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象眼3rdコミュの055#コロナ/mRNAワクチン開発の歴史

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接種する、しない、とは無関係で、こういう開発経緯があった、
という事実は雑学として知っておくべきだろう。

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(2021/09/16)
mRNAワクチンの歴史/完成までの長く曲がりくねった道
https://go.nature.com/3pJ1Dp3

 >mRNAの利用の始まり
 >Maloneの実験は突然行われたわけではない。科学者たちは1978年の
 >時点で既に、リポソームと呼ばれる脂質人工膜を使って、マウスや
 >ヒトの細胞内にmRNAを導入し、タンパク質の発現を誘導することに
 >成功していた〜

 >合成mRNAは主として遺伝子の機能や活性を研究するためのツールで
 >あると考えていたという。
 >〜合成RNAを使って標的遺伝子の発現を阻害する方法を探り、疾患の
 >治療に役立てることを考えていた。しかしMeltonの研究室メンバー
 >も共同研究者もワクチンのことは念頭になかったという。

 >1997年には世界初のmRNA治療薬会社メリックス・バイオサイエンス社
 >設立にこぎ着けた。
 >〜Gilboaは血液中から免疫細胞を抽出、腫瘍タンパク質をコードする
 >合成mRNAを取り込ませることを提案した。細胞を体内に戻せば免疫系
 >が活性化して、潜んでいる腫瘍を攻撃するようになるという。
 >〜彼らのアプローチは数年前まで有望視されていた。しかし、大規模
 >臨床試験で後期段階の候補ワクチンが失敗に終わり、今ではすっかり
 >時代遅れになってしまった。

 >勢いづくベンチャー企業
 >1997年、Karikoはペンシルベニア大学で研究室を立ち上げたばかりの
 >Weissmanとの共同研究を開始した。彼らは、HIV/AIDSに対するmRNA
 >ベースのワクチンの開発を計画していた。しかし、Karikoが合成した
 >mRNAをマウスに注射すると、重い炎症反応が起きてしまった。
 >その理由は間もなく判明。病原体からの危険信号に最初に応答する
 >Toll様受容体と呼ばれる一連の免疫センサーを合成mRNAが刺激して
 >いたのだ。2人は2005年に、mRNAのウリジンというヌクレオチドの
 >化学結合を組み替えて「プソイドウリジン」という類似体を作り、
 >体はこのmRNAを敵と認識しなくなるようだと報告した。

 >産業の誕生
 >2008年には、ノバルティス社とシャイアー社がそれぞれmRNA研究
 >部門を設立している。同じ年にビオンテック社が設立、2012年に
 >米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)が、産業界の研究者に
 >よるRNAワクチンやRNA医薬品の研究に資金提供を行うことを決定、
 >他のスタートアップ企業も参入するようになった。

 >〜モデルナ社はmRNAを利用して体内細胞に自分用の薬を作らせる
 >研究の資金として2015年までに10億ドル(1100億円)以上を調達。
 >この薬が実現すれば、タンパク質の欠失や欠損によって起こる疾患
 >を治療できると期待された。残念ながらこの計画は頓挫、同社は、
 >よりハードルの低いワクチンの製造を優先することにした。

 >モデルナ社のこの決定は、多くの投資家や傍観者を失望させた。
 >同社は2020年初頭までに、感染症に対する9種類のmRNAワクチン
 >候補についてヒトでの試験を行っていたが、どれも大成功を収めた
 >とは言えず、より大規模な治験に進めたものは1つしかなかった。

 >COVID-19が流行し始めると同社はすぐに動き始め、ウイルスの
 >ゲノム配列がネット上で公開されると、わずか数日でワクチンの
 >試作品を作った。それからNIH 国立アレルギー・感染症研究所と
 >協力してマウス実験を行い、ヒトでの治験を開始した。これだけの
 >ことが10週間足らずの期間に起きたのだ。

 >ビオンテック社も総力戦で臨んだ。2020年3月にファイザー社と
 >提携すると記録的な速さで臨床試験が進み、ヒトでの最初の試験
 >から8カ月もしないうちに緊急承認を受けた。
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<結論「ビジネスが絡んで見切り発車した」>

・そもそも、mRNAスタートはワクチン向け開発では無かった
・その一歩は1978年から。長い歴史=長い時間が感慨深い。
・2012年、米国防総省の資金提供で民間開発が激化
  米国では、新薬開発で国防総省が支援するのが普通なのか?は
  知らんが・・・軍需産業化しているなら、様々な憶測/陰謀論
  を想像してしまう。
・2020年初頭、9種類のmRNAワクチン候補についてヒトでの試験を
 行っていたが、大規模な治験に進めたものは1つしかなかった。
・COVID-19が流行すると、ゲノム配列のネット公開→数日で試作品
 →マウス実験→ヒト治験開始、これだけの事が10週間(70日)
 足らずの間に起きた

憶測で言うが、コロナ騒動が無かったらmRNAは、あと数年以上、
認可されなかっただろう。だって、2020年初頭の時点で、9種の
試作品のうち大規模治験に進めたモノは1つしかなかった、つまり、
まだまだ開発途中だったのだから・・・。

40年以上、研究開発され続け、10年前から米国防総省支援を受け、
それでも実用化には遠かった試作品が70日※で認証にこぎつける、

40年と70日※・・・
この事実に、今のワクチンの本質すべてが集約されている。

※1/4修正
×70日→○8カ月
70日はヒト治験開始まで。認証は8カ月。
それでも「40年と8カ月」だから、結論は同じ。




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