発達らいふコミュの発達障害のためのインプロ講座

大人になると発達障害の人は、表情や動作という非言語的情報（主にコミュニケーション）について学ぶ機会が、ますます減ることが気になっていました。

この種の能力は学校の成績に表れにくく、かつ個人差が大きいものです。
しかしながら、就労などの社会生活において重要な能力です。

ゆっくりでも自分で学習していける人がいいのですが、そういう人ばかりではありません。
言語と非言語の能力のギャップが大きいと、状況に不適切な発言をしやすくなり、トラブルを引き起こしやすくなることも少なくありません。

特性だから仕方ないという考えもあるでしょうが、一方で、ゆっくりでもできることをしたいという当事者もいるでしょう。

とはいえ、勉強勉強しているものはしんどいものです。

「何人かで集まって、遊び感覚で大人ができるようなものはないだろうか？」

そんな問いに答えになりうる可能性を感じたのがインプロでした。

インプロは、即興劇のことなのですが、そこから教育分野に派生する応用インプロというものがあります。
これが、発達障害にどうも良さそうだということで、インプロに関わり続けて３年目になりました。

西洋の薬に対して、東洋の漢方薬があるように、
インプロも漢方薬のようにじわじわと生活に活きてくるものです。

ADHDの人にはマルチタスクへの練習
ASDの人にはメタ認知
に穏やかですが刺激を与えてくれる可能性を感じています。

当事者の人には、少し負荷の高い内容もある気がします。
ただ、私だけではその区別や、よりよい実施方法が作り出せそうにはありません。

そこで、教育者の方や支援者の方を巻き込んで、発達障害者の応用インプロ講座を作ろう、という企画を立ち上げました。。
この企画では、講座のと研究が並行して実施することにより、講座の内容を書類へまとめることを意図としています。

言語化、視覚化された情報により、発達障害の方の就労や生涯発達へ寄与するものと期待しています。

そのような想いから、発達障害向けの応用インプロを作ろう、という企画を進めています。

発達障がい支援のコミュニケーション講座を開きます！

サイト：https://readyfor.jp/projects/hattatsu_life

一般の方にご理解を得やすいような形で書いた文章がクラウドファンディング「ready for」にあるので、こちらもご覧ください。