今回はサン＝サーンスが1880年に完成させたヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調Op.61を取り上げたいと思います。
サン＝サーンスはピアノ協奏曲やチェロ協奏曲等、独奏楽器のための協奏的作品を数多く残していますが、私個人的に彼の協奏的作品の中で最も好きな作品がこのヴァイオリン協奏曲第3番です。
すべてのヴァイオリン協奏曲の中でも5本の指に入る程好きかも知れませんｗ
楽曲の詳細は楽曲解説サイトをご覧下さい。
なお偶然だと思いますが、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲ニ長調と同じ作品番号ですが、関連性は無いと思います。
＜演奏録音＞
●Saint-Saëns: Violin Concerto No. 3, Francescatti & Mitropoulos (1950) サン＝サーンス ヴァイオリン協奏曲第3番
https:/
ジノ・フランチェスカッティ（Vn）
ディミトリス・ミトロプーロス指揮/ニューヨーク・フィル
1950年録音、モノラル
●Saint-Saëns: Violin Concerto no. 3 in B minor op. 61 - Yehudi Menuhin; Gaston Poulet
https:/
ユーディ・メニューイン（Vn）
ガストン・プーレ指揮/ロンドン交響楽団
1953年録音、モノラル
●Saint-Saëns: Violin Concerto No. 3, Schwalbé & Monteux (1960) サン＝サーンス ヴァイオリン協奏曲第3番 シュヴァルベ
https:/
ミシェル・シュヴァルベ（Vn）
ピエール・モントゥー指揮/ベルリン・フィル
1960年、 ベルリン高等音楽院にてライブ録音
●サン＝サーンス ヴァイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 ミルシテイン Saint-Saëns Violin Concerto No.3
https:/
ナタン・ミルシテイン（Vn）
アナトール・フィストゥラーリ指揮/フィルハーモニア管弦楽団
1963年録音、エレクトローラ
●Saint-Saëns: Violin Concerto No. 3 in B minor/Arthur Grumiaux, Manuel Rosenthal, Orchestre Lamoureux
https:/
アルテュール・グリュミオー（Vn）
マヌエル・ローゼンタール指揮/コンセール・ラムルー管弦楽団
1963年録音、英デッカ
●サン＝サーンス ヴァイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 作品61 シェリング Saint-Saëns Violin Concerto No. 3 in B Minor
https:/
ヘンリック・シェリング（Vn）
エドゥアルト・ヴァン・ルモーテル指揮/モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団
1969年録音、蘭フィリップス
●Saint-Saens - Violin Concerto No.3 Kyung Wha Foster London
https:/
チョン・キョン ファ（Vn）
ローレンス・フォスター指揮/ロンドン交響楽団
1975年録音、英デッカ
●Saint-Saëns: Violin Concerto No. 3 in B minor - Isaac Stern, Daniel Barenboim, Orchestre de Paris
https:/
アイザック・スターン（Vn）
ダニエル・バレンボイム指揮/パリ管弦楽団
1976年録音、CBS（現ソニー・ミュージック・エンターテイメント）
●Violin Concerto No. 3 in B Minor, Op. 61
https:/
オーギュスタン・デュメイ（Vn）
矢崎彦太郎指揮/モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
1982年録音、エレクトローラ
●サン=サーンス：ヴァイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 作品61 パールマン, バレンボイム 1983
https:/
イツァーク・パールマン（Vn）
ダニエル・バレンボイム指揮/パリ管弦楽団
1983年、デジタル録音、独グラモフォン
●Ida Haendel – Saint-Saëns: Violin Concerto No. 3 in B minor, Op. 61 (Radio recording, 1983)
https:/
イダ・ヘンデル（Vm）
エリアフ・インバル指揮/フランクフルト放送交響楽団
1983年、ラジオ放送用録音
●Saint-Saëns: Violin Concerto No. 3 in B Minor, Op. 61
https:/
ジョシュア・ベル（Vn）
シャルル・デュトワ指揮/モントリオ−ル交響楽団
1989年録音、英DECCA
※プレイリストにつき、ラロ/スペイン交響曲が続けて再生されます。
●サン=サーンス：ヴァイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 作品61 清水 高師 1990
https:/
清水 高師（Vn）
グジェゴシュ・ノヴァーク指揮/ロンドン交響楽団
1990年6月録音
●Saint-Saëns Violin Concerto No.3 in B minor op.61
https:/
ギル・シャハム（Vn）
ジュゼッペ・シノ−ポリ指揮/ニューヨーク・フィル
1990年、デジタル録音、独グラモフォン
●Saint-Saëns Violin Concerto No 3 op.61
https:/
ジュリアン・ラクリン（Vn）
ズービン・メータ指揮/イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
1992年、デジタル・ライブ録音、 Sony Music Entertainment
●Saint-Saëns: Violin Concerto No. 3 in B minor - Maxim Vengerov, Antonio Pappano, Philharmonia Orch.
https:/
マキシム・ヴェンゲーロフ（Vn）
アントニオ・パッパーノ指揮/フィルハーモニア管弦楽団
2003年、デジタル録音、エレクトローラ
●James Ehnes – Saint-Saëns: Violin Concerto No. 3 (Live, 2024)
https:/
ジェイムズ・エーネス（Vn）
フアンホ・メナ指揮/BBCフィル
2024年5月、ライブ録音
＜演奏映像＞
●Aaron Rosand | SAINT-SAËNS Violin Concerto No.3 | OnORTF, F.Quattrocchi | video 1970
https:/
アーロン・ローザンド（Vn）
フェルナンド・クァトロッキ 指揮/フランス国立管弦楽団
1970年、スタジオ収録、モノラル
●Silvia Marcovici Saint Saens Violin Concerto no.3
https:/
シルビア・マルコヴィチ（Vn）
ピエロ・ベルージ指揮/イタリア語放送管弦楽団
1985年、ライブ収録
●C SAINT SAENS VIOLIN CONCERTO 3 B Minor Op. 61 IDA HAENDEL
https:/
イダ・ヘンデル（Vn）
指揮・オーケストラは詳細不明
1989年、ライブ収録
●圣桑 b小调第三小提琴协奏曲 Julia Fischer 中文赏析
https:/
ユリア・フィッシャー（Vn）
マティアス・ピンチャー指揮/ユンゲ・ドイッチェ・フィル
2008年、フランクフルト歌劇場・ニュー・イヤー・コンサート〜ライブ収録
※実はソリストのユリア・フィッシャーは驚いた事に、この日のプログラム後半でもピアニストとして協奏曲のソリストを務めるのです。
●Clara-Jumi Kang: Saint-Saëns, Violin Concerto No. 3
https:/
クララ=ユミ・カン（Vn）
リオネル・ブランギエ指揮/ソウル・フィルハーモニー管弦楽団
2016年、ソウル・アートセンター〜ライブ収録
●Saint Saens Violin Concerto no. 3 arrangement for chamber orchestra（室内管弦楽編曲）
https:/
ボリス・ブロフツィン（Vn）
スタンリー・スパーバー指揮/イスラエル室内管弦楽団（イエルサレム）
2016年11月。テルアビブ・芸術ミュージアム〜ライブ収録
●C.Saint-Saëns Violin Concerto No.3 - Simone Lamsma - François-Xavier Roth - Les Siècles
https:/
シモーネ・ラムスマ（Vn）
フランソワ＝グザヴィエ・ロト指揮/レ・シエクル（フランスのオーケストラ）
2017年9月、エネスク音楽祭〜ライブ収録
●Saint Saëns Violin Concerto No 3
https:/
ジョシュア・ベル（Vn）
指揮・オーケストラは詳細不明
2017年、ライブ収録？
●SAINT SAËNS Violin Concerto No 3 Daishin Kashimoto, Järvi
I Allegro non troppo（第1楽章）
https:/
II Andantino quasi allegretto（第2楽章）
https:/
III Molto moderato e maestoso（第3楽章）
https:/
樫本大進（Vn[）
パーヴォ・ヤルヴィ指揮/NHK交響楽団
2018年、東京・NHKホール〜ライブ収録
●C. Saint-saens - Violin Concerto No.3 in b minor, Op.61 by Dami Kim
https:/
キム・ダミ（Vn）
キム・グァンヒョン指揮/ウォンジュ市立交響楽団（韓国）
2018年、ライブ収録
※映像は4：3の中に16：9画面
●Saint-Saens Violin Concerto No. 3
https:/
レジス・パスキエ（Vn）
クリストフ・カンペストリーニ指揮/テキサス・フェスティバル管弦楽団
2019年、Round Top Music Festival〜ライブ収録
●Saint Saëns - Violin Concerto No.3 - Auckland Philharmonia Orchestra
https:/
アマリア・ホール（Vn）
ダグラス・ボイド指揮/オークランド・フィルハーモニア管弦楽団（ニュージーランド）
2019年？、ライブ収録
●Saint-Saëns – Violinkonzert Nr. 3 Noa Wildschut | Anja Bihlmaier | Deutsche Radio Philharmonie
https:/
ノア・ヴィルツフット（Vn）
