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怖い話で眠れなくする!!コミュの誰かが……。 壱

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誰かが……。             壱。



こんにちは。
俺は35才のサラリーマンです。
恥ずかしながらバツイチ三年目です。
現在実家暮らしです。

この話は離婚する原因になった出来事で本当に怖かった事です。

今も思い出すと鳥肌が立ちます。

軽く前妻とのなり染めから書きます。

前の嫁とは高校の友達だったんですがその時は特に付き合いもありませんでした。

そして俺が25才の時に友達がたまたま主催した飲み会で偶然再会して意気投合し、彼女からの猛烈アタックで付き合う事になり三年間の交際を経て結婚しました。

とまあかなり普通です!!

しかし残念な事に子供はできませんでした。


俺はプログラム製作会社に務めてます。
毎日納期に追われて残業三昧で会社に泊まる事もあります。

さて…俺の身に起きた怖い事を書きます。

俺は駅から家までの間自転車に乗って仕事に通っていた。

だいたい15分ぐらいの道のりだ。

朝は家を7:15に出て帰りは18:30から24:00までかもしくは会社で泊まりだ。

あるプロジェクトで毎日帰るのが23:00になってた期間があった。
今思い出してもかなりのプロジェクトでよく間に合ったなと思い出す。

毎日クタクタで家に帰っていた。

家に帰るとご飯を用意して寝ずに待っててくれてる嫁に少し感謝していたが…

ある日家に帰るとご飯の用意もなく嫁は寝室で寝ていた。

たまにはこういう日もあるだろう…と思いカップラーメンを食べたが次の日もその次の日も家に帰ってもご飯がないし嫁は寝ていた。

次の休みの日に文句を言ってやろうと思って休みの日起きてしばらくしてから俺は嫁に

「寝ててもいいけど飯ぐらい作って置いとけっ!!」と嫁に言うと嫁は
「え?何言ってんの?」

俺「え?じゃねえよ!だから飯ぐらい作って置いとけって言ってんの!!」

嫁「………食べてるじゃん。」

俺「はあ?…」

嫁「だから毎日食べてるじゃん。」と不思議そうに言った。

俺「俺が毎日飯食ってるって?」

嫁「疲れて機嫌悪いの分かるけどさ食べてる時とか何も喋ってくれないし、その上ご飯ぐらい作って置いとけって何よ!!」

嫁は怒り出した。

よく話を聞くと俺は毎晩9時ごろに帰って来て無口だがご飯食べて風呂に入って寝てるらしかった。

それはありえない!!

その時間はまだ会社で仕事している。

嫁にその事を言うと

嫁は「えっ?怖い事言わないでよっ!!嘘でしょ!」と言って信じようとしない。
信じたくないと言った方がいいかな。

俺ははじめ嫁が嘘をついていると思ったがそんな風に見えないし、かなり正確にその時の様子を説明したから嘘ではないのだと思った。

嫁が嘘をついたら俺には分かる。

俺たちは怖くなった。

誰かが俺の代わりにご飯を食べに家に来ている?

嫁が俺と間違えるほどの誰かが……。

嫁は最近変な事がよくあると言う。

夜にチャイムがなってインターホンのカメラを見ると誰もいない事。

間違い電話が多い事。

急に寒気を感じる事。

朝家を出る時にドアの下の盛り塩を見るとひっくり返っている事。

確かに少し変だ。

どれかひとつだけならまだ理解できるがそんな不思議な事がここ最近頻繁に起きるなんてと嫁は怖がった。

1番怖いのは俺じゃない誰かがご飯を食べに来ると言う事だ。

誰かと言うより何か…。

俺は明日からまた仕事で確実に残業だしこのプロジェクトのリーダーだったから休む事はモチロン、早退すらできなかったので、もしも俺が家に帰ってきたら俺の携帯に電話する様にしろと言った。

次の日仕事をしていると嫁からの電話が鳴った。

まさか!!

