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九里亜蓮【広島東洋カープ#11】コミュの記事

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[デイリースポーツ 2021 0719 10:00]


真のエースは九里 北別府氏が高評価「点を取られても勝てる投手になった」

 プロ野球は前半戦が終了し、五輪による中断期間に入った。広島の投手部門を総括したデイリースポーツウェブ評論家の北別府学氏は、チーム最多の7勝を挙げた九里を「点を取られても勝てる投手になった」と高評価。初の2桁勝利に太鼓判を押した。
  ◇  ◇
 前半戦を終えた時点での先発ローテの顔ぶれは大瀬良、森下、九里、高橋昂、玉村、大道の6人。

 開幕当初から野村、床田、中村祐の3人が欠けた状態になっているが、新戦力の発見につながる入れ替えだったとも言えるね。

 現段階でのチーム勝ち頭は7勝(5敗)の九里。防御率は3・33と特筆すべき数字ではないけど、勝ち星がついてきているということには大きな意味がある。

 少々点を取られても辛抱して、味方の得点以上に失点しない。それは点を取られても勝てる投手になってきたということ。

 かつてのようなリキみが消え、逆に細かい制球力を身につけたことで、低めのゾーンへ投げきることができ、投球が安定してきた。スタミナもついてきているね。

 今、安定感が一番あるのは九里だと思う。彼には“勝てそうだな”という期待感がもてるしね。
 大瀬良が“病み上がりの年”ということもあって本調子ではない中、そこをカバーし、自分がエース的存在でいようと頑張っているところを評価したいね。

 巨人戦で完投勝利を挙げた試合では、初めてスタメンでマスクをかぶった中村奨を最後まで“リード”し、先輩の貫禄を示していた。

 ベテランの域になってくると、若い捕手を育てるという役割も担うことになる。そういう面でも投手陣の中心にいる選手になってくれたのではないかと思っている。

 過去9勝が最多で、ここ3年は常に8勝止まり。なかなか2桁に届かないが、今年は念願の“大台”に乗ると思う。打線の援護によっては最多勝争いにも食い込んでいけるのではないか。

 将来の大黒柱として期待の大きい森下は2年目のジンクスもなく順調に成長している。ただ、今年は昨年に比べて被本塁打が増えている。気になるほどでもないが、相手も研究しているということかもしれないね。

 玉村は甘いコースに入っても、打者が空振りするなど、タイミングが取りづらい投手。テークバックでギアを入れ直すような独特の投球フォームだが、この持って生まれた特長を生かして、さらに伸びていってほしいね。

 リリーフから先発に回って2勝を挙げた大道はよく腕が振れている。スピードもあるしフォークやカーブもある。今後が楽しみな投手だよ。

 最後に高橋昂。いい時は手も足も出ない投球をする反面、悪い時は早い回で降板する傾向にあるよね。

 スピードが少し落ちたかな。制球に神経を遣っているのかもしれない。まずはその制球を磨くこと。そして自分の投球スタイルを確立すること。

 私の場合は2年目のシーズンで打たれまくって悩んだ時期があった。そこからスライダーを覚えて視界が開けた。

 高橋昂も何か自信になる“自分の型”を見つけるといい。成長途上にある選手だけに楽しみの方が大きいよ。五輪ブレイクの間にもう一段、実力を高めてほしいね。

 九里の成長は大瀬良にとっても良い刺激になっているのではないか。後半戦、チーム内に切磋琢磨できる相手がいることで、互いに勝ち星を伸ばしていくことを期待しています。

コメント(57)

[デイリースポーツ 2021 1025 10:00]


【石原慶幸氏の眼】勝ちたい意識が力みにつながった九里

 「広島2−7阪神」(24日、マツダスタジアム)

 最多勝が懸かる九里は「勝ちたい」という意識が投球からも感じられた。それが力みにつながったのか、ボールが先行し、球も高めに浮くなど彼らしくない投球だった。

 阪神・青柳次第ではあるが、まだ最多勝のチャンスはある。今季最後となる次回の登板に懸けることになるが、もう一度、いろんな球を使いながらストライク先行で丁寧に低めに投げるという自分の投球スタイルに徹して臨んでほしい。

 この日の登板で昨季に続いて規定投球回数はクリアした。1年間先発ローテーションを守り通した証しでもあり、本当にチームのためによく投げてくれた。だからこそ、最後にタイトルも手にして、いい形でシーズンを終えてもらいたい。
[デイリースポーツ 2021 1028 10:00]

九里 中4日で最多勝獲り 佐々岡監督の計らい「本人に気持ちもある」

 中4日で本拠地最終戦となる29日のヤクルト戦(マツダ)での先発が濃厚な広島の九里亜蓮投手(30)が27日、リーグトップタイの13勝目を挙げての最多勝獲得を誓った。佐々岡真司監督(54)は最大限のバックアップを約束し、今季最終戦となる11月1日の同戦(神宮)でも勝ち星上積みのため、ブルペン待機させる可能性を示唆した。

 悲願の初タイトルをつかむため、必死に腕を振る。本拠地最終戦となる29日・ヤクルト戦での先発が見込まれる九里が最多勝獲得に意欲を示した。

 ブルペン入りし、ダッシュなどで調整した右腕は「結果は後からついてくる。まずはしっかりとしたピッチングをしないと意味がない。チームが勝てるような投球をすることが一番」と気を引き締めた。

 リーグトップの13勝を挙げる阪神・青柳が26日の中日戦で敗れ、1勝差で追う九里にチャンスが巡ってきた。中7日で11月1日のヤクルト戦に先発するプランもあったが、「それだと一発勝負になる」と佐々岡監督は中4日で29日・ヤクルト戦に登板させる方針を示した。

 「本人にタイトルを取りたい気持ちもある。万が一、思う結果が得られなくても、もう一回、中2日で。中継ぎ待機になるかもですけど」と、11月1日のヤクルト戦でのブルペン待機も示唆。29日に勝てば登板させない方針だが、体の状態を見ながら、タイトル獲得をサポートする。

 ヤクルト戦は今季2試合で0勝1敗、防御率9・00。セ・リーグの中で唯一勝ち星を挙げられていない。それでも「僕自身やられっぱなしは嫌。チームの勝ちにつながるように準備をしたい」と意気込んだプロ8年目右腕。勝利をたぐり寄せ、初の勲章を手にする。
[日刊スポーツ 2021 1029 15:30]

広島九里亜蓮セ最多13勝挑む ヤクルト戦0勝防御率9・00

<広島−ヤクルト>◇29日◇マツダスタジアム

広島九里亜蓮投手(30)がリーグ最多に並ぶ13勝目を狙う。

今日勝つと最多勝が確定となり、広島では18年大瀬良以来の同タイトルになる。今季のヤクルト戦は2試合で0勝1敗、防御率9・00と勝てていないが、今日はどうか。
[中国新聞 2021 1029 20:19]

【カープ】九里亜蓮、13勝目の権利持ち降板 5回1失点

【広島―ヤクルト】(29日、マツダスタジアム)

 広島東洋カープの九里亜蓮は先発し、5回1失点で勝ち投手の権利を持ったまま交代し、救援陣に託した。現在12勝の九里は、リーグトップの13勝を挙げている阪神青柳を1勝差で追っている。

 四回まで毎回得点圏に走者を背負ったが、粘りの投球でヤクルトを1点に抑えた。打線が四回に2点を奪い、逆転に成功した。
[ベースボールキング 2021 1029 21:31]

広島・九里が中4日5回1失点の粘投で13勝目! 最多勝も確定

 広島の九里亜蓮が5回を1失点に抑え、リーグトップタイの13勝目を手にした。

 セ・リーグ最多勝を目指す九里は、中4日で29日のヤクルト戦に先発登板。

 2回に連打と四球などで満塁のピンチを迎えると、2番・宮本丈の犠牲フライで先制点を与えたが、九里を援護したい打線が4回裏に奮起。

 先頭の3番・小園海斗が同点ソロを放って追いつき、ヒットを打った坂倉将吾を塁に置いて、6番・菊池涼介が適時打二塁打。一気に勝ち越した。

 九里は勝ち投手の権利がかかる5回を三者凡退に仕留めると、その裏の打席で代打を送られて降板。

 打線が6回にも2点を加え、その後はケムナ誠からバード、森浦大輔、島内颯太郎、栗林良吏の継投でリードを守り抜いた。

 九里は中4日のタイトなスケジュールの中で5回を99球でまとめて1失点。これで阪神・青柳晃洋の13勝目と並んだ。

 すでに阪神は最終戦を終えているため、自身初となる最多勝のタイトル獲得が決定した。
[日刊スポーツ 2021 1029 22:42]