アーニャ・ビールマイアー指揮/ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
2019年12月、カイザースラウテルン・フルヒターレ〜ライブ収録
●Saint-Saëns: Derde Vioolconcert, op.61 - Noa Wildschut & Radio Filharmonisch Orkest - Live concert
https:/
ノア・ヴィルツフット（Vn）
ジェイムズ・ガフィガン指揮/オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
2020年9月、ユトレヒト・チボリヴレーデンブルク〜ライブ収録
●Saint-Saëns : Concerto pour violon et orchestre n°3 en si mineur op. 61
https:/
ダニエル・ロザコヴィッチ（Vn）
クリスティアン・マチュラル指揮、フランス国立管弦楽団
2021年、ライブ収録
サン＝サーンスはピアノ協奏曲やチェロ協奏曲等、独奏楽器のための協奏的作品を数多く残していますが、私個人的に彼の協奏的作品の中で最も好きな作品がこのヴァイオリン協奏曲第3番です。
すべてのヴァイオリン協奏曲の中でも5本の指に入る程好きかも知れませんｗ
楽曲の詳細は楽曲解説サイトをご覧下さい。
なお偶然だと思いますが、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲ニ長調と同じ作品番号ですが、関連性は無いと思います。
＜演奏録音＞
●Saint-Saëns: Violin Concerto No. 3, Francescatti & Mitropoulos (1950) サン＝サーンス ヴァイオリン協奏曲第3番
https:/
ジノ・フランチェスカッティ（Vn）
ディミトリス・ミトロプーロス指揮/ニューヨーク・フィル
1950年録音、モノラル
●Saint-Saëns: Violin Concerto no. 3 in B minor op. 61 - Yehudi Menuhin; Gaston Poulet
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ユーディ・メニューイン（Vn）
ガストン・プーレ指揮/ロンドン交響楽団
1953年録音、モノラル
●Saint-Saëns: Violin Concerto No. 3, Schwalbé & Monteux (1960) サン＝サーンス ヴァイオリン協奏曲第3番 シュヴァルベ
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ミシェル・シュヴァルベ（Vn）
ピエール・モントゥー指揮/ベルリン・フィル
1960年、 ベルリン高等音楽院にてライブ録音
●サン＝サーンス ヴァイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 ミルシテイン Saint-Saëns Violin Concerto No.3
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ナタン・ミルシテイン（Vn）
アナトール・フィストゥラーリ指揮/フィルハーモニア管弦楽団
1963年録音、エレクトローラ
●Saint-Saëns: Violin Concerto No. 3 in B minor/Arthur Grumiaux, Manuel Rosenthal, Orchestre Lamoureux
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アルテュール・グリュミオー（Vn）
マヌエル・ローゼンタール指揮/コンセール・ラムルー管弦楽団
1963年録音、英デッカ
●サン＝サーンス ヴァイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 作品61 シェリング Saint-Saëns Violin Concerto No. 3 in B Minor
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ヘンリック・シェリング（Vn）
エドゥアルト・ヴァン・ルモーテル指揮/モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団
1969年録音、蘭フィリップス
●Saint-Saens - Violin Concerto No.3 Kyung Wha Foster London
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チョン・キョン ファ（Vn）
ローレンス・フォスター指揮/ロンドン交響楽団
1975年録音、英デッカ
●Saint-Saëns: Violin Concerto No. 3 in B minor - Isaac Stern, Daniel Barenboim, Orchestre de Paris
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アイザック・スターン（Vn）
ダニエル・バレンボイム指揮/パリ管弦楽団
1976年録音、CBS（現ソニー・ミュージック・エンターテイメント）
●Violin Concerto No. 3 in B Minor, Op. 61
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オーギュスタン・デュメイ（Vn）
矢崎彦太郎指揮/モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
1982年録音、エレクトローラ
●サン=サーンス：ヴァイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 作品61 パールマン, バレンボイム 1983
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イツァーク・パールマン（Vn）
ダニエル・バレンボイム指揮/パリ管弦楽団
1983年、デジタル録音、独グラモフォン
●Ida Haendel – Saint-Saëns: Violin Concerto No. 3 in B minor, Op. 61 (Radio recording, 1983)
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イダ・ヘンデル（Vm）
エリアフ・インバル指揮/フランクフルト放送交響楽団
1983年、ラジオ放送用録音
●Saint-Saëns: Violin Concerto No. 3 in B Minor, Op. 61
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ジョシュア・ベル（Vn）
シャルル・デュトワ指揮/モントリオ−ル交響楽団
1989年録音、英DECCA
※プレイリストにつき、ラロ/スペイン交響曲が続けて再生されます。
●サン=サーンス：ヴァイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 作品61 清水 高師 1990
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清水 高師（Vn）
グジェゴシュ・ノヴァーク指揮/ロンドン交響楽団
1990年6月録音
●Saint-Saëns Violin Concerto No.3 in B minor op.61
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ギル・シャハム（Vn）
ジュゼッペ・シノ−ポリ指揮/ニューヨーク・フィル
1990年、デジタル録音、独グラモフォン
●Saint-Saëns Violin Concerto No 3 op.61
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ジュリアン・ラクリン（Vn）
ズービン・メータ指揮/イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
1992年、デジタル・ライブ録音、 Sony Music Entertainment
●Saint-Saëns: Violin Concerto No. 3 in B minor - Maxim Vengerov, Antonio Pappano, Philharmonia Orch.
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マキシム・ヴェンゲーロフ（Vn）
アントニオ・パッパーノ指揮/フィルハーモニア管弦楽団
2003年、デジタル録音、エレクトローラ
●James Ehnes – Saint-Saëns: Violin Concerto No. 3 (Live, 2024)
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ジェイムズ・エーネス（Vn）
フアンホ・メナ指揮/BBCフィル
2024年5月、ライブ録音
＜演奏映像＞
●Aaron Rosand | SAINT-SAËNS Violin Concerto No.3 | OnORTF, F.Quattrocchi | video 1970
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アーロン・ローザンド（Vn）
フェルナンド・クァトロッキ 指揮/フランス国立管弦楽団
1970年、スタジオ収録、モノラル
●Silvia Marcovici Saint Saens Violin Concerto no.3
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シルビア・マルコヴィチ（Vn）
ピエロ・ベルージ指揮/イタリア語放送管弦楽団
1985年、ライブ収録
●C SAINT SAENS VIOLIN CONCERTO 3 B Minor Op. 61 IDA HAENDEL
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イダ・ヘンデル（Vn）
指揮・オーケストラは詳細不明
1989年、ライブ収録
●圣桑 b小调第三小提琴协奏曲 Julia Fischer 中文赏析
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ユリア・フィッシャー（Vn）
マティアス・ピンチャー指揮/ユンゲ・ドイッチェ・フィル
2008年、フランクフルト歌劇場・ニュー・イヤー・コンサート〜ライブ収録
※実はソリストのユリア・フィッシャーは驚いた事に、この日のプログラム後半でもピアニストとして協奏曲のソリストを務めるのです。
●Clara-Jumi Kang: Saint-Saëns, Violin Concerto No. 3
