だいぶ前に立てられたものです。

だいぶ前から物議を醸しているといえば醸しています。

今年はイチローが不調だったこともあって、イチローの選手としての評価を冷静にやりやすいムードはあるといえばあると思います。
このトピは、セイバーメトリクスという、統計的手法を使って野球選手なり野球を評価なり分析してみるとどうなる、という趣旨で、ちょっと読んだ感じ、あまりイチローが主役になっていません。

ですが、最終的には、私が書いたことですけど、イチローへのしっかりとした評価なり分析が目的です。

MLBの中でイチローというのはどういう選手なのか、ということを客観的に位置づけよう、という狙いのトピ、だと思います。本当はトピを立てた沖さんに聞いてほしいところですが。

一応、管理人さんのオーケーも出ていますし、イチローも含めて、MLBの選手について考えようとトピですので、そんなにコミュニティの趣旨を大きく外してはいませんし、一応真面目にやりとりがいまのところなされているつもりですが。
簡単に言うと、「イチローとセイバーメトリクスについて」のトピです。
そんなに変なトピではないと思います。イチローが野球選手、MLBの選手である以上、イチローに対してのセイバーメトリクスからの視点というのもトピックになり得ると思います。
> ぬこさん

荒れているかどうかは、他のトピをほとんど読んでいないので、コミュニティ全体の感じは私にはよくわからないのですが、
イチローが活躍した年は、イチローを賛美した書き込みはしやすくなりますけど、今年はそれはしにくいだろう、というのはあると思います。

そういう中で、別に荒れようという意図は私にはなくて、単に他にやることがない、というだけです。

このトピのやり取りは、いまのところ、罵声が飛び交っている、というわけでもなく、議論なので緊張した場面もありますけど、荒れているというほどではないと思います。

いちいちトピックが上がることについては、ミクシィのシステムなので、しょうがないと思っていただけるとありがたいです。
最近私ばかり書いているのが気になりますが、一応今日感じたことを書きます。

今日はセイバーメトリクスの勉強ではなくて、
またセイバーへの疑問になってしまいます。
今日思いついたことなので、考えが熟していません。
それをそのまま書いてしまうのはやはり自分のメモに書くのが先か、とも思うのですが。

・状況説明用語としての打率、と、事後的な選手評価としてのOPS

・事実をそのままわかりやすく伝える打率、と、算出の理屈なりどの程度が平均でどの程度が高いのか、記憶して理解しなければならないOPS

という違いがあると思いました。
打率は状況説明という意味合いが強く、選手の能力を表しているわけではないところもあると思います。
たとえば、打率と台風の気圧は似ているのではないかと思います。
野球も台風もまず入手できる事実をキャッチすることが大事ですので、打率はどれだけ打っているのか知るのに手っ取り早いし、台風の気圧は台風の強さを知るためには手っ取り早いです。

どれだけいい打者かあとでわかっても遅いし、どれだけ恐い台風かあとでわかっても遅いですし。

だから、打率とOPSは用途が違うんですよ、そもそも、ということを忘れていませんか?と思うんです。

毎日、スポーツ新聞には、選手の成績表が載るでしょう。
あれは、選手の優劣、ではなくて、状況説明が目的なんですよ。

いま打率誰々が首位か、いやー当たっているんだな、ひょっとしたらまぐれかもしれないが、少なくともいまは恐いことは確かだ、とか判断するわけです。


・OPSは同語反復、トートロジーではないか
OPSが、得点と相関性が高い、というのですけど、つまり「得点につながる打撃の能力」の指標、だと仮にします。
そうすると、得点につながる打撃の能力が高い打者がいるから、得点が高い、ということになり、これはほとんど同語反復あるいは同義反復、トートロジーではないか、という疑いを今日持ちました。
バラバラなものをくっつけているだけ、というか。バラバラのままの方が詳細がわかるという意味でいいと思います。
つまり、得点が高いのはなぜだろうという問いに、OPSが高いから、と答えたら同語反復、何も言っていないにほとんど等しいということになってしまう、ということです。

・「打線のつながりやすさ」という指標はあるのか

チームOPSが高いわりにあるいは低いわりに、得点が低かったり高かったりで、このことから、「打線のつながりやすさ」を表す指標はありますか?いや、これはわりと使えるかも、と思います。

