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MAYDAY メーデー!ナショジオコミュのATRANTIC DITCHING Cougar 91便 不時着水事故

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2009年3月12日、Canada東部Newfoundland島St.John's空港から、Cougar 91便Sikorsky S92型機C-GZCHは、大西洋沖のHiberna油田にある掘削リグまでの19分のフライトに出発した。16名の乗客はリグ勤務者で、オレンジ色のhigh visibility survival suitsを着用して乗り組んだ。9,000ftを巡航中Main Gear Boxの異常を知らせる警報ランプが点灯。機長は9時45分にMAYDAYを発出し、手動操縦へ切り替えて、1,000ftまで降下を開始した。St.John's空港まで52NMあり、Cape Spare付近の海岸へ不時着する事を想定。ただ、MGB温度は摂氏130度で正常で、残燃料も3時間あり、管制と同社運航部にはditching possibleと連絡していた。35NM手前で爆発音と共に回転しながら落下。不時着水と言うより墜落だった。機体の右前方に着席していた1名だけが沈没する機体からの脱出に成功した。
Canada NSB Mike Cunninghamが率いる事故調査班は、Allan Chaulk調査官依頼して、サルベージ船Atrantic Ospreyを使って海底554ftに沈んだ機体を直ちに回収した。機体は海面に叩き付けられて、左回転しながら沈んだことが分かった。回収されたFDRからローター部の油圧は93psiから2分後に0なっていた。tail rotor部のgearは油漏れで歯車が欠けていたが、油温センサーは大気温度を記録していたので上昇を感知できなかった。MGBに取り付けられているoil filger valveのattachment pointが3カ所外れており、そこからオイル漏れしたことが分かった。FAAからの情報提供で、2008年7月2日に豪州で同型機が同一の不時着陸事故を起こしており、チタン製品に鉄製の留め具で締めたことによるとゴーリングが留め具抜けの原因と判明していた。Sikorsky社は1,200時間でチタン製スタッズから鉄製スタッズへ交換するようService Bulletinを出したが、ゴーリングによる油漏れは1,000万回に1回と極めて稀、と重大さの認識が甘かった。
本来、緊急着水では海面上200ftから遂行するのが基本のところ、機長は海岸まで飛び続けられると思い込み、このconformation biasにより実際は500fpmの速さで墜落となってしまった。大型ヘリの機体はローターでtop-heavyとなり、引っくり返り易い。唯一生還したRobert Deckerは、数ヶ月後に開かれた尋問で、3Dの座席で機体が右上に傾いたので窓越しに明るさを感じ、それを目指して息を止めて機体を脱出し、両手を挙げて浮上したと証言した。死体検案では全員が溺死で、墜落死はいなかった。
加TSBは事故報告書で、MGB油漏れ時の脱出訓練の必要性と、survival suitへの2分間の酸素供給器具を装着するよう勧告した。

コメント(2)

この19分間のに飛行は船で行くと15時間かかるそうで、oil rig作業員には通勤の足だった訳だ。それなもっと緊急着水時の脱出法法をプールで実際的に訓練しておくべきだっただろう。番組内では機長は強気、より飛行経験の多い副操縦士は従順な性格で、それが不時着水ではなく、墜落となった一因に上げている。原因がハッキリしない異常警報ランプで、油温センサーやポンプの異常だろうと軽微なことと決め付けてしまった思い込みバイアスは、今回裏目に出てしまった。日本は海に囲まれた島国だから、冬場は同じ問題が起こる。固定翼機でもsurvival suitや救命ボートはきちんと装備しておこう!
番組には加TSB長官までインタビューに応じていたことからも、この事件に重大な関心を寄せていたことが分かった。Cunningham首席調査官の代役は本人よりダイナミックな仕草で事故究明を演じていた。因みに彼はEl Al航空1862便のAmsterdam墜落事故では機長役で、こちらでも堂々としていたな。

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