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クララ=ユミ・カン（Vn）
リオネル・ブランギエ指揮/ソウル・フィルハーモニー管弦楽団
2016年、ソウル・アートセンター〜ライブ収録
●Saint Saens Violin Concerto no. 3 arrangement for chamber orchestra（室内管弦楽編曲）
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ボリス・ブロフツィン（Vn）
スタンリー・スパーバー指揮/イスラエル室内管弦楽団（イエルサレム）
2016年11月。テルアビブ・芸術ミュージアム〜ライブ収録
●C.Saint-Saëns Violin Concerto No.3 - Simone Lamsma - François-Xavier Roth - Les Siècles
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シモーネ・ラムスマ（Vn）
フランソワ＝グザヴィエ・ロト指揮/レ・シエクル（フランスのオーケストラ）
2017年9月、エネスク音楽祭〜ライブ収録
●Saint Saëns Violin Concerto No 3
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ジョシュア・ベル（Vn）
指揮・オーケストラは詳細不明
2017年、ライブ収録？
●SAINT SAËNS Violin Concerto No 3 Daishin Kashimoto, Järvi
I Allegro non troppo（第1楽章）
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II Andantino quasi allegretto（第2楽章）
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III Molto moderato e maestoso（第3楽章）
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樫本大進（Vn[）
パーヴォ・ヤルヴィ指揮/NHK交響楽団
2018年、東京・NHKホール〜ライブ収録
●C. Saint-saens - Violin Concerto No.3 in b minor, Op.61 by Dami Kim
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キム・ダミ（Vn）
キム・グァンヒョン指揮/ウォンジュ市立交響楽団（韓国）
2018年、ライブ収録
※映像は4：3の中に16：9画面
●Saint-Saens Violin Concerto No. 3
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レジス・パスキエ（Vn）
クリストフ・カンペストリーニ指揮/テキサス・フェスティバル管弦楽団
2019年、Round Top Music Festival〜ライブ収録
●Saint Saëns - Violin Concerto No.3 - Auckland Philharmonia Orchestra
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アマリア・ホール（Vn）
ダグラス・ボイド指揮/オークランド・フィルハーモニア管弦楽団（ニュージーランド）
2019年？、ライブ収録
●Saint-Saëns – Violinkonzert Nr. 3 Noa Wildschut | Anja Bihlmaier | Deutsche Radio Philharmonie
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ノア・ヴィルツフット（Vn）
アーニャ・ビールマイアー指揮/ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
2019年12月、カイザースラウテルン・フルヒターレ〜ライブ収録
●Saint-Saëns: Derde Vioolconcert, op.61 - Noa Wildschut & Radio Filharmonisch Orkest - Live concert
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ノア・ヴィルツフット（Vn）
ジェイムズ・ガフィガン指揮/オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
2020年9月、ユトレヒト・チボリヴレーデンブルク〜ライブ収録
●Saint-Saëns : Concerto pour violon et orchestre n°3 en si mineur op. 61
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ダニエル・ロザコヴィッチ（Vn）
クリスティアン・マチュラル指揮、フランス国立管弦楽団
2021年、ライブ収録
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コメント(22)
恐らくですが、録音が残っていないかまたは往年のヴァイオリニストの多くが好んで演奏しなかったという事なのかも知れません。
あるいは、ユ−チュ−バ−のコレクションには無いのかもしれません。
私もこの曲を好んで聴きはじめたのは社会人になってからです。それまでは「序奏とロンド・カプリチオ−ソ」の方が圧倒的に多かったのです。
上記リストのパ−ルマンのCD購入からです。ラロの「スペイン交響曲」目的で購入したCDでしたが、この曲の魅力を私に教えてくれた1枚です（笑）。
このCDの録音も1984年ですから既に40年以上が経過しています。
パ−ルマン自身も高齢（現在78歳）になって演奏機会もかなり減っていると思います。
私が気になっているのは上記リストの中ではユリア・フィッシャ−とイダ・ヘンデルですね。
イダ・ヘンデルは2000年に亡くなってしまいましたが、ユリア・フィッシャ−は今後が楽しみなヴァイオリニストの一人です。
あるいは、ユ−チュ−バ−のコレクションには無いのかもしれません。
私もこの曲を好んで聴きはじめたのは社会人になってからです。それまでは「序奏とロンド・カプリチオ−ソ」の方が圧倒的に多かったのです。
上記リストのパ−ルマンのCD購入からです。ラロの「スペイン交響曲」目的で購入したCDでしたが、この曲の魅力を私に教えてくれた1枚です（笑）。
このCDの録音も1984年ですから既に40年以上が経過しています。
パ−ルマン自身も高齢（現在78歳）になって演奏機会もかなり減っていると思います。
私が気になっているのは上記リストの中ではユリア・フィッシャ−とイダ・ヘンデルですね。
イダ・ヘンデルは2000年に亡くなってしまいましたが、ユリア・フィッシャ−は今後が楽しみなヴァイオリニストの一人です。
さて、その後YouTubeを検索してみましたが、残念ながら、ご希望のヴァイリニストの録音は見つかりませんでした。
一つの原因はSPレコ−ド録音時間の制約だと思います。30��SP盤で片面5分〜7分程度です。
それで協奏曲が丸ごと全曲で残っている事自体が大変な事だったと思います。
例えばヌヴ−のブラ−ムスの協奏曲の場合、計約40分としておおよそ6面または8面になると思うのです。1948年のライブ録音がテープ録音としても、第1楽章と、第2・第3楽章は別テ−プだったと思います。当時はLPレコ−ドの開発前で、レコ−ド録音と言えばSPレコ−ドの時代です。
という事は第1楽章は3面または4面で製作されたと思います。第2・第3楽章も同様に3面または4面で製作されたと思うのです。
更に時代をさかのぼればテープ録音もありませんから、ダイレクトにラッカ−盤に切り刻む録音です。それだと更に余裕を持った記録が必要なので、録音時間は短くなります。
第1楽章だけで4面、第2.・第3楽章で4面でしょう。
サン＝サーンスの第3番だと各楽章が第1楽章と第2楽章が10分弱、第3楽章が10分強と言った感じだと思います。これで計算すると各楽章2面の計6面が標準的な収録方法になると思います。
と言う訳でSPレコ−ド時代の頃はベート−ヴェンやブラ−ムスやチャイコフスキ−・メンデルスゾ−ン、そしてシベリウスの協奏曲までが主なレコ−ド市場だったと考えられるのです。
サン＝サ−ンスの作品は協奏曲よりも、圧倒的に序奏とロンド・カプリチオ−ソ（演奏時間約9分）の方が販売需要が高かったと考えられるのです。それが、古いSP盤録音があまり残っていない最大原因だと思うのです。
一つの原因はSPレコ−ド録音時間の制約だと思います。30��SP盤で片面5分〜7分程度です。
それで協奏曲が丸ごと全曲で残っている事自体が大変な事だったと思います。
例えばヌヴ−のブラ−ムスの協奏曲の場合、計約40分としておおよそ6面または8面になると思うのです。1948年のライブ録音がテープ録音としても、第1楽章と、第2・第3楽章は別テ−プだったと思います。当時はLPレコ−ドの開発前で、レコ−ド録音と言えばSPレコ−ドの時代です。
という事は第1楽章は3面または4面で製作されたと思います。第2・第3楽章も同様に3面または4面で製作されたと思うのです。
更に時代をさかのぼればテープ録音もありませんから、ダイレクトにラッカ−盤に切り刻む録音です。それだと更に余裕を持った記録が必要なので、録音時間は短くなります。
第1楽章だけで4面、第2.・第3楽章で4面でしょう。
サン＝サーンスの第3番だと各楽章が第1楽章と第2楽章が10分弱、第3楽章が10分強と言った感じだと思います。これで計算すると各楽章2面の計6面が標準的な収録方法になると思います。
と言う訳でSPレコ−ド時代の頃はベート−ヴェンやブラ−ムスやチャイコフスキ−・メンデルスゾ−ン、そしてシベリウスの協奏曲までが主なレコ−ド市場だったと考えられるのです。
サン＝サ−ンスの作品は協奏曲よりも、圧倒的に序奏とロンド・カプリチオ−ソ（演奏時間約9分）の方が販売需要が高かったと考えられるのです。それが、古いSP盤録音があまり残っていない最大原因だと思うのです。
＜補足・追記＞
LPレコ−ドや45ppmのEP版の発売は実質的には1950年以降です。更に現在は標準的になっているRIAAカーブと呼ばれるレコ−ド再生イクォライザ−・カーブですが、LPレコ−ド登場の初期は様々なイクォライザ−・カ−ブが乱立していました。1954年にアメリカレコ−ド協会（RIAA）で米RCA社が開発したイクォライザ−・カ−ブに統一する事を決定し、RIAAイクォライザ−・カ−ブとしたのです。
これが元となって、現在市販されているアナログLPレコ−ドは全てこのRIAAカーブに準拠した規格でプレスされています、
なお、ステレオレコ−ドの登場ですが、SPレコ−ドはモノラル録音のみですが、立体音響を再生するレコ−ドとしてアメリカのWE (ウェスタン・エレクトリック)社が開発した45-45方式と英デッカが開発したV−L（縦-横）方式の2つが最終的に対決する形になりましたが、最終的に1958年、アメリカレコ−ド協会（RIAA）で横振幅のモノラルレコ−ドとの互換性を考慮して、45-45方式に決定されたのです。
