おじsamba隊コミュのコミュニティ作りました！

ミサキさんの紹介で今日の夕方の回にうかがいました。アンケートには書ききれないほど非常に感激したので、感想を述べさせて下さい。

正直なところダンスを2時間近く観て、退屈になったり居眠りしたりしないかなーと、我ながらというか他人事（笑）ながら心配もしていたのですが、全く飽きることもなく、正に他人事でなく、「人ってこういう風に思ってるよなー」とか「人の心ってこういう風に動いたり揺れたり感じてるよなー」とか、さらには「人ってこういうものだよなー」、というように共感するシーンの連続で、まさにその「流れ」に圧倒され、感激しまくりでした。ダンスというもので、そういう気持ちになったことは初めての経験でした。

以下、印象に残ったシーンについて。

冒頭の、「波」。あのような両腕の単純な動きだけで、実際に浜辺に来た時と、全く同じ気持ちになったことに、まず、驚きました。皆さんの視線が真っ直ぐで、微動だにしなかったことも印象的です。

「抱きしめる」。誰かを抱きしめた時のあの、何とも言えない苦しくもあり寂しくもあり懐かしくもあり暖かくもある心が、お二人のソロで、見事に表現されていたと思います。

「疲れた女たち」。どこの町にも居そうな主婦たちを、こういう風にコミカルで皮肉な感じで表現する、というのは凄い発想だなーと、引き込まれました。ややもすれば陳腐な感じだけになりかねないところを、ラストの方で「こんな退屈な女たちだって、何とか明日も頑張っていくのよ！！」という感じになって、「きっと凄く練習して頑張ったんだなー」ということも思い浮かんできて、会場から自然と拍手が沸いたことにも感動しました。

「かかしの休憩」。男性陣の皆さん、カッコ良かった！！　演劇っぽい部分も楽しめました。　あと何故か冒頭のお爺さんお婆さんのシーンで、ホロっ、と来ました。懐かしい故郷、そんな感じだからでしょうか。

あとタイトルが分からないのですが、前半の、黒い衣装でライトを持っての踊り。僕はゴッホの「星月夜」という絵を思い出して観ていました。ライトの動きと皆さんの踊りによって、「シーン」という音が聞こえるような静けさのなか、星が降ってくるような気がするあの気持ちになりました。

「海」。波の中をソロで踊る川島さん。波の中をあっちをふらふら、こっちをふらふら、時には足を取られたりして、纏わりついてくるものに惑わされたり、人間ってこういうものだなー、と感じ入っていたら、最後は波の中へ。海の中へ、波の中へ、「最後はそこに戻っていく」。　そういう感じが僕はしました。

そして、その後、その波の中に皆さんが入って来られ、どう踊るのかなーと思ってたら、せーの、っと只、右腕を高く上げたあの瞬間。たったそれだけの動きで、言葉にはならない色んなメッセージを感じました。敢えて言葉にすると、「だいじょうぶ、まだ。また始まる。始められる。立ち上がれる。みんな一緒に。」そんな風に勇気づけられる思いがしました。

こういう表現活動を継続されていくのは大変なことだろうと思いますが、ぜひ続けていって頂きたいものだと思います。次回も楽しみにしています。今日は本当に素晴らしいステージを、ありがとうございました。

>>[1]
このたびはご来場ありがとうございました！
ダンス関係者ではない人が、こういう舞台を見てどう感じるか、ちょっと心配しておりましたが、色々感じていただけた用で嬉しく思います。
そして、丁寧なご感想、「うん、うん！」と、思わず頷きながら読みました。
出演者の皆さんが読んだら、きっと喜ばれると思います!

あららさん、初めまして！おじサンバ隊主宰の川島真紀です。

この度は、全く知らない者達が出演しているダンス公演に足をお運び頂き（これはなかなか難しい事だと思ってるので）、その上このような素敵な感想を書き込んで下さり、誠にありがとうございましたm(__)m

もう、嬉しいの一言です！！

このように感じて頂ける方がいらっしゃるというだけで、とてもとても励みになります！！

作品を作るというのは、出演者皆の協力無しでは絶対に成し得ない反面、非常に孤独な作業でもあります。プレッシャーもかかります。

しかし今回、『ぜってーやってやる！！』みたいな気持ちを常に持ち続けて、なんとかなった事実が、ある意味、この舞台のテーマみたいなものになったのかもしれない、とも思いました。

また次回も、ネタ（お笑いみたいですね）が貯まって、今ならやれる！と思ったら必ず開催します。
そして私も精進し続けますので、どうぞまた、足をお運び頂けたら幸いです！

本当に、本当にありがとうございましたm(__)m