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コメント(1)

はじめまして。『幕末太陽伝』に言及したぼくの「日記」です。

2006年1月10日(火)
川島雄三の『幕末太陽伝』にはまっている。落語の「居残り佐平次」を中心にした翻案もの。なんてったって舞台がわが町品川だ。これでようやく、昔黒テントが品川駅の空き地でテント張って『三文オペラ』やったときに、ドスのメッキーを居残り佐平次にすげ替えた訳がわかった。品川駅は中野重治が「雨の品川駅」という詩にしているし、その詩が小寺和平の小説「吃音集団」で効果的に挿入されているし、この小説を黒テントが「ど」という芝居に仕立てている。案外「絵になる」場所だったのだ。
さっきウエッブで『幕末太陽伝』を検索したら映画の批評サイトに行き当たったのだが、がっかりするようなことしか書かれていなかった。この映画の面白みがわかるかどうかが階級意識のメルクマールに違いない。

2006年1月27日(金)
昨日『幕末太陽伝』。5〜6回目。名台詞を少々。

フランキー堺演ずる居残り佐平次「命あっての芋だね子種」…これからどんどん使わせてもらいましょう。

のらりくらりと勘定を引き延ばしていた佐平次、「一文もないってんだから面白いね」と開き直って、「なぁーりゆきでげしょうなぁー」…この調子しびれるわい。

相模屋伝兵衛の道楽息子徳三郎が使用人たちの花札に加わるくだりで「ぁ、やってるねぇー」…この役者いい、凄い。梅野泰清というらしい。

女郎のおそめと心中する約束になっていた貸本屋の金造(小沢昭一)匕首を忘れて、それならば剃刀でと言うおそめに「剃刀ぃやいけませんよ。刃の薄いもんで切るってぇと後で療治しにくいってぇから」…小沢昭一最高!

佐平次が「旦那、旦那ぁお侍には惜しいねぇ」と言うと、高杉晋作(石原裕次郎)が「世辞を申すな」と受け応えるところなんざ、あんた、素晴らしいでげすぜ。

たしか花田清輝が『幕末太陽伝』について書いていたなあ、と思って本をめくってみたらあった。『もう一つの修羅』所収の「幕末太陽族」。そこでは「大衆演芸を否定的媒介にする」という試みについて検討したら「失望した」とある。花田清輝が生きていた時代は、もっともっと凄い芸術作品が生まれるに違いないという予感に満ちていたからこその辛口の批評だと理解しておくことにした。

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