英デッカでは開発したV-L方式を45度傾けるだけで45-45方式に対応できたので、大きな混乱にはならなかったと言う訳です。そしてこれが実質的な世界標準規格となったのです。
同年10月には日本でも日本ピクタ−から日本初のステレオLPレコ−ドとが発売されています。
一般家庭でステレオ（立体音響）を楽しめるようになったのはこの頃からです。
これより少し前からオープンリ−ルの4トラック・ステレオのミュ−ジック・テープも発売されていますが、本格的なステレオ（立体音響）装置の普及は高度成長と、AM2波による立体放送とFM放送によるところが大きいのです。
FM放送も1957年から実験放送が開始されたが、本放送は1969年からとなりました。一般家庭用のステレオテ−プレコ−ダ−も普及し始め、1968年にはコンパクト・カセットテープによるステレオテ−プレコ−ダ−（カセット・デッキ）も登場しています。
1970年代に入ると、その手軽さからカセット・デッキが主流となり、ドルビ−・ノイズリダクションの搭載により、音楽アイテムの一つとして認知されるようになったのです。一方でウォ−クマンが登場してポ−タブル・音楽プレイヤ−がトレンドアイテムにもなりました。
ところが、1980年代に入るとCDの発売や家庭用ビデオの普及、によって大きな転機を迎える事になってしまうのです。更に1990年代になるとWindows95の登場とインタ−ネットの登場、MDの登場によって大きく様変わりし始めるのです。
LPレコ−ドや45ppmのEP版の発売は実質的には1950年以降です。更に現在は標準的になっているRIAAカーブと呼ばれるレコ−ド再生イクォライザ−・カーブですが、LPレコ−ド登場の初期は様々なイクォライザ−・カ−ブが乱立していました。1954年にアメリカレコ−ド協会（RIAA）で米RCA社が開発したイクォライザ−・カ−ブに統一する事を決定し、RIAAイクォライザ−・カ−ブとしたのです。
これが元となって、現在市販されているアナログLPレコ−ドは全てこのRIAAカーブに準拠した規格でプレスされています、
なお、ステレオレコ−ドの登場ですが、SPレコ−ドはモノラル録音のみですが、立体音響を再生するレコ−ドとしてアメリカのWE (ウェスタン・エレクトリック)社が開発した45-45方式と英デッカが開発したV−L（縦-横）方式の2つが最終的に対決する形になりましたが、最終的に1958年、アメリカレコ−ド協会（RIAA）で横振幅のモノラルレコ−ドとの互換性を考慮して、45-45方式に決定されたのです。
英デッカでは開発したV-L方式を45度傾けるだけで45-45方式に対応できたので、大きな混乱にはならなかったと言う訳です。そしてこれが実質的な世界標準規格となったのです。
同年10月には日本でも日本ピクタ−から日本初のステレオLPレコ−ドとが発売されています。
一般家庭でステレオ（立体音響）を楽しめるようになったのはこの頃からです。
これより少し前からオープンリ−ルの4トラック・ステレオのミュ−ジック・テープも発売されていますが、本格的なステレオ（立体音響）装置の普及は高度成長と、AM2波による立体放送とFM放送によるところが大きいのです。
FM放送も1957年から実験放送が開始されたが、本放送は1969年からとなりました。一般家庭用のステレオテ−プレコ−ダ−も普及し始め、1968年にはコンパクト・カセットテープによるステレオテ−プレコ−ダ−（カセット・デッキ）も登場しています。
1970年代に入ると、その手軽さからカセット・デッキが主流となり、ドルビ−・ノイズリダクションの搭載により、音楽アイテムの一つとして認知されるようになったのです。一方でウォ−クマンが登場してポ−タブル・音楽プレイヤ−がトレンドアイテムにもなりました。
ところが、1980年代に入るとCDの発売や家庭用ビデオの普及、によって大きな転機を迎える事になってしまうのです。更に1990年代になるとWindows95の登場とインタ−ネットの登場、MDの登場によって大きく様変わりし始めるのです。
>>[4]
YouTube検索をしていただき、ありがとうございます。おそらく、曲の人気や知名度が現在よりも低かったのではないかと思います。モノラル期のレコードながら今でも代表盤扱いのフランチェスカッティが出て人気が上がったのかもしれません。
SPの制約については、ベートーヴェンやブラームスより演奏時間が短いのになんで・・・クライスラーはそれらやメンデルスゾーンは録音しているのに・・・ハイフェッツは1910年代から大量のレコードを作っているのに・・・とは思います。やはり曲の人気と、それに比例してレコードの需要のためなのでしょう。より求められたのは上記三大協奏曲とチャイコフスキー、シベリウスで、当時のサン＝サーンスはラロやブルッフと同列かそれ以下だった？
（ハイフェッツについては、自身の意志でレパートリーから外したのだと思います。理由は永遠の謎）
昔の奏者の演奏が好きなわたしとしては残念ではありますが、ティボーは演奏した記録がある様なので放送録音などが発掘されるのを期待します。
現役の演奏家でも不思議な現象？が。わたしは故・宇野功芳さんに共鳴する者ですが、チョン以降宇野先生が高く評価した前橋汀子、ナージャ、諏訪内晶子、コパチンスカヤ、ヤンセンがそろってサン＝サーンスは録音していません。クレーメルもたしかなかったはず。前橋などピッタリの曲なのに・・・。聴く側には分からない、演奏家がとっつきにくい何かがあるのかしら。ヤンセンが代表的な協奏曲を入れているので今後に期待です。
（彼女らの録音状況の表を作ってみました。チャイコフスキーはさすがポピュラー曲です）
そんなわけでわたしが持っているレコード、CDは好きな曲なのにたった３種類。フランチェスカッティ、チョンと、ここでもボベスコです。このボベスコは1960年頃のですが、1980年頃にも再録音している様なのでそちらも聴きたい。でも彼女のレコード、CDはおしなべて品薄で困ります。
他にデュメイのCDがあるのが分かったので購入したいのですが、最近レコード収集で手一杯なので後回しになっています（笑）
YouTube検索をしていただき、ありがとうございます。おそらく、曲の人気や知名度が現在よりも低かったのではないかと思います。モノラル期のレコードながら今でも代表盤扱いのフランチェスカッティが出て人気が上がったのかもしれません。
SPの制約については、ベートーヴェンやブラームスより演奏時間が短いのになんで・・・クライスラーはそれらやメンデルスゾーンは録音しているのに・・・ハイフェッツは1910年代から大量のレコードを作っているのに・・・とは思います。やはり曲の人気と、それに比例してレコードの需要のためなのでしょう。より求められたのは上記三大協奏曲とチャイコフスキー、シベリウスで、当時のサン＝サーンスはラロやブルッフと同列かそれ以下だった？
（ハイフェッツについては、自身の意志でレパートリーから外したのだと思います。理由は永遠の謎）
昔の奏者の演奏が好きなわたしとしては残念ではありますが、ティボーは演奏した記録がある様なので放送録音などが発掘されるのを期待します。
現役の演奏家でも不思議な現象？が。わたしは故・宇野功芳さんに共鳴する者ですが、チョン以降宇野先生が高く評価した前橋汀子、ナージャ、諏訪内晶子、コパチンスカヤ、ヤンセンがそろってサン＝サーンスは録音していません。クレーメルもたしかなかったはず。前橋などピッタリの曲なのに・・・。聴く側には分からない、演奏家がとっつきにくい何かがあるのかしら。ヤンセンが代表的な協奏曲を入れているので今後に期待です。
（彼女らの録音状況の表を作ってみました。チャイコフスキーはさすがポピュラー曲です）
そんなわけでわたしが持っているレコード、CDは好きな曲なのにたった３種類。フランチェスカッティ、チョンと、ここでもボベスコです。このボベスコは1960年頃のですが、1980年頃にも再録音している様なのでそちらも聴きたい。でも彼女のレコード、CDはおしなべて品薄で困ります。
他にデュメイのCDがあるのが分かったので購入したいのですが、最近レコード収集で手一杯なので後回しになっています（笑）
まぁ、私の勝手な推測になりますが、サン＝サーンスのヴァイオリン協奏曲は3曲あるにも関わらず、それ以上に「序奏とロンド・カプリチオ−ソ」の反響が良かったため、多くの録音が残っているという事だと思います。クライスラ−が多くの小品を書いているのも、その時代の需要にマッチしての事だと思います。大作曲家の長大な作品の古い録音が残っているのは、当時のコンサ−トでも人気の高い定番曲だったからだと思います。
因みに、ラロの「スペイン交響曲」ですが、初演の際、サラサ−テが第3楽章（間奏曲）をカットして演奏したために、カットして演奏される事が慣習化されてしまったそうです。
SPレコ−ド時代の録音は、この第3楽章がカットされた盤が当たり前だった様です。
かつて私の実家にあったフーベルマン（Vn）のSPレコ−ド（コロムビア盤）も第3楽章がカットされた物で計6面（3枚）だった記憶があります。
と言う訳で、マーラ−の交響曲の中では第4番が最も多くのSP盤レコ−ドが残っている事からもそうした理由だと思います。
シュ−ベルトの交響曲の中で最も人気の高い「未完成」ですが、第2楽章までの録音という事でSPレコ−ド録音時代には丁度マッチしていたという事だと思います。
同様にストラヴィンスキ−のバレエ「火の鳥」も、1919年版（組曲版）のSP盤レコ−ドの録音が多く残っている事もそうした理由だと思うのです。
第二次世界大戦後になって、ナチス・ドイツが開発したマグネトフォンを原型とするテ−プレコ−ダ−が開発・実用化され、長時間録音が可能になって、長大な楽曲やオペラ全曲盤が販売されるようになったと考えられるのです。そしてその多くはLPレコ−ドの登場と電蓄やラジカセやステレオ装置等の家庭用オーディオ機器の普及によって大幅に拡大されたという事だと思うのです。
もちろん、そこには高度成長や立体音響技術や電子技術の発達も大いに関係あると思います（笑）。
因みに、ラロの「スペイン交響曲」ですが、初演の際、サラサ−テが第3楽章（間奏曲）をカットして演奏したために、カットして演奏される事が慣習化されてしまったそうです。
SPレコ−ド時代の録音は、この第3楽章がカットされた盤が当たり前だった様です。
かつて私の実家にあったフーベルマン（Vn）のSPレコ−ド（コロムビア盤）も第3楽章がカットされた物で計6面（3枚）だった記憶があります。
と言う訳で、マーラ−の交響曲の中では第4番が最も多くのSP盤レコ−ドが残っている事からもそうした理由だと思います。
シュ−ベルトの交響曲の中で最も人気の高い「未完成」ですが、第2楽章までの録音という事でSPレコ−ド録音時代には丁度マッチしていたという事だと思います。
同様にストラヴィンスキ−のバレエ「火の鳥」も、1919年版（組曲版）のSP盤レコ−ドの録音が多く残っている事もそうした理由だと思うのです。
第二次世界大戦後になって、ナチス・ドイツが開発したマグネトフォンを原型とするテ−プレコ−ダ−が開発・実用化され、長時間録音が可能になって、長大な楽曲やオペラ全曲盤が販売されるようになったと考えられるのです。そしてその多くはLPレコ−ドの登場と電蓄やラジカセやステレオ装置等の家庭用オーディオ機器の普及によって大幅に拡大されたという事だと思うのです。
