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怖い話で眠れなくする!!コミュの白百合(魁-KAI-@狂華さん投稿)

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これは僕が高校生の時の話。

そう高校の卒業旅行での出来事です。

怖い話とゆうよりは少し悲しいお話です。


修学旅行の場所は沖縄でした。

行った事のない場所に行ける。
それだけでワクワクするものです。

勿論旅行前に事前学習で、白百合についても勉強をさせられました。

実際あの歳の子供に学習して知識を持てって事自体間違いです。

皆上の空で旅先で何する?何食べる??楽しみ〜♪

そんな事ばかりなのが現実。


※長くなるとアレなので、その話以外は割愛させて頂きます。


数日の修学旅行の中の1日
その日は壕の体験?見学??学習の日でした。

前の日、僕は何故か冷たい空気に包まれながら眠りにつきました。

朝には何事もなく目覚め、いつも以上に朝食を食べたのを覚えています。
無自覚で食べていたのですが、ソレは周りが止めるほどの食べ方だったようです。
この時すでに何かが始まっていたのかもしれません・・・

10クラスもあったためでしょう、2つの壕を別れて見学する様でした。

後に聞いたのですが僕の行った方は整備された壕で、
もう片方の半分のクラスが行った壕は骨などが少量残っていたそうです。

勿論現地まではクラスでバス移動。

いつもははしゃいで喋るのですが、その日は何故かずっと外の景色をただぼーっと眺めていました。

バスが現地に到着。

勿論5台だけです。もう5台は別の壕に行ったのですから・・・

バスから降りガイドの方の説明を受けました。
何故か僕は何も聞こえず、ただぼーっとしていました。
まぁ殆どの学生が自分たちが話すのに夢中だったようですが(笑)

説明は短くガイドはスタスタと壕に入って行きました。

僕たちは引率の先生に言われた通りに並び、順々に中へ・・・

入口に近づくにつれて違和感・・・

誰も何も言わない。
気のせいだろうと自分に言い聞かせながら階段の様な坂の様な入口に近づいて行きました。

そして気づきました。

これは気のせいじゃない・・・と。

明らかに空気が変わるのです。
誰も何もいわずドンドン中に吸い込まれるように進んで行きます。

僕は自分の前に居た数人に声をかけ、腕を掴み

「此処から空気が変わらない?」

となるべく普通に聞いてみました。

皆笑って

「いや?普通に何も変わんなくね?」

と口を揃えて言うのです。

でも、明らかに生暖かく気持ちの悪い空気を感じていました。

それでも少し我慢をし入口近くまで来たけど耐えれない!!

「ごめん・・・無理だわ・・・先行って・・・」

とずっと入口の前から後退しウロウロ。

結局

「先生が一緒に居てやるから行くぞ」と連行されました。

勿論中は真っ暗なので事前に懐中電灯と軍手を各自持って行かされていました。

懐中電灯は足元や周りを照らすため。
軍手は岩での怪我の防止だったような気がします。

結局僕は先生に背中を押され中に入りました。

入ってしまえば、そこはもぅ肌にまとわりつく湿った空気一色でした。

「何もないだろ?大丈夫だw」と笑う先生。

何もないことなどなかったのです・・・

全身を襲う痛み!痛み!!痛み!!!
切れ味の悪いナイフで足を何度も切りつけられる感触
そして
胸を刺すような痛みと息苦しさ・・・

僕は進めなくなりました。

僕の異変に気づいた先生。

僕は声を絞り出し

「先生・・・此処昔手術かなんかしてた場所じゃない?痛みで死にそうなんですけど・・・」

確認のために懐中電灯で先生が辺りを照らすと其処には

【手術室】と書いた、過去にここでそういった行為があった証拠がありました。

それだけでも僕はどこかに逃げたかった・・・

でもそういった現象を信じない先生だった為か、皆の待機場所まで連行された。

友達が僕を待っていてくれた。

でも、其処はとても冷たい風が吹き

友達に

「ちょっと場所変えた方がいいよ」って言った途端でした。

その隣の女の子が急に意識を失い倒れたのです。

それなのにガイドは なんなの? って顔して僕らのことを見ていました。

僕は何故か辛い感情にのまれ泣き叫び崩れました。


結局僕と倒れた彼女は先に出口へ・・・

勿論ガイドは

「朝食ちゃんと食べないとあぁやって貧血で倒れるんだよね〜」と文句を言っていました。

解らない奴は!!ってかなり苛立ちながら先生に案内され出口へ

出口は軽い坂になっており沢山のツタのようなものが垂れ下がってました。

此処を出れは全てが終わる!!

僕はそう思っていた・・・

出口を出るまでも僕に沢山の人ではない人の声で

「助けて・・・」「何処へいくの?」「行かないで・・・」

警報のように鳴り響き、首は沢山のモノに絞められ、足もつかまれ

先生に引きづり出されるように出口から出ました。

倒れた子はその壕に着くちょっと前からホテルへ帰宅するまでの記憶がなくなっていました。

これで終わりだと・・・その時の僕は思っていたのです。


ですが、その晩

勿論部屋では友達と馬鹿騒ぎしまくりでした。

夜中にこんな騒げることはないですから(笑)

ある程度の時間が過ぎると各々の時間を過ごし

僕はカーテンを引こうと窓へと向かいました。

窓に映るべきはパジャマ姿に髪をツインテールしている僕

しかし、そこに居たのは戦時中のドラマでよく見る服装の女の子

身長も僕よりはるかに低く、おさげ姿でした。


????

とりあえず見なかった事にしよう。。。

そう思ったのですが、今まで各々起きていた部屋の友達が全員意識がなかったのです。

僕は半分錯乱状態になり

「貴女は此処に居てはいけないんだよ。僕らとは居れないんだ・・・」と心で念じ続けました。

そこから朝までの記憶が僕にはありません。

次の日に白百合記念館?に行きました。

そこには生々しい日記がありました。

読んでいて気持ちが悪くなることはあると思うのです。

なのに僕は何故か全てを知っている・・・・これはあの時だよね・・・

僕は僕じゃない人になっていました。

早々にそこを出て、僕は独り自分と対話をし

「君は死んでるんだよ」
「出て行け!!」
「もぅやめて・・・」

と半泣きで願い続けました。

結局彼女はその後から僕の前に現れる事はなくなりました。

きっと同い年ほどの僕らを羨ましかったのだろうか・・・と思います。

とても悲しい出来事でした。

でも、これも現実なのです・・・忘れないで居てあげて下さい。

白百合達が居たという現実を・・・


長文、乱文申し訳ありません。

ご愛読有難うございました。

コメント(6)

なんか切ない気持ちになりますね( ;∀;)
沖縄が返還された日。。。
忘れちゃいけないですね涙
ツインテールの…って。
この話の主人公?は、僕っ子の女の子ですかexclamation & question

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