・「余った得点」をどう考えるか
OPSを説明する際、野球は得点を取るゲーム、という根本がある、という説明がありましたが、もっと正確には、得点が相手より上回れば、勝ちなんです、野球は。なので、得点と言っても余計な得点もあります。
極端な話、「うちは江川がいるから一点だけあれば勝ちの可能性が高い」という場合もあると思います。この辺をセイバーメトリクスはどう考えるのか。

他、いろいろ浮かびましたが、本質的に同じようなことをパターンを変えて問うているという感じもしましたので、これだけにしておきます。

ハズしていることもけっこうあったかも、と思います。

MVP予想はやりたいですけど、どうも考えがまとまらないです。まだ。3,4日と言いましたが、もっと長く、ワールドシリーズ終了までとか、もうちょっと遅くなってもいいでしょうか。
一段落して久々に読んだらおもしろいです(笑)
ターニャさんの統計講座も興味深いです(笑)


>ウインドウリッカァさん
「事実」か「便利」かについてですが、効利性を求めるなら「便利」、個人の“特定の”能力を調べるなら事実に注目するのがいいのかなと思いました。
チームの勝ち(ひいては観客動員による利益)にこだわれば、攻撃の場合には得点にからめることが評価されるかもしれませんよね。OPS高い人だけ集めてくれば、必然的にチーム平均もあがるので、得点力はあがりますし。

このあたり、いかにもアメリカ的な指標だなと思います。欧州は事実を大事にする傾向があるので…


>ターニャさん
セイバーというより統計的な意見ですみません…あせあせ(飛び散る汗)
前から思っていたのですが、偏差値みたいな比較方法って野球の統計ではやらないんですかね。
“フェアな指標”というなら一番フェアに複数の能力を比較できますし、一般的にも学校の成績評価で、専門的には各種知能検査で、偏差値の有用性は明らかですよね。
50を基準に全能力の平均偏差値だしたら、係数で補正するよりシンプルな個人の“野球力”の指標かなと思いました(欠点は盗塁と本塁打数に使えない…これは痛いですがあせあせ(飛び散る汗))。

学校の成績を例えに挙げてましたが、まさに野球の成績評価です(笑)
> ミズさん

はい、おひさしぶりです。
なんといいますか、分けて議論する、整理するという作業が必要かな、と思っています。

・実際に野球をする際の話なのか、野球観戦を楽しむための話なのか
・高校野球なのか、プロ野球なのか
・日本なのかMLBなのか
・勝ち、の話なのか、得点の話なのか、個人の成績や能力の話なのか
・攻撃と投球と守備は分けて
・打線はどう考えるか
・勝つのはいいが、観客動員との関係は?
・日本的かアメリカ的か
・日本とアメリカの比較の延長で。選手の能力は、「商品」か。それとも野球は「道」みたいに捉えるのがいいのか。その辺の衝突など。
・「うまい」「能力」、こういう言葉の微妙なニュアンスの違い
・統計だけに話を絞らざるを得ないときがあるかもしれない。常に野球と絡めて話をしなければいけないというわけではない

すみません、思いついたことを列挙しました。

あと、
> OPS高い人だけ集めてくれば、必然的にチーム平均もあがるので、得点力はあがりますし。

ここはセイバー論という文脈で読むべきなんでしょうけど、なんかどうもいっときの巨人なんかを思い出します(笑)。

なんというか、いろんなことが複雑にからまりあっていて、話は難しいと思っています。

そこは、セイバーに絞って話を進めると、すっきりするとは思うのですが・・・。

> 「事実」か「便利」かについてですが、効利性を求めるなら「便利」、個人の“特定の”能力を調べるなら
> 事実に注目するのがいいのかなと思いました。

いやこれはちょっと僕の説明がうまくないのもあると思いますが、OPSは便利かもしれないし、戦術というより、強いチームを作る選手構成みたいなものを考える際には役に立つかもしれないです。
その辺のことに注目して野球を語るのもひとつのスタンスとは思うので、それは違うとは思わないですが、 実際野球をやるときの意識と、やはりかけ離れている感は否めないので、その辺が、セイバー普及を阻むひとつの要因となっている感じがしていますが、セイバー肯定、セイバー普及賛成なら、現場に届きやすい表現を意識すべきだと思っています。
事実、と言ったのは、細かな事実です。「あいつは、カーブを投げるときちょっと癖がある」とか。「最近カーブの打ち方が変でうまく打てなくなった」とか、「あいつ最近乗っているな、すごい好調だな」とか、「あいつはいいカーブを持っているが、たまにすっぽ抜ける」とか、そういうことを「事実」と言っているつもりです。場面場面で具体的に起こる出来事は、「事実」で、あとで計算してわかるようなことは、「野球分析」とでも言うんでしょうか。野球分析においては、便利は、重要視されると思いますが(OPSなど)、なんというか、現場からかけ離れすぎて、その辺をセイバー普及という面からも心配しているといいますか・・・。
あと、野球で実際に起こるさまざまな具体的な出来事、を「事実」と言いましたが、もうちょっとうまい言い方がないかな、と思っています。なんでしょう、「実際のプレー上では」という言い回しとか。