もちろん、そこには高度成長や立体音響技術や電子技術の発達も大いに関係あると思います（笑）。
>>[7]
「序奏とロンド・カプリチオーソ」をWikipediaで見たら、もともとはヴァイオリン協奏曲のフィナーレとして作曲されたとありました。言われてみれば確かに、協奏曲のひとつの楽章っぽいですね。小品としては規模が大きく、SPだったら１枚２面を要したのでしょう。
オーパス蔵というメーカーが出していた「ティボー 小品集」というＣＤのライナーに、「小品は組み物の協奏曲と違って、１枚１枚状態のいいＳＰを探すのに苦労した」とありました。おそらく協奏曲のより数多くの小品のＳＰが当時出回ったのでしょう。コンサートは分かりませんが、レコードで好まれ需要の中心だったのがＳＰ１面に１曲を収めることができる小品たちだったのは想像できます。
SPについては扱ったことがないので耳学問と想像になってしまいますが、片面４分かそこらのＳＰをかけるたびに針を交換し、ゼンマイを巻いては盤を裏返し、変えて、小品はもちろん、交響曲や協奏曲に耳を傾けた当時の愛好家の音楽への情熱には頭が下がりますし、蓄音機にかじりついて食い入る様に聴いていたのを思い浮かべると、それは鬼気迫るかの様です。
果たして今のわたしたちがそこまで飢えや渇きをいやすかのごとく音楽を集中して聴いているかと自身に問いかけたくもなります。
「序奏とロンド・カプリチオーソ」をWikipediaで見たら、もともとはヴァイオリン協奏曲のフィナーレとして作曲されたとありました。言われてみれば確かに、協奏曲のひとつの楽章っぽいですね。小品としては規模が大きく、SPだったら１枚２面を要したのでしょう。
オーパス蔵というメーカーが出していた「ティボー 小品集」というＣＤのライナーに、「小品は組み物の協奏曲と違って、１枚１枚状態のいいＳＰを探すのに苦労した」とありました。おそらく協奏曲のより数多くの小品のＳＰが当時出回ったのでしょう。コンサートは分かりませんが、レコードで好まれ需要の中心だったのがＳＰ１面に１曲を収めることができる小品たちだったのは想像できます。
SPについては扱ったことがないので耳学問と想像になってしまいますが、片面４分かそこらのＳＰをかけるたびに針を交換し、ゼンマイを巻いては盤を裏返し、変えて、小品はもちろん、交響曲や協奏曲に耳を傾けた当時の愛好家の音楽への情熱には頭が下がりますし、蓄音機にかじりついて食い入る様に聴いていたのを思い浮かべると、それは鬼気迫るかの様です。
果たして今のわたしたちがそこまで飢えや渇きをいやすかのごとく音楽を集中して聴いているかと自身に問いかけたくもなります。
まぁ、人間の慣れと言うものは不思議なもので、白黒テレビが当たり前になった昭和40年頃、カラ−テレビに憧れましたね。当時カラ−テレビが1台20万円位の時代ですから当時の収入から考えれば高価な物だったと思います。テレビ画面の隅に【カラ−】の文字が表示されていた記憶がありますｗ
それも昭和45年の大阪万博の頃からカラ−テレビの普及も広がって昭和50年頃には白黒テレビの方が珍しくなってしまいました（笑）。
大学進学時はテレビは有りませんでした（笑）。しかし、1年後に白黒テレビ、更に2年後にカラ−テレビ（中古）、更に卒業後、社会人になった事をきっかけにビデオとテレビを新品で購入しました（笑）。
徐々に贅沢に慣れてしまうのですね。
オ−ディオも同じですｗ
最初はモノラルのラジカセから始まってステレオに、そしてコンポにと言う風になってしまったのです。1980年代が最盛期だったと思いますが、現在でも当時のハイエンド・オーディオには多少憧れがありますね（笑）。現在もコンポは保管してあります（笑）。
ただ、当時のFMチュ−ナ−ではFMワイドには対応していないのが残念です。
取り敢えず、ミニ・コンポの内蔵チュ−ナ−は対応しているので、それで間に合わせています（笑）。
現在はテレビもハイビジョンになって、音声もサラウンドになってしまっています。
4Ｋ放送も始まっています。※我が家では4Ｋ未対応ですｗ
ただ、現在のテレビ内蔵のスピ−カ−では音楽は満足に楽しめません。
最初はテレビのデジタル光音声出力をミニ・コンポに接続していましたが、現在はHDMI接続で5.1chのAVアンプに接続しています（笑）。※実際は2.1ch（フロント+サブウ−ファ−）で楽しんでいます。
補助オ−ディオ機器を接続していないのは寝室の枕元用の19v型のテレビだけです（笑）。
まぁ、少し寂しい気持ちになりますが、住宅事情や隣近所の問題もありますから、家族で音楽を楽しむ時代ではないのかも知れません。
それも昭和45年の大阪万博の頃からカラ−テレビの普及も広がって昭和50年頃には白黒テレビの方が珍しくなってしまいました（笑）。
大学進学時はテレビは有りませんでした（笑）。しかし、1年後に白黒テレビ、更に2年後にカラ−テレビ（中古）、更に卒業後、社会人になった事をきっかけにビデオとテレビを新品で購入しました（笑）。
徐々に贅沢に慣れてしまうのですね。
オ−ディオも同じですｗ
最初はモノラルのラジカセから始まってステレオに、そしてコンポにと言う風になってしまったのです。1980年代が最盛期だったと思いますが、現在でも当時のハイエンド・オーディオには多少憧れがありますね（笑）。現在もコンポは保管してあります（笑）。
ただ、当時のFMチュ−ナ−ではFMワイドには対応していないのが残念です。
取り敢えず、ミニ・コンポの内蔵チュ−ナ−は対応しているので、それで間に合わせています（笑）。
現在はテレビもハイビジョンになって、音声もサラウンドになってしまっています。
4Ｋ放送も始まっています。※我が家では4Ｋ未対応ですｗ
ただ、現在のテレビ内蔵のスピ−カ−では音楽は満足に楽しめません。
最初はテレビのデジタル光音声出力をミニ・コンポに接続していましたが、現在はHDMI接続で5.1chのAVアンプに接続しています（笑）。※実際は2.1ch（フロント+サブウ−ファ−）で楽しんでいます。
補助オ−ディオ機器を接続していないのは寝室の枕元用の19v型のテレビだけです（笑）。
まぁ、少し寂しい気持ちになりますが、住宅事情や隣近所の問題もありますから、家族で音楽を楽しむ時代ではないのかも知れません。
なお、実家には親父の趣味で集められた第九のSPレコ−ド（7枚組14面）がありましたので、それを電蓄で聴いた記憶はあります。
第五「運命」もあったのですが、1枚目が破損していたので、聴けなかった記憶があります（笑）。
他には「月光」のパデレフスキ−の演奏やハイフェッツのツィゴイネルワイゼン（ピアノ伴奏）、
ストコフスキ−指揮フィラデルフィア管弦楽団のストラヴィンスキ−の「火の鳥」（1919年版）や
ワルタ−指揮の「未完成」、他にも演奏者の記憶がありませんがチャイコフスキ−の組曲「くるみ割り人形」もありました。そういえば25ｃｍのSＰ盤もあって、ウィリアムテル序曲の「スイス軍の行進」や「軽騎兵」序曲をよく聴いた記憶があります（笑）。
第五「運命」もあったのですが、1枚目が破損していたので、聴けなかった記憶があります（笑）。
他には「月光」のパデレフスキ−の演奏やハイフェッツのツィゴイネルワイゼン（ピアノ伴奏）、
ストコフスキ−指揮フィラデルフィア管弦楽団のストラヴィンスキ−の「火の鳥」（1919年版）や
ワルタ−指揮の「未完成」、他にも演奏者の記憶がありませんがチャイコフスキ−の組曲「くるみ割り人形」もありました。そういえば25ｃｍのSＰ盤もあって、ウィリアムテル序曲の「スイス軍の行進」や「軽騎兵」序曲をよく聴いた記憶があります（笑）。
追記です。
実家にゼンマイ式の蓄音機はありましたが、親父から取り扱いについて事細かな注意がきつく言い渡されたので、触れない事にしました。
聴くのは親父が掛けている時だけでした（笑）。
でも、ストラヴィンスキ−の組曲「火の鳥」〜「子守歌」のファゴットのソロを聴いて蓄音機の音の魅力が分かった様な気がしましたね（笑）。
もちろん、オケのテュッティでは音がつぶれてしまうのですが、迫力はよく伝わって来る感じでした。
現在のオ−ディオ技術なら問題なく再生できるとは思いますが、それなりのオ−ディオ装置が必要な事は間違いありません。
最大の問題は音楽をゆったり楽しめる住宅環境でしょうね（笑）。
現代は、個人がヘッドフォン（イヤホン）で音楽を楽しむ事が主流です。
ヘッドフォンで音楽を楽しむめるのは、スピ−カ−で音楽を楽しむ経験があっての事だと思います。
ヘッドフォンでしか音楽を楽しんだ事のない人は、空間の響きを殆ど意識できないと思うのです。
録音された音楽もスピ−カ−での再生を基準にしていますから、ヘッドフォンで聴いた時の脳内補正が出来ないと思うのです。
実家にゼンマイ式の蓄音機はありましたが、親父から取り扱いについて事細かな注意がきつく言い渡されたので、触れない事にしました。
聴くのは親父が掛けている時だけでした（笑）。
でも、ストラヴィンスキ−の組曲「火の鳥」〜「子守歌」のファゴットのソロを聴いて蓄音機の音の魅力が分かった様な気がしましたね（笑）。
もちろん、オケのテュッティでは音がつぶれてしまうのですが、迫力はよく伝わって来る感じでした。
現在のオ−ディオ技術なら問題なく再生できるとは思いますが、それなりのオ−ディオ装置が必要な事は間違いありません。
最大の問題は音楽をゆったり楽しめる住宅環境でしょうね（笑）。
現代は、個人がヘッドフォン（イヤホン）で音楽を楽しむ事が主流です。
ヘッドフォンで音楽を楽しむめるのは、スピ−カ−で音楽を楽しむ経験があっての事だと思います。
ヘッドフォンでしか音楽を楽しんだ事のない人は、空間の響きを殆ど意識できないと思うのです。
録音された音楽もスピ−カ−での再生を基準にしていますから、ヘッドフォンで聴いた時の脳内補正が出来ないと思うのです。
>>[13]
宇野功芳さんの本に、「“バイロイトの第九”やリリー・クラウスのモーツァルトを初めて聴いたのは、ラジオのフルレンジでだった。オーディオ的に優れた音であるはずはないが、それでも十分に感動した。」、「でもいい音を聴いたらあとに戻れないのも事実。どんどんよくしたい。」とあります。これにも「慣れ」が含まれているのでしょう。宇野先生はまた、たとえラジオでも「帯域はせまくても、音楽を聴くのに大事な帯域はカヴァーしているから聴けたのではないか」とも。
わたしが“バイロイト”を初めて聴いたのはミニコンポでした。スカスカした音だったと思いますが、それでもやはり心から感動、満足したものです。
今使っているスピーカーはダイトーボイスの20cmフルレンジ１発を、ブサイクな自作の90cm高のエンクロージャーに取り付けた密閉型で、詳しい方、耳の肥えた方には噴飯ものに違いありませんが、わたし自身はけっこう満足しています。吸音材をほとんど入れなかったのは、自室が畳部屋で響きが吸収されてしまい物足りなかったゆえですが、それも正解だったかな？と思っています。フローリングの部屋で聴いたらボワンボワンしてしまうのかもしれません。