広島九里亜蓮、粘って自身初タイトル最多勝13勝 佐々岡監督も称える

<広島4−1ヤクルト>◇29日◇マツダスタジアム

広島九里亜蓮投手(30)が粘りに粘ってリーグトップ13勝目を手にした。11月1日、ヤクルトとのシーズン最終戦での登板予定はなく、阪神青柳とともに自身初タイトルとなる最多勝獲得を決めた。

1回から32球を要する立ち上がり。1死満塁を無失点に抑えると、2回は1死満塁から犠飛で失点。それでも2死満塁のピンチは切り抜けた。「本当に野手のみなさんのおかげで粘り強くいけたのかなと思います」。4回まで毎回得点圏に走者を背負う苦しい投球が続いても、追加点を許さなかった。味方打線が逆転した後の5回はこの日唯一の3者凡退。5回99球、5安打5四死球を許しながらも、1失点にまとめた。

6日から3度中5日で登板し、この日は前回137球を投じた24日阪神戦から中4日での登板だった。「なんとか自分の投球を表現してと思ってマウンドには上がったんですけど、本当にリズムもテンポも悪かった」。本調子からはほど遠かった。それでも野手の援護にも支えられ、苦しみながら、粘り抜いた末に喜びが待っていた。

タイトル獲得へ登板間隔を縮めるなどバックアップしてきた佐々岡監督はつかみ取った右腕をたたえた。「丁寧に投げようとして球数が多くなりましたけど、中4日できましたし、勝ちたいという気持ちからそういう投球になったと思います。そこで粘り強く投げたし、勝ったことが本人にとっては大きい。中4日でよく投げたと思います」。今季本拠地最終戦勝利に導いた1勝が、九里の野球人生において大きな価値のある1勝となった。
[デイリースポーツ 2021 1030 10:00]

九里 悲願の初タイトル最多勝確定 「自分1人で勝ったものではない」

 「広島4−1ヤクルト」(29日、マツダスタジアム)

 悲願達成だ。広島の九里亜蓮投手(30)がリーグトップの阪神・青柳と並ぶ自己最多の13勝目を挙げ、自身初タイトルとなる最多勝を確定させた。球団では2018年の大瀬良以来、12人目(14度目)の快挙。プロ8年目の右腕が今季の本拠地最終戦で、大きな勲章を手にした。

 執念を見せた魂の99球だった。九里は最多勝獲得が確定すると、ナインや首脳陣から頭をポンポンとたたかれ、祝福を受けた。

 本拠地最終戦でリーグトップの阪神・青柳と並ぶ13勝目。自身初タイトルに「素直にうれしいですけど、自分1人で勝ったものではない。野手のみなさん、中継ぎのみなさんには本当に感謝ですね」と頭を下げた。

 前回24日の阪神戦では137球の熱投も黒星を喫した。今回は25試合目の登板で中4日。優勝を決めているヤクルトは主力を温存させたが、過酷なマウンドとなった。

 初回は2四球と安打で1死満塁。西田を空振り三振、長岡を一ゴロに抑えて無失点で切り抜けるも、この回だけで32球を費やした。

 二回も1死満塁とし、宮本の左犠飛で先制点を奪われた。それでも、ここで踏みとどまるのが九里の持ち味。2死満塁から村上を空振り三振に仕留めた。

 5四死球と制球が乱れ、四回まで毎回走者を出す我慢の投球。「本当にリズムもテンポも悪かった」。それでも、最後まで懸命に腕を振ったことが白星を呼んだ。

 佐々岡監督は今季最終戦となる11月1日・ヤクルト戦(神宮)には登板しないことを明言し、「粘り強く投げたし、勝ったことが本人にとっては大きい。中4日でよく投げた」とたたえた。

 うれしい初タイトル。原動力になったのは同学年でもあり、ライバルでもある大瀬良の存在だ。今季から投手の主将も任命されたエースに対し、「大地(大瀬良)に比べてまだまだ成績を残せていない。任せっきりではなく、一緒に引っ張っていける存在にならないと」と危機感を募らせていた。追いつけ追い越せの精神が、結果となって実を結んだ。

 広島の投手が最多勝を獲得するのは、18年の大瀬良以来、12人目(14度目)。「いつか何かタイトルが取れればと思って、やっていました」としみじみと振り返った背番号11。名誉ある賞を手にした鉄腕が、さらなる高みを目指していく。
[赤鯉速報 2021 1122 11:37]

九里亜蓮投手は22日、マツダスタジアムで会見に臨み、国内FA権を行使せず残留する事を表明。これで今季国内FA権を取得した3選手全員(堂林・大瀬良・九里)の残留が決まった。
[スポーツ報知 2021 1122 11:39]


九里亜蓮が残留 FA行使せず3年契約で同期の大瀬良大地とダブル残留

 広島・九里亜蓮投手が22日、マツダスタジアムで会見し、今季中に取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず、残留することを発表した。これまでに球団と複数回の残留交渉。3年契約で慰留されたとみられ、この日までに意思を伝えていた。

 九里は今季、13勝9敗、防御率3・81。自身初のタイトルとなる最多勝を獲得した。亜大から2013年ドラフト2位で入団し、8年間で185試合に登板して通算50勝40敗、防御率3・77。1年目から1軍で活躍し、同期入団の大瀬良大地投手とともに投手陣を支えてきた。

 その大瀬良も今季中に国内FA権を取得したが、18日に残留を表明したばかり。先発を引っ張る両輪が、そろって来季以降も広島のユニホームを着る。
[デイリースポーツ 2021 1122 11:42]

九里亜蓮がFA権行使せず広島残留を表明「このチームで日本一に」3年総額6・5億円

 広島の九里亜蓮投手(30)が22日、マツダスタジアムで会見を行い、今季取得条件を満たしたFA権について宣言はせず、残留することを表明した。契約は3年で総額6・5億円と見られる(金額は推定)。

【写真】晴れやかな笑顔で残留会見する九里 カープファンもバンザイ

 九里は「私、九里亜蓮は、FAを宣言せず、カープさんに残留させていただくことに決めました」と明かした。球団からは「しっかりとチームを引っ張って、やっていってほしい」との言葉を受けたといい、「すごくうれしく思います」と語った。

 残留することを決めた理由は、「やっぱり(セ・リーグで)3連覇した時も、このチームで日本一にはなれなかったですし、このチームで日本一になりたいという気持ちもやっぱり強かった。その辺が、大きいところかなと思います」とした。

 今季の九里は初の10勝をクリアすると、最終登板でも白星。13勝(9敗)で阪神・青柳と並び初タイトルとなる最多勝を獲得。5月には新型コロナウイルスの陽性判定を受け、一時戦線を離脱した時期もあった。それでも規定投球回に到達し、先発の軸として最後まで存在感を示した。

 チームは今オフ、ともに国内FA権を取得した大瀬良大地投手(30)、堂林翔太内野手(30)がすでに残留を表明。九里を含めて3人全員が残留となり、来季もカープのユニホームで戦うことが決まった。
[デイリースポーツ 2021 1122 12:00]

広島 九里亜蓮が残留を表明 FA権は行使せず 3年総額6・5億円

 広島の九里亜蓮投手(30)が22日、マツダスタジアムで会見を行い、今季取得条件を満たしたFA権について宣言はせず、残留することを表明した。契約は3年で総額6・5億円と見られる(金額は推定)。

