孫崎亨・広原盛明・色平哲郎達見コミュの【色平哲郎氏のご紹介】エジプトから見た中東情勢は　カイロ大学講師アマルさん　長野で３０日講演

【色平哲郎氏のご紹介】
エジプトから見た中東情勢は　カイロ大学講師アマルさん　長野で３０日講演

パレスチナの地にイスラエルが武力で国家を樹立してから７０年の今年。
住み慣れた土地を追放されたパレスチナ人にとって、イスラエル建国は
今日まで続く悲劇の始まりである。
混迷する中東情勢の原点とも言えるパレスチナ問題をどう見るか。
エジプトのカイロ大学専任講師アマル・レファートさん（４９）
が３０日、長野市の市生涯学習センターで講演する。

多くの難民が暮らすパレスチナ自治区ガザでは、７０年前の「大惨事（ナクバ）」
を思い起こし、３月末から「帰還行進」の抗議デモが行われた。
その最中の５月、トランプ大統領が在イスラエル米大使館のエルサレム移転を断行。
「イスラエルの占領を正当化する挑発」と受け取られる政策に、
緊張は一気に高まった。
デモ隊の抗議にイスラエル軍が発砲、多数の犠牲者が出るなど
国際社会にも衝撃が広がっている。

アマルさんは１９９７年から２００３年、信州大に留学し
日本文化史や宗教史を研究、県内外に知人も多い。
４月から東京都内に滞在し論文を執筆中だ。
講演会は県内の有志が企画した。
アマルさんは「アラブ社会の一員としてパレスチナの歴史と現状を話したい」
と言う。

演題は「エジプトから見た中東情勢ー＜大惨事から７０年＞」。
午前９時半から。
参加費千円。
問い合わせは井上さん（電話０８０・５１７７・１７０２）へ。

（信濃毎日新聞　２０１８年８月２１日）