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袴田茂樹 ゼミ の会コミュの袴田ゼミ・ロシア情報トピックス

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本屋で立ち読みしていると、たまに袴田先生の文章などを発見し、襟を
正すことがあります。(レジに行くかどうかは別)

そんな“偶然の発見”を共有できたらと思い、トピ作成させて頂きました。

コメント(6)

ゼミOBの宮澤淳一さんがNHK教育テレビ「知るを楽しむ 私のこだわり人物伝」 で
グールドを語る。放送自体は過去(08年5月)のものですがYouTubeで閲覧可能です。

http://jp.youtube.com/profile_videos?user=Waylinn&p=r

「グレン・グールド――鍵盤のエクスタシー」
http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200805/tuesday.html

宮澤淳一氏HP
http://www.walkingtune.com/news.html

青山学院大学総合文化政策学部
http://www.aoyama.ac.jp/new_faculty/ssi/faculty.html

『グレン・グールド論』春秋社 ISBN 4-393-93757-0
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-93757-0/
読売新聞の大学広告特集に
袴田先生が出ています。

http://www.yomiuri.co.jp/adv/agu2008/

ご覧あれ!
8月8日付日本経済新聞朝刊文化面(最終面)にソルジェニーツィン氏
への追悼文を寄せています。

ソルジェニーツィン氏を悼む――青山学院大学教授袴田茂樹氏。

真の精神性を追求

 二十世紀の世界に最も強いインパクトを与えたロシアのノーベル賞作家アレクサンドル・ソルジェニーツィンが八十九歳で亡くなった。
 彼の作品『イワン・デニーソヴィチの一日』の主人公シューホフは、強制収容所で皆がノルマ用の手抜き仕事をしている時も、ひとり黙々と誠実にレンガ積みをする不器用な男だ。しかしその誠実さの中に、彼は静かな満足と生きる意味を見出していたし、そこには精神的強靭さも秘められていた。そしてこれは、ソ連体制下で弾圧に抗して毅然と生きたソルジェニーツィン自身の姿でもあった。
 彼は『収容所群島』などでソ連体制に真っ向から挑んで弾圧され、一九七四年には国外追放になり米国に居住した。六〇年代初めの作品はフルシチョフにも高く評価されたが、六〇年代半ばにはサハロフ博士と並ぶソ連の代表的な反体制知識人となった。私は六〇―七〇年代にモスクワで留学生活を送ったが、当時共産党支配にうんざりしていたソ連知識人の間では、彼は英雄として熱烈な支持を受けていた。そして禁書とされた彼の作品は非合法のタイプ刷りで流布し、隠れて広く読まれていた。
 ソルジェニーツィンは七〇年代にはロシアの深い精神性を重んじるスラブ主義者としてロシア正教会に帰依し、民主主義よりもロシアの君主制や専制体制をより高く評価するようになっていた。彼はソ連体制を批判しただけでなく、欧米の政治・文化も、あまりにも物質主義的、功利主義的であると厳しく批判した。
 九一年にソ連邦が崩壊し九四年のエリツィン時代に母国ロシアに帰国した。しかし彼が目にした新しいロシアは、オリガーキ(新興財閥)支配のもとで混乱し、精神的にも退廃していた。彼は欧米化を目指して大きな混乱を招いたエリツィン大統領の民主化政策に深く失望した。一方、二〇〇〇年以後のプーチン大統領の政策には強い支持を与え、プーチンも彼に国家勲章を与えた。
 ソ連体制打倒に命を懸けたソルジェニーツィンと彼を弾圧したKGB出身の大統領が結びつくことに歴史の複雑な綾を感じる。プーチンは西側では、民主主義の後退とロシア民族主義、大国主義の復活ゆえに批判されている。ロシアには独自の精神性があり、それを背景とした強い体制が必要だとするソルジェニーツィンが、エリツィンを厳しく批判しプーチンを賛美したのは不思議ではない。
 彼のプーチン体制美化にはいろいろ批判もあるが、身を賭して共産党体制と闘い、現代世界に真の精神性を復活させようとした情熱は、まさに二十世紀の巨人と呼ぶに相応しい。深い敬意を表するとともに、ご冥福をお祈りしたい。

【関連】欧米流の改革路線批判 袴田茂樹・青学大教授に聞く
2008年8月4日付東京新聞夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008080402000237.html
意見広告「対露領土交渉の基本的立場を崩してはならない」
http://www.jfir.or.jp/j/pr/em_pr/090511.pdf
財団法人日本国際フォーラム
黙って下の「ゾーン」を目指して。


タルコフスキー映画祭2010
http://www.imageforum.co.jp/tarkovsky2010/Site/Top.html
新潮社のフォーサイト3月号で、パステルナークの『ドクトル・ジバゴ』を肴に文学に於ける古典と翻訳について論考を寄せておいでです。

p.100 ブックハンティング・クラシックス
(邦訳)『ドクトル・ジバゴ』がそれでも「古典」である理由

http://www.shinchosha.co.jp/foresight/

フォーサイトも次号で廃刊です。都市出版の外交フォーラムも仕分けされてしまいましたし、寂しくなります。

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