 球団と交渉に臨んだ19日には自身の去就について「しっかり話をさせていただいた。しっかりと考えて近いうちに結論を出します」と話していた。

 今季の九里は初の10勝をクリアすると、最終登板でも白星。13勝(9敗)で阪神・青柳と並び初タイトルとなる最多勝を獲得。5月には新型コロナウイルスの陽性判定を受け、一時戦線を離脱した時期もあった。それでも規定投球回に到達し、先発の軸として最後まで存在感を示した。

 チームは今オフ、ともに国内FA権を取得した大瀬良大地投手(30)、堂林翔太内野手(30)がすでに残留を表明。九里を含めて3人全員が残留となり、来季もカープのユニホームで戦うことが決まった。
[テレビ新広島 2021 1122 17:33]


九里亜蓮投手 FA権行使せずカープに残留 「日本一を目指す」

カープです。今シーズン、FA権を取得し、その動向が注目されていた九里亜蓮投手が22日記者会見を行い、FA権を行使せずにチームに残留することを発表しました。

(九里投手)
「私、九里亜蓮はFAを宣言せず、カープさんに残留させて頂くことに決めました」

九里投手は、2013年のドラフト2位でカープに入団、プロ4年目に8勝を挙げるなど、チームの主力として活躍してきました。FA権を取得した今シーズンは13勝をマークし、プロ初となる最多勝のタイトルを獲得、その動向が注目されていました。

(九里投手)
「しっかりとチームを引っ張ってやっていって欲しいという言葉を頂いたのですごくうれしく思います。僕個人としては、今年だけという風にならないように本当にレベルアップをしてしっかりとチームを引っ張っていけるようにがんばっていきたいと思いますし、チームとしては本当にAクラス、リーグ優勝、日本一を目指して、しっかりとやっていきたいと思います」
[デイリースポーツ 2021 1125 10:00]


九里、カープで日本一!3年6・5億円 大瀬良に続いて残留決定!

 広島の九里亜蓮投手(30)が22日、マツダスタジアムで会見し、今季取得した国内FA権を行使せず残留することを表明した。3年契約で総額6・5億円。今季は13勝(9敗)で自身初タイトルとなる最多勝に輝いた。会見でカープへの愛着も語った右腕は来季、日本一を狙うチームの一翼としてフル回転する決意だ。

 すっきりとした表情だった。九里は時折、白い歯をこぼしながら胸の内を言葉に変える。今季取得した国内FA権を行使せず、来季もカープの一員としてマウンドに立つと決めた。「愛着がある」このチームで日本一を目指すと言い切った。

 「3連覇した時も日本一にはなれなかった。このチームで日本一になりたいという気持ちがあった。そういうふうにできるのがベストだと思いました」

 球団との交渉はシーズン終了後に開始。複数回にわたって話し合った。8年目で手にした権利に「正直、すごく悩んだことはありました」。熟考を重ねる日々が続いた。

 今季は13勝9敗で自身初タイトルとなる最多勝に輝いた。過去に大きな故障がないタフネスさも魅力。それだけに今季のFA市場で注目の一人だった。

 交渉では「困ったときには九里がいる」と、チームに欠かせない存在であると伝えられた。条件面では3年総額6・5億円の提示。「引っ張っていってほしいという言葉をいただいた。すごくうれしかった」。20日に残留の意志を固め、球団に伝えた。

 同期入団の大瀬良も18日にいち早く残留を決めた。同い年の背番号「14」と、同じタイミングで野球人生の岐路に立ち、同じ結論に導かれた。刺激し合ってきた右腕と、来季以降も同じユニホームに袖を通す。責任感はこれまで以上に芽生えた。日本一を成し遂げるため、2人には先発陣の中心としての活躍がより一層求められる。

 「同期で入って、切磋琢磨(せっさたくま)しながらやっていけるような存在になりたいとずっと思ってやってきた。これからもそういうふうにやっていければいいかなと思っています」

 16〜18年はリーグ3連覇を成し遂げながら、日本一にたどり着けず。19年から今季までは3年連続Bクラスに終わった。悔しさを新たな力に変えて臨む来季。「Aクラス、リーグ優勝、日本一を目指してしっかりとやっていきたい」。九里は真っすぐ前を見つめて力を込めた。


 ◆九里 亜蓮(くり・あれん)1991年9月1日生まれ。30歳。鳥取県出身。187センチ、96キロ。右投げ右打ち。投手。岡山理大付、亜大を経て2013年度ドラフト2位で広島入団。プロ初登板は14年3月29日・中日戦で初先発初勝利をマーク。21年にプロ初の2桁勝利となる13勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得。
[デイリースポーツ 2022 0115 10:00]

投手キャプテン九里 指名に込められた首脳陣の思い 北別府氏が推察

 広島・佐々岡監督は今年の投手キャプテンに九里亜蓮投手(30)を指名した。昨年の春季キャンプ第1クールで、いきなり347球の投げ込みを行い、周囲の度肝を抜いたカープの“熱男”。デイリースポーツウェブ評論家の北別府学氏は「その結果が最多勝。彼に刺激を受ける投手は多いはず」と九里効果に期待する。
 
 九里と言えば、昨年のキャンプで見せた豪快なデモンストレーションによるアピールを思い出すね。いきなり凄い投球練習をしたのには驚いた。
 (2月2日の初ブルペンで九里が120球の投球練習。2日後の4日には2時間かけて347球の投げ込み。第1クールからエンジン全開だった)

 首脳陣のみなさん、しっかり見ておいてください−そんな感じだったね。そしてきっちり結果を出した。ローテーションに加わり、最多勝というタイトルを獲得したのだから立派の一語に尽きる。

 過去の九里は先発で投げたり中継ぎに回ったりと結構、便利屋のように使われていた。それでも辛抱して監督の期待に応えるべく、そのときどきの役割をしっかり果たし、チームに貢献してきた。

 ただ“先発としてやれる”という思いは強かっただろうし、何でもこなすうちに自信が強まっていったんでしょう。それがキャンプでの積極姿勢に表れていたのだと思う。

 彼は向上心があって人柄もいい。明るい性格もキャプテンに向いていると思うね。自分だけでなく、投手陣全体を引っ張る力があるし、その練習ぶりは若い人の参考になる。

 また、いろんな球種をもっているのだが、球数を投げ切る勢いで体に覚え込ませていったようだ。

 球数を投げる投手はだいたい制球がいい。制球がよくなると“ムダな肩”を使わずにすむ。九里はそのあたりが少しずつ上手になってきている。

 最近はキャンプでの投球数が減少傾向にあり、佐々岡監督も少し気にしているみたいだね。その点を考慮したうえでの“キャプテンご指名”だったのではないだろうか。

 九里効果は若手だけでなく、主力選手に対しても見られるかもしれない。彼の同期であり、チームの大黒柱でもある大瀬良。

 昨年は右肘の手術明けで満足な数字が残せなかったけど“オレももう一度最多勝を獲る”というようなライバル心が煽られれば、ハイレベルな競争が期待できる。森下も含めてチーム内での刺激は、より大きな成果をもたらすはずだ。

 そういう意味で「九里主将」は最高の人選だと思うね。
[赤鯉速報 2022 0405 20:56]

広島3−1巨人(5日・マツダ)/九里亜蓮、7回1失点の好投で今季初勝利

広島・先発の九里亜蓮は、序盤こそコースを狙いすぎて四球が増えたが、要所を締めるピッチングで7回1失点。唯一の失点は味方の拙守をきっかけとしたもの。
[中国新聞 2022 0405 21:29]

九里が今季初勝利、連敗を3で止める

6安打を浴びるなど走者を背負いながら粘り強く投げた。打線は1―1の六回、松山竜平の中前適時打などで2点を勝ち越した。八回は中崎翔太、九回は栗林良吏が無失点でつないで逃げ切った。

 昨季はチームの連敗後に4勝をマーク。昨季の最多勝右腕は「四球が多くリズムが悪かったが、野手にしっかり守ってもらって何とか1点に抑えられた。今日はひやひやさせたと思うが、次はもっと安心して見てもらえるピッチングをしたい」と話した。

 ともにお立ち台に上がった松山は「鹿児島にいるじいちゃん、ばあちゃん、今日おれやったよー」とおなじみのフレーズで球場を盛り上げた。
[日刊スポーツ 2022 0405 22:47]