宇野先生はSPレコードもお聴きになる方で、復刻LPやCDの音にご不満だったのですが、惜しくも活動を停止したオーパス蔵のSP復刻CDは高く評価し、ワルター／ウィーン・フィルのアイネ・クライネやベートーヴェン「田園」を「SPに匹敵する」と激賞しておられました。もちろんわたしもオーパス蔵は何枚も持っており、SPそのものは知らないながら、その音の片鱗ぐらいは体感したつもり・・・？（笑）上記ワルターなど、弦がとろけるかの様です。ワインガルトナーの「英雄」もすばらしい。音が生々しく生命力をもって飛び出してきます。もっとも、ティボーの名盤、「モーツァルト：ヴァイオリン協奏曲第６番（偽作）」は針音が盛大すぎてダメでした。
（針音を消さずすべての音を収録し、聴く時はアンプで各自調整してくれ、との方針だった）
前に触れた通り、今LPレコードを収集しています（安いの限定）。その1950年代の盤について気になっている事があり、それをまたあとで書きますので、お持ちの知識を聞かせていただけますと幸いです。「1950年代」というだけでピンとくるものがあろうかと思います。
宇野功芳さんの本に、「“バイロイトの第九”やリリー・クラウスのモーツァルトを初めて聴いたのは、ラジオのフルレンジでだった。オーディオ的に優れた音であるはずはないが、それでも十分に感動した。」、「でもいい音を聴いたらあとに戻れないのも事実。どんどんよくしたい。」とあります。これにも「慣れ」が含まれているのでしょう。宇野先生はまた、たとえラジオでも「帯域はせまくても、音楽を聴くのに大事な帯域はカヴァーしているから聴けたのではないか」とも。
わたしが“バイロイト”を初めて聴いたのはミニコンポでした。スカスカした音だったと思いますが、それでもやはり心から感動、満足したものです。
今使っているスピーカーはダイトーボイスの20cmフルレンジ１発を、ブサイクな自作の90cm高のエンクロージャーに取り付けた密閉型で、詳しい方、耳の肥えた方には噴飯ものに違いありませんが、わたし自身はけっこう満足しています。吸音材をほとんど入れなかったのは、自室が畳部屋で響きが吸収されてしまい物足りなかったゆえですが、それも正解だったかな？と思っています。フローリングの部屋で聴いたらボワンボワンしてしまうのかもしれません。
宇野先生はSPレコードもお聴きになる方で、復刻LPやCDの音にご不満だったのですが、惜しくも活動を停止したオーパス蔵のSP復刻CDは高く評価し、ワルター／ウィーン・フィルのアイネ・クライネやベートーヴェン「田園」を「SPに匹敵する」と激賞しておられました。もちろんわたしもオーパス蔵は何枚も持っており、SPそのものは知らないながら、その音の片鱗ぐらいは体感したつもり・・・？（笑）上記ワルターなど、弦がとろけるかの様です。ワインガルトナーの「英雄」もすばらしい。音が生々しく生命力をもって飛び出してきます。もっとも、ティボーの名盤、「モーツァルト：ヴァイオリン協奏曲第６番（偽作）」は針音が盛大すぎてダメでした。
（針音を消さずすべての音を収録し、聴く時はアンプで各自調整してくれ、との方針だった）
前に触れた通り、今LPレコードを収集しています（安いの限定）。その1950年代の盤について気になっている事があり、それをまたあとで書きますので、お持ちの知識を聞かせていただけますと幸いです。「1950年代」というだけでピンとくるものがあろうかと思います。
わたしはLPを新譜で買った最後の世代です。ここ２，３年、中古LPレコードを買い集めており、特性で音が優れているのかはわたしの耳では分かりませんが、子供のころ聴いていたためか耳に快くなじむ様です。
わたしは希少盤、珍盤を渉猟するコレクターではなく、聴くために収集する者で、１枚数百円から高くても千円ちょっとぐらいのを買っています（日本盤が多い）。それでも、より希少な1950年代の古いものが買える時もあり、今はそういうのが十数枚・組あります。
その中でいちばん古いのは、偶然ながらこのトピの主役であるサン＝サーンスのヴァイオリン協奏曲、フランチェスカッティの1950年盤で、発売は1953年。次いでモントゥー／サンフランシスコ交響楽団のベルリオーズ：幻想交響曲で1954か1955年発売、フルトヴェングラーの「英雄」、「運命」、「田園」、“バイロイトの第九”（1955年暮れから1956年はじめ）と続きます。すべて日本初盤です。
勇んで買ったこれら1950年代のLPですが、再生、鑑賞するのに問題がある事が分かってきました。
ひとつは、ご指摘の録音特性です。RIAAに統一されたのはおおむね1960年頃と言われており、それ以降のレコードは現代の装置で問題なく再生できるのですが、それ以前のは録音特性が書かれていないのがほとんど、しかも今のアンプやイコライザーはRIAA以外には対応しておらず、本来の音を再現できない様なのです。
その頃のアンプは様々な特性に対応していたそうですが、そんなヴィンテージものを入手するなど不可能（経済的にも）、「ホントはちょっと違う音なのかな？」と頭の片隅に置きながら鑑賞しています。上記フルトヴェングラーなど、高音が冴えない気がしますが、トーンコントロールでどれぐらい調整できるものなのでしょうね。それでもわたしの様なのが“バイロイト”の初盤を聴けるのは僥倖。「英雄」や「幻想交響曲」など、けっこう生々しい音です。
もうひとつの問題は、カートリッジです。またはレコードの溝の幅。これも1960年頃からあとのレコードは曲率半径0.7mil（長さの単位）で統一（おおむね？）された一方、それより前のは1.0milなど、少し広めなのだそうで、それを今のシャープなスタイラスで再生すると溝の底をこすってノイズが出る可能性があるのだとか（オーディオテクニカのHPにて）。もちろんスタイラスと溝の双方にダメージもあるでしょう。
でも、そういうカートリッジはSP用の3.0mil以上に見当たらないのです。もちろんそんな特殊なものは入手できないので、当時一般的だった丸針（0.6mil）で再生しています。こすりノイズが出ているのかは分かりませんが、いちばん鋭いラインコンタクト針よりはいいでしょう。横幅0.7milの楕円針はもう少しいいのかもしれませんが、まだ試していません。
・・・といった問題があり、それでレコード棚を「1960年以前」、「1960年以後」と分けているのですが、わたしが生まれるはるか以前のレコードを聴けるのは幸せ。音から当時の空気まで流れてくるかの様です。音自体も満足ですし、今よりはるかに高かった当時のLP（１枚大卒初任給の1/10とか1/5とか。「英雄」は2200円とあります！）をどんな人が買ったのか想像するのも楽しいものです。ジャケットや帯に購入日や、名前まで書いてあるのもありほほえましい。
わたしは希少盤、珍盤を渉猟するコレクターではなく、聴くために収集する者で、１枚数百円から高くても千円ちょっとぐらいのを買っています（日本盤が多い）。それでも、より希少な1950年代の古いものが買える時もあり、今はそういうのが十数枚・組あります。
その中でいちばん古いのは、偶然ながらこのトピの主役であるサン＝サーンスのヴァイオリン協奏曲、フランチェスカッティの1950年盤で、発売は1953年。次いでモントゥー／サンフランシスコ交響楽団のベルリオーズ：幻想交響曲で1954か1955年発売、フルトヴェングラーの「英雄」、「運命」、「田園」、“バイロイトの第九”（1955年暮れから1956年はじめ）と続きます。すべて日本初盤です。
勇んで買ったこれら1950年代のLPですが、再生、鑑賞するのに問題がある事が分かってきました。
ひとつは、ご指摘の録音特性です。RIAAに統一されたのはおおむね1960年頃と言われており、それ以降のレコードは現代の装置で問題なく再生できるのですが、それ以前のは録音特性が書かれていないのがほとんど、しかも今のアンプやイコライザーはRIAA以外には対応しておらず、本来の音を再現できない様なのです。
その頃のアンプは様々な特性に対応していたそうですが、そんなヴィンテージものを入手するなど不可能（経済的にも）、「ホントはちょっと違う音なのかな？」と頭の片隅に置きながら鑑賞しています。上記フルトヴェングラーなど、高音が冴えない気がしますが、トーンコントロールでどれぐらい調整できるものなのでしょうね。それでもわたしの様なのが“バイロイト”の初盤を聴けるのは僥倖。「英雄」や「幻想交響曲」など、けっこう生々しい音です。
もうひとつの問題は、カートリッジです。またはレコードの溝の幅。これも1960年頃からあとのレコードは曲率半径0.7mil（長さの単位）で統一（おおむね？）された一方、それより前のは1.0milなど、少し広めなのだそうで、それを今のシャープなスタイラスで再生すると溝の底をこすってノイズが出る可能性があるのだとか（オーディオテクニカのHPにて）。もちろんスタイラスと溝の双方にダメージもあるでしょう。
でも、そういうカートリッジはSP用の3.0mil以上に見当たらないのです。もちろんそんな特殊なものは入手できないので、当時一般的だった丸針（0.6mil）で再生しています。こすりノイズが出ているのかは分かりませんが、いちばん鋭いラインコンタクト針よりはいいでしょう。横幅0.7milの楕円針はもう少しいいのかもしれませんが、まだ試していません。
・・・といった問題があり、それでレコード棚を「1960年以前」、「1960年以後」と分けているのですが、わたしが生まれるはるか以前のレコードを聴けるのは幸せ。音から当時の空気まで流れてくるかの様です。音自体も満足ですし、今よりはるかに高かった当時のLP（１枚大卒初任給の1/10とか1/5とか。「英雄」は2200円とあります！）をどんな人が買ったのか想像するのも楽しいものです。ジャケットや帯に購入日や、名前まで書いてあるのもありほほえましい。
現在は交換針も高価な時代になってしまいました。メーカー純正針が入手できれば良いのですが、純正交換針の代わりのJICOの交換針がありますが、純正で数千円だったものが、価格は約３倍の値段がします。
もちろん接合針が無垢針になっていたり、丸針が楕円針になっていたりと言う違いはあるのですが、手軽に楽しめなくなってしまっているのです。
中には殆ど変わらない物もあるにはあるのですがそれは高級品の類に属する一部だけです。
そうした事をある程度考慮して、約20年前に針交換可能な高出力MCカートリッジ、VICTOR（JVC）のMC-100Eを購入したのですが、メーカーに交換針の在庫は無いそうで現在の交換針が純正品最後です。今後はJICOの交換針しか無いという事です。
我が家には、他にMMカートリッジがプレイヤー付属品を含め5種類（ELAC・SHURE・Audio-technica・DENON・Pnasonic）あるのですが、そのうち3種類は針が完全に摩耗していて使用不可状態です。
なお大学時代、国内では「LONDON」レーベルで発売されていたLPレコードの何割かは英DECCA盤や独TELDEC盤で購入しました。米LONDON盤は高校時代に購入した2枚だけです（笑）。
アイザック・スターンの「メン・チャイ」（米コロンビア録音）は英プレス盤を購入。
※ベートーヴェン・ブラームス・バルトーク第2番・シベリウスは国内盤で購入。
旧ソ連「メロディア」盤も比較的古い録音の物（リヒテルやベルマン等）を何枚か購入しています。
と言う訳で、主にCDで集めていましたが、東日本大震災以降、CDショップ自体が減少してしまい、現在では消滅してしまっている様です。
YouTubeは確かに便利で手軽ですが、音質的にどうだろうか？と言う不安はあります。