と思い電話に出た。

この時、時間は21:10ぐらい。

俺「もしもし!」

嫁「もしもし?……仕事…だよね?」

俺「仕事仕事!………もしかして……来た?」

嫁「……来ている。……ご飯食べてる。」

嫁は家でご飯を食べてるのは俺じゃないとわかり小さく泣き出した。

俺「ホントか?鍵閉めてたんだろ?」

嫁「…閉めてたよ……。」

俺「とにかく今すぐ家を出ろ!!早く!俺もすぐに帰るから。」

嫁「…無理だよ。怖くて動けない…。早く帰って来て。…お願い。」

俺はすぐに会社を出てタクシーで家に帰った。

家に着いて鍵を開けて「オイッ」と叫ぶと嫁が泣きながら寝室を指差した。

俺は怖かったがドアをそーっと開けた。

すると…

誰もいない。

あれ?と思い見直したがいくら見ても変な所はない。

寝室を出て嫁に「誰もいねーじゃん!!」

嫁「さっき寝室に入るの見たもん!!」

俺「間違いない?絶対?」

嫁「絶対!!…怖いよ…引っ越そうよ…。」

俺「ホントにホントだよな?」

嫁「ホントだって!何回も言ってるでしょっ!!信じてよっ!!」

信じたいが俺はまだ確かな物を見ていないからまだ半信半疑だった。

しかもこの家に越して来たのはつい最近だしやっと落ちつき出したのに引っ越すって考えは賛成できなかった。

でも嫁はとにかく怖がってる。

「悪い冗談なら早く言って!!」と泣きながら怒鳴るくらいだ。

そのご飯を食べに来てるのは俺そのものらしくて見た目では判断出来ないらしい。

嫁は俺自体が本物かどうか分からない様子。

引っ越すのはともかく、とにかく嫁に実家に帰るように言った。

俺も少し怖かったがまだホントかどうか分からないという気持ちがあったためとりあえずは嫁抜きで1人で過ごす事にした。

次の日仕事をして家に帰ると誰もいない。

こんな感覚は久しぶりだった。

なんとも言えない寂しさだ。

嫁の存在の大切さが分かった気がした。

昔から明るくて何事にも前向きで俺の自分勝手な性格に何も言わず着いて来てくれる。

早くなんとかしないと、と思いながらインスタントラーメンをすすった。

嫁が家にいないとなると普段出来ない事をしたくなる。
男は特にそうだと思うが。

夜は遅かったし疲れていたけど俺は久しぶりにTSUTAYAにAVを借りに行った。

久しぶりにゴソゴソしたかった。

結婚も長くなると全くHもしなくなる。
性欲は無い事はない!!
する気になれないだけだ。

嫁が帰って来るまである意味の息抜きだ。

それから3日が過ぎた夜、家に帰ると電気が付いていた。

あれ?帰って来たのか?

と思いつつリビングに行くと嫁が晩御飯を作ってくれていた。

久しぶりの手料理だ。

俺は「いつ帰って来たの?」

嫁は「………………」
何も答えない。

俺はAVを出しっ放しにしてた事を思い出し嫁にバレたと思った。

嫁は昔からAVの類の物は嫌いだと知っていたから。

(ちゃんと片付けときゃよかった。)と思いながらご飯を食べた。

こんな時に下手な事を言って機嫌を逆なですると後から面倒だから。

風呂に入る前に俺はサッとAVを仕事のカバンにしまって明日仕事の帰りに返そうと思った。

風呂に入り寝た。

朝になると嫁の姿はなかった。

実家に帰ったのだろうと思い仕事に行くためドアを開けた。

ドアを閉める時に

カチャ!

と何かが足に当たった。

盛り塩を蹴飛ばしてしまったのだ。

時間はあまりなかったが俺はきちんと直して家を出た。

盛り塩を蹴飛ばした事自体縁起が悪そうだったから。

仕事をして家に帰る前にTSUTAYAに寄ってAVを返し家に帰った。
(借りてまだ一週間たってないし、まだ見てないのあったのになぁ〜)
と思いつつ家に帰ると嫁がご飯を作って待っていた。