九里が今季初勝利、連敗を3で止める

6安打を浴びるなど走者を背負いながら粘り強く投げた。打線は1―1の六回、松山竜平の中前適時打などで2点を勝ち越した。八回は中崎翔太、九回は栗林良吏が無失点でつないで逃げ切った。

 昨季はチームの連敗後に4勝をマーク。昨季の最多勝右腕は「四球が多くリズムが悪かったが、野手にしっかり守ってもらって何とか1点に抑えられた。今日はひやひやさせたと思うが、次はもっと安心して見てもらえるピッチングをしたい」と話した。


<広島3−1巨人>◇5日◇マツダスタジアム 得意のG切りだ。先発九里亜蓮投手(30)が7回1失点、粘りの投球でチームの連敗を止めた。

リーグ最多本塁打の強力打線を相手に、丁寧な投球を貫いた。球数を要した立ち上がりから徐々に感覚を上げながら、7回まで116球を投げ切った。巨人の連勝を止め、再びチームを勢いづかせた。

【スコア】プロ野球スコア速報>> 球数が100球を超えても、託された7回のマウンドだった。1死一、二塁のピンチを迎えても、九里は首脳陣の思いを球に込めた。「逃げるんじゃなく、しっかりと勝負する気持ちを持って投げられた」。4番岡本和にシュートで内角をえぐって詰まらせ、三併殺。7回途中で降板となった前回とは違い、7回を投げ抜き最少失点でしのいだ。

リーグ最多本塁打の打線への警戒から、1回だけで30球を要した。「どんどんストライク先行でいければ良かったんですけど、それが出来ていなかった。自分が思っているところよりズレている球もあったし、思っている通りに投げられていた球もあった」。

7回まで3者凡退は5回の1度のみ。走者を背負いながらも、緩急を交えつつ、根気強く球を両サイドに投げ分けながら低めに集めた。 見た目には分からない新フォームは、まだ手探り状態にある。リリースの位置を高くするため、オフに歩幅を昨季から約1足分縮め、6足分程度に矯正。新フォームのため、筋トレの重量を上げ、ピラティスも始めた。

リリース後の腕を振りを大きくするため、テニスラケットを用いたトレーニングも取り入れた。 シーズンに入っても、今季からマツダスタジアムに導入された「ホークアイ」を利用、出された今季初登板の数値を参考にし、変化球のリリース位置を修正。まだ試行錯誤ながら、昨季4勝2敗の巨人打線を昨季とは違う角度で抑えた。

佐々岡監督が重要視する“火曜日の男”。それを託された新投手主将が、連勝中だった巨人の勢いを止め、連敗中だった広島をよみがえらせた。「(7回まで)投げ切れたのは良かったですけど、反省点も多い。いいところは継続しながら、悪いところはしっかり反省して、次の試合に備えられれば」。白星とともに信頼を積み重ねていくためにも、今季初勝利は始まりに過ぎない。【前原淳】
[デイリースポーツ 2022 0407 10:00]


安仁屋氏「本当にいい投球」と九里称賛 松山V打、坂倉好守も高く評価

 「広島3−1巨人」(5日、マツダスタジアム)

 広島の九里亜蓮投手(30)が、今季初勝利でチームの連敗を「3」で止めた。7回6安打1失点で、5四球を与え三者凡退は一度だけだったが、デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は「本当にいいピッチング」と粘りの投球を称賛した。

 九里は初回、3四球を与えて少しばたついたが、ここを無失点で切り抜けて以降は、自分のペースで投げきることができた。

 開幕からここまですべての先発陣が好投しており「自分も」という気持ちが力みにつながったが、落ち着いて以降は本当にいいピッチングだった。

 四回、投手の戸郷に同点打された場面は反省点。防げる失点は防ぐ、というところは徹底したい。

 また七回には無死一塁から西川、1死一、二塁から坂倉がファインプレーで失点を防いだ。ここは試合の大きな分岐点となったし、九里もバックの好守には感謝の念が湧いたことだろう。

 決勝打の松山はフルカウントから中前へ運ぶ技術を見せたが、頼りになるベテランの存在は頼もしい限りだ。
 最後に、2日の中日戦で初めてセーブ機会で失敗した栗林だが、球のキレは今季一番よかったが、まだ高さに不安が見えた。それでも味方の失策で先頭打者を出してから抑えきったことは、大きな自信になるのではないか。
[デイリースポーツ 2022 0407 10:00]


“連敗ストッパー”九里また止めた 貫禄G封!7回1失点今季初白星

 「広島3−1巨人」(5日、マツダスタジアム)

 広島の九里亜蓮投手(30)が、今季初勝利でチームの連敗を「3」で止めた。7回6安打1失点で、5四球を与え三者凡退は一度だけだったが、粘りの投球が光った。昨季の巨人戦は6戦4勝。さらに自身が先発した試合では計4度、連敗を止めていた。今季も好データを継続した右腕が頼もしい。

 絶体絶命の場面を乗り越えたからこその白星だ。初回2死満塁。九里が丸を右飛に打ち取った。3四球で招いたピンチでも、気持ちを整理して無失点で切り抜けた投球が、7回6安打1失点につながった。

 「チームに勝ちがつくような投球ができるように、それだけを思って(投げた)。四球が多くてリズムが悪かったけど、野手にしっかり守っていただいて、何とか1点に抑えられたと思います」

 1死から坂本に四球。ポランコを空振り三振に仕留めたが、岡本和と中田に四球を与えた。破壊力ある打線。警戒する余りに指先が狂ったが、土俵際で踏ん張る強さが頼もしい。

 「ほんとに気持ちだけで」と九里。3−1の七回1死一、二塁では、岡本和を三塁併殺に仕留め、雄たけびを上げた。佐々岡監督は「当たっている打線で慎重になったのかもしれない。ちょっと悪いところがのぞいたが、しっかりと粘り強く投げた」とたたえた。

 Gキラーぶりは健在だ。昨季の巨人戦は6戦4勝と、相性の良かった相手から今季の自身初勝利を挙げた。さらに、チームが苦しい状況で力を発揮。昨季、自身が先発した試合で計4度連敗を止めていた“連敗ストッパー”が、期待に応えた。

 「完ぺきな投球を求め過ぎるな」−。
 黒田博樹氏が広島に復帰した15年の、6月に授かった金言を今も大切にしている。その言葉を受けて以降、マウンドでの考え方に変化が生まれたと言う。
 「全部0点に抑えられたらすごいことになる。なんで(以前の自分は)そこを求めていたのか。今は安定した投球で1年間チームのために働くのが一番大切だと思っています」

 先発としての役割を考え直し、失点してもすぐに気持ちを切り替え、次の1点を防ごうとしてきた。粘り強い投球の、原点とも言える助言だった。

 先発3本柱の一人としての活躍が求められる今季。「しっかりテンポのいい投球ができるように。悪いところはしっかり反省して次の試合に備えたい」と前を見据えた。チーム全員が笑顔で終えるため、腕を振り続ける。

 ◆九里と連敗ストップ 昨季13勝挙げた九里は4度、チームの連敗を止めた。19年6月末から始まった悪夢の11連敗をストップさせたのも九里だった。今季のチームは開幕6連勝後に3連敗を喫していたが、今回も九里が“連敗ストッパー”となった。
[スポーツニッポン 2022 0413 05:30]

広島 頼もし先発陣!九里で10試合連続のクオリティー・スタート達成 先発防御率はリーグ1位

◇セ・リーグ 広島1ー3ヤクルト(2022年4月12日 松山)

広島・九里亜蓮投手(30)が12日のヤクルト戦で7回1失点の力投を見せた。先発は10試合連続でクオリティー・スタート(QS=6回以上、自責3以下)を達成し、先発防御率2・06はリーグ1位を誇る。

引き分けを挟んでの連勝は3で止まって首位陥落となったものの、先発陣の安定感が次戦につながる粘り腰の戦いを生んでいる。 今季喫した5敗は、全て2点差以内の接戦に持ち込んでいる。今回も九里の好投によって、7回終了時点まで同点と緊迫の展開となった。