まだ書き掛けですが、実はメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲のD．オイストラフとオーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団の音源で違和感を感じる音源が多かったのです。
音源UPの問題なのか、CD製作過程の問題なのか、元々の音源（保管等）が問題なのか不明ですが、取り敢えず自分の判断基準で最も自然に近いものを選んだ次第です。
さて、イクォライザ−の対策として、私が過去に使用していた物はグライコ（グラフィック・イクォライザー）です（現在は取外して保管中）。
私が使用していた物はYAMAHAのアナログ式のQ2031B（業務用）なので、複数のパタ−ンを保存できない点が最大の欠点です。
ただ、31バンド（1/3オクターブ）で細かく調整で来たので、主にアナログテープ録音によるイクォライザー補正で使用しましたが、自分なりの判断基準で大雑把ですが、ある程度合わせていました（笑）。
※特にオープンリ−ル・テープデッキにはBIASを連続可変できる製品が業務用製品を除いて殆ど無く、比較的長時間録音のために多用していた低速走行時（9.5sm/s）のテープによる音質の違いが顕著だったのです。
もちろん接合針が無垢針になっていたり、丸針が楕円針になっていたりと言う違いはあるのですが、手軽に楽しめなくなってしまっているのです。
中には殆ど変わらない物もあるにはあるのですがそれは高級品の類に属する一部だけです。
そうした事をある程度考慮して、約20年前に針交換可能な高出力MCカートリッジ、VICTOR（JVC）のMC-100Eを購入したのですが、メーカーに交換針の在庫は無いそうで現在の交換針が純正品最後です。今後はJICOの交換針しか無いという事です。
我が家には、他にMMカートリッジがプレイヤー付属品を含め5種類（ELAC・SHURE・Audio-technica・DENON・Pnasonic）あるのですが、そのうち3種類は針が完全に摩耗していて使用不可状態です。
なお大学時代、国内では「LONDON」レーベルで発売されていたLPレコードの何割かは英DECCA盤や独TELDEC盤で購入しました。米LONDON盤は高校時代に購入した2枚だけです（笑）。
アイザック・スターンの「メン・チャイ」（米コロンビア録音）は英プレス盤を購入。
※ベートーヴェン・ブラームス・バルトーク第2番・シベリウスは国内盤で購入。
旧ソ連「メロディア」盤も比較的古い録音の物（リヒテルやベルマン等）を何枚か購入しています。
と言う訳で、主にCDで集めていましたが、東日本大震災以降、CDショップ自体が減少してしまい、現在では消滅してしまっている様です。
YouTubeは確かに便利で手軽ですが、音質的にどうだろうか？と言う不安はあります。
まだ書き掛けですが、実はメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲のD．オイストラフとオーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団の音源で違和感を感じる音源が多かったのです。
音源UPの問題なのか、CD製作過程の問題なのか、元々の音源（保管等）が問題なのか不明ですが、取り敢えず自分の判断基準で最も自然に近いものを選んだ次第です。
さて、イクォライザ−の対策として、私が過去に使用していた物はグライコ（グラフィック・イクォライザー）です（現在は取外して保管中）。
私が使用していた物はYAMAHAのアナログ式のQ2031B（業務用）なので、複数のパタ−ンを保存できない点が最大の欠点です。
ただ、31バンド（1/3オクターブ）で細かく調整で来たので、主にアナログテープ録音によるイクォライザー補正で使用しましたが、自分なりの判断基準で大雑把ですが、ある程度合わせていました（笑）。
※特にオープンリ−ル・テープデッキにはBIASを連続可変できる製品が業務用製品を除いて殆ど無く、比較的長時間録音のために多用していた低速走行時（9.5sm/s）のテープによる音質の違いが顕著だったのです。
なお、AM放送の音質については、単独で聴いている分にはNHKの放送は比較的強弱もある程度聞こえるし、それほど酷いとは感じませんが、FM放送と比較してしまうと、やはりそのレンジの狭さが明確です。
※特にAM放送の周波数間隔が1978年、10kHz間隔から9KHz間隔に変わってからは更に帯域が狭くなっています。
長年悩んだ末にKENWOODのKT-1010�兇鮃愼�して、IFバンドのワイド化である程度明瞭な受信が可能になったのも束の間、1992年、AM STEREO放送が開始され、KENWOOD KT-6050を新たに購入したのです。しかし、結局NHKはモノラル放送のままでしたし、モトローラ社のステレオ復調ICの製造打ち切りにより民法各局も簡単にステレオ放送を打ち切ってしまいました。
ところが、アナログ地上波テレビの終了に伴い、2014年からFM補完放送（ワイドFM、90.0MHz〜94.9MHz）と言う形で新たな展開をして現在に至っています。
FMワイド放送対応受信器は1990年代から既に登場しており、当時は地上波アナログテレビの1ch〜3chのVHFローバンド帯を0.1MHzステップで受信可能な製品であれば正常にステレオ受信可能です。
しかし、それほど高音質で楽しみたい番組も余りありませんけど（笑）。
※NHKのラジオ第1放送は継続、ラジオ第2放送を2025年度に終了の方向で検討中。その関係か、この4月の番組改編で一部語学番組等がFM放送に移行しています。
※現在、2028年秋に民法AMラジオ放送が原則終了する方向で進められています。
更に現在はインターネット環境があればネットラジオと言う形でもスマホやPCで聴く事も可能です。
※詳しくはMIXI「ホームオーディオ愛好会」に記載。
最近のAVレシーバー（アンプ）にはネットラジオ（インタ−ネット・ストリ−ミング放送）対応の製品もあります。
※特にAM放送の周波数間隔が1978年、10kHz間隔から9KHz間隔に変わってからは更に帯域が狭くなっています。
長年悩んだ末にKENWOODのKT-1010�兇鮃愼�して、IFバンドのワイド化である程度明瞭な受信が可能になったのも束の間、1992年、AM STEREO放送が開始され、KENWOOD KT-6050を新たに購入したのです。しかし、結局NHKはモノラル放送のままでしたし、モトローラ社のステレオ復調ICの製造打ち切りにより民法各局も簡単にステレオ放送を打ち切ってしまいました。
ところが、アナログ地上波テレビの終了に伴い、2014年からFM補完放送（ワイドFM、90.0MHz〜94.9MHz）と言う形で新たな展開をして現在に至っています。
FMワイド放送対応受信器は1990年代から既に登場しており、当時は地上波アナログテレビの1ch〜3chのVHFローバンド帯を0.1MHzステップで受信可能な製品であれば正常にステレオ受信可能です。
しかし、それほど高音質で楽しみたい番組も余りありませんけど（笑）。
※NHKのラジオ第1放送は継続、ラジオ第2放送を2025年度に終了の方向で検討中。その関係か、この4月の番組改編で一部語学番組等がFM放送に移行しています。
※現在、2028年秋に民法AMラジオ放送が原則終了する方向で進められています。
更に現在はインターネット環境があればネットラジオと言う形でもスマホやPCで聴く事も可能です。
※詳しくはMIXI「ホームオーディオ愛好会」に記載。
最近のAVレシーバー（アンプ）にはネットラジオ（インタ−ネット・ストリ−ミング放送）対応の製品もあります。
補足です。
人間が聴こえる帯域は20Hz〜20kHzと言われています。
しかし、音楽の音程として感じる再低音はパイプオルガンの最低音の53Hz位です。ピアノの最高音（基音）は4.2ｋHx位です。それに楽器や声特有の倍音成分という事になります。
他にも弓で弦を擦る音やピアノのハンマ−の打弦音等が加わるのです。
更に反射音や残響音が加わるという事になります。
つまり5ｋHz以上の大半は倍音成分という事になります。
電話の音声は上限が8kHz位ですが、声を十分に判別できる理由はそこにあります。
SPレコードのラッパ式吹込みも同程度です。
ただフワッとした感じの風圧で感じる低音となると主に20〜50Hzになるのです。
バスドラムも同様です。
これをオーディオ装置で再現しようとするとかなり大掛かりなスピ−カ−が必要になります。
通常のサブウーファーの再生周波数は40〜100Hz位です。少し大型の物でも35Hz位〜です。
あとは低音域と中高音域のバランスも重要なのです。
一般的なミニ・コンポの2ウェイスピーカーではウーファ−が重要な中低音域をカバーしています。
高音域のツィ−タ−は倍音成分や言葉の子音等を主に再生しているのです。
フルレンジスピーカーの場合は主に100Hz〜12ｋHz 程度の周波数帯域を再生しているのです。
現在主流の薄型テレビの多くは低音域の再生は苦手で200Hz付近以下はレベルが低下します。
ノートパソコンやスマートフォンの内蔵スピーカーも更に帯域が狭くなりますが同様です。
サウンドバーを接続して楽しむ方法もありますが、音楽を本格的に楽しむのには少し物足りないと思います。
音楽を本格的に楽しむのためにはある程度のオーディオ装置への接続が必要だと思います。
CDラジカセでもある程度は楽しめますが、できればミニコンポ等以上をお奨めします。
なお、CDラジカセ等の小型のオーディオ装置の場合は１m程度以内の近距離で楽しむと、より低音を感じられると思います。
人間が聴こえる帯域は20Hz〜20kHzと言われています。
しかし、音楽の音程として感じる再低音はパイプオルガンの最低音の53Hz位です。ピアノの最高音（基音）は4.2ｋHx位です。それに楽器や声特有の倍音成分という事になります。
他にも弓で弦を擦る音やピアノのハンマ−の打弦音等が加わるのです。
更に反射音や残響音が加わるという事になります。
つまり5ｋHz以上の大半は倍音成分という事になります。
電話の音声は上限が8kHz位ですが、声を十分に判別できる理由はそこにあります。
SPレコードのラッパ式吹込みも同程度です。
ただフワッとした感じの風圧で感じる低音となると主に20〜50Hzになるのです。
バスドラムも同様です。
これをオーディオ装置で再現しようとするとかなり大掛かりなスピ−カ−が必要になります。
通常のサブウーファーの再生周波数は40〜100Hz位です。少し大型の物でも35Hz位〜です。
あとは低音域と中高音域のバランスも重要なのです。
一般的なミニ・コンポの2ウェイスピーカーではウーファ−が重要な中低音域をカバーしています。
高音域のツィ−タ−は倍音成分や言葉の子音等を主に再生しているのです。
フルレンジスピーカーの場合は主に100Hz〜12ｋHz 程度の周波数帯域を再生しているのです。
現在主流の薄型テレビの多くは低音域の再生は苦手で200Hz付近以下はレベルが低下します。
ノートパソコンやスマートフォンの内蔵スピーカーも更に帯域が狭くなりますが同様です。
サウンドバーを接続して楽しむ方法もありますが、音楽を本格的に楽しむのには少し物足りないと思います。
音楽を本格的に楽しむのためにはある程度のオーディオ装置への接続が必要だと思います。