あと、横レスですが、
> 前から思っていたのですが、偏差値みたいな比較方法って野球の統計ではやらないんですかね。

いやこれはセイバーメトリクスの本質に関わることだと思います。
僕からすると、そこはやるなら徹底的にやった方がいい、と思います。

あと、セイバーメトリクスは、まだ未完成なので、いまフロンティアだと思います。
要するに、大家がいて、自分はそれを学ぶだけ、というのは、物理だの数学だのはそういうふうにするしかない部分があると思いますが、セイバーメトリクスはまだ未開拓なので、やりたい人が勝手にどんどんやった方がいいと思います。
素人意見でしょうかね?セイバーを甘く見るな、とか。

でも、将棋なんかでも、勝手にいろいろ探求しているようなタイプが強くなると思います。
別にセイバーメトリシャンという自覚を持って何か野望を持つ必要はないですけど、素朴な疑問をどんどんぶつけた方がいいし、指標も勝手に自分でどんどん作ったほうがいいと思います。
その方が、セイバーは鍛えられると思います(笑)。

と、長々と書きましたが、おそらくミズさんの書き込みとずれている部分も多く含んでいたと思いますし、そこは単に私の勉強不足、理解力不足だと思うので、反省して、もう一度ちゃんと考えてみます。
ウィンドウリッカァさんはなぜそこまで、セイバーメトリクスやOPSを頑なまでに否定的なんですか?
> 京女のかなさん

ぶぶ漬けはいらんけど携帯携帯電話で読みにくいには超禿げ同どすえ〜
> バナナマン狭山さん

否定的じゃないですよ。
ある書き込みで書きましたけど。
> かなさん

長文読みにくい、ええ、そうですね。

でも新聞も長文ですしね。
ブログも長いし。
本はもっと長いし。
他にもいろんな文章があるし、セイバーメトリクスというもともとややこしいけとについての考察ですので。
私の文の書き方だけの問題ではないと思います。
> 名無し侍さん

携帯で読みやすくするためにはどうすればいいんでしょうか?
今日は私は疲労困憊していて書き込む余裕がないので、短く。

月刊「Slugger」という雑誌の最新号で、マネーボール再考という見出しですが、セイバーメトリクスについて詳しく載っていて参考になりました。
WARという指標についても算出法は載ってませんでしたが、意味は載ってました。何の略称かも。

これでかなり勉強できるかも、と思いました。
> かなさん

いや疲れなかったですけど。

セイバーについてもお書きくださいね。
WAR(MLB最低補償額程度の選手(代替可能選手)を基準とし、それよりどれだけ多く勝利に貢献したかを測る指標)などの数字には表れない話題を1つ。

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■サブロー ロッテ出戻り 巨人在籍わずか154日
 ロッテ在籍時は「サブロー」の登録名で主軸として活躍。05年、昨年と2度の日本一に大きく貢献した。今年6月には若返りを理由に、工藤との交換トレードで巨人に放出された。しかし、サブロー不在となったロッテは下降線の一途をたどり、13年ぶりの最下位に転落。生え抜きのベテランであり、選手会長としてまとめ役でもあったサブローの放出は、チームの士気を著しく下げる結果となってしまった。
 シーズン終盤の10月2日にフロント陣を一新させた重光オーナー代行は「サブロー選手が出ていった後から成績が悪くなった」として、退団した瀬戸山隆三前球団社長、石川晃球団運営本部長の旧フロント陣を批判。個人名こそ伏せたが「今年出ていった人を呼び戻したい」とサブローの再獲得を示唆。巨人で登録名を本名の大村に戻したサブローも出場わずか48試合に終わり、出場機会を求めて11月22日にFAを表明した。

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他にも昨年末、楽天・渡辺直人の横浜への金銭トレードに対し、鉄平、草野、嶋が悔し涙を流し、チームリーダーの山崎が球団側へ一言物申す異常事態に陥ったこともありましたね。
フロントはこういった数字に表れない選手こそ評価してほしいですね。

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