先発陣の安定感が諦めず戦う姿勢につながっており、佐々岡監督は「あの1点だけだったし、しっかり投げ切って修正してくれた」と九里をたたえることを忘れなかった。

九里は勝負強さを見せた。2回先頭の村上に四球を与え、続く太田の中前打で無死一、三塁。ここから後続3人を抑えて切り抜けた。唯一の反省は、4回先頭の村上に再び四球を与えたこと。その後1死一、三塁とされて、オスナの中犠飛での先制点につながった。

「先頭打者の村上選手に2度四球を出したことは、しっかりと反省したい。勝負をしにいったけど、結果を出さないといけなかった。そこを反省し、次に臨んでいければいい」 開幕から16試合を終えて、先発は一度も崩れていない。

先発陣は防御率2・06と驚異的。もちろん、リーグトップだ。チームとして10試合連続でQSを達成したのは、11試合連続だった20年10月以来2年ぶりだった。 先発陣が波に乗っているのは、今季から投手主将を務め、「火曜の男」も担う九里の存在が大きい。

7回1失点の好内容でも「常にチームの勝ちにつながるように…という気持ちでマウンドに上がっている。しっかり1年間通して先発の仕事をしないといけない。良くないところは修正する」と慢心する様子は見当たらない。

チームは今季初めてヤクルトと対戦した。昨季は8勝14敗3分けと同一リーグで唯一負け越した相手。昨季の日本一チームに、今回の2連戦を1勝1敗で終えられれば悪くはないだろう。佐々岡監督は「去年負け越した。

今季も戦いが始まったので、明日勝つためにみんなでやっていきます」と顔を上げた。巨人に首位を譲っても、九里の力投があったからこそ、素早く次戦に向けて切り替えられる。(河合 洋介)
[デイリースポーツ 2022 0414 10:00]

九里 熱投報われず 7回1失点!抜群の安定感も反省「先に点を与えてしまった」

「ヤクルト3−1広島」(12日、坊っちゃんスタジアム)

 広島・九里亜蓮投手の熱投は勝利につながらなかった。
 同点に追いついた直後の六回、クリーンアップとの対戦。最後は太田を見逃し三振に打ち取ると、マウンドでほえた。右腕の意地だった。

 二回は村上四球、太田の安打などで無死二、三塁の大ピンチを迎えるが、粘って無失点。だが、四回はまたも村上四球、太田安打の一、三塁から1死後、オスナに犠飛で先制を許してしまった。

 「先に点を与えてしまった。先頭打者の村上選手に2回、四球を出したのは反省して。しっかりと勝負をして、結果を出さないといけない」

 とはいえ7回で被安打はわずか2本。昨季はヤクルトに対して1勝1敗、対戦防御率6・43と苦手にしたが、見事に払しょくして見せた。

 今季3試合の登板は6回2/3、7回、7回ですべて2失点以下ながら1勝にとどまる。抜群の安定感を見せる一方で援護点は1、3、1点と恵まれない。愚痴の一つもこぼしたいところだが、投手キャプテンは違う。

 「常にチームの勝ちにつながるようにという気持ちでマウンドには上がっている。しっかり1年間通し、先発として仕事をしていかないといけないと思っている」

 “今度こそ”の思いを胸に次回登板へ向けて準備を進める。
[デイリースポーツ 2022 0421 10:00]

九里 5回6安打3失点で今季初黒星「リズム悪かった」

 「巨人3−1広島」(19日、東京ドーム)

 広島の先発・九里は5回6安打3失点(自責点2)で今季初黒星を喫した。三回、先頭の坂本に先制ソロを被弾。五回は味方の守りのミスも絡んで2点を失った。初回だけで3四球を与えて計4四死球、ボール先行の投球も目立った。「全体的にリズムも悪かったので、野手の人にも申し訳ないなと思います」と唇をかんだ。
[デイリースポーツ 2022 0428 10:00]


九里 先発28日に変更「行けと言われたところで」3試合ぶり勝ち星へ

 雨天中止で先発予定が28日に変更となった広島・九里が26日、泰然自若を強調した。「(雨は)自分で操作できることではないので。行けと言われたところで行ける準備をして、しっかりやりたい」。
 2試合連続で白星がないが、気持ちに変化はない。信条とする攻めの投球を継続し、チームを勝利に導く。
[デイリースポーツ 2022 0429 10:00]

九里無念の116球…7回無失点で勝てず 防御率はセ界トップ浮上

 「広島5−9ヤクルト」(28日、マツダスタジアム)

 試合終了の瞬間まで、広島・九里亜蓮投手(30)はベンチの最前列で仲間を信じた。逆転負けを喫した中、マウンドで示した116球の力投は決して色あせない。7回3安打無失点。「調子がすごく良かったとは思っていないが、長打のある打者も多いので、粘り強く最少失点でいけるようにという気持ちで投げていた」。役割は果たしたが、今季2勝目は手にできなかった。

 最大のピンチは、2−0の六回に訪れた。安打と味方の失策、四球などで2死満塁とされたが、塩見をツーシームで三ゴロ。場内から大きな拍手を浴びた。登板予定だった26日の先発が雨で流れ、中8日で仕切り直しの一戦は五回まで1安打投球。「行けと言われたところでしっかり自分の投球をするだけ。これからもそれは変わらない」とうなずいた。

 この日の投球で防御率は1・65に下がり、リーグトップに躍り出た。今季の登板5試合全てが自責点2以内の右腕。打線との兼ね合いがあるとはいえ、安定感を誇りながらもまだ1勝にとどまっている現実にもどかしさが募る。「チームに勝ちがつながるような投球ができるように、準備をしていくだけかなと思います」と九里。次戦こそ、流れを変える白星を手中に収める。
[デイリースポーツ 2022 0429 10:00]

救援陣“投壊”九里の勝ち星消した 中崎が島内が黒原が1イニング9失点

 「広島5−9ヤクルト」(28日、マツダスタジアム)

 広島が八回にまさかの9失点で大逆転負け。セットアッパー中崎翔太投手(29)が3連続四球で満塁とし、村上の同点打でKO。代わった島内、黒原もヤクルト打線を止めることはできなかった。球団通算4500勝に王手をかけながら連敗で本拠地マツダスタジアムでの達成はならず。首位・巨人とは今季最大の3・5ゲーム差に開いた。

 マツダスタジアムにファンの重い重いため息が充満した。

 それは惨劇だった。2点リードの八回。好投の先発・九里のあとを受け、セットアッパー中崎が登板。先頭の代打・川端はショート後方を襲ったが小園が美技で1アウト。誰もが球団通算4500勝の達成を見られると信じた。

 ところが、ここから異変が起こる。太田をフルカウントから四球で出すと青木はストレートの四球、山田もストライクは1球しか入らず四球で満塁。ざわつくスタンド。汗ビッショリの背番号21。ここで村上に中前適時打で同点に追いつかれ、中崎はKO。負の連鎖は止まらない。代わった島内は連続四球で押し出しの後、オスナに2点適時打でこちらもKO。この回3人目となった黒原も勢いを止められない。代走から出場の山崎に2死満塁から走者一掃の適時二塁打を許すと、スタンドのファンは一斉に立ち上がって帰路についた。

 この回5安打5四球で一挙9点を失った。1イニングで9失点以上は19年8月29日・巨人戦(東京ド)以来の惨劇となった。

 中崎、島内と勝利の方程式の乱調で落とした。佐々岡監督は「勝ちパターンでね、当然そういう選手ですから。こっちは信頼して送り出した。うちの勝ちの2人。失敗すれば僕の責任。切り替えて頑張ります」と話すと1分足らずで自ら会見を切り上げた。

 今季は指揮官自ら四球減を投手陣に課し、取り組んできた。ここまで26試合で63四球は1試合平均2・42個。昨季の3・38から大幅に改善され、試合前の時点でチーム防御率はリーグ1位。成果として表れていた。

 ヤクルト戦は連敗に終わった。昨季もマツダスタジアムでは2勝9敗1分けとなぜか本拠地で苦手にした相手。今季も苦戦を強いられることになるのか。信じられない逆転負けが残したモノは重い。

