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山下俊一コミュの2009年3月 日本臨床内科医会会誌 第23巻第5号 山下俊一

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http://takedanet.com/2011/06/post_a564.html(武田邦彦ブログ)


【放射線の光と影:世界保健機関の戦略】 山下俊一

 一方、人口あたりどのくらいの放射線発がんリスクがあるかというと、だいたい100人ががんで死ぬと、そのうちの1人は、欧米あるいは普通の国では ひょっとすると診療被曝のせいかもしれません。しかし、日本は線量が多いということから約3倍高いという報告がなされました 22)。3%と1%だから、 あまり差がないではないかと思いがちですが、たとえば、がんで年間30万人死亡するとして、3%というと9000人という非常に大きな数になります。交通 事故より多いのです。このようなリスクに対する認識が日本ではほとんど議論されてきませんでした。その結果、日本はCTを含めて医療被ばく天国となってい ます。アメリカでも実は同様のCT被ばく過剰な状況にあります 23)。

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 長崎、広島のデータは、少なくとも、低線量率あるいは高線量率でも発がんのリスクがある一定の潜伏期をもって、そして線量依存性に、さらにいうと被ばく時の年齢依存性にがんリスクが高まるということが判明しています 26)。
主として20歳未満の人たちで、過剰な放射線を被ばくすると、10〜100mSvの間で発がんが起こりうるというリスクを否定できません。CT1回で 10mSvと覚えると、年間被ばく線量を超えるということがわかります。子どもが急性虫垂炎の手術だからと簡単にCTを撮る、頭部のトラウマで何回も撮る ということが行われています。

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