いつもの光景だ。

俺は昨日の事があるから様子を伺う様に「今日何時に帰ったの?」

嫁「……………。」

俺はまだ怒ってんのかよと思いちょっとイラっと来たがここで喋っとかないと気まずいし飯も不味くなると思い続けて聞いた。

俺「お母さん元気してたか?」

嫁「………………。」

俺「何怒ってんだよっ。しつこいぞ!!」

と怒ると嫁はスッと立ち上がって寝室に入って行ってしまった。

俺は舌打ちをして風呂に入った。

風呂を出て寝室に行った。

嫁は先に寝てた。

なんだよっ!と思いながらその日は寝た。

朝になるとまた嫁はいない。

また実家に帰ったのか?と思いながら家を出るとまた盛り塩が引っくり返っていた。

なんだよ!またかよ!と思いながらもきちんと直して仕事に向かった。

昨日から嫁の態度が気になってたので昼休憩の時嫁に電話した。

俺「もしもし…?」

嫁「もしもし。」

俺「まだなんか怒ってんの?」

嫁「怒ってないよ!怖いだけ!……連絡しなくてゴメンね。」

俺「連絡はしなくていいけど人が話かけてんだからさ、返事ぐらいしろよ。…ご飯マズくなるだろ。」

嫁「えっ?……いつの話してんの?」

俺「…昨日だよ!昨日の夜!」

嫁「……冗談でしょ!?」

俺「…冗談って何が?」

嫁「…き……昨日は実家にいた。


俺は何言ってんだこいつと思いすぐに言い返した。

俺「嘘つくんじゃねえ!昨日も一昨日も飯作って待ってただろ!そんな嘘オモシロくないって!」

嫁「昨日も一昨日も実家だって!!お母さんに聞けばいいじゃん!!」

嫁の真剣な態度に

俺「マジ?…嘘じゃねえの?」

嫁「嘘なんかつかないよ…。やっぱりあの家なんかいるよ…。怖くて帰れないよ。」

俺は全身に悪寒が走るのが分かった。

もしかしてこれはかなりヤバイんじゃないか?と思い出した。

嫁は「家に帰っちゃダメっ!!ねっ?帰らないで!今日は実家に帰ってよ!」

俺は何年か前に孫が欲しいとしつこく言ってくる親父と大喧嘩して以来実家に帰って居なかった。

俺は嫁の前で無神経な事を言った親父をまだ許していなかったから。
当時俺と嫁は子供が出来ない事に悩み落ち込んでいた。
俺よりも嫁は自分のせいで子供が出来ないと思い込んでいたから親父の孫が欲しい発言にかなり落ち込んだ。

体に異常がないか2人で検査したが異常はなかった。

人工授精も考えたが自然にできるのを待とうと言う事になった。

しかし何年経っても子供はできなかった。

嫁はモチロン俺も子供は欲しかった。

嫁に実家にはどうしても帰れないと言うと嫁は「私の実家に来ればいいじゃん」と言ったがいつまで泊まるにしろ着替えやその他モロモロ必要だった。

怖いが一度家に荷物を取りに帰ってから嫁の実家に行く事にした。

仕事が終わり家に向かう。

誰かに着いて来てもらいたいぐらい俺は怖かった。

鍵を開けてそっと玄関を開けるとリビングから「おかえり〜」と声がした。

嫁の声だ。

普通よりも明るい感じの声に安心した俺は恐怖心が薄れ迎えに来てくれたんだと思った。

あれだけ家を怖がっていた嫁が帰りを待っててくれたと思い少し嬉しかった。

嫁は「お疲れ様。先にご飯食べるでしょ?」

俺「うん。食べてから実家行こうか?」

嫁「え?実家に行くの?」

俺「昼に電話で言っただろ!」

嫁「お昼に電話したっけ?」

俺「しただろ!何言ってんだよ!」




次は弍へ続きます。

コメント(14)

早く続き読みたい…待ち遠しいです。
ロメオさんの新作だぴかぴか(新しい)
続きが気になる
楽しみにしてまするんるん
やっぱりクオリティ高っぴかぴか(新しい)

一気に読もうと我慢してみたけど誘惑に負け読んでしまって 続き待てずにウズウズw
!!!!
続きが気になって眠れない><

最近、この…
『続きます』の先を
を楽しみに生きてる
自分が居るw

色々想像しながら(゚-゚)

楽しみにしてますわーい(嬉しい顔)

続きが気になりますあせあせ(飛び散る汗)

楽しみに待っていますねぴかぴか(新しい)

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