 29日からは前回3タテを食らったバンテリンドームで中日3連戦。前回も4連敗を止めたエース大瀬良に託すしかない。
[日刊スポーツ 2022 0511 21:13]

【広島】4連勝で首位浮上!今季阪神戦8試合で7勝1分け、先発九里亜蓮が粘投

<阪神2−3広島>11日◇甲子園

広島が阪神に逆転勝利し、4連勝で首位に浮上した。

今季阪神戦8試合で7勝1分けと負けなしだ。 昨季まで苦手とした阪神秋山から1回に幸先良く1点を先制した。

その裏、3安打を集中されて2点を失い逆転を許した九里だが、尻上がりに調子を上げた。2回以降は追加点を与えず、5回1死二塁のピンチも切り抜けた。

先発九里の粘りの投球に打線が応えたのは、1点を追う6回1死一塁。小園が左腕渡辺に追い込まれながら、3球続いたスライダーを捉えた。右中間を破る適時三塁打で同点。

さらに続く末包の浅い中飛に、三塁小園がタッチアップして勝ち越しに成功した。 7回1死満塁のピンチは九里がマルテを空振り三振。2死満塁で4番佐藤輝は代わったターリーが3球三振に切った。接戦を勝ち切って、4月18日以来の首位浮上。こいのぼりの季節が終わっても、コイの季節は終わらない。
[ベースボールキング 2022 0511 21:17]


広島、虎に7連勝で首位浮上 7回途中2失点の九里2勝目、森浦が見事な火消し

● 阪神 2 − 3 広島 ○
<8回戦・甲子園>

 広島は今季の阪神戦、1分けを挟み7連勝。

 貯金を今季最多タイの7とし、中日に敗れたヤクルトと入れ替わりリーグ首位に立った。

 広島は1点を追う6回、一死一塁で6番・小園が右中間突破の適時三塁打を放ち同点。

 続く末包は浅めの中飛だったが、三走・小園がスピードに乗ったスライディングで決勝点となる本塁へ滑り込んだ。

 先発の九里は初回に2点を失ったものの、2回以降は要所を締める投球。

 1点リードの7回は二死満塁のピンチで降板したが、2番手・ターリーが4番・佐藤輝を空振り三振に仕留めリードを保った。

 8回は3番手のケムナが連続四球と犠打で一死二・三塁のピンチを招き降板。

 それでも代わった森浦が、代打・ロハスJr.を空振り三振、続く梅野を遊ゴロに仕留め、見事な火消しでゼロを刻んだ。

 9回は守護神・栗林が締め7セーブ目(1敗)。

 7回途中8安打2失点と粘った九里は、今季初勝利を挙げた4月5日の巨人戦(マツダ)以来となる2勝目(1敗)を挙げた。
[デイリースポーツ 2022 0512 10:00]


九里 2勝目にも反省忘れず 「投げ切ってしっかり信頼される投手に」

 「阪神2−3広島」(11日、甲子園球場)

 広島・九里亜蓮投手(30)が6回2/3を8安打2失点でまとめ1カ月ぶりの白星となる2勝目を手にした。初回に2失点するももの、二回以降は粘りの投球で試合を進めた。

 七回を投げ切れなかったことが次回登板への課題。「投げ切ってしっかり信頼される投手にならないといけない。もう1イニング任させても大丈夫と思ってもらえるようにしたい」と力を込めた。
[デイリースポーツ 2022 0520 10:00]


九里の執念 今季初10Kも唇かむ「そこは悔しい」広島9年ぶり東京ドーム5連敗

 「巨人2−1広島」(19日、東京ドーム)

 広島が今季ワーストタイとなる2度目の4連敗となった。これで今季の東京ドームでは2013年以来、9年ぶりの5連敗となった。敗戦の中、先発の九里亜蓮投手(30)は7回7安打2失点の力投。2敗目を喫したが今季初の2桁奪三振でチームを鼓舞した。20日からはマツダスタジアムで中日3連戦。地元に戻り、負の連鎖に終止符を打ちたい。

 要所を締める度に、九里はマウンドで闘志をむき出しにした。マウンドで体現したのは勝利への執念。だが115球の力投も報われず、敵地での3戦目は敗戦という悔しさとともに幕を閉じた。試合後は視線を上げながらも「勝てなかったので、そこは悔しいです」と唇をかんだ。

 最後のひと踏ん張りができなかった。同点の七回、安打と犠打で1死二塁のピンチを迎えると、フルカウントから中山に低めの変化球をうまく合わせられ、決勝の中前適時打に。「相手も菅野投手。先に勝ち越し点を与えないようにと思って投げていたのですが。ああいうところでしっかりと踏ん張れるような投手になれるように」。懸命の投球も、相手に軍配が上がった。

 それでも、菅野と緊迫した投手戦を演じた中盤までの投球は、決して色あせない。初回は丸、ウォーカーを連続三振に斬る上々の立ち上がり。二回は連打で無死一、二塁とされたが中島を遊ゴロ併殺。続く大城から内角直球で見逃し三振を奪うと、声を張り上げた。
 1点リードの三回2死一、二塁から吉川の適時内野安打で同点とされたが、続く岡本は空振り三振。六回は2死二塁でポランコを迎え、バットの空を切らせると、右手で力強くガッツポーズを繰り出した。慎重かつ大胆に攻める、らしさ満点の投球に佐々岡監督は「7回2失点、よく粘ったと思うし試合をつくってくれた」と投手主将の奮闘をたたえた。

 10奪三振は今季初。「あまり三振を取るとかは考えていない。自然と取れる分にはいいかなと。ストライク先行でいくことによって(投球を)優位に進めていけると思うので、継続してやっていきたい」とプラスに捉え、主導権を握った投球を次戦でも披露する。

 この日は申告敬遠を含む2四球。試合前時点で、巨人戦は今季3試合で11四球と制球に苦しんでいただけに、収穫にもなる。「チームの勝ちにつながるような投球ができるように、がんばりたい」。チームは東京ドームで9年ぶりの5連敗。打線の援護があれば…という展開だったが、女神がほほ笑む日が来ると信じ、次こそ白星をつかみ取る。

 ◆9年ぶり…東京ドーム5連敗 広島の東京ドーム5連敗は、1分けを挟んで6連敗した2013年以来、9年ぶり。この年は開幕戦だった3月29日に同球場で敗れ、同30日は引き分け。以降、同31日から7月24日まで5連敗をした。
[デイリースポーツ 2022 0528 10:00]

石原慶幸氏 粘りきれなかった九里 次回のリベンジにつなげる

 「広島3−6ロッテ」(26日、マツダスタジアム)
 広島・九里は五回途中降板、6失点で3敗目を喫した。二回、五回の場面ではそれぞれ先制点直後、同点に追いついてもらった直後の失点となった。

 こういうところで抑えることができれば、流れを自軍に持ってくることができる、というセオリーに照らせば、残念ではあった。

 ただ、ここまでの登板を振り返っても、まだ2勝というのが少なすぎるように感じられる、内容のある投球を続けてきた。また、粘り強く投げられる投手でもある。

 この日に関して言えば、そこで粘りきれなかったと言うしかないが、やはり対戦の少ない交流戦の難しさが、投球に影響を及ぼした面はあるだろう。ただ実績もあり、反省点もつかんでいるだろうから、次の投球につなげてくるだろう。

 チームは交流戦最初のカードを負け越して、27日からソフトバンク戦に臨む。まずは好調を維持する打線がこれまで通り、つなぎに徹して先に点を取り、優位に進められるかがカギとなる。
[デイリースポーツ 2022 0528 10:00]

九里 今季最短4回1/3KO ロッテアレルギー6戦3敗、影潜めた攻めの投球

 「広島3−6ロッテ」(26日、マツダスタジアム)
 広島は投打がかみ合わずロッテに敗れ、交流戦開幕カードで負け越した。誤算だったのは先発・九里亜蓮投手(30)で、4回1/3を投げて8安打6失点(自責点5)で今季最短KO。6失点も同ワーストとなり自身2連敗となった。チームは27日から敵地に乗り込みソフトバンクと3連戦。チーム一丸となり、悪い流れを断ち切りたい。

