１０人１０色の出産物語コミュの優華へ

あなたは 平成8年11月9日に 沢山の人に祝福されて産まれました

高校一年生になった今 顔を合わせれば口論になってしまうけど ホントは幸せになって欲しいと強く思っています

あなたがおなかにいるかもと思ったのは3月ぐらいそしてすぐつわり

この世で嫌いなことのベストテンに吐くことが入ってるんだけど それはそれは しんどかったです

でも仕事中は耐えて 仕事終わったらトイレへ、という日々がしばらく続き34週まで頑張り抜きました
そして産休に入りました。
沢山散歩したり、可愛い子が産まれますようにとトイレ掃除を頑張ったりしてました。

予定日は10/31だったのに全く産まれる気配のないあなたに、そんなにママのお腹が居心地いいの？と語りかけたものです

そして予定日から一週間たった7日の早朝 鈍い痛みに いよいよ 陣痛がきたと早合点し 入院バッグをもって 産院へ

まだまだやから帰宅を命じられ パパは仕事にいくことに
一人の時に産まれたらどうすんの？と頭はパニック でも 陣痛の間隔は依然不規則で 仕方なく家に帰りました。

元々痛みに弱いたちなので その日の夕方 こんなに痛いのに 真夜中に産まれたら大変と8日の朝 再度産院へ
まだ家にいてても大丈夫といわれたのに 半ば強引に 入院しました

パパはホントは血とか見るん怖いし ママが痛がってるとこ見たくないという理由で立ち会いたくないといってました

でもママに丸二日間 付き添って ママが痛がってるすがたにも 免疫がつき がんばれって励まし続けてくれて 結果的には バッチリ立ち会ってくれました

分娩所要時間というのは 陣痛が10分間隔になってから、産まれるまでの時間を言います。

私の場合 予定日を9日も過ぎて 大きくなってたせいもあり なんと40時間55分かかりました

金曜日の朝 5:55に 10分間隔に なり 土曜日の晩の 10:50まで かかった訳です
あまりに お産の進みが遅いので 子宮を柔らかくする注射を ３回
夕方には 陣痛促進剤までうたれてしまいました

少し抵抗はあったものの 選択の余地はなく されるがままに 文字通り パパと二人三脚で お産に立ち向かい 20:00子宮口9cm 21:40全開大になり やっと分娩台へ移動
22:05に破水しました

今思うと一時間以上も あの最大級の痛みに よく耐えたなぁと思います

普通は3000gなのに あなたは3814gもあったので 正木先生が ママのお腹に馬乗りになって 情け容赦なく 信じられへん力で押しまくって 出産を助けてくれるんやけど 半分 殺されそうな痛さ

でも 大格闘の末 、 頭見えて来たよ！と言われ あともう少しと 腹をくくりました

頭でたよといわれたのに そこで 波が遠退き 頭だけで 一旦停止

思わず ここからどうやって産むんですか！と 若干キレ気味に 聞いてしまいました

その場にいた助産婦さんが 次の波がきたら 言われる通り いきんで ストップっていうたら 力ぬいてみたいな 超難しいミッション

想像するとすごい絵ですが すぐ 次の波がきて 案ずるより産むが易しで 肩がぬけると スルスルって 最後の関門を通過

22:50 無事誕生しました
ゆうちゃん（胎児名） やっと会えたね

と思わずつぶやいたことはっきり覚えてます。

ママたちを感動させてくれたよね

元気な産声に お産の疲れが吹っ飛びました

時間がかかった分 喜びもひとしおで 涙 涙の初対面でした

二重まぶたで今は亡き
山下のおじいちゃんにそっくりの優華

6才7ヶ月まで ママたちの愛情を 一身にうけて 育ち はるかとしゅんたの出産にも 立ち会ったよね
あなたが母になる時は
そばにいてその瞬間の喜びを 一緒に味わいたいと思います

ママとケンカもするけど 肝心なことは しっかり話し合える関係だと思ってます

これからもいろんなことがあると思うけど 陰ながら応援してるからね