CDラジカセでもある程度は楽しめますが、できればミニコンポ等以上をお奨めします。
なお、CDラジカセ等の小型のオーディオ装置の場合は１m程度以内の近距離で楽しむと、より低音を感じられると思います。
再補足です。
国内盤の新譜は安心ですが、再発売盤（特に廉価盤）は物によっては音質が落ちるものがあるので注意が必要です。
特に廉価盤の中には音質が大きく異なる物もあります。
実際の例ですが、アシュケナージのラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の初録音のレコードですが、
英DECCAの盤と国内廉価盤（キングレコード）とでは大きな差があったのです。
音の透明感や鮮度が明らかに違うのです。
例えばですが、第２楽章の弦の響きが国内廉価盤では大きく失われてしまっていたのです。
マスターテープの問題か、カッティングマシーンの問題か、その両方かわかりませんが、実際にかなり違うので、驚きました。
同様に、カラヤン/ウィ−ン・フィルの廉価盤も1972年頃限定発売の来日記念廉価盤と1980年頃発売の廉価盤では音質が異なるのです。前者はノイマンのSX-68によるカッティングと明記されていましたが、後者は何も記載されていないのです。
当時、SLAシリーズはイギリス直輸入原盤使用と明記されていましたが、それ以外は不明です。
ドイツ・グラモフォン盤も国内盤のレコード番号は別でしたので詳細は判りませんが、輸入原盤と国内カッティング盤があったのでしょう。
マニアなら、盤面に刻印された文字列で判断できるのかも知れませんが、私には判りません（笑）。
他社でも同様の事があっても当前だと思います。
CBSソニーや東芝EMIの国内盤にもノイマンのSX-68やSX-74の文字がありましたので、各社高音質の謳い文句として使用していたとも考えられるのですが、マスターテープについて記載されているものはキングレコード（英DECCA録音）のオーディオ・ラボラトリー・シリ−ズやフィリップス（米マーキュリー録音）のオーディオ・チェック・シリーズ位で、他は判りません。
更に出版社が販売する世界クラシック大全集等のレコードになると、益々判りません（笑）。
まぁ、そうした事からアナログ・レコードではなく、CDでの入手を進めていたのですが…
国内盤の新譜は安心ですが、再発売盤（特に廉価盤）は物によっては音質が落ちるものがあるので注意が必要です。
特に廉価盤の中には音質が大きく異なる物もあります。
実際の例ですが、アシュケナージのラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の初録音のレコードですが、
英DECCAの盤と国内廉価盤（キングレコード）とでは大きな差があったのです。
音の透明感や鮮度が明らかに違うのです。
例えばですが、第２楽章の弦の響きが国内廉価盤では大きく失われてしまっていたのです。
マスターテープの問題か、カッティングマシーンの問題か、その両方かわかりませんが、実際にかなり違うので、驚きました。
同様に、カラヤン/ウィ−ン・フィルの廉価盤も1972年頃限定発売の来日記念廉価盤と1980年頃発売の廉価盤では音質が異なるのです。前者はノイマンのSX-68によるカッティングと明記されていましたが、後者は何も記載されていないのです。
当時、SLAシリーズはイギリス直輸入原盤使用と明記されていましたが、それ以外は不明です。
ドイツ・グラモフォン盤も国内盤のレコード番号は別でしたので詳細は判りませんが、輸入原盤と国内カッティング盤があったのでしょう。
マニアなら、盤面に刻印された文字列で判断できるのかも知れませんが、私には判りません（笑）。
他社でも同様の事があっても当前だと思います。
CBSソニーや東芝EMIの国内盤にもノイマンのSX-68やSX-74の文字がありましたので、各社高音質の謳い文句として使用していたとも考えられるのですが、マスターテープについて記載されているものはキングレコード（英DECCA録音）のオーディオ・ラボラトリー・シリ−ズやフィリップス（米マーキュリー録音）のオーディオ・チェック・シリーズ位で、他は判りません。
更に出版社が販売する世界クラシック大全集等のレコードになると、益々判りません（笑）。
まぁ、そうした事からアナログ・レコードではなく、CDでの入手を進めていたのですが…
なお、CDには「AAD」と「ADD」と「DDD」の3種類があって、アナログ録音音源には「AAD」と「ADD」の2種類があります。
「AAD」は従来のアナログ録音によるアナログマスターテープから製作されたCDで、CDによって多少の音量や音質の違いがあります。
「ADD」はデジタルリマスターと呼ばれる物がこれに当たります。元々の音源はアナログですが、マスターテープの製作をデジタルで行なったと言う意味です。
「ADD」の場合はデジタル音源とアナログ音源の混在によるCD製作も可能です。
いずれもアナログ音源なので、ピッチにも誤差が生じたり、ノイズ混入の可能性もあります。
DDDは全てがデジタルによるプロセスなので、原則的にオリジナル録音そのままとなります。
※音量レベルの調整はデジタルでも可能なので、音量は調整される可能性はあります。
なお、24ビット・リマスター等のビット数は分解能の事です。
CDそのものは16ビットですが、マスター製作段階で24ビット処理の物を使用していると言う意味です。
余り記載される事はありませんが、デジタル録音にはサンプリング周波数と言うデジタル化のための標本化周波数があります。CDその物のサンプリング周波数は44.1ｋHzと規格で決まっています。
しかし、オリジナルの録音では48kHzだったり、96kHzだったり、192kHzが使用されたりします。
これは上限周波数を広げるための手段として用いられるもので、理論上の上限周波数がサンプリング周波数の半分だからなのです。
つまり、CDの規格自体の上限は22.05kHzですが、マスタ−テ−プの音質を向上させているという事なのです。
この上限周波数を超えるとノイズになる可能性が高いのです。
CDプレイヤ−が登場した1980年代の殆どの製品ははアナログのローパス・フィルターで20kHz以上をカットしていたのです。
その後デジタルフィルターが開発されて、主流となりました。
※上限周波数とダイナミックレンジを広げた規格がSACD（スーパー・オーディオCD）や「DVDオーディオ規格」と呼ばれる新たに生まれた規格です。
1ビットDAC（デジタル⇒アナログ・オーディオ・コンバータ）も一時期流行りましたが、これは処理速度を大幅に上げる事で、出力音声波形を滑らかにする工夫の一つです。
ただ、ラダー型DACでは製造上の調整ポイントが多いという事だけです。
調整がずれていると歪やノイズが発生してしまうのです。
いずれの方式も方式の違いによる音質の決定的な違いはありません。またフィルター特性によって不要輻射と呼ばれる可聴帯域外の高周波（妨害電波）が発信される可能性がありますが、市販製品では規格基準に基づいた必要な対策を施して出荷されています。
「AAD」は従来のアナログ録音によるアナログマスターテープから製作されたCDで、CDによって多少の音量や音質の違いがあります。
「ADD」はデジタルリマスターと呼ばれる物がこれに当たります。元々の音源はアナログですが、マスターテープの製作をデジタルで行なったと言う意味です。
「ADD」の場合はデジタル音源とアナログ音源の混在によるCD製作も可能です。
いずれもアナログ音源なので、ピッチにも誤差が生じたり、ノイズ混入の可能性もあります。
DDDは全てがデジタルによるプロセスなので、原則的にオリジナル録音そのままとなります。
※音量レベルの調整はデジタルでも可能なので、音量は調整される可能性はあります。
なお、24ビット・リマスター等のビット数は分解能の事です。
CDそのものは16ビットですが、マスター製作段階で24ビット処理の物を使用していると言う意味です。
余り記載される事はありませんが、デジタル録音にはサンプリング周波数と言うデジタル化のための標本化周波数があります。CDその物のサンプリング周波数は44.1ｋHzと規格で決まっています。
しかし、オリジナルの録音では48kHzだったり、96kHzだったり、192kHzが使用されたりします。
これは上限周波数を広げるための手段として用いられるもので、理論上の上限周波数がサンプリング周波数の半分だからなのです。
つまり、CDの規格自体の上限は22.05kHzですが、マスタ−テ−プの音質を向上させているという事なのです。
この上限周波数を超えるとノイズになる可能性が高いのです。
CDプレイヤ−が登場した1980年代の殆どの製品ははアナログのローパス・フィルターで20kHz以上をカットしていたのです。
その後デジタルフィルターが開発されて、主流となりました。
※上限周波数とダイナミックレンジを広げた規格がSACD（スーパー・オーディオCD）や「DVDオーディオ規格」と呼ばれる新たに生まれた規格です。
1ビットDAC（デジタル⇒アナログ・オーディオ・コンバータ）も一時期流行りましたが、これは処理速度を大幅に上げる事で、出力音声波形を滑らかにする工夫の一つです。
ただ、ラダー型DACでは製造上の調整ポイントが多いという事だけです。
調整がずれていると歪やノイズが発生してしまうのです。
いずれの方式も方式の違いによる音質の決定的な違いはありません。またフィルター特性によって不要輻射と呼ばれる可聴帯域外の高周波（妨害電波）が発信される可能性がありますが、市販製品では規格基準に基づいた必要な対策を施して出荷されています。
少し気になった事がりまして確認してみたのですが、ネットラジオの「らじる★らじる」でFM放送のニュースのアナウンスとAM放送のニュースのアナウンスを比較してみたのですが、厳密に聴いて比較してみると違いがあります、
それはダイナミックレンジです。恐らく送出時に掛けるリミッターの深さが異なる設定になっているからだと思うのですが、よく聴いているとFM放送のニュースのアナウンスの方がより自然なのです。
どちらも同じだと思っていたのですが、実際は異なっているのです。
つまり周波数特性の問題ではないという事だと思うのです。
もちろん、AM放送は実際の電波受信音よりも高音質なのですが、どことなく詰まった感じの音なのです（笑）。
これは雑音に弱いAM放送を考慮してリミッターを深く掛けているとしか考えられないのです。
実際のラジオ受信は周波数帯域も狭くなりますので、それだけ全体的なレベルを引き上げて放送しているという事だと思うのです。
それはダイナミックレンジです。恐らく送出時に掛けるリミッターの深さが異なる設定になっているからだと思うのですが、よく聴いているとFM放送のニュースのアナウンスの方がより自然なのです。
どちらも同じだと思っていたのですが、実際は異なっているのです。
つまり周波数特性の問題ではないという事だと思うのです。
もちろん、AM放送は実際の電波受信音よりも高音質なのですが、どことなく詰まった感じの音なのです（笑）。
これは雑音に弱いAM放送を考慮してリミッターを深く掛けているとしか考えられないのです。
実際のラジオ受信は周波数帯域も狭くなりますので、それだけ全体的なレベルを引き上げて放送しているという事だと思うのです。
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