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公開前の映画情報コミュの96時間

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「96時間」 Taken
 09年8月22日、有楽座ほか公開
 08年フランス  20世紀フォックス配給
 上映時間:93分  日本語字幕:松浦美奈
 監督:ピエール・モレル
 出演:リーアム・ニーソン、ファムケ・ヤンセン、マギー・グレイス
    リーランド・オーサー、ジョン・グライス、デヴィッド・ウォーショフスキー
    ケイティ・キャシディ、ホリー・ヴァランス
 http://movies.foxjapan.com/96hours/


最近、「トランスポーター3」(8/15公開)、「ゴー・ファースト 潜入捜査官」(8/29公開)、「アルティメット2」(9/19)と、毎週のように日本公開作が相次いでいる、リュック・ベッソンが立ち上げたフランスのヨーロッパ・コープの作品です。すでに続編の話も持ち上がっているとか。監督はほかに「アルティメット2」の前作を手がけています。

<あらすじ>
17歳になったばかりのキムが、友だちと初めての海外旅行で訪れたパリで何者かに誘拐される。まさに誘拐される瞬間にキムと携帯電話で話していた父親のブライアンは、自らの手で犯人たちを地獄の果てまで追い詰め、娘を奪還しようと決意し、単身パリに乗り込む。誘拐犯はアルバニア系の人身売買組織だと判明。政府の秘密工作員として活動してきた経験を生かし、単独で捜査を開始する。
(「goo映画」より引用)


恐らく、この作品は「ボーン・アイデンティティー」シリーズのアクションものを目指したのでしょう。"元工作員"の肩書きを背負った主人公が、超人的な能力で(しかも、劇中でわざわざ本人がそれをうたっている)娘を拉致した敵に迫っていきます。

このオヤジ、娘を助けるためなら、パリ中をカーチェイスで走り回って街を大混乱に陥れるくらいは序の口。命乞いする敵を何人も躊躇なく射殺したり、旧知のパリ市警幹部の家を訪れて妻を銃で脅すのも厭わない。ここまでやるとダークヒーローを通り越して、敵意まで感じてしまいます。悪事を働くジェイソン・ボーン(笑)。

しかも、ありえねーくらいに強い。十数人もの屈強な若いチンピラをバッタバタとなぎ倒す。96時間しかないのに、いつ作ったか偽造身分証明書で敵陣に乗り込み、そこで捕まって拉致されても、街を歩くようにいとも簡単に脱出する。これだけのことをやってのけて、パリから普通の乗客と一緒にアメリカに帰国する。いったいオマエは何者なんだ!?(笑)。普通なら国際手配ものでしょ。

けど、私はたまたま2、3日前に同じベッソン製作の「トランスポーター3」を観たばかり。ありえねー展開慣れしたのか、さほど気にならなかったな(笑)。

主演のリーアム・ニーソンは、まだ30代でボーンを演じたマット・デイモンとは違い、撮影時に齢56歳。ボーンのように華麗に舞い、敵を倒したいけど、車を追えば息が上がるし、マーシャル・アーツのキレはカメラワークでごまかすしかない。老体むち打つその姿はどこかで見たことが……そう、思わず重ね合わせたのはスティーヴン・セガール! 彼が藤谷文子を助けに行く物語と思えばいいでしょう(違うか)。

93分という短い尺の中で、娘が誘拐されるまで30分。残りの60分を怒濤の展開で突き進みます。その上映時間の制約のせいか、リミットまで96時間という制約のせいか、いとも簡単に犯人グループの手がかりをつかみ、敵のもとへと一直線。そのあたりはかなりあっさり目で、サスペンス的展開はありません。

真面目な映画なのですが、どうしても私は「お父さんは心配性」な「20年後のジェイソン・ボーン」が「ホステルの館」(といっても残酷シーンはなし)に乗り込んでいく、というお話に見えて仕方がなかったのでした。


私的採点:3.0点(5点満点)


           09年6月3日 スペースFS汐留

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