 交代を告げられると、九里は小走りにベンチへ戻った。周囲からの期待に背を向けてしまった事実。今季最短でのKOとなり、試合後は反省の言葉を並べた。「チームが勝てる投球をしないといけないのに、早い回で降りてしまった。中継ぎの投手に本当に申し訳ないと思います」と唇をかんだ。

 初回こそ三者凡退の立ち上がりだったが、二回以降は相手に主導権を握られた。1点リードの二回は無死一塁からレアードに左翼スタンドに被弾。逆転2ランを許し、続く三回は1死一、三塁でマーティンの右前適時打で1点を追加された。打線が四回に同点とし、迎えた五回。ここで相手打線を封じれば自軍に流れが傾くところだったが…踏ん張りがきかない。

 先頭・中村奨への四球を皮切りに1死一、三塁と攻められ、レアードと角中に連続適時打。再び1死一、三塁からエチェバリアの左犠飛で一気に3点を失い、ベンチからタオルが投げられた。三回の失点も1死からの四球が引き金だ。「失点は結果、四球が絡んでいる。そこは見直さないといけないですし、映像を見直した上でしっかり投げられるように」と制球面の改善を誓った。

 球数は降板の時点で97球。追い込んでからファウルで粘られ、球数を費やした。攻めの投球が影を潜め、四球が得点に絡む悪循環で今季ワーストの6失点。佐々岡監督も「球数も多くなって、リズムも悪い。きょうはそこでしょう。ボール、ボールで入ったり」と苦言を呈した。

 試合前時点で、右腕は交流戦で通算19試合に登板して4勝4敗。特にロッテ戦は過去5試合で2敗を喫していた中、これで6試合で勝ちがなく、3敗目となった。

 前回19日の巨人戦では粘りながらも、同点の七回に勝ち越し点を献上。昨季はリーグ最多勝に輝いたが、ここまで勝ち星は2勝と思うように軌道に乗れない。「チームが勝てる投球をするだけなので。映像を見直して反省するところはして。次、しっかりとした投球ができる準備をしたい」。次戦こそ、投手主将という肩書にふさわしい投球を示す。
[デイリースポーツ 2022 0604 10:00]

九里、3年ぶり交流戦白星 毎回ランナーも粘投 5回2/3を3失点

 「広島6−3日本ハム」(2日、マツダスタジアム)

 気迫を前面に押し出した。闘志をむき出しにして腕を振った広島・九里が、苦しみながら5回2/3を8安打7奪三振3失点で3勝目をつかみ取った。「中継ぎの抑えてくれた投手に感謝です」。頼もしい仲間に向けて言葉を紡いだ。

 攻める気持ちを強く持ち、上がったマウンド。立ち上がりから直球を軸に投球を組み立てた。中村奨とは昨季完投勝利した5月19日・巨人戦以来のコンビ。毎回走者を背負ったものの、若鯉を信じ、ミットを目がけて無心で腕を振った。

 今季は開幕から無四死球だった登板がない。この日の登板を前に思い出したのは前2軍監督で、現オリックス・水本ヘッドコーチの言葉だ。

 「四球を出すのはフォームどうこうではなく技術不足だと言われたことがあった。言い訳で逃げるのではなく、自分と向き合えという意味で言ってくださったと思っている」

 ストライクゾーンで勝負するのがスタイルだ。「初回からしっかりと強気の攻め。気合いが入った投球は見せてくれた」と佐々岡監督。原点回帰して白星を手繰り寄せた。
 19年以来となる交流戦勝利で、自身の連敗も「2」で止めた。「回を投げ切れるように。1イニングでも投げられるように、しっかりやりたい」。背番号11は力強く言った。
[デイリースポーツ 2022 0611 10:00]


九里 無援に泣いて4敗目 指揮官は粘投6回2失点を評価も制球力修正を求める

 「楽天4−1広島」(9日、楽天生命パーク宮城)

 中盤の勝負所で踏ん張りきれなかった。0−0の四回。広島・九里亜蓮投手(30)が1死満塁から2点を失った。序盤は粘りの投球を続けてきたが、ついに捉えられた。

 「球数も多く、リズムもあまり良くない中で先に失点してしまった」

 3本の単打で全ての塁が埋まると、武藤に先制の中犠飛。続くピンチでは西川に右前適時打を浴びた。打たれたのは低めの変化球。失投ではないものの、巧みなバットコントロールでさばかれた。

 岸は立ち上がりから球威があり、制球力も安定していた。それだけに1イニングで複数失点したことに悔しさが募る。「1点でも少なく抑えられるように、最少失点でしっかりいけることがベスト」と言葉を紡いだ。

 6回8安打2失点で4敗目を喫した。佐々岡監督は「6回2失点ということであれば」と粘りの投球を評価しながらも、「3−2というカウントが多くなってリズムよく投げられていなかった」と制球力の修正を求めた。

 交流戦は3試合に登板し1勝2敗。7回まで投げた試合は一度もなかった。九里は「しっかりと自分の思ったところに投げられるようにやっていければ」と課題を口にした。17日から再開するリーグ戦。長い回を投げ抜き、先発の柱の一人として存在感を示す。
[日刊スポーツ 2022 0615 18:53]

【広島】今季初のサンデー九里でリーグ再開「真っすぐの軌道や強さを意識」浮上へローテ再編

広島は先発ローテーションを再編し、リーグ戦再開を迎える。17日から首位ヤクルトと3連戦(神宮)。好相性の九里亜蓮投手(30)はこれまでの週前半から今季初の中9日を空けて、第3戦、19日の日曜に回る見込みだ。第1戦は大瀬良、18日の第2戦は森下。直接対決で10・5ゲーム差を少しでも縮めるため、右の3本柱で勝負する。日曜登板の続いたアンダーソンは23日阪神戦(マツダスタジアム)が濃厚となった。

  ◇   ◇   ◇

交流戦優勝、リーグ首位のヤクルト打破へ、九里が勝利の使者となる。14日に横山投手コーチが九里のヤクルト戦への編入について「そういうことでしょう」と示唆。一夜明けた15日のマツダスタジアムでは、大瀬良が先発2日前メニュー、森下が同3日前メニューをこなしたことから、3連戦のローテが明らかに。九里は19日の3戦目に先発が見込まれる。

12日西武戦はアンダーソンが3回途中6失点と乱調。これまでのローテ順なら次回は19日となるが、ヤクルトキラーの九里に白羽の矢が立った。今季は2度対戦し、計14回で1失点、防御率0・64はカード別で最良。ただ、好相性の話題を向けられても「全然感じない」ときっぱり。対策にも「まだ特に何も考えていない」と受け流し、まずは自身の投球に全力を注ぐ。

前回9日の楽天戦は6回2失点と好投。打線の援護なく4敗目を喫したが、安定感が光る。登板がこれまで週前半から日曜となり、今季初の中9日となる。「期間がいつもより空く。しっかりと、真っすぐの軌道や強さを意識真っすぐの軌道や強さを意識して。期間がある分、ウエートの回数を増やして違う刺激を入れながら」。調整リズムが変わってもプロ9年のキャリアを持つ右腕は動じない。

3年連続の最下位に終わった交流戦では貯金6が消え、借金2を抱えてしまった。おまけに再開するリーグ戦最初のカードが勢いのある首位ヤクルト。10・5ゲーム差をこれ以上広げるわけにいかない。今季初のサンデー九里が、良い流れをもたらす。【前山慎治】

○…前回12日西武戦で3回途中6失点と炎上した広島アンダーソンは、中10日で23日阪神戦の先発が濃厚となった。映像で乱調の原因を探ったといい「忘れたいね。悪かったところは忘れて、次に向かいたい」と気持ちを切り替えた。「いつもと同じように準備をする。あと数日あるから“普段と同じ”を大事に(調整)したい」。自身初の阪神戦に向け、時間をかけて復調する。

○…広島中村奨は西川が離脱している間に成長を図る。登録は捕手ながら今季から本格的に外野手に挑戦。ここまで先発は捕手2試合に対し、外野は8試合。「(高卒5年目で)もうゆっくりしていられる年数ではない。今あるチャンスをものにできるように。(西川)龍馬さんが戻ってきても一緒に試合に出られるようなレベルまで達したい」。代役から定位置奪取を狙う。

◆広島の予想先発ローテーション

▽ヤクルト3連戦(神宮)

17日ヤクルト、サイスニード−広島大瀬良

18日ヤクルト小川−広島森下

19日ヤクルト石川−広島九里

▽阪神3連戦(マツダスタジアム)

21日広島床田−阪神西勇

22日広島遠藤−阪神ウィルカーソン

23日広島アンダーソン−阪神ガンケル
[デイリースポーツ 2022 0811 10:00]

九里勝因は?安仁屋宗八氏「三回からの強気の直球勝負」

 「広島4−1ヤクルト」(10日、マツダスタジアム)

 広島・九里亜蓮投手(30)が6回5安打8奪三振無失点で先発として69日ぶりの5勝目を挙げた。デイリースポーツ評論家・安仁屋宗八氏(77)は「収穫を得られたマウンド」と投球内容を評価。右腕について「この姿勢でチームを引っ張って欲しい」と、さらなる活躍を期待した。
  ◇  ◇
 九里の勝利はもちろん褒めるべきだが、それ以上に収穫を得られたマウンドではなかっただろうか。この日は立ち上がり、フォーク、スライダー、カットボールなどを多投し、それがなかなか決まらないため二回まで3四球など、球数が増えていった。

 4日のDeNA戦ではノーゲームとなったが、四回途中までパーフェクト。この時は直球主体で押せていた。そしてこの日、ヒットにはなったが三回、村上に内角の直球を投げ込んだあたりから、投球内容が変わった。

 球速にかかわらず、強気の直球勝負が投手には求められるし、それが中盤以降の好投につながったことは実感できたはずだ。投手キャプテンでもあり、床田、アンダーソンらを欠く今、九里にはこの姿勢でチームを引っ張って欲しい。

 八回に投げたターリーは4点リードにもかかわらず走者を気にしすぎてリズムを崩した。点差に応じた投球ができれば、素晴らしいボールがあるだけにもっと活躍できるはずだ。
[デイリースポーツ 2022 0811 10:00]

九里69日ぶり5勝目 愛息から「最近、見ないね」で発奮6回0封 チームに8月初連勝

 「広島4−1ヤクルト」(10日、マツダスタジアム)

 広島・九里亜蓮投手(30)が先発として69日ぶりの5勝目を挙げた。6回5安打8奪三振無失点の力投で、ヤクルト戦は今季初白星となった。7月中旬には自身の復調も期して中継ぎとしてのマウンドも踏んだ右腕。ベンチとファンの期待に応え、チームを8月初の連勝、4カードぶりのカード勝ち越しへと導いた。

 気迫を前面に押し出して、九里は最後の力を振り絞った。六回2死一塁でオスナを三ゴロに仕留めると、グラブを叩いて感情を表した。6回5安打8奪三振で無失点。先発では6月2日・日本ハム戦(マツダ)以来、69日ぶりの白星だ。蓄積したもどかしさに別れを告げる、再出発の勝利。「勝てたことが素直にうれしい」。試合後に交わした仲間とのハイタッチが心を潤してくれた。

 初回は1死一、二塁で村上を一ゴロ、2死二、三塁からサンタナを中飛に打ち取って何とか無失点。二回も先頭からの連続四球でピンチを招いたが、得点は与えなかった。

 球数は二回を終えて46球。過度な慎重さから、リズムに乗れなかったが「自分の中で大胆に行けていない部分もあった。磯村といろんな話をしながら。考えながら配球してくれた」と磯村に感謝し、三回からは主導権を握った。流れを渡さず116球の力投で勝利への下地を整えた。

 前回4日のDeNA戦(横浜)では先発して四回途中まで完全投球を披露していたが、降雨ノーゲーム。好投しても白星がつかめず、かみ合わない日々が続いた。7月17日の巨人戦(東京ド)では3年ぶりに救援登板して復調のきっかけを探るなど、自身と向き合ってきた。

 そんな中、先日は愛息から「最近ヒーローインタビューで見ないね」と言葉を掛けられ奮い立った。「何が何でも抑えて、ここに立ちたいと思って投げていました」。ファンと息子に勇姿を届けた。

 佐々岡監督は「不安定な立ち上がりでしたが、三回以降は何とか粘ってくれたかな」と評価しつつ「もっとリズム良く、ストライク先行でしょうね」と立ち上がりから隙を見せない投球を要望した。

 床田、アンダーソンと先発2枚を欠く中、前日は後輩の森下が今季初完封。「森下がいい投球をしてつないでくれた。残り試合は少ないですが、投げる試合ではチームが勝てるような投球をできるように」と九里。潮目を変える1勝をきっかけに波に乗る。
[デイリースポーツ 2022 0908 10:00]

九里 無四球6勝目 投手キャプテン31歳初登板で好投 開き直って制球難解消

 「中日2−4広島」(6日、バンテリンドーム)
 投手キャプテンは気合を前面に出して戦った。中5日で先発した広島・九里亜蓮投手(31)。四回に阿部の2ランで2点差に迫られるが、以降は連打を許さず七回2死まで追加点を許さなかった。

 1日、31歳の誕生日を迎えた。「ケーキを用意してもらって、バースデーカードももらって。家族から誕生日おめでとうと。31歳がいい年になるように、初めての登板をいい形で投げられれば」

 その31歳初登板は3連勝、しかも3連続完封でバトンが来た。調子は良くなかったが、丁寧に投げた。

 「(大瀬良)大地が戻ってきて良い流れを作ってくれたので、途切れないように。明日の(森)翔平も1軍で初先発なので、良い形でつなげることができて良かった」

 昨季の最多勝投手も今季は安定感を欠く投球に苦しんだ。思うように制球できず、慎重になるあまり球数を増やす悪循環。この日は開き直って攻めた。結果、無四球。

 「大胆にいきながら、そういう形になったのは良かった。リズムの良い投球を続けていければ」
 佐々岡監督も「ストライク先行、四球もなかった。七回は溝脇はタイミングが合っていたので、早めに代えました。あそこまでしっかりと投げてくれた」と褒めた。エースから始まった先発陣の奮闘。バトンはしっかりつないだ。
[デイリースポーツ 2022 1013 10:00]

九里 ガムシャラさは不変 「忘れちゃダメ」との“新井の教え”を貫く

 広島・九里亜蓮投手(31)が11日、“新井の教え”を継続して体現することを誓った。新井貴浩新監督(45)とは2015年から4年間、チームメートとしてプレー。現役時代の新監督には、自身の投球スタイルでもある「ガムシャラさ」を「忘れちゃダメ」と助言された。来季も“教え”通りに強気の姿勢を貫き、投手陣をけん引する。

 新たな指揮官とともに迎える来季、九里は変化ではなく不変の姿勢を強調した。スタンスを変えないのは、新監督がかつて、そう背中を押してくれたからでもある。
 ともに選手同士だった頃、新井新監督からもらった言葉が今も胸に宿っている。

 「『何歳になっても、そのプレースタイル、ガムシャラにやるところは絶対、忘れちゃダメだぞ』という風に言っていただいたのが、一番印象に残っています」

 気迫を前面に押し出し、どんどん打者に向かっていく強気の投球スタイルは、今や九里の代名詞。年齢を重ねても、その闘志を燃やし続ける大切さを学んだ。「マウンド上でポーカーフェースでいることは得意ではない。どんどん向かっていって投げるのが僕のピッチングスタイル。本当に何歳になっても、ガムシャラにやっていければ」と、らしさを継続しながら来季も腕を振る。

 その来季は、挽回の思いを抱いて臨むシーズンになる。今季は6勝9敗と白星を伸ばせなかった。この日は秋季練習に参加。「しっかりと(新井監督の)要望に応えられる準備をしないといけない。そこは自覚を持ってやりたい」。闘志むき出しの投球を貫きながら、白星